まるでシェアハウス

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【まるでシェアハウス】 総勢60名のシェアハウスに住んでいる 本の編集者のしんちゃんと動画編集者のかいゆうの20代半ばメンズ2人が シェアハウスの日常エピソードをお伝えするラジオです!

  1. #10 シェアハウスに潜む誘惑に勝つ方法

    10/05/2021

    #10 シェアハウスに潜む誘惑に勝つ方法

    誘惑、魅惑、困惑、当惑、惑星、幻惑、疑惑、 まじで「惑」の字には、まともな熟語がないですね。。。 なんとしても四十までに「不惑」を目指したいものです。 誘惑とかけて駄菓子屋ととく その心は、まけることもある まるでシェアハウス第10回でーす! -------------------------------------------- タイトル:「負けるべき誘惑」 「もうちょっとだけ、食べようかな」 人は誘惑とせめぎ合う。食欲、睡眠欲、下心、見栄、怠惰……。 ひとは目の前の欲求と自分の意志を、毎日のように戦わせている。 欲求に抗う。誘惑に負ける。 自分の欲求や誘惑は、基本的には悪いモノとして捉えられがちだ。欲求には「抗うべき」、誘惑に「負けないべき」とされているのには、いくつか理由があるだろう。 ひとつは、自分が誘惑に負けると、コミュニティに迷惑をかけるため。 コミュニティに属する人間は、他者との調整を余儀なくされる。 全体のために個人の欲求を抑える。社会全体のメリットを考える。 種の存続の目線からしても、「個人は誘惑に勝つべき」という意見は、比較的イメージしやすい。 もうひとつは、未来予測に基づく損得勘定がはたらくため。 人間は言語能力を獲得したとき、過去を記録し、未来を考える術を手に入れた。目の前の”今”とまだ見ぬ”未来”を比べる力を得たことで、生き抜くために、より的確な判断を下せるようになった。 良かったのかはわからない。いずれにしろ、結果として人類は過去に固執し、未来に不安を感じるようになった。皮肉なことに、「目の前の野性的欲求に従わない」選択肢は、人間の進化によって生まれたと言える。 つまり誘惑に打ち勝つとは、「いま自分がやりたいことを、未来のために否定する」こと。これはいつも、未来に向けた冷静な損得勘定であり、社会に気を遣った結果である。 今の気持ちに素直にならない。未来の自分のために我慢するーー。 理性的かつ合理的な判断。褒められたことだ。 ただ、自分の欲求を打ち消し、「誘惑に打ち勝った」と表現することに、さみしさを感じるのは僕だけだろうか。 だからこそ僕は「負けるべき誘惑」。その存在を信じたい。 100年生きねばならないこの異常な現代でも、未来を忘れ、今に身を任せることの大切さを説きたい。 僕らはもともと動物だし、そもそも今でも動物である。 いつもがいつも、今やりたいことを我慢すべきとは限らない。 いつもとは言わない。ただ、時には「負け」に振り切る姿勢が、自分らしく生きることに、きっとつながると僕は信じている。 働きつかれた平日を経て、僕はこの日曜の昼にフットサルに参加した。 2時間走り回った後、何人かで昼からビール500ml缶を開け、家に帰って担担麺をたらふく食べて、ハンターハンターを読みながら寝落ちした。 起きたときには夜。今はロールパンをつまんでいる。 「ほら」とつぶやく。 終わりかけた一日も、これはこれで、悪くないと思う。 (しんちゃん)

    7 min
  2. #09 シェアハウス 新メンバーの迎えかた

    09/14/2021

    #09 シェアハウス 新メンバーの迎えかた

    来たな新入り。 まずかいゆう。こいつがボスだ。 俺はその右腕のシン。 ここでのルールはシンプル。「仲間に優しく」ただそれだけだ。意味はわかるな? 仲間になりたきゃ、それなりのケジメ見せてもらおうか。 ……なーんちゃって、軽くいこうぜ! あ、帰り道は暗いから気をつけるんだぞ! ※誓ってフィクションです。※念のため ----------------------------- タイトル:「交差点」  齢72にして気品のある女性と仕事をしたことがある。未熟な若者の話にも真摯に耳を傾けてくれる彼女は、50歳も下の僕の業務を気遣ってくれた。別れ際にはいつも「無理しないでいいのよ」と言葉を添えて、銀色のつややかな髪でエレベーターの見送りをしてくれる人だった。  転職前、そんな彼女に最後のあいさつに行った。思い切って「生きていくうえで大切にしていること」を聞いたところ、彼女はすっと息を吸って一拍置いた後、「人とのご縁よ」と教えてくれた。言葉自体はありふれているかもしれないけれど、僕はその言葉に含められた歴史を想像して、自然と背筋が伸びた。  地球上の全員と会おうとすると、一人あたり1秒顔を合わせるとしても、約221年かかるという。僕たちはこの地球のほとんどの人と、一言もしゃべらずに一生を終える。これはいささか極端な例だったが、実際、音楽ライブや満員電車にいると、この世のほとんどは一生会わない人でできているなあ、と実感する。  「ほんの小さなボタンのかけ違いで、未来は大きく変わる」。バタフライエフェクトに代表されるこの言葉は、未来は想像ができないことを示唆しつつ、自分の選択で未来が変わることも教えてくれる。もちろん流れに身を任せていただけでも、同じように未来は変わっていくだろう。  シェアハウスに住む選択は、強い意志を持って、自分で動いて生み出した未来だ。そしてここの住人は、みなそうやって自分の未来を選択し、偶然落ち合っている。それぞれがそれぞれの人生で一歩を踏み出し、この場所で合流した事実は、奇跡と言うには照れくさい。それでもなお、「それぞれが創り出した未来の交差点」とでも表現したくなるくらい、輝く出来事に思える。  ご縁の話をしていて思い出したのが、10年前、祖母からもらったアドバイスだ。「好きな人の家には忘れ物をしなさい」。会える口実ができるから、と言われて、ふーん、孫にずいぶん大人びたアドバイスをしてくれるんだなと、妙に印象に残っていた。 今改めてこの言葉を思い出すと、その重みに身震いしてしまう。僕はこのセリフを、実の親族から言われている。祖母がどこかで選択をとちっていたら、僕はこの世にいなかったかもしれない。 (しんちゃん)

    6 min
  3. #08 シェアハウス みんなで賭ければ 怖くない

    09/14/2021

    #08 シェアハウス みんなで賭ければ 怖くない

    シェアハウスの1階リビングには大きなテレビがひとつ。 テレビを囲むL字のソファは、誰でもいつでも座れるところ。 ひとり、またひとりと増えていって、気づけばみんなで大声援。 新しい形の毎日がありました。 ここで一本。 競馬とかけてケータイととく その心は、どちらも「きしゅ」が大事でしょう ……まるでシェアハウス、はじまりでございまーす! ----------------------------------------------------------------------------- タイトル:賭けに出るとき 「努力は必ず報われる。もし報われない努力があるのなら、それはまだ努力とは呼べない」 野球界の伝説、王貞治が残したこの言葉は、今でも議論を巻き起こす。 成功者の論理だと切り捨てることもできる。一般的に成功者が弱者の論理を否定しがちなのは、世に知れたところである。ただ、「はたして自分は、本当に努力したのか?」と自問し直せる名言だとの意見もある。 他方この言葉は、「成功につながらない努力は努力ではない」という意味合いもある。王貞治はそんな高い矜持があったからこそ、実績を上げ、歴史に名を残したのかもしれないとも思う。 ただ、僕はこの言葉に首を縦には振れない。 「努力は必ず報われる」と言い切るには、世の中は運に影響されすぎている。 高校最後の大会、大学受験、就職活動……。家庭や職場の環境によって人生が変わってしまう経験は、僕自身、身の回りでもあった。 報われない努力はいくつも見てきた。世の中では「どうして…?」ということが平然と起こっているし、「なんでこいつが?」という人間が、思わぬ成功を手にしていたりする。 世の中はあまりに運に左右されすぎる。それに、いくらいい時代になったとはいっても、差別や理不尽、不義理が消えてなくなることはないだろう。 ただ僕は、努力の意味がないとは一切思わない。 たとえ結果が同じだったとしても、場当たり的に臨むのと、じっくり準備をしてからチャレンジするのとでは、明らかに違う。 事前に情報を集め、自分を磨き、不確定要素をつぶしておく。そうすれば、少なくとも会いに来てくれた運を仕留める可能性を上げられる。 人事を尽くして天命を待つ――運をつかむ、とはそういうことだろう。 賭けに出なければならない。大人の僕たちには、そういう場面がいずれ訪れる。 自分ではどうしようもないほどの複雑で大きな力。できれば、天の気まぐれに、身を委ねたくはない。 でもそんな時、僕は自分に問いかけたい。 僕は今、単に賭けているのか、賭けに「出ている」のか。 (しんちゃん)

    5 min

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