つぼねのあのね〜几帳の向こうの友がたり〜

おぎたま

★隔週水曜・夜10時、月に2回のペースで更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tuboneno

  1. 源氏物語マラソン #17 賢木〜後編〜

    2d ago

    源氏物語マラソン #17 賢木〜後編〜

    賢木・前編で大切な人との別れを経験した源氏くん。失恋は人を成長させるものであると思うのですが、彼にとってはそんなことはないようで、悲しい別れから何を学ぶでもなく、性懲りもなくあっちこっちで至らん事ばかりしでかすのです。  野宮の悲しい別れは何だったのか。六条様の涙は何だったのか。桐壺パパの愛情は何だったのか。読んでいるこちらとしては小一時間ほど問い詰めたいところをぐぬぬと我慢せざるを得ないのです。  物語はここから一気に政治的要素を含み、大きな波が立ち始めます。さあ、須磨の波とどちらが高いのか。とくと見守ろうではありませんか。  今宵もいつものつぼねにお集まりください。友がたりの始まりです。 【参考配信】 源氏物語マラソン #16 賢木〜前編〜 https://open.spotify.com/episode/6hZj1IXS9eUvzhjTIqgsEV?si=wuCqHSXOTGaK01MB9vAK-w <マラソンの心得> 1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。 2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。 3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう!  ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。※内容は諸説あります。※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。 <おぎ流あらすじ~賢木~> 光源氏23歳から25歳ごろのお話。六条様との野宮の別れ、そして桐壺帝の崩御、藤壺の出家、朧月夜との密会の露見と、イケイケどんどんだった源氏の人生に少しばかり陰が出始めます。 <時のしおり>  (00:00)  後編は桐壺パパ没後の政治劇 (02:35)  事件①藤壷サプライズ出家! (05:57)  電撃出家の理由を考察 (10:54)  桐壺パパにバレていたか否か (14:31)  追い詰められた藤壺 (17:52)  母として、藤壺の決断 (22:07)  政治的にも追い詰められ… (27:42)  事件②政敵と二つ目の密通! (31:37)  尚侍・朧月夜の状況を確認 (34:02)  増長する不倫カップル (37:09)  不憫な朧月夜パパ・右大臣 (39:40)  慌てず騒がぬ源氏くん (44:39)  源氏の宿敵・弘徽殿大后大激怒      (50:08)  政治家の才あり?弘徽殿大后の企み (54:35)  おぎポイント①「既視感!?源氏の和歌」 (58:49)  おぎポイント②「不穏!紫の上の返し」  (01:01:36)  賢木前半・投票結果&コメントご紹介 <今回ご紹介した和歌>  ●源氏より紫の上へ :浅茅生の露の宿りに君を置きて四方の嵐ぞ静心なき (おぎ訳:遠く離れてぽつんと家に居る君を想って、心が嵐のように乱れている) ●一条天皇より定子様へ :露の身の 風の宿りに 君を置きて 塵を出でぬる 事ぞ悲しき  (おぎ訳:頼るもののない寂しいところにあなたを置いて、ひとりあの世へ行ってしまうことが悲しい) ●紫の上より源氏へ :風ふけばまづぞ乱るる色変はる浅茅が露にかかるささがに (おぎ訳:あなたの気が少し変わっただけで、私の心は乱れてしまうのです。頼りない蜘蛛の糸のように) <おぎ注> 出家 :この世の生活を捨てて、仏道に生きること。平安時代の貴族にとっては社会的な死と同義。なお、我らが定子様も出家したが、その後も一条天皇に寵愛され、子供を産んだ。これは異例中の異例。  尚侍(ないしのかみ) :女性官僚として天皇の傍に仕えた。中宮になる可能性のある女御とは異なる。 弘徽殿(こきでん) :内裏の中で天皇の住まいである清涼殿にとても近い場所にあり、ここを居室とできるのは位が高い、もしくは天皇の寵愛が深いことの証。 右大臣 :弘徽殿大后と朧月夜尚侍の父。気ぜわしく、貴族らしからぬ人として描かれる。かわいそうに。 <出典> 「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系 https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html 「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/ 「あさきゆめみし 完全版(2)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190131 「あさきゆめみし 完全版(3)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190132 「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/ X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    1h 13m
  2. #53 五月のアレ

    May 27

    #53 五月のアレ

    寒い寒い冬を過ごし、春がやってきたかと思えば一瞬で過ぎ去り、そして5月。おぎは5月になるといつも思い出す「アレ」があります。「アレ」は古典文学の中でここにもあそこにもちらほらと出てきては、さわやかでほろ苦い香りを残していくのです。「アレ」を語らずしては語れないこともありまして、「アレ」のことをいつ友がたりしようか、どう友がたりしようかとウズウズしておりました。  さあ、今宵も几帳の向こうで「アレ」にまつわるあれやこれやにどうぞ耳をそばだててくださいませ。 ※今回ご紹介した部分のおぎ訳はブログにて公開致します。どうぞご一読いただければ是幸いです。 <時のしおり>  (00:00)  五月といえば!黄金週間  (03:43)  実例その1:和泉式部日記   (05:28)  おぎ訳、アレが出てきた状況 (10:08)  登場人物を整理 (12:25)  五月のアレの正体とは (15:21)  アレを見れば浮かぶ歌 (21:50)  秘められたもう一つの問い (24:23)  アレきっかけで始まる恋 (28:11)  実例その2:伊勢物語   (31:53)  おぎ訳、宴席でアレが登場 (35:00)  同じ歌で意味が違う理由 (40:16)  こっちのアレは誰得!? (41:55)  教養が試される大変さ (45:48)  言の葉2アンケート&コメントご紹介 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 <おぎ注> 和泉式部日記 :中宮彰子に仕えた女房の一人である和泉式部の書いた日記のこと。1000年代前半の成立と思われます。恋人である為尊(ためたか)親王が亡くなったところから始まる。為尊親王の弟宮敦道親王とのあれこれが記されている。なお、為尊親王と敦道親王は第63代花山天皇の異母弟であり、第67代三条天皇の同母弟である。 こどねりわらわ :小舎人童と書きます。貴族に仕えていた子供のこと。 左近の桜、右近の橘 :京都御所・紫宸殿の前庭に植えられた桜と橘の木のこと。左近・右近とは天皇の玉座から見た左右です。 伊勢物語 :歌物語のひとつで、在原業平の一代記と言われている。日本の古典文学作品に多大な影響を残した。 米津玄師さん :日本のシンガーソングライター。2018年にリリースされた「Lemon」はミュージックビデオの再生回数が9億回を超え邦楽最多。なお、本来であれば「よねづけんし」様と清音でお呼びすべきところ、誤ったお名前を連呼してしまいました。ここに訂正してお詫び申し上げます。 <参考> 2023年5月配信 「#9 あなや!な物語」 https://open.spotify.com/episode/7AN9v2NEB4K8SVhDIbFfzt?si=RKEESHlvQYKp5qOLw1VIEg <出典> 『古典モノ語り』 山本淳子 著 / 笠間書店 https://shop.kasamashoin.jp/bd/isbn/9784305709783/ 『伊勢物語』新日本古典文学大系/岩波書店 https://www.iwanami.co.jp/book/b259623.html 『和泉式部日記』日本古典文学大系/岩波書店 ※残念ながら絶版です。 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    1h 2m
  3. 源氏物語マラソン #16 賢木〜前編〜

    May 13

    源氏物語マラソン #16 賢木〜前編〜

    葵帖までを読み進める最中、私はある盛り上がりを感じておりました。それは「源氏は次の賢木で痛い目を見ればいいのだ」というムーブメントです。わがままとゲスの限りを尽くした様子を都度都度湧き出る怒りとともに友がたりしてまいりましたが(もっと平和なはずのつぼねでした…)、そろそろ痛い目を見て女君の苦しみを感じてほしいと、つぼねに集う女房・公達の皆様は思っておいでだったのではと推察いたします。  賢木といえば「野宮の別れ」が最大の山場ではありますが、それ以外にもたくさんのあれこれがぎゅうぎゅうにつまった帖でございます。どうぞ今宵も几帳の向こうの友がたりに耳をそばだてておきあいくださいませ。 <マラソンの心得> 1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。 2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。 3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう! ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。※内容は諸説あります。※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。 <おぎ流あらすじ~賢木~> 光源氏23歳から25歳ごろのお話。六条様との野宮の別れ、そして桐壺帝の崩御、藤壺の出家、朧月夜との密会の露見と、イケイケどんどんだった源氏の人生に少しばかり陰が出始めます。 <時のしおり>  (00:00)  源氏くんの人生に陰りが (03:17)  賢木は榊ですね (04:30)  六条様、遂に別れを決意 (07:26)  別れなくちゃいけない理由 (10:56)  源氏くんのお気持ち (14:53)  立入禁止!だからこそ燃えちゃう (18:44)  恋の手練れ、ハイレベル贈答歌 (24:14)  タイミングが合わぬ二人 (29:59)  六条の愛娘は当然美少女 (32:58)  斎宮に心乱れちゃう朱雀帝 (35:50)  別れを惜しむ男がもう一人  (41:39)  あの子も神に仕えることに! (48:11)  桐壺パパ最後のお願い      (53:51)  物語の潮目が変わった瞬間 (57:12)  おぎポイント①「殿方は会いにくる」 (59:56)  おぎポイント②「殿方は会いたがる」  (01:02:59)  投票結果&コメントご紹介 <今回ご紹介した和歌>  ●六条様より源氏へ  :神垣はしるしの杉もなきものをいかにまがへて折れるさか木ぞ  おぎ訳:目印もないのにどうやってここまで来たの?榊で通せんぼしてたはずなのに。  元歌:わが庵は三輪の山もと恋しくはとぶらひ来ませ杉立てる門(古今和歌集より) ●源氏より六条様へ  :少女子があたりと思へばさか木葉の香をなつかしみとめてこそをれ  おぎ訳:斎宮のいらっしゃるあたりにいらっしゃると思って。榊の葉の香りをたどって参りました。  元歌①:少女子が袖振る山の瑞垣の久しき世より思ひそめてき(拾遺和歌集より)  元歌②:榊葉の香をかぐはしみとめ来れば八十氏人ぞまとゐせりける(拾遺和歌集より) <おぎ注> 潔斎(けっさい) :斎宮として伊勢に下る前に、身を清め、清らかな生活の準備をするために、一定期間を隔離された空間で過ごすこと。 野宮神社 :斎宮が伊勢へ下る前に身を清める場ために1年間を過ごした場所。京都市右京区に今もあり、重厚感のある黒い鳥居が迎えてくれます。https://nonomiya.com/ 斎宮と別れの櫛の儀 :帝が斎宮の頭に櫛を挿して代替わりによる交代が早くに為されないように祈る儀式。 斎院 :京都の賀茂神社に奉仕する未婚の内親王、または女王。男性との面会等は禁忌であり、手が届かない存在である。 <出典> 「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系 https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html 「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/ 「あさきゆめみし 完全版(2)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190131 「あさきゆめみし 完全版(3)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190132 「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/ 「ビギナーズ・クラシックス 日本の古典 源氏物語」紫式部 角川書店/編 角川ソフィア文庫 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    1h 20m
  4. #52 ゆれる言の葉2

    Apr 29

    #52 ゆれる言の葉2

    去る4月17日のこと。とあるたニュースを耳にしたおぎはたいそう感動してしまいました。ある言葉の誕生の瞬間に居合わせることができたのですから。「物事に名前を付けること」の本質をまざまざと感じた瞬間でした。  その感動を何とかおたまに伝えようと今宵もつぼねに集うことにいたします。ここ最近、気になっていた言葉や若かりしおぎたまが当時の最先端として使っていた言葉についても友がたりいたしましょう。昨年9月に配信した「ゆれる言の葉」の第2弾です。  「若者の言葉遣いにいちいち文句を言うなんて!」というご指摘はごもっともではございますが、「違います、文句ではありません。感想であり、感動です」と言い訳をすることにいたします。    <時のしおり>  (00:00)  おぎ、大いに感動す     (03:46)  『酷暑日』誕生の経緯に興奮!  (07:16)  新語誕生のメリットは? (10:10)  似た成立の方言事例 (15:08)  『名前のない家事』について (17:57)  躍進する『えぐい』 (20:14)  言葉の世代交代なぜ起きる  (23:37)  源氏物語の『すごい』    (27:20)  苛立つ理由は“濁点” (30:32)  定着してしまった『超』 (34:29)  『超』もいずれ廃れる?? (39:04)  十訓抄回アンケート&コメントご紹介 <おぎ注> あとぜき :後塞、後堰とも。熊本地方の方言で「開けたら閉める」のこと。 大観峰 :熊本県阿蘇の展望台。雄大な景色を望むことができます。ソフトクリームがおいしいです。 離合(りごう) :「離合集散(人々や組織が集まったり、分かれたり(離れ離れになったり)することを繰り返す様子) 」ではなく、狭い道を車がすれ違うことを示す主に九州地方の方言。 <参考> #46ゆれる言の葉 (2026年9月配信) https://open.spotify.com/episode/3NzyF26awicKZV8VXUs65S?si=3ZE0SK1cRMqjV7uqE-xqJQ 酷暑日について(気象庁報道発表資料) https://www.jma.go.jp/jma/press/2604/17a/40degree_name.html 引用記事:東洋経済オンライン 「えぐい」「やばい」「すごい」に見る言葉の"世代交代" 全部ほぼ同じ意味だが"発展段階"が異なる! https://toyokeizai.net/articles/-/848154?display=b 『言語学者も知らない謎な日本語 ― 研究者の父、大学生の娘に若者言葉を学ぶ』教育評論社:石黒圭・石黒愛 著 https://www.kyohyo.co.jp/publication/detail.html?pid=205 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    51 min
  5. 源氏物語マラソン #15 葵~朝顔&若紫~

    Apr 15

    源氏物語マラソン #15 葵~朝顔&若紫~

    3か月にわたって配信いたしました葵帖、今回でようやく完結いたします。  今宵、友がたりいたしますのは、あの女君とあの女君。このおふたりのご登場を楽しみにお待ちいただいた方もいらっしゃることでしょう。  この方々は葵の上と六条御息所の争いをよそに、全く異なる立場からかの葵祭を楽しみました。彼女たちの胸にはどのような気持ちがあふれるのでしょうか?そして、今回明らかになる源氏の下衆っぷりやいかに?  今宵もおぎたまの友がたりは止まりませんよ。さあ、いつものつぼねにお集まりください。耳をそばだてるお時間でございます。 <マラソンの心得> 1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。 2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。 3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう!  ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。※内容は諸説あります。※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。 <おぎ流あらすじ~葵~>  光源氏22歳の夏~秋にかけてのお話。葵祭での車争い、六条の生霊、夕霧の誕生、葵の上の死去、若紫との結婚など、相も変わらず怒涛の展開を見せる帖です。たくさんの女君が入れ代わり立ち代わり登場しますので、頭を整理しながら読むようにしましょう。  <時のしおり>  (00:00)  葵シリーズついに完結!? (03:18)  実は登場2回目、噂の女君 (06:35)  特等席で源氏を目撃!そして‥ (10:57)  賢い立ち回りに痺れる (13:34)  葵の上亡き後、源氏くんは (18:33)  源氏が送った歌に喝! (21:40)  また比較されてしまうあの御方 (24:36)  朝顔ちゃんは距離感が上手い (28:08)  争いを知らなかったあの子 (32:30)  唐突!?「千尋」シーンの意味  (36:34)  ついに若紫結婚!なんだが  (40:58)  最高で最悪のタイミング (47:55)  若紫にかける言葉が極悪すぎ      (55:04)  結婚の形態もひどい  (01:02:56)  おぎポイント「葵の上は葵じゃない」  (01:06:38)  投票結果&コメントご紹介 参考:過去配信 源氏物語マラソン #13「葵その①〜葵の上〜」 https://open.spotify.com/episode/12SU9znMs5yyFNzngv9pkZ?si=KhczkeZSTBeMHmyxYDmGVQ 源氏物語マラソン #14「葵その②〜六条御息所〜」 https://open.spotify.com/episode/5TZEOm8JpN6BT54Hq6srKg?si=uDkiHgpxTBSV2RtFzPlI-g <今回ご紹介した和歌>  ①六条→源氏  :人の世をあはれと聞くも露けきに遅るる袖を思ひこそやれ (おぎ訳:人の命ははかないものではありますが、奥様に先立たれた源氏様がどれほどお悲しみか、お察しいたします。きっと涙の露で袖を濡らしておいでのことでしょう) ②源氏→朝顔  :わきてこの暮れこそ袖は露けけれ物思ふ秋は数多経ぬれど (おぎ訳:物思いにふける秋というのはたくさん経験しましたが、今年の秋はことさら悲しいです。露で袖が濡れるように泣いているのです。) ③朝顔→源氏  :秋霧に立ち遅れぬと聞きしより時雨るる空もいかがとぞ思ふ (おぎ訳:奥様に先立たれたとお伺いしました。霧で着物が湿るように、時雨が降る空のように、さぞかしお悲しみのことと心配いたします) ④源典侍→源氏  :はかなしや人のかざせるあふひゆへ神のゆるしのけふを待ちける (おぎ訳:「今日は彼と会う日」って神様が許してくれたから楽しみにしてたのに、あなたはよその女とご一緒ですか。あー、つまんない。) <おぎ注> 一尋: 長さの単位。大人が両手を広げた長さのこと。およそ1.5~1.8m。     千尋: とても長いことをあらわす言葉。ここでは「髪がとっても長くなりますように」というおまじないのように使われる。 三日夜餅(みかよもち): 男性が女性の家に通い始めて3日目の夜に 結婚を祝って食べるお餅。ウェディングケーキのようなモノと思っていただければ。 おばば様: 源典侍のこと。源氏物語の登場人物で、およそ60歳ほどの年齢にもかかわらず色好みの女性として描かれる。車争いの次の日に葵祭に見物に訪れ、若紫と一緒にやってきた源氏に車の場所を譲った。 <出典> 「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系 https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html 「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/ 「あさきゆめみし 完全版(2)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190131 「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/ 「源氏物語(一)」円地文子/訳 新潮文庫 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    1h 21m
  6. #51 おぎ訳・十訓抄〜事始め〜

    Apr 1

    #51 おぎ訳・十訓抄〜事始め〜

    気が付けばもう4月。信じられないことに1年の1/4が過ぎ去ったということです。このままいけばあっという間に年末になってしまうのではないか…。今年が終わってしまうその前に、昨年「仏教説話集をやる!」と有言したからには、実行せねばなりますまい。  今回初めて『十訓抄』について友がたりすることにしたのだけれど、読んでみるとあの人もこの人も登場なさっていて、仏教の十訓だなんて忘れてしまうほどの面白さ。この面白さをつぼねの皆様にもどうにかお伝えしたいのです。  さあ今宵もいつものつぼねにお集まりください。『おぎナーズ・クラシックス』の始まりです。 ※今回ご紹介した部分のおぎ訳はブログにて公開中です。どうぞご一読いただければ是幸いです。 <時のしおり>  (00:00)  有言実行の四月     (02:42)  仏教説話集って何?   (06:14)  入試によく出る『十訓抄』 (08:26)  著者はあの方の子孫かも (09:51)  10のルールが書かれとります (13:31)  元正天皇も登場!孝行息子エピ(おぎ訳)  (19:47)  気になる養老の滝  (22:56)  どこまでが本当の話なのか    (25:53)  有名人が続々!道長呪詛エピ(おぎ訳) (30:00)  土の中にあった呪物 (35:57)  十訓抄は面白話の宝庫  (39:57)  大鏡回アンケート&コメントご紹介 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。<おぎ注> 十訓抄(じっきんしょう) :1252年ごろの鎌倉時代に成立したと思われる。筆者は菅原道真公の子孫である菅原為長だという説も。仏の教えを広めることを目的として作成された。説話を10の徳目(=訓示)にジャンル分けして、わかりやすく伝える。 元正天皇 :第44代天皇。史上初の未婚の女帝。奈良の大仏を建立した第45代聖武天皇の伯母にあたる。『天上の虹』では氷高皇女として登場する。 道摩法師 :芦屋道摩とも呼ばれる。平安時代に活躍した陰陽師で、安倍晴明のライバルとして様々な説話に登場する。 藤原顕光 :道長の従兄で、右大臣・左大臣を務めた。ただかなりのうっかり屋さんだったらしく、当時の公卿からとにかく軽んじられていたらしい。『光る君へ』では宮川一朗太さんが演じられた。 <参考> 『十訓抄』岩波文庫 https://www.iwanami.co.jp/book/b245716.html 『元正天皇と養老の滝のエピソード』〜第6巻 忠心廉直を存ずべき事 第18話 より 『藤原道長と安倍晴明のエピソード』〜第7巻 思慮を専らにすべき事 第21話 より X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    53 min
  7. 源氏物語マラソン #14「葵その②〜六条御息所〜」 

    Mar 11

    源氏物語マラソン #14「葵その②〜六条御息所〜」 

    源氏物語マラソンが始まって1年と少し。つぼねの皆様、長らくお待たせいたしました。満を持してかの女君のご登場です。そう、それは六条御息所。  元東宮妃にして、サロンの女王。そして今は光源氏の想い人・・・であるはずなのに、2人はちっとも嬉しそうでも楽しそうでもないのです。これに関しておぎたまはあれやこれやと友がたりしたいことが満載です。(主に源氏への不満)  前回配信の「葵その①」では源氏物語きっての名場面・「車争い」を葵の上の目線で友がたりいたしました。而して今回は同じ場面を相手方である六条御息所の目線で友がたりしてみようではありませんか。  誇り高きスーパー貴婦人・六条様が流した涙の意味とは?物の怪が源氏に残した歌に込められた叫びとは?おぎたまの友がたりにも熱が入ります。  さあ、今宵も耳をそばだててどうぞお聞きあそばしませ。  ところで今回の収録中、しかもかのシーンについて深く友がたりしているその最中に、突如としてとある現象に見舞われ、おぎたまが大慌てしたことは物の怪のせいではないと思いたいものです。 <マラソンの心得> 1)どの現代語訳、原文を読んでいただいてもOKです。 2)途中参戦、途中離脱、出戻り、つまみ食い、OKです。 3)最後までご自分のペースでのんびり完走を目指しましょう!   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。おぎたまの妄想は、決してテストに書かないようご注意ください。※内容は諸説あります。※源氏物語を新鮮な気持ちで味わいたい方は、先に書籍を読むことを強くお勧めします。 <おぎ流あらすじ~葵~>  光源氏22歳の夏~秋にかけてのお話。葵祭での車争い、六条の生霊、夕霧の誕生、葵の上の死去、若紫との結婚など、相も変わらず怒涛の展開を見せる帖です。たくさんの女君が入れ代わり立ち代わり登場しますので、頭を整理しながら読むようにしましょう。  <時のしおり>  (00:00)  超超有名女君!六条御息所 (06:06)  仕掛けられた側の言い分 (09:51)  悩んだ末、出かけたのに… (15:17)  “思い知った”女の歌  (20:32)  六条≒愛すべき悪役令嬢?? (22:32)  悲しいほど噛み合わぬ二人 (26:52)  源氏の返歌が狡すぎる!! (32:23)  なぜ『物の怪』に成るのか (39:33)  物の怪、大いに語る (43:50)  物の怪が歌で伝えたかったこと  (46:53)  源氏くんVS物の怪 (50:48)  我に返った六条ちゃんは (56:28)  改めて、葵の死は物の怪のせいか      (01:03:56)  おぎポイント①相変わらずゲスい (01:07:14)  おぎポイント②実は桐壺パパもゲスい (01:09:07)  おぎポイント③紫式部は偉い!   (01:11:00)  投票結果&コメントご紹介 ※今回、収録のタイミングの関係で、全てのコメントをご紹介することができませんでした。いずれもありがたく拝読いたしました。感謝。  <おぎ注> 月影先生:少女漫画の金字塔である『ガラスの仮面』(美内すずえ著)に登場する大女優のこと。 <出典> 「源氏物語」岩波書店 新日本古典文学大系 https://www.iwanami.co.jp/book/b285392.html 「全訳 源氏物語」與謝野晶子/訳 角川文庫 https://www.kadokawa.co.jp/product/200801000436/ 「あさきゆめみし 完全版(2)」大和和紀/著 KCデラックス https://www.kodansha.co.jp/book/products/0000190131 「源氏物語 2」角田光代/訳 河出文庫 https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309420127/ 「源氏物語(一)」円地文子/訳 新潮文庫 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

    1h 21m
  8. #50 「光る君へ」で読む『大鏡』

    Feb 25

    #50 「光る君へ」で読む『大鏡』

    2月も終わりに近づいた今日この頃。私は興味本位で大学入試問題を解いてみました。その中で、かの名作との邂逅がありました。それは『大鏡』。たまとともに『あれは舞はじ」と地団駄を踏む福足君の真似をしては大笑いしていたあの頃が懐かしいんだけど、あれからウン十年経った今も同じネタで笑っているとは思いませんでした。  それから何気なしに大鏡を開いてみたところ、ぐんぐん引き込まれてしまいます。そう、それは私たちが「光る君へ」を繰り返し見たから。あの装束が、あの調度が、そしてあのキャストの皆様が、生き生きと脳内で再生され始めたのです。  この感動を友がたりすべく、岩波書店日本古典文学大系『大鏡』を手に、今日もつぼねに集いました。  さあ、今宵も几帳の向こうで耳をそばだててお聞きください。 <時のしおり>  (00:00)  令和の入試問題に挑む     (02:54)  大鏡・名シーンと再会  (05:01)  大今水増でお馴染みの… (08:02)  作者はあの人の孫か? (10:24)  大河ではスルー、道長&隆家エピ (13:44)  とある宴席での出来事 (18:40)  良く言った!隆家の一言 (24:33)  道長のおさめ方に異議あり    (31:23)  「光る君へ」で輝いた行成 (34:57)  大鏡でも好印象!行成エピ (40:03)  行成タンは優しさの塊  (43:36)  今こそ『大鏡』を読みたい (45:52)  奈良たび・アンケート&コメントご紹介 ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。※内容は諸説あります。 <おぎ注> 大今水増(だいこんみずまし) :大鏡は、四鏡と呼ばれる歴史物語の第一作。以降、今鏡、水鏡、増鏡と続く。それぞれの頭1文字を取って並べると成立順序を憶えることが出来ます。 源顕房(みなもとのあきふさ) :道長と明子の孫。『大鏡』の作者と目されている。なお、大鏡の作者については諸説あるものの、道長の悪口を書けるのは身内しかいないのではないかというおぎの偏見をもとに、今回の配信ではこの説を採りました。 「光る君へ」 :2024年のNHK大河ドラマ。藤原道長と紫式部の物語。おぎたまが人生で見ることができたドラマの中で至高の第一位の作品。 「史実は史実、ドラマはドラマ」 :「光る君へ」の時代考証を担当なさった倉本一宏先生の至言。ドラマを存分に楽しむため、幾度もこの言葉に助けられました。 長徳の変 :西暦998年に起きた政変。藤原隆家が花山院に矢を放ったことで中関白家が没落した。 <参考> #31 あなたはどっち派?「栄花物語」or「大鏡」(2024年5月配信) https://open.spotify.com/episode/7xrHRD2LIQacJd9cNGMU4t?si=jDA2pUwvQ-WM4dJAHUC_QQ 『大鏡』岩波書店 日本古典文学大系 https://www.iwanami.co.jp/book/b260617.html 文庫版『天上の虹⑤』里中満智子作 講談社漫画文庫 https://www.kodansha.co.jp/comic/products/0000028430 X(旧Twitter) → https://x.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ → https://marshmallow-qa.com/tubonenoanone HP、更新中 →おぎたまの局 https://www.tibonenoanone.com

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★隔週水曜・夜10時、月に2回のペースで更新予定★ 九州在住の兼業占い師<おぎ>と東京在住の編集係<たま>。 高校からの親友ふたりが、古典のこと、平安貴族のこと、 日本語という言語のことなどあれやこれやと語ります。 古語やら古典の登場人物やらがちょいちょい顔を出すのがおぎたま流。 Podcastから聞こえる顔の見えないおしゃべりは、几帳の向こうで盛り上がる 平安時代の女房たちの会話よう・・・? 時代をひらりと飛び越えて、今日も局(つぼね)にやって来た私たち。 「あのね、あのね・・・」と30年変わらぬトークを耳そばだててお聞きあそばせ。 ※語注※ 局(つぼね): 平安時代の貴族の屋敷の一室のこと。後に「お局様」などと人物を示す言葉として転用される。このことについてはいつか熱く語りたい。 几帳(きちょう): 平安時代の可動式のパーテーション。今も神社の神殿などには置いてあって、心ときめく。ついつい見ちゃう。いつか浮舟ごっこがしたい。 友がたり: おぎたまの造語。友達同士が語り合うこと。   ※自由気ままな古典愛トークですので、学術的・歴史的に正しいものとは限りません。 ※内容は諸説あります。 Twitter https://twitter.com/TUBONEnoANONE ご質問などはこちらへ https://marshmallow-qa.com/tuboneno

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