こどくのあわい ~岡崎という街の生活史~

NPO法人コネクトスポット

このチャンネルでは、岡崎市に暮らす方々をゲストに迎え、「孤独」というワードを切り口にトークセッションを行います。 様々な人たちとの語り合いを通して、この街暮らす人が安心を感じられる時間を作っていきたいと思います。

  1. Jun 12

    #39ゲスト スー「本と私の生活史」

    今回のゲストは、岡崎の本屋さんで19年お勤めになった経験を持つ、スーさんです。 母方の実家が本屋さんだったにもかかわらず、 子どもの頃のスーさんはむしろテレビっ子。 初めて本に夢中になったのは、小学校3〜4年生で読んだ「名犬ラッシー」や「狼ロボ」でした。 「迎合せずに我が道をいく」生き方に影響を受けるなど、当時から本はスーさんにとって生き方を教えてくれるものだったようです。 学生時代は吃音に悩み、授業中の音読がつらかったといいます。 そんなスーさんの大きな転機が、高校生のときに出会った司馬遼太郎の『龍馬がゆく』でした。身分やしがらみにとらわれず広い視野で動く坂本龍馬の生き方に深く影響を受けたそうです。 その後、結婚を機に岡崎へ移り、街の本屋さんで19年勤務することに。 本を見やすく並べる工夫を楽しまれ、お客様の「ここにあった」という喜びに支えられてきたといいます。 40代に訪れたもうひとつの転機が、友達に勧められた一冊との出会いです。 「人は、自分が気にするほどには他人のことを気にしていない」 「治ったらやるんじゃなくて、いまのままできることをやればいい」 本からのメッセージに、長年抱えていた吃音への思いが少しずつほどけていったそうです。 そんなスーさんが語る本の良さは 「目の前からなくならない、読み返せる安心感」 とのこと。 そして、そのときどきの自分にそっと知恵を貸してくれる存在のようでした。 今回のエピソードが、他の人とつい比較してネガティブになってしまう人の安心につながるヒントになればうれしいです。 【次回の収録予定】 6/25(木)16:30 「Uターンと私の生活史」 最新情報はローカルメディアつなぎめへ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally's Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    28 min
  2. May 29

    #38ゲスト はなちゃん「メンタルヘルスと私の生活史」

    今回のゲストは、双極性障害と向き合いながら、ご家族と日々を過ごしているはなちゃんです。 きっかけは、知的障害のある長男のことで精神科を訪れた際、先生から「お母さんのほうが心配だよ」と声をかけられたこと。それまで自分のことは後回しにしてきたはなちゃんは、ある支援者の方の「お母さんはどんなに頑張っても誰も褒めてくれないよね」という一言に出会い、少しずつ自分を労うことを覚えていったそうです。 はなちゃんのセルフケアは少しユニークで、 怒りがこみあげそうな時にはバナナを思いっきり食べる、 どうにもならない日にはひたすら眠る、 近頃は草取りで目に見える結果が出るからとのことでした。 世間でよく聞く方法ではなく、自分の感覚にすっとなじむ方法を、ひとつずつ見つけてきています。 人とのつながりについても無理して友達の輪を広げず、一方で二週間に一度のカウンセリングを支えに、自分のなかを少しずつ整理していく時間を持っています。 はなちゃんが大切にされているのは、人や情報に振り回されず、自分にとっての「ちょうどよさ」を選んでいくことのようでした。 今回のエピソードが、みんなと同じようなことをしようとしてしっくり来ていない人が、自分の感覚を信じて選んでいいのだと思えるヒントになればうれしいです。 【次回の収録予定】 6/11(木)16:30 「本と私の生活史」 6/28(木)16:30「Uターンと私の生活史」 最新情報はローカルメディアつなぎめへ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally's Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    27 min
  3. May 17

    #37ゲスト こば「テクノロジーと私の生活史」

    今回のゲストは、車椅子ユーザーとして日々を過ごしながら、長くテクノロジーと共に歩んできたこばさんです。 こばさんがテクノロジーとはじめて深く触れ合ったのは、高校生の頃。 ちょうどパソコンやインターネットが世の中に広がり始めていた時代で、「自由に駆け回ることはできないけれど、動かなくても便利なものが使えるなら使いたい」という素直な気持ちから、自然とこの世界に惹かれていったといいます。 紙に書くのが当たり前だった字が、画面で思い通りに操作できるようになる。買い物や銀行の用事も、家から出ずにできるようになる。といった感覚は、当時のこばさんにとって画期的な体験だったそうです。 車椅子そのものの進化にも、こばさんは助けられてきました。子どもの頃に乗っていた手でタイヤを回すタイプの車椅子から、電動車椅子になってからは電車に乗って東京などにも出かけられるようになりました。 仕事についても以前は会社員として決まった時間に出勤する生活を送っていましたが、いまは自宅でパソコンを使って働いていらっしゃいます。 「テクノロジーがあれば、車椅子かどうかはもはや関係なくなる」と語るこばさんの言葉は印象的でした。 市民活動団体にも前向きで学校に出向いて子どもたちに話をしたり、イベントを通して理解を広げたり。「大人になると聞きにくくなることでも、子どもは素直に質問してくれる。その小さな出会いひとつひとつが、いつか社会の変化につながるかもしれない」と、こばさん自身もこの活動から元気をもらっていらっしゃるそうです。 人前に出ること、誰かとつながりに行くこと——そうした「踏み出す」一歩について、こばさんは「無理に踏み出す必要はないと思っています。」「余白をつくることが大事」と話してくれています。 今回のエピソードが、「踏み出さなきゃ」と感じながらなかなか動き出せずにいる方にとって、自分のペースで社会とつながっていく選択肢を思い出すヒントになればうれしいです。 【次回の収録予定】 5/28 ゲスト お花ちゃん「メンタルヘルスと私の生活史」 最新情報はローカルメディアつなぎめへ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally’s Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    26 min
  4. Apr 27

    #36ゲスト うめ「カフェと福祉と私の生活史」

    今回のゲストは、障害者が働くカフェでに関わってきたうめさんです。 子どもの頃のうめさんは、粘土や絵など物を作ることが大好きで、手先の器用さを活かせるアーティストの仕事に憧れていたそうです。中学・高校と進学する中で進路が現実味を帯び、「手に職を」と国家資格の道を探し始めます。看護師も候補に挙がりましたが、夜勤の怖さもあり、おじいさまのリハビリをきっかけに知った作業療法士の道を選んだといいます。 学校での精神科病院の実習では、部屋からほとんど出られなかった患者さんが、粘土を介して少しずつ作業療法の場に通えるようになる姿に立ち会いました。物を作るという日常的な行為が、心のケアとつながっていくことを身をもって感じた経験だったそうです。 その後10年以上にわたって精神科の病院で勤務されますが、「医療にはここまではできるけれど、ここからはできない、という線引きがある」と、就労を望む患者さんへの支援に思うように踏み込めないモヤモヤを抱えていたようです。 そんなとき、ご縁あって出会った今の職場が、就労継続支援B型としてカフェを運営する場でした。「医療の線の向こう側にあるのが福祉だと思っている」と語るうめさんは、利用者さんが働く姿を地域の方に見てもらえること、自分の工賃で生活を豊かにしていけることに、いまの仕事の手応えを感じていらっしゃるようです。 子どもの頃の手先の器用さ、人見知りをしない性格、精神科病院での日々など様々な生活史が今につながっていると感じます。 今回のエピソードが、いまの仕事や役割にモヤモヤを感じながら、自分なりの居場所を探している方にとって、一歩を考えるヒントになればうれしいです。 【次回の収録予定】 5/7 ゲスト こば「テクノロジーと私の生活史 最新情報はローカルメディアつなぎめへ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally's Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    28 min
  5. Apr 10

    #35ゲスト ミユ「グリーフケアと私の生活史」

    今回のゲストは、大切な人との別れを経験された方への寄り添いである「グリーフケア」を広めているミユさんです。 ミユさんがグリーフケアに出会ったのは、葬儀場でのお仕事をされていた時のこと。「誰もがこの考え方を知っていればいいのに」という想いが芽生え、現在は志を同じくする仲間とともに活動をされています。 そんなミユさんですが、子どもの頃は控えめな性格で、なかなか自分の意見を言えない一面があったといいます。 だからこそ、辛い想いをしている人の立場に立って寄り添えることにつながってると語ります。 長い間、心のどこかに罪悪感を抱え、生きづらさを感じていた時期もありましたが、メイクセラピーとの出会いを通じて「罪悪感を抱えたままでもいいんだ」と自分を認められるようになったそうです。 「安心できる人や場所を持つためには、ときには自分の気持ちに正直に、わがままを言えるかどうかも大切」と語るミユさん。自身のセルフケアとしては、仲の良いご友人との会食の時間を何より大切にされています。 今回のエピソードが、ありのままの自分を出してもいいのか迷っている方にとって、安心感を抱くためのヒントになればうれしいです。 【次回の収録予定】 4/23 ゲスト うめ「カフェと福祉と私の生活史」 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally’s Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    30 min
  6. Mar 30

    #34ゲスト あおき「ニュージーランドと私の生活史」

    今回のゲストは、ニュージーランドとのご縁の深いあおきさん。 最初の出会いは、12歳の時、お父さんの移住に巻き込まれる形での出会いだったそうですが、その空気や環境の素晴らしさを第一印象として感じたようです。 移住後は現地の学校に入学しますが、当時は日本人は自分の家族だけということで、不安や孤独感も強かったですが、空手やマンガなどの文化を通じて言葉を超えたコミュニケーションを身をもって学びます。 一方で「日本人をやめたい」と自分のアイデンティティや生活史についてネガティブに感じてしまうこともあったようで、何かを変えたいとニュージーランドを離れてヨーロッパへ旅にでます。 そこで、ご縁のあった200人ほどのコミュニティとの出会いで、「面白い人生だね!」と肯定してもらえる経験から前向きに何かしようと動き始めます。 その後、日本を旅したり、ニュージーランドへ帰国したりしていくことを経て、 現在は日本とニュージーランドをつなぐ仕事という自分のアイデンティティや生活史を活かしたことに取り組んでいます。 今回のエピソードが自分探しに迷っている人たちが一歩踏み出すヒントになれば嬉しいです。 【次回の収録予定】 4/9 ゲストみゆ「グリーフケアと私の生活史」 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally’s Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    38 min
  7. Mar 13

    #33ゲスト ともよ「仕事と私の生活史」

    今回のゲストは、看護師として働き、「仕事が好き」だと前向きに語るともよさんです。 ともよさんが看護師を志したきっかけは、小学2年生の時に見た救命救急のテレビ番組でした。幼い頃から「人を助けることが好き」だったこともあり、そこから看護学校へ進むまで、卒業文集に毎回書くぐらい一途に看護師への道を歩み続けてきました。 実際に現場に出てからも、抱いていた憧れと現実とのギャップを感じることなく、仕事そのものを楽しめたそうです。 結婚と育児を機に一度現場を離れた時期もありましたが、その経験を通じて「自分は子育てに専念するよりも、仕事をしている方が向いているのかもしれない」とより自分にとって仕事をする意味を見出すきっかけになったようです。 現在は、自分にとって「ちょうど良い」と思えるペースを大切にしながら、これからも看護の仕事を続けていきたいと語るともよさんですが、 時には一歩踏み出せずに悩むこともあるようです。 そんな時は「背中を押してくれる人に相談する」ことで一歩踏み出せているようでした。 自分一人で抱え込まず、上手に周囲を頼ることの大切さを教えてもらったように感じます。 今回のエピソードが、周りと自分を比べて自信を持てずに過ごしている方にとって、安心につながればうれしいです。 【次回の収録予定】 3/26 ゲストあおき「ニュージーランドと私の生活史」 最新情報は⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ローカルメディアつなぎめ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠へ 【収録場所】 サリーズベースカフェ(Sally’s Base Cafe) 岡崎市伝馬通5丁目66 【公開収録時間】 16:30~17:15 収録後はアフタートークもしていますので、お気軽にお越しください。

    27 min
  8. Feb 27

    #32ゲスト ひろみ「探究教育と私の生活史」

    今回のゲストは、こどもたちが自ら問いを見つけ、学びを深める「探求教育」の活動をされているひろみさんです。 こどもの頃のひろみさんが情熱を注いでいたのは、テニスでした。 一つのことにのめり込み、懸命に練習に打ち込む。 そんなひろみさんの真っすぐな姿勢は、この頃から育まれていたように感じました。 高校卒業後の進路では、看護師か介護士かで迷った末、「人の幸福度により深く関わりたい」という想いから、介護福祉の道を選びます。 現場で出会ったのは、戦争を体験された方や、外国籍で差別を受けてきた方など、まさに多様な人生を歩んできた人々でした。 日々の関わりには大変なこともありましたが、それも含めて「楽しかった」と語るひろみさんの言葉に、目の前の人にやさしく寄り添う心を感じました。 結婚後は専業主婦を経験したり、再び介護の仕事に戻ったりと、その時々で自ら決めた道を進んできたひろみさんですが、育児という正解のない営みの中では大きな葛藤を抱えたといいます。思い通りにいかない日々に悩みながらも、ノートに自分の気持ちを書き出したり、信頼できる人に話を聞いてもらったりすることで、少しずつ自分自身やこどもとの向き合い方を見出していきました。 こうした自身の経験があるからこそ、今は「こどもが『好き』を追求できる場を、悩んでいる人に届けたい」という想いが、活動を続ける大きなエネルギーになっています。 今回のエピソードが、何かを変えたいけれど一歩踏み出せずに悩んでいる人にとって、心が軽くなる安心のきっかけになればうれしいです。

    33 min

About

このチャンネルでは、岡崎市に暮らす方々をゲストに迎え、「孤独」というワードを切り口にトークセッションを行います。 様々な人たちとの語り合いを通して、この街暮らす人が安心を感じられる時間を作っていきたいと思います。