中尺思考

蒼井スミス aoi smiths

『中尺思考』は、“短すぎず、長すぎない思考”を声で残すためのポッドキャスト番組です。 この番組は本と音楽を往復し、その交差点から一つの概念を抽出して、論じます。 SNSの即応性(短尺思考)と、本の深度(長尺思考)のあいだにある“考える持続性”を、音声というメディアで取り戻します。 公式X:https://x.com/aoismith2nd 公式NOTE:https://note.com/aoi_smith3647

  1. Jul 20

    #30 私たちの中の女性性を見つめる(後編)ー村上春樹「夏帆」とNIRVANA

    前編に引き続き、村上春樹の最新長篇とNirvanaの音楽を組み合わせながら、私たちの内側にある女性性とフェミニズムについて考えていきます。 今回は音楽篇。キーワードは「アライ(ALLY)」と「ウーンデッド(Wounded)」という二つの立場。 アライ=支援者として女性に寄り添う姿勢を『夏帆』のモーターサイクルの男に読み取りつつ、そこに内在する矛盾を批評家・宇野常寛の論を参照しながら掘り下げます。 対してカート・コバーンは、寄り添うのではなく「自分も同じように傷つけられた」という当事者性から、マッチョイズムやジョック文化に怒りを向け続けた、その誠実さと破滅の両面を、Nirvanaのディスコグラフィに沿って追っていきます。 Bleachの「School」からNevermindの爆発、Incesticide収録のライナーノートの一節まで。 Nirvanaの意志を現在に引き継ぐMitskiやSnail Mailの話も。 来週はフジロック参加のため一週お休み。再来週にフジロック感想回+8月からのメンバーシップについてお知らせ予定。 質問&コメントコーナー 「バーンアウト経験と、立場に縛られず意見を柔軟に変えられる生き方」 「星野源の〈中道的バランス感覚〉『夢の外へ』の歌詞を軸に」 「『夏帆』と『82年生まれ、キム・ジヨン』の共鳴——抑圧と憑依のモチーフ」 番組への質問・感想はいつでも こちらから 📢 お知らせ 8月よりメンバーシップ開始予定。先行入会者は月額500円の永久プランを予定。月8本程度の記事配信を想定しており、入退会は自由です。 📚 今回登場した本・音楽・参考資料 ・『夏帆』村上春樹 ・『Bleach』ニルヴァーナ ・『Nevermind』ニルヴァーナ ・「ニルヴァーナ自伝 病んだ魂」マイケル・アゼラッド ・『モンタージュ・オブ・ヘック』 ・『夏帆評』宇野常寛 ・『村上春樹/濱口竜介』シットとシッポより(福尾匠✖️荘子it)

  2. Jul 13

    #29 私たちの中の女性性を見つめる(前編)ー村上春樹「夏帆」とNIRVANA

    今回は番組初の小説家特集。「私たちの中の女性性を見つめる」前編として、村上春樹の最新長編『夏帆』を取り上げます。77歳にして初めて女性を主人公に据え、母と娘の関係に挑んだ本作。デタッチメントからコミットメントへという作家の歩みや、女性の描き方をめぐる批評史を踏まえつつ、短編「眠り」との対比から「バッドマザーをなぜ肯定的に描けなかったのか」という核心の問いに迫ります。ジョン・レノン、ビヨンセ、ブレイディみかこを補助線に、男性には用意された「成熟のテンプレート」が女性には存在しない構造についても考えました。 ※発売から間もないため核心的なネタバレは避けていますが、気になる方は読了後の試聴をおすすめします。 質問&コメントコーナー 「ラップで自分の輪郭を確かめる」/「ミッドライフクライシスとOSの入れ替え」/「アンチセンスはパワー勝負」ほか 今週もフリーコーナー、番組の感想でもOKです。『夏帆』を読んだ方の感想。特に「女性から読むとこう見えた」という視点、お待ちしています。 フジロック・インタビューに協力いただける方は、お名前とメールアドレスをいただけると幸いです。 ⁠⁠⁠こちらから⁠⁠⁠ 📢 お知らせ フォロワー900人突破!ありがとうございます8月からnoteメンバーシップを開始予定(初月無料)フジロックはいよいよ来週。現地インタビュー&感想会も予定しています📚 今回登場した本・音楽・参考資料 村上春樹『夏帆』村上春樹「眠り」(短編)『新潮』8月号(福尾匠、ZORN、九段理江、三宅香帆ほかによる『夏帆』評)川上未映子『乳と卵』『夏物語』ジョン・レノン『ジョンの魂』『ダブル・ファンタジー』ビヨンセ『Lemonade』幸村誠『ヴィンランド・サガ』ニルヴァーナ『ネヴァーマインド』(次回予告) ▶︎ 次回予告 来週は、NIRVANAを取り上げて、音楽における男性の描く女性性についてと村上春樹のリズムについて語ります。 ■SNS ⁠⁠⁠⁠公式X:蒼井スミス⁠⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠⁠公式NOTE:中尺思考⁠⁠⁠⁠

  3. Jul 6

    #28 労働者のためのポッドキャストとライティング入門

    今回は特別編、「労働者のためのポッドキャストとライティング入門」。会社員をしながら半年以上続けてきたポッドキャストと1年続けてきたnoteを振り返り、なぜ書く・話すことを始めたのかを語ります。30代後半でのバーンアウト経験、BTS「Love Yourself」から得た気づき、自分の中の「アンチセンス」を見つけることの重要性など、創作を続けるための考え方を共有。創作におすすめの書籍5冊も紹介します。後半ではnoteメンバーシップ開始(8月予定)と文学フリマ出展のお知らせ、フジロックでのリスナーインタビュー募集についても触れています。 質問&コメントコーナー 「ボウイとセンスの話」/「リズムの形式が決めること」 今週はフリーコーナー、番組の感想でもOKです。 フジロック・インタビューに協力いただける方は、お名前とメールアドレスをいただけると幸いです。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちらから⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 📚 今回登場した本・参考資料 ⁠千葉雅也「センスの哲学」土門蘭「ほんとうのことを書く練習」村上春樹「職業としての小説家」町田康「俺の文章修行」野村貴文「プロ目線のポッドキャストの作り方」 ▶︎ 次回予告 来週は、村上春樹の新作「夏帆」とNIRVANAを取り上げて、男性の描く女性性についてと村上春樹論を語ります。 ■SNS ⁠⁠⁠公式X:蒼井スミス⁠⁠⁠ ⁠⁠⁠公式NOTE:中尺思考⁠⁠⁠

  4. Jun 29

    #27 人生にはセンスが必要だ(後編)―千葉雅也「センスの哲学」とデヴィット・ボウイ

    センスとはものごとをリズムでとらえる/リズムの上に何を配置するか/コンテンツよりもリズムのうまさ/ボウイのベルリン3部作こそセンスの哲学/パンク・ロックといないいばいばあ理論/スミスの音楽から「宙づり」を考える/蒼井スミスはまず仮固定で行く/アンチセンスとは人生の悲しみ/北野武とボウイの持つ悲哀/AIはアンチセンスを持てない/創作に向き合うとアンチセンスからは逃れられない 質問&コメントコーナー 「センスと人間の多面性と庭の話」/「パワーとスピードの時代に40代はどう生きていくか」 Q&Aは皆さんが感じる「センス」もしくは「アンチセンス」について、番組の感想でもOKです ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちらから⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 📚 今回登場した本・参考資料 ⁠千葉雅也「センスの哲学」野中モモ「デヴィット・ボウイー変幻するカルトスター」村上春樹「職業としての小説家」大島渚「戦場のメリークリスマス」平野啓一郎「私とは何か「個人」から「分人」へ」🎵 今回登場した音楽 ⁠デヴィット・ボウイ「ロウ」/「ヒーローズ」/「ロジャー」CAN/VITAMIN CYe/LOSING YOUR MINDThe Smiths/There is a light that never goes out▶︎ 次回予告 来週は、今回の「センスの哲学」で話せなかったこと実践編。創作論について町田康「俺の文章修行」や村上春樹「職業としての小説家」、土門蘭「本当のことを言う練習」の本をベースに話していきます。 ■SNS ⁠⁠公式X:蒼井スミス⁠⁠ ⁠⁠公式NOTE:中尺思考⁠⁠

  5. Jun 1

    #24 成熟について考えようーパンス「今どきの若者の150年史」とサンダーキャット

    BTS回ありがとうございました/5月は成熟について考える機会が多かった/この150年で若者像と成熟が変わった/戦前は40歳になれば成熟できた/ ポール83歳まだまだ現役/歴史は勝者の観点でノイズを消す/時代のノイズを伝えることは老害と紙一重/ゼロ年代のネットカルチャー全く残ってねえ/リンプビズキットの復活とウッドストック99のイキリ/ノイズを忘れたときの純粋批評のヤバさ/記憶のノイズを持ち込もう/これからの中年中心社会と被害者意識からの離脱/歴史を主体的に考える/サンダーキャットの新作と成熟/若いころにドパガキやらないと成熟できない/次世代の継承に向かうサンダーキャット/最新を追いつつ、自分たちの時代感を渡す/自分の重要なテーマは振り返り 質問&コメントコーナー 「BTSの素朴さ」/「男性にBTSをどう届けるか」/「音楽からBTSを掘るのは楽しい」/「ルーツは忘れずにいよう」 Q&Aは皆さんの考える成熟について、番組の感想でもOKです ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちらから⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 📚 今回登場した本・参考資料 パンス「今どきの若者の150年史」「カルチャー小僧だった私たちが老害にならないための大人らしさ考」とんでもなくカオス!ウッドストック99中年中心社会とメディア大変化🎵 今回登場した音楽 Thundercat/distractedPaul Mccartney/The Boys of Dungeon LaneLimp Bizkit/Significant Other🍪おまけ ⁠リンプで暴れてた若者がアルファ世代の親である ▶︎ 次回予告 来週はお休み。再来週は、FUJI&SUNの感想回となんで野外フェスに行くのかについて

  6. May 25

    #23 今こそ訂正と再定義を(後編)ー東浩紀「訂正する力」とBTS

    BTSの音楽にフォーカスしてみた感想/BTSとユング心理学/RMの国連スピーチとラキムの共通性/「どこから来たか」そして、「どこにいるのか」が重要/RMのソロ作品から見るヒップホップとインディーロック/SUGAのソロ作品に見る民族性と韓国ノアール/J-HOPEのソロ作に見るダンスとポップのブリッジ/ARIRANGは2010Sと彼らのルーツの総決算/ あらゆるジャンルと製作陣へのブリッジ/ピッチフォークの評価が辛かった理由/ARIRANGはARMYを通じて、男性や子どもたちなど異性と違う世代を連れてきた/今後のBTSはきっともっと面白いはず/フォロワーさん800人になりました!ありがとうございます 質問&コメントコーナー 「再結成したバンドやピークが過ぎたアーティストたちの活動について」 今週のQ&AもBTSに関する質問、感想など何でもOKです。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠こちらから⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ 📚 今回登場した本・参考資料 東浩紀「訂正する力」マリー・スタイン「BTS、ユング、こころの地図」鳥羽和久「推しの文化論 BTSから世界と繋がる」🎵 今回登場した音楽 RM「indigo」RM「Right Place, Wrong Person」AgustD(SUGA)「D-DAY 」J-HOPE「Jack In The Box」J-HO PE「HOPE ON THE STREET VOL.1」⁠⁠BTS「ARIRANG」⁠⁠🍪おまけ RM 国連スピーチ ▶︎ 次回予告 来週は中年としてミレニアル世代とサンダーキャットについて。

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『中尺思考』は、“短すぎず、長すぎない思考”を声で残すためのポッドキャスト番組です。 この番組は本と音楽を往復し、その交差点から一つの概念を抽出して、論じます。 SNSの即応性(短尺思考)と、本の深度(長尺思考)のあいだにある“考える持続性”を、音声というメディアで取り戻します。 公式X:https://x.com/aoismith2nd 公式NOTE:https://note.com/aoi_smith3647

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