50代父と20代息子のシネマ・ジェネレーション・ギャップ

あわわっち & あっつ

同じ映画を世代が違う2人が観たら、こんなにも違って見えるの? 実の親子(外資系企業勤務30年弱の父あわわっちと、大学の映画学科の監督養成コースに通う息子のあっつ)が、新作、旧作から気になる映画を毎週1本取り上げ、語り合うプライベート空間。ジェネレーション・ギャップは当然。でもこの世代差こそが、映画が描く恋愛、友情、家族、人生のコアな部分を浮き彫りにするから不思議。毎週木曜17時配信。

  1. 6d ago

    第31回『フィラデルフィア』:知ってました?あのオスカー主要部門独占作と全く同じスタッフなんです!

    知ってましたか?この映画、あのオスカー主要5部門を独占した作品と全く同じスタッフなんです! 1993年公開『フィラデルフィア』。エイズを理由に解雇された弁護士アンドリュー・ベケット(トム・ハンクス)と、偏見を抱えたまま彼の代理人になるジョー・ミラー(デンゼル・ワシントン)の物語です。 実はこの映画、監督・撮影・音楽・編集・プロデューサー陣が、あのアカデミー賞主要5部門独占の伝説的名作とほぼ同じって知っていましたか?今回はその知られざる繋がりから、「ハリウッド文法でいう主人公は本当は誰なのか」「マジョリティ視点で描くことの功と罪」、そして「2026年にリメイクするなら何を変えるか」まで、親子で妄想を膨らませながら掘り下げます。 見どころ:・伝説の名作チームが遺した"宿題"とその回答・「主人公はジョー・ミラー説」をめぐる白熱の議論・23年かけて業界が辿ったジグザグな表象の進化・妄想リメイクキャスティング会議 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) オープニング(02:11) 『フィラデルフィア』概要解説:マジョリティ目線で描かれた性的マイノリティのドラマ(03:09) 『フィラデルフィア』はなぜマイノリティ視点ではなくマジョリティ視点なのか(09:18) ジョー・ミラーの変化:偏見を持つ弁護士が法廷で何を学ぶのか(24:45) 『羊たちの沈黙』からの宿題?『フィラデルフィア』が描いた同性愛者の尊厳(47:56) 『フィラデルフィア』を現在地から読み直す:キャスティング妄想と視点の選択

    第31回『フィラデルフィア』:知ってました?あのオスカー主要部門独占作と全く同じスタッフなんです!
  2. Jul 16

    第30回『トゥルーマン・ショー』:24時間ヤラセ番組でトゥルーマンだけが本物に見えたワケは?

    24時間ヤラセ番組でトゥルーマンだけが本物に見えたワケは? 生まれた瞬間から30年間、本人だけが知らずにノンストップ生放送され続けた男、トゥルーマン。嘘だらけの番組なのに、なぜ彼だけが"本物"に見えたのか。 ・「トゥルーマン・ショー妄想」という実在の精神医学用語の話・制作費1,200万ドルの脚本が6,000万ドル大作に化けた舞台裏・ジム・キャリーを活かす画作りをセミプロ目線(あつ)で分析・テレビ→SNS→生成AIと移り変わる力関係と、AI時代に人間だけが語れる"本物"の作り方 父と息子でじっくり語り合いました。 次回は1993年公開『フィラデルフィア』です。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 『ザ・トゥルーマン・ショー』病名になった映画、先行作品との関係性を探る(05:04) 『トゥルーマン・ショー』徹底解説:1998年の傑作が予言した現代のリアリティショー時代(05:50) 虚構と真実の境界線―AIの時代に『トゥルーマン・ショー』が問いかけるもの(14:32) ジム・キャリーの演技とハリウッド映画の世界観の相性を読み解く(17:35) ジム・キャリーの演技を完璧に生かした『トゥルーマン・ショー』の秀逸な世界観(29:05) AI時代に人間が生き残るために必要な「真実」とは(48:21) メディアを通じた真実の伝え方~ストーリーテリングが持つ身体性

    第30回『トゥルーマン・ショー』:24時間ヤラセ番組でトゥルーマンだけが本物に見えたワケは?
  3. Jul 9

    第29回『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』:主人公とスネ夫がソックリなのは何故?

    主人公フランクとスネ夫が、ソックリなのは何故? 第29回は、2002年公開の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』を取り上げます。監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はレオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクス、クリストファー・ウォーケン。製作費の約7倍を稼いだスピルバーグの快作です。 実在の天才詐欺師が、パイロット・医者・弁護士に次々となりすまし、FBI捜査官と繰り広げる長い鬼ごっこ——というのが表看板。 しかし一枚剥いてみると、崩壊した家庭を取り戻そうとする少年の、歪んだ家族愛の物語が見えてきます。 なぜフランクは、盗んだお金で父親のプライドを買い戻そうとするのか?その心理は、スネ夫や風間くんが「うちの父さんはすごいんだぞ!」と自慢するのと、同じ構造をしています。 今回は、①犯罪者の自叙伝をエンタメ作に昇華したスピルバーグの技術(あつ)、②スピルバーグ自身の"父親を15年間誤解し続けた"体験、③「アイデアリゼーション(理想化)」という心理学から読む親子の虚像と実像、この3軸で深掘りします。 親御さんの虚像を作り上げて周囲に自慢していた"黒歴史"、ありませんか?コメントにお寄せください。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) スピルバーグとハンクス、5度の共演 ~『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』の魅力に迫る(03:57) 『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』スピルバーグが込めた家族復興への想い(04:42) スピルバーグが込めた思い:離婚した両親への想いが映画に(14:24) 犯罪映画をエンタメにする秘密:二人の主人公による視点の設計(39:18) 親への理想化から実像へ:大人になって気づく両親の偉大さ

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  4. Jul 2

    第28回『アマデウス』:サリエリが憎んだのは、本当にモーツァルトだったのか?

    サリエリが本当に憎んだのは、モーツァルトだったのでしょうか? 第28回は、1984年公開の『アマデウス』を取り上げます。監督はミロス・フォアマン。アカデミー賞11部門ノミネート、8部門受賞という、今振り返っても傑出した実績を残した作品です。 物語は、年老いた宮廷作曲家サリエリが「モーツァルトを殺したのは自分だ」と半狂乱で告白するところから始まります。神に忠誠を誓い、禁欲的に生きてきたサリエリと、下品で子供っぽいのに圧倒的な才能を持つモーツァルト。一般的には「天才に嫉妬した凡人の物語」として語られてきた一本です。 今回は、その解釈からもう一歩踏み込みます。原作者ピーター・シェーファーが仕込んだ「交差対比」の構図、そしてその先にある、サリエリが本当に憎んでいたものの正体を、段階を追って読み解いていきます。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) (00:00) 同じ役でも演技の幅で変わる?『アマデウス』から見える人間研究(07:36) 『アマデウス』の真の主人公はサリエリ――神への誠実さが生んだ絶望(08:18) 天才への嫉妬か、神への怨みか『アマデウス』が問いかけるもの(16:39) 『アマデウス』が伝記映画の構造的な課題をどう解決したのか(44:36) サリエリが憎んだのはモーツァルトではなく、自分が生きられなかった人生の幻だった

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  5. Jun 25

    第27回『急に具合が悪くなる』:病人に老人。でも勇気をもらえるのは何故?

    病人に老人。でも、観終わった後に勇気をもらえるのは何故なんでしょうか? 第27回は、2026年公開の『急に具合が悪くなる』を取り上げます。監督は濱口竜介。カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、主演2人が最優秀女優賞をダブル受賞した話題作です。 舞台はパリ郊外の老人介護施設。理想と現実の狭間で奮闘するフランス人施設長マリー=ルーと、ステージ4のがんを患う日本人演出家の真理。同じ響きの名前を持つ2人の出会いから物語が始まります。 人生が思うようにいかない人ばかり出てくるのに、観終えると前向きな気持ちになれる。その逆説の正体を、ネタバレを避けながら紐解きます。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) 社会問題が映画化される『急に具合が悪くなる』の世界へ(05:45) 『急に具合が悪くなる』濱口竜介監督の力作―社会問題と人間ドラマの融合(06:30) 『急に具合が悪くなる』映画化:言語の壁を超えた2人の女性の物語(13:31) 3時間16分が退屈しない秘密、濱口竜介の演技メソッドに迫る(14:39) 3時間16分でも退屈しない映画の秘密:濱口監督の独特な演技指導法(36:43) 病と健康、介護と自由:資本主義社会の構造的欠陥に迫る

    第27回『急に具合が悪くなる』:病人に老人。でも勇気をもらえるのは何故?
  6. Jun 18

    第26回『マイケル』:もしかして、続編ありきの1作目?

    この映画、もしかして、続編ありきの1作目なのでは? 第26回は、2026年公開の新作映画『Michael / マイケル』を取り上げます。日本公開は6月12日。公開直後の熱のまま、二人で論じてみました。 キング・オブ・ポップ、マイケル・ジャクソンの半生を描いた伝記映画。遺族・財団公認のもと、実の甥ジャファー・ジャクソンが主演を務め、『ボヘミアン・ラプソディ』と同じプロデューサーが手掛けています。全世界興行収入はすでに7億8,800万ドルを超え、伝記映画史上最高のオープニング成績を記録した、社会現象と呼んで差し支えない作品です。 しかし、批評家スコアは38%。観客スコアは97%。この"パックリ割れた評価"が、この映画の正体を語っています。 今回は3つの切り口から掘り下げます。1) 映画学科で学ぶあつが分析する、ハリウッドの本気の演出。2) リアルタイム世代のあわわっちが語る、原体験の追体験としてのエンタメ価値。3) そして、遺族公認という"大人の事情"が滲む伝記映画としての信頼性。そのすべてを踏まえた先に、ある疑惑が浮かび上がります——この映画、もしかして続編ありきの1作目なのでは? これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) (00:00) ビートルズとマイケル・ジャクソン:ポップミュージック史における二大巨頭(06:55) 『マイケル』映画化決定!ビートルズ以来の音楽界の帝王の半生を描く(07:38) マイケル・ジャクソン伝記映画『Michael』の制作背景と商業的成功を徹底解説(13:03) マイケル映画の社会現象的成功と映像表現の完成度を徹底分析(27:07) 映画『マイケル』をエンタメと伝記の2つの視点で冷静に検証する(40:47) マイケル・ジャクソン伝記映画の評価|エンタメとしての価値と物足りなさ

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  7. Jun 11

    第25回『タクシードライバー』:あなたの中にも、トラヴィスはいるのか?

    あなたの中にも、この物語の主人公トラヴィス・ビックルはいるのでしょうか? 第25回は、1976年公開の名作『タクシードライバー』を取り上げます。今年、公開50周年を迎えた作品です。 監督はマーティン・スコセッシ、主演はロバート・デ・ニーロ。不眠症を抱えたベトナム帰還兵のトラヴィスが、眠れない夜のニューヨークをタクシーで走り続けながら、孤独と怒りを募らせていく物語です。 公開当時、トラヴィスは「社会のはみ出し者」として描かれていました。しかし今、2020年代の目線でこの映画を観返すと、彼の心の動きは、SNSのそこかしこで目にする誰かに、怖いくらい重なって見えてきます。 今回は、その理由を3つのステップで読み解きます。「自分が正しい、世界が腐っている」という思想の固定化。承認欲求と被害妄想のこじれ。そして、本人の意図とは無関係な形で世間から受け止められるという皮肉な結末。 これは50年前の孤独な男の物語ではなく、スマートフォンを持つすべての人の、潜在的な物語かもしれません。 これから観る方には「観たくなる予習ガイド」を。すでに観た方には「納得のいく解釈の一つ」を。そして、この親子には今この映画がどう見えているのかも、一緒に紐解いていきます。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) タクシー運転手との出会いから『タクシー・ドライバー』へ (07:18) タクシー運転手との出会いから『タクシードライバー』へ——孤独な観察者の物語 (09:09) 『タクシードライバー』公開50周年、アメリカン・ニューシネマの傑作を読み解く (14:06) タクシードライバーの映像構成と主人公の心理変化を読み解く (29:51) 承認欲求とSNS時代:50年前の映画が予言した現代の危険性 (41:33) タクシードライバーに見る人間の本質~50年前の映画が映す現代の私たち

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  8. Jun 4

    第24回『箱の中の羊』:人は、何をもってその人を本物だと思うのか?

    人は、何をもってその人を本物だと思うのでしょうか? 第24回は、是枝裕和監督最新作『箱の中の羊』を取り上げます。 亡くなった息子と同じ姿をしたヒューマノイドを、家族として迎え入れる夫婦。その存在を、彼らは「息子」として受け止めることができるのか。 今回は、AIやヒューマノイドの物語としてだけでなく、人が人を認識するとき、私たちは何を手がかりにしているのか、という視点から語りました。 顔、声、仕草、癖、食べ方、歩き方。その人らしさは、意外と小さな違和感や記憶の積み重ねでできているのかもしれません。 さらに、綾瀬はるかさん、千鳥・大悟さんの役割、そして是枝監督作品としての“社会派”との距離感についても、親子で率直に話しています。 これから観る方には、少しだけ見方のヒントを。すでに観た方には、別の角度からの解釈を。 今この親子には、この映画がどう見えているのか。ネタバレに配慮しながら、じっくり語ります。 感想・リクエスト等はこちらまでお寄せください。 Podcastでご紹介するペンネームも教えてください(このPodcast内では"芸名"と呼びます) お問い合わせフォームのページ (00:00) お笑い芸人と YouTuber の議論が噛み合わない理由〜論点整理の大切さ(07:22) 是枝裕和の8年ぶり新作『箱の中の羊』:亡き息子そっくりのヒューマノイドとの向き合い方(08:15) 是枝裕和『箱の中の羊』カンヌ出品、亡き息子そっくりなヒューマノイドの謎(06:48) 是枝裕和『箱の中の羊』—AIと人間の向き合い方を問う新作(16:26) 映画『箱の中の羊』の映像構成を分析|色彩とカメラワークの課題点(17:34) 是枝裕和は社会派か?『箱の中の羊』の世界観と映像表現を問う(44:25) 『箱の中の羊』の家族描写の現実感の欠如について

    第24回『箱の中の羊』:人は、何をもってその人を本物だと思うのか?

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同じ映画を世代が違う2人が観たら、こんなにも違って見えるの? 実の親子(外資系企業勤務30年弱の父あわわっちと、大学の映画学科の監督養成コースに通う息子のあっつ)が、新作、旧作から気になる映画を毎週1本取り上げ、語り合うプライベート空間。ジェネレーション・ギャップは当然。でもこの世代差こそが、映画が描く恋愛、友情、家族、人生のコアな部分を浮き彫りにするから不思議。毎週木曜17時配信。