町田ヒロチカのMind Backpacking

町田ヒロチカ

明日をシンプルにするための、思考の旅路。 東京、メルボルン、逗子を経て、現在は故郷、青森県弘前市の築150年の古民家に暮らすイラストレーター・町田ヒロチカ。日々の気づきを起点に、世界の法則、哲学、奇妙な古代生物からヒッピーカルチャーまで。あらゆる事象を「マインド・バックパッカー」として周遊し、スクラップジャーナルのように編んでいく番組です。 ここにあるのは、完成された知識ではありません。リスナーの皆さんと共に学び、思考のノイズを減らし、日々をアップデートしていく。未知への好奇心が昂るあなたへ贈る、耳で聴く『ホール・アース・カタログ』。 さあ、町田ヒロチカと一緒に、マインド・バックパッキングの旅へ出かけましょう。

  1. 5d ago

    #19 サウダージ

    第19回のマインドバックパッキング。 念願の福井県立恐竜博物館を訪れるため、家族で北陸へと向かった町田。 そこで目にしたのは、博物館の圧巻の展示以上に、狂気的なまでに街全体を飲み込む勝山市の「恐竜ゴリ押し」でした。 道の駅や歯医者の壁はもちろん、テーマパークの森、果てはご当地スーパーの生鮮食品売り場から飛び出す恐竜グラフィックやアレまで……。りんごの名産地・弘前でも到底真似できない圧倒的な熱量。 なぜ、果物や工芸品では不可能なレベルで、恐竜やエイリアン(ネバダ)、妖怪(遠野)といった存在は街を、そして人の心をここまで突き動かすのか? 「実物を見たことがない」「存在すら確かではない」という『会えなさ』や『想像の余白』こそが、人の心を掴んで離さないロマンの正体なのではないか——。 話はそこから、ポルトガル語の切ない憧れ「サウダージ(Saudade)」を起点に、 僕たちが「絶対に会えないもの」を愛してしまう脳と感情の不思議なエンジンを解き明かすため、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ・​街中に溢れる恐竜。福井県勝山市のいい意味でクレイジーな恐竜ゴリ押し現象 ​ ・「会えないもの」への切ない憧れ。600年前から翻訳不可能とされた言葉「サウダージ」 ・人類が地図の空白に怪物を描き込んできた理由 ・​僕たちが届かないスケールに惹かれる理由 町田ヒロチカのMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。

    #19 サウダージ
  2. Jul 15

    #18 珍スポット倶楽部 vol.1

    第18回のマインドバックパッキング。 町田が東京を経由し、念願の福井・恐竜博物館への旅の最終日の話。 帰路、小松空港(※石川でした)へ向かう途中のわずかな隙間時間に足を踏み入れたのが、これまでで最も強烈なインパクトを放つディープスポット「ハニベ巌窟院」でした。 入り口にそびえ立つ15メートルの巨大な仏頭、老婆から渡された手書きの地図、そして一人で進む薄暗い洞窟の奥に広がる、狂気と教訓に満ちた地獄堂の世界……。げっそりしながらも、そこにある「ピュアな表現衝動」に強烈に惹きつけられた体験から、話は世界各地に点在する奇妙で愛おしい珍スポットの数々へ。そして地元・青森が誇るミステリーへとバックパッキングしていき……。 世俗的な「コスパ」や「タイパ」から完全に解き放たれた、純粋なる狂気とロマンの隙間に触れるため、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ・一人狂気の洞窟に足を踏み入れる。福井で遭遇した「ハニベ巌窟院」・〇〇で作られたストーンヘンジに、数千枚の〇〇が揺れるニュージーランドのフェンス ・巨大な〇〇のビルに泊まる、中国・河北省のビジュアルホテル・青森が誇るミステリー「〇〇の墓」と、その近くに佇むコンビニ?の謎 町田大周のMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。

    #18 珍スポット倶楽部 vol.1
  3. Jul 1

    #17 葡萄と黄金虫: 意図なきチームワーク

    第17回のマインドバックパッキング。 町田が自宅の古民家の庭で見つけた、葡萄の木をめぐる「意図なきチームワーク」。 手入れを始めた葡萄の葉を食い荒らす害虫コガネムシと、それを狙ってやってくるツチバチやムクドリ。全員が己の都合で動いているだけなのに、150年目の庭で完璧に噛み合っている生態系の歯車。 そんな、目の前で心地よく「回ってしまっている世界」の裏側を調べていくうちに、ひとつの言葉に突き当たりました。それが「生存バイアス(生き残りの景色)」。 海の底に沈んだ無数の失敗作(回らなかったシステム)を見落としてしまう人間の認知。そして話は、戦時中の戦闘機の補強、ボルネオ島である動物が空を飛んだ驚きのパラシュート作戦、さらには大学キャンパスに自然発生する「デザイア・ライン(欲求の道)」へと広げていき……。 ガチガチの計画書で世界を管理しようとせず、勝手に回るシステムの隙間にそっと在り続けるため、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ・ 誰もデザインしていない、150年目の庭で完璧に噛み合う「意図なきチームワーク」 ・ 銃痕のない場所を補強せよ。統計学者ウォールドが暴いた「帰ってこない飛行機」 ・ 島に猫がパラシュートで降ってきた?人間の介入が引き起こしたボルネオ島の悲劇 ・転芝生の上の足跡をそのまま道に。小さなエゴが合理性を生む「デザイア・ライン」 町田大周のMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。 次週はおやすみだよ!

    #17 葡萄と黄金虫: 意図なきチームワーク
  4. Jun 17

    #15 ダムフォン・パンク: iPhone or android?

    第15回のマインドバックパッキング。 町田が「あえてiPhoneをやめて、3万円のもっさりしたAndroidにしてみた」ことから始まった1年間の実験。 それは画面がどんどんデカくなり、高騰していく現代のスマートフォンへのカウンターだった?指に吸い付くような滑らかさが消えた途端、スマホに対しての感覚はどう変化したのか。 意識は完全に外の世界、かつてのメルボルンやヨセミテ・トレイルへと繋がることに。あの数秒の「もっさり」という不便さは、実は私たちの脳から一番クリエイティブな「豊かな退屈」を盗まないための防衛線だったのかもしれません。 話はスマホのサイズ選びの限界から、スマホを川に投げ捨てるアメリカのZ世代「ラッダイト・クラブ」、さらには文明を拒否して生きる「アーミッシュ」のハック術、哲学者イヴァン・イリイチの道具論へと向かいます。iphoneをスクロールする手をちょっとだけ止めて、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ・Jelly Starに13mini。メイン機にミニマルを求める現代のサイズ限界 ・スマホを川に投げ捨てるZ世代?「ダムフォン・パンク」という抵抗 ・あえて“不便な距離”をデザインする、アーミッシュの驚くべき知恵 ・脳のアイドリング(DMN)を奪う、滑らかなUIの罠 町田ヒロチカのMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。 willcomの10分間通話無料で友人に電話かけまくってた。

    #15 ダムフォン・パンク: iPhone or android?
  5. Jun 10

    #14 庭園隠者: 気まずさと庭の置物

    第14回のマインドバックパッキング。 町田の身に突如として降りかかった、穴があったら入りたいレベルの気まずさ。 3歳の息子と行った市場でのシルバーバック事件、そして湯けむり温泉田中事件。咄嗟のフォローも火に油を注ぎ、消え入るはずもない気まずさから意味もなく2回目のシャンプーを泡立てる。  そんな、誰もが経験のある精神的バグの正体を調べていくうちに、動物行動学の「転移行動」や心理学の「スポットライト効果」という、生物として正しいバグ回避システムが見えてきました。さらに話は斜め上のスピンオフへ。歴史上、本当に「穴に入ることを仕事にしていた」18世紀の引きこもりビジネス「庭園隠者(オーナメンタル・ハーミット)」の狂気に満ちた実態、そして現代の庭に佇む「あるもの」のヤバすぎるルーツへと向かいます。 気まずい自意識の沼から軽やかにエスケープできるよう、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ・咄嗟のフォローで殉死。市場と温泉で起きた「気まずい事件簿」  ・気まずい時の関係ない行動は、チンパンジーや野生の鳥と同じ? ・18世紀の貴族が庭に“〇〇”を飼っていた?「庭園隠者」4つの目的  ・庭の「あの置物」を見る目が変わる、現代に受け継がれたルーツ 町田ヒロチカのMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。

    #14 庭園隠者: 気まずさと庭の置物
  6. May 27

    #12 過去との接続点が失われる前に

    第12回のマインドバックパッキング。 町田が見つけた、地元の街中に潜む「懐かしさのトラップ」。 誰もいないショッピングモールの階、放置された遊具、突如として訪れる地元のスーパーやデパートの閉店……。過去との接続点がばっさりと消えていくような激しい喪失感ともどかしさ。 そんな、胸がざわつくような「懐かしさと不気味さ」の正体を調べていくうちに、ひとつの言葉に突き当たりました。それが「リミナルスペース(境界の空間)」。 本来は人がいるはずの場所に誰もいない違和感。現実から切り離されたような、心地よくも危うい「ソフトドラッグ感」。そして話は、「人間も年齢を重ねるごとに、純度の高いリミナルスペースになっていくのではないか?」という着地点へ……。 懐かしさの沼にどっぷり浸かりすぎぬよう、今週も思考の旅へ一緒に出かけましょう。 ​地方は「懐かしくさせてくるもの」が溢れすぎ問題​寿命間近の“過去との接続点”と、場所の死に目に合う切なさ​知っておきたい「リミナルスペース」4つの特徴​歳をとるということは、出会いと別れを見送る「通過点」になること?町田ヒロチカのMind Backpackingは毎週水曜18:00頃更新。

    #12 過去との接続点が失われる前に

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