ガチ・アンチエイジングラジオ〜最新科学で老化を巻き戻す〜

ウェルハビッツ あやコーチ

「なんだか疲れやすくなった」「若い頃と体が違う気がする」——そう感じているなら、それは体内時計が老化しているサインかもしれません。最先端のアンチエイジング科学をわかりやすくひも解きながら、体の時計を巻き戻すヒントをお届けします。アンチエイジングコーチのあやと、アンチエイジングに興味津々ののりがお送りする、ガチで使えるアンチエイジングラジオです。 火・金配信予定

  1. 5d ago

    44歳と60歳で人は大きく老けるって本当?【第56回】

    人は44歳と60歳で急に老ける。そんなニュースをご覧になった方も多いと思います。 もとになった研究は実在します。スタンフォード大学が2024年に出したもので、108人から13万5千項目を測るという、かなり新しいやり方でした。そこで分かったことのひとつが、年齢に対してまっすぐ変化していた分子は、全体の6.6パーセントしかなかったということ。老化は、思っていたほど一定のペースでは進んでいませんでした。 ただ、44歳という数字のほうは、少し立ち止まったほうがよさそうです。 この研究、25歳から40歳の参加者が8人しかいません。44歳に線を引くには、その手前にいる人たちが必要なはずなのですが、そこが8人。追跡した期間も、平均で1年8か月ほどです。 そして、調べていくともっと妙なことが出てきます。別の研究が、別の年齢を挙げているのです。4,263人を対象にしたその研究で出た波は、34歳、60歳、78歳でした。人数は40倍です。 44歳と34歳。10歳も違います。どちらが正しいのか。 おそらく、両方正しいのです。今回は、なぜそうなるのかをお話しします。そして整理していくと、気にするべきものが年齢ではなくなってきます。 後半では、もうひとつの研究を紹介します。5,676人の血液から、心臓、脳、腎臓、肝臓など11の臓器それぞれの年齢を推定したものです。 そこで分かったのが、全身が同時に老けていた人は1.7パーセントしかいなかったということ。一方で、どこか1か所だけが強く老けていた人は18.4パーセントいました。 つまり、人は全身いっせいに年をとるのではありません。どこか一か所から、先にほころびが出てくる。そして、その場所は人によって違います。 途中では、厄年の話も少しします。厄年の61歳は、数え年なので満60歳です。2つの研究に共通して出てきた、あの60と同じ数字でした。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN⁠⁠⁠ 参考文献 Shen X, et al. Nonlinear dynamics of multi-omics profiles during human aging. Nature Aging. 2024;4:1619-1634.(スタンフォード大学。25歳から75歳の108人を対象に、3〜6か月ごとに血液・便・皮膚・口腔・鼻腔の5種類を採取。計5,405検体から10種類のオミクスで135,239項目を測定。追跡期間の中央値は1.7年。線形に変化した分子は6.6%、非線形が81.0%。変化が集中する時期として40代半ばと60代前半が報告された。男女を分けて解析しても同様のクラスターが得られたため、女性の閉経のみでは説明できないとされている。限界として、25〜40歳の参加者が8人のみであること、追跡の深さが不十分であること、地理的多様性の欠如、身体活動やアルコール摂取などの行動データの欠如が挙げられている) Lehallier B, et al. Undulating changes in human plasma proteome profiles across the lifespan. Nature Medicine. 2019;25:1843-1850.(スタンフォード大学。18歳から95歳の4,263人、血漿タンパク質2,925種類を解析。変化の波は34歳、60歳、78歳。3つの波はそれぞれ異なるタンパク質で構成されており、線形モデルでは老年期に変化するタンパク質の大半を検出できないと報告されている) Oh HS, et al. Organ aging signatures in the plasma proteome track health and disease. Nature. 2023;624:164-172.(5つの独立コホート、5,676人。血漿タンパク質から脂肪組織、動脈、脳、心臓、免疫組織、腸、腎臓、肝臓、肺、筋肉、膵臓の11臓器について年齢を推定。1臓器が強く老化していた人は18.4%、複数臓器が同時に老化していた人は1.7%。臓器の加速老化がある人は全死亡リスクが20〜50%高く、心臓の加速老化では15年間の心不全リスクが2.5倍と報告された) 厄年について(厄年は数え年で、男性25歳・42歳・61歳、女性19歳・33歳・37歳・61歳。大厄は男性42歳、女性33歳。平安時代の陰陽道に由来するとされ、源氏物語や宇津保物語に記述がある。貴族のあいだで広まり江戸時代に庶民へ浸透した。年齢の根拠は定かではなく、語呂合わせ説と、神社の祭祀の役を担う年であったとする役年説がある。災いが特定の年齢に集中するという証拠はない)

  2. Oct 2

    週末に寝だめ休みだめしても疲れはとれません【第55回】

    休みの日にゴロゴロしたのに、疲れが取れない。早く布団に入っても、仕事や家事のことが頭から離れない。 疲れシリーズ最終回は、「休み方」がテーマです。 睡眠が足りないとき、頭が休まらないとき、夜中に何度も起きるとき。それぞれ、見直すところは違います。 今回は、週末の寝だめを調べた研究、未完了の仕事から気持ちを離すための工夫、そして意外な「脚のむくみと夜中のトイレ」の関係を紹介します。 聴き終わったら、自分に合うものを一つだけ。今日の休み方を変えるヒントにしてください。 【今回のお話】 ・週末の寝だめで、平日の寝不足を帳消しにできる?・頭の中の仕事を終わらせる「明日の自分への引き継ぎ」・横になるより、少し動くほうが楽な場面・活動したあとに体調が悪化する場合の注意点・夕方の脚のむくみが、夜中のトイレにつながる仕組み・睡眠時間と「休まった感じ」、両方を見る理由 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN⁠⁠ 【参考文献・資料】 ■ 週末の回復睡眠と代謝Depner CM, et al.(2019)“Ad libitum Weekend Recovery Sleep Fails to Prevent Metabolic Dysregulation during a Repeating Pattern of Insufficient Sleep and Weekend Recovery Sleep.”Current Biology, 29:957–967.e4.https://doi.org/10.1016/j.cub.2019.01.069 平日の睡眠制限と週末の回復睡眠を繰り返した短期実験。週末の睡眠だけでは、代謝への悪影響を防ぎきれませんでした。追加で眠ること自体を否定する研究ではありません。 ■ 未完了の仕事から気持ちを離すための計画Smit BW.(2016)“Successfully leaving work at work: The self-regulatory underpinnings of psychological detachment.”Journal of Occupational and Organizational Psychology, 89:493–514.https://doi.org/10.1111/joop.12137 未完了の仕事を「いつ・どこで・どう進めるか」計画することで、普段から仕事との切り替えが苦手な人では、仕事から心理的に離れやすくなりました。 ■ ME/CFSと活動後の体調悪化NICE診療ガイドライン NG206“Myalgic encephalomyelitis (or encephalopathy)/chronic fatigue syndrome: diagnosis and management.”https://www.nice.org.uk/guidance/ng206/chapter/recommendations 筋痛性脳脊髄炎・慢性疲労症候群についての診療指針。活動後の体調悪化や、固定的なスケジュールで運動量を増やす方法を勧めないことなどを説明しています。 ■ 脚の水分移動と夜間の尿・睡眠Kiba K, et al.(2018)“Increased Urine Production Due to Leg Fluid Displacement Reduces Hours of Undisturbed Sleep.”Lower Urinary Tract Symptoms, 10:253–258.https://doi.org/10.1111/luts.12176 脚の水分移動と、夜の尿量・最初にトイレで起きるまでの時間との関連を調べた研究。足上げの効果を直接検証した試験ではありません。 ■ 夜間頻尿のセルフケアUrology Care Foundation「Nocturia」https://www.urologyhealth.org/urology-a-z/n/nocturia 夜間頻尿.com「夕方の足上げ」https://www.yakan-hinnyo.com/useful/selfcare01.php 脚に水分がたまる人への足上げなどを紹介した患者向け資料。「夕方に30分ほど」という実施例は後者によります。痛みのない姿勢・時間に調整し、心臓や腎臓に病気がある方は主治医に相談してください。 ■ 睡眠時間と睡眠休養感厚生労働省『健康づくりのための睡眠ガイド2023』https://www.mhlw.go.jp/content/001305530.pdf 必要な睡眠時間の確保と、睡眠で休養がとれた感覚の両方を重視しています。

  3. Sep 29

    体力年齢を10歳若返らせるミトコンドリア活性法【54回】

    疲れシリーズの2回目です。前回は「年のせいにしないで測りましょう」という話でした。今回は逆向きに、疲れにくい体をどう作るかという話をします。 主役は、細胞の中でエネルギーを作っているミトコンドリアです。 年齢とともに、数も働きも落ちていきます。しかも、壊れたものを片づけて新しいものに入れ替える力まで落ちるので、古いものが居残ります。ここまで聞くと、かなり絶望的な話に聞こえると思います。 ところが、メイヨー・クリニックが2017年に出した研究に、意外な数字が載っていました。 12週間のインターバル運動で、ミトコンドリアの働きが上がりました。若い人で49パーセント。そして高齢の人では、69パーセントでした。 上がり幅が大きかったのは、高齢の人のほうだったのです。 理由は、研究チームの解釈がそのまま答えになっています。落ちていたぶん、戻る余地が大きかった。つまり、年をとってから始めても遅いという話は、少なくともミトコンドリアについては当てはまらないということになります。 では、なぜインターバルなのか。それは、ミトコンドリアが増えるスイッチが「足りない」だからです。楽な運動では、今ある工場で足りてしまうので、増やす必要がない。だから、少しきついところに行くことが引き金になります。 そして今回は、歩きでそれをやる方法もお伝えします。信州大学の能勢博先生が20年以上研究されているインターバル速歩です。3分速く歩いて、3分ゆっくり歩く。それを5回。松本市を中心に、参加者はのべ1万人を超えています。 2024年には、閉経後の女性234人で骨密度の結果も出ました。もともと骨密度が低かった人では上がり、高かった人では維持されていました。ここも今回の話とまったく同じ形で、落ちていた人のほうが戻る余地が大きいのです。 なお、冒頭で前回の補足をひとつしています。前回ご紹介した鉄剤の話です。あの方がよくなったのは、鉄をのんだからというより、調べて足りないことを確認してからのんだからでした。鉄には体から捨てる仕組みがないため、足りているのに足すのはよくありません。ここだけは、真似しないでいただきたい部分なのでお話ししています。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN 参考文献 Robinson MM, Dasari S, Konopka AR, et al. Enhanced Protein Translation Underlies Improved Metabolic and Physical Adaptations to Different Exercise Training Modes in Young and Old Humans. Cell Metabolism. 2017;25(3):581-592.(メイヨー・クリニックの研究。若年(18〜30歳)と高齢(65〜80歳)を、高強度インターバル自転車運動、筋力トレーニング、両者の組み合わせに割り付けて12週間実施。筋生検により筋ミトコンドリアの呼吸能を測定し、インターバル運動群で若年49%、高齢69%の上昇が報告された。筋タンパク質の網羅的解析では、加齢によって低下していたタンパク質群、特にミトコンドリア関連のものが上昇方向に動いた。筋量・筋力の改善は筋力トレーニング群が最良) Masuki S, et al. Effects of interval walking training on bone mineral density in postmenopausal women. PLoS One. 2024.https://doi.org/10.1371/journal.pone.0309936(閉経後女性234人を対象に、インターバル速歩を5か月間実施。もともと骨密度が低かった参加者では骨密度が向上し、高かった参加者では維持された) 信州大学 能勢博研究室/NPO法人 熟年体育大学リサーチセンター 公開資料https://www.jtrc.or.jp/interval/interview.php(インターバル速歩のプロトコル。3分の速歩(最高酸素摂取量の70%以上)と3分のゆっくり歩き(同40%程度)を5セット以上、週4日以上。長野県松本市を中心とした一連の研究で、体力の平均14%向上、生活習慣病の指標10〜20%の改善などが報告されている。参加者はのべ1万人を超える) 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」鉄(鉄の耐容上限量および過剰摂取のリスクについて。通常の食事からの過剰摂取は起こりにくいが、サプリメントなどによる長期の過剰摂取では臓器への鉄沈着が生じうるとされる) 八田秀雄『乳酸をどう活かすか』『乳酸を使いこなすランニング』ほか(乳酸が疲労物質ではなくエネルギー基質であること、その代謝の場がミトコンドリアであることについて。第1回の内容の出典)

  4. Sep 24

    その疲れ、単なる疲れじゃないかもよ?【第53回】

    今回から3回にわたって、疲れの話をします。 第1回のテーマは、「年のせい」で止めてしまわないこと。 まず、疲れの正体について、大きな勘違いから始めます。疲労物質といえば乳酸。学校でそう習った方も多いと思いますが、実はあれ、犯人ではありませんでした。 マラソンやサッカーでは、後半になるほど選手は疲れていきます。ところがそのとき、乳酸はむしろ下がっているんです。では乳酸とは何なのか。なぜスポーツドリンクや点滴にまで入っているのか。 そのうえで、疲労と疲労感を分けて考えます。疲労感は、体が出しているアラームです。感じること自体は必要なこと。問題は、それが鳴りっぱなしになっているときです。 ここで多くの人が、「年のせい」で探すのをやめてしまいます。 だるい、冷える、むくむ、太ってきた、気分が落ち込む、物忘れが増えた。更年期の症状として語られるこれらは、甲状腺の働きが落ちたときの症状とほとんど重なります。だから発見が遅れやすい。 橋本病は、成人女性の10人に1人にみられるとされています。決して珍しい病気ではありません。私の周りにも、ずっと更年期だと思っていたら甲状腺だった、という人が何人かいます。 では、どう見分ければいいのか。ひとつだけ、手がかりがあります。 後半では、鉄の蓄えと、睡眠時無呼吸にも触れます。どちらも見落とされやすく、そして閉経後の女性に関係の深い話です。 大事なのは、どれも測ればわかるということ。年のせいにすると、測らなくなってしまいます。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN 参考文献 八田秀雄(東京大学大学院総合文化研究科 身体運動科学研究室)「乳酸の基本 ー乳酸は悪者なのか?ー」https://biz.arkray.co.jp/lact/hatta/index.html(乳酸は糖を利用する過程でできる物質であり、老廃物ではなくエネルギー源であること、ミトコンドリアで使われること、食品やスポーツドリンク、点滴用の輸液にも含まれることなど) 八田秀雄「乳酸ばかりが疲労の原因ではない」(きつい運動後、乳酸が運動前の値に戻るには30分、体内の酸性度が戻るにも10分かかるが、運動の2分後には少しなら再び走れること。乳酸の量と疲労が一致しないことを示す例として) 日本内分泌学会「橋本病(慢性甲状腺炎)」https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=41(橋本病は成人女性の10人に1人、成人男性の40人に1人にみられる。ただし甲状腺機能低下症になるのは橋本病のうち4〜5人に1人未満で、大部分では甲状腺ホルモンは正常に保たれる) 「更年期障害と似てるけど 30〜50代女性は橋本病に注意」日本経済新聞(甲状腺機能が低下すると、寒がり、倦怠感、肌の乾燥、便秘、体重増加などが現れ、更年期のサインとよく似ているため発見が遅れやすいこと。一方で、橋本病でホットフラッシュを起こすことはまずないとされ、見分けるポイントのひとつとなること) 「潜在性甲状腺機能低下症ってご存じですか?」同友会メディカルニュース(甲状腺ホルモンは正常だがTSHが高い状態。女性・高齢者に多く、健康な人の4〜20%、人間ドック受診者の4.7%〔男性3.6%、女性5.8%〕にみられるとされる)

  5. Sep 22

    朝食は食べたほうがいいのか問題、女性の正解【第52回】

    朝ごはんは、食べたほうがいいのか、抜いたほうがいいのか。 この番組の初期に、プチ断食を紹介しました。夜8時に食べ終わったら翌朝8時まで、12時間空けましょう、というものです。ただ、プチ断食というと朝食を抜くことだと思われがちです。私がおすすめしてきたのは、夜を空けて朝は食べる形でした。同じ「空ける」でも、どこを空けるかで意味が変わります。 今回はまず、朝食を抜く理由としてよく聞く話を2つ取り上げます。 ひとつは「午前中は排泄の時間だから、食べないほうがいい」。体の仕組みから見ると、実はむしろ逆なんです。 もうひとつは「江戸時代までは1日2食だったから、人間には2食が合っている」。確かに2食の時代は長かったのですが、中身を見ていくと、今の「朝を抜いて昼と夜だけ」とはまったく違う食べ方をしていました。 そのうえで、九州大学のグループが日本の高齢者28万人を調べた研究を紹介します。朝食を抜く習慣と、寝る直前の夕食。どちらが認知症のリスクと関係していたのか。結果は、少し意外なものでした。 後半は、更年期以降の女性の話です。「女性は断食に向かない」とよく言われますが、その根拠の多くは、実は月経がある時期の話。では、閉経後の女性にとって何が問題になるのか。 鍵になるのは、タンパク質のとり方でした。量だけでなく、回数が大切な理由をお話しします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN 参考文献 Kawaguchi K, et al. GeroScience. 2026(オンライン版7月28日).(九州大学のグループによる研究。19自治体のレセプトデータを含むLIFE Studyのデータを使用し、日本の高齢者28万3,166人を対象に、深夜の夕食〔就寝前2時間以内の夕食を週3回以上〕および朝食抜き〔週3回以上〕と、認知症の発症との関連を検討。深夜の夕食はハザード比1.17、朝食抜きは1.13で、いずれも認知症発症リスクの上昇と関連していた。著者らは因果関係の特定にはさらなる研究が必要としている) Mamerow MM, et al. Dietary protein distribution positively influences 24-h muscle protein synthesis in healthy adults. Journal of Nutrition. 2014;144(6):876-880.(1日のタンパク質の総量が同じでも、朝昼晩に均等に分けたほうが、夕食に偏らせた場合より24時間の筋たんぱく合成が約25%多かったと報告) Moore DR, et al. Protein ingestion to stimulate myofibrillar protein synthesis requires greater relative protein intakes in healthy older versus younger men. Journals of Gerontology Series A. 2015;70(1):57-62.(高齢者では若年者より、筋肉の合成を最大にするのに1食あたり多くのタンパク質が必要で、体重1kgあたり約0.4gが目安とされた) Kim HK, et al. Supplementation of protein at breakfast rather than at dinner and lunch is effective on skeletal muscle mass in older adults. Frontiers in Nutrition. 2021;8:797004.(早稲田大学のグループによる研究。高齢者において、朝食でタンパク質をとったほうが筋肉量への効果が大きかったと報告) Aoyama S, et al. Distribution of dietary protein intake in daily meals influences skeletal muscle hypertrophy via the muscle clock. Cell Reports. 2021;36(1):109336.(マウスを用いた研究。朝のタンパク質摂取が筋肥大に有効で、筋肉の体内時計が関わることを示した) 『日本大百科全書(ニッポニカ)』「食事」の項(日本の食事回数の変遷。二食制の時代にも、激しい労働をする人には間食が給されたこと、労働の激しい農山漁村では朝食前や食間に間食をとる習慣があったことなど)

  6. Sep 17

    生きがいがあると長生きする、しかも脳卒中リスクも低い【第51回】

    前回のブルーゾーンの回で、生きがいの話はまだこの番組で扱っていない、とお伝えしました。今回がその回です。 まず、数字から。宮城県で5万人以上を追いかけた大崎国保コホート研究という調査があります。生きがいがあると答えた人に比べて、ないと答えた人は、全体の死亡リスクが高くなっていました。特に、脳血管の病気で差が出ています。 気の持ちようではないか、と思われるかもしれません。ただ、この研究は、年齢、学歴、職業、主観的な健康度、ストレス、痛み、歩く時間、睡眠時間、そして高血圧や糖尿病などの既往まで調整したうえで、その差が残っています。 後半では、少し違う話をします。 生きがいという言葉は今、ローマ字でikigaiと書かれ、世界中で知られています。きっかけのひとつが、前回話したブルーゾーンでした。 ただ、海外に伝わる過程で、日本語の生きがいには入っていなかった条件がひとつ加わっています。 お金がもらえること、です。 向こうで広まっているikigaiは、好きなこと、得意なこと、世の中が必要としていること、そしてお金になること。この4つが全部そろったものだとされ、主にキャリアの文脈で使われています。 でも、私たちが生きがいという言葉を使うとき、お金はもらっていませんよね。孫と過ごす時間。定年後の畑仕事。 しかも、お金を条件にすると、定年で失うことになります。いちばん生きがいが必要な時期に。 最後に、日本の生きがいの原点とされる本のお話と、探そうとしないほうがいい理由をお伝えします。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN 参考文献 Sone T, Nakaya N, Ohmori K, et al. Sense of life worth living (ikigai) and mortality in Japan: Ohsaki Study. Psychosomatic Medicine. 2008;70(6):709-715.(宮城県大崎保健所管内の国民健康保険加入者を対象とした前向きコホート研究。5万人以上が参加、回答率95%。「生きがいがありますか」という質問への回答と、その後の死亡との関連を検討。生きがいありと答えた群に比べ、なしと答えた群で全死因死亡リスクが高く、特に循環器疾患・脳血管疾患、および外因死で関連が見られた。がんと肺炎では関連が認められなかった。年齢、性別、婚姻状況、学歴、職業、主観的健康度、ストレス、身体的痛み、身体機能、BMI、喫煙、飲酒、歩行時間、睡眠時間、および高血圧・糖尿病・腎疾患・肝疾患・胃十二指腸潰瘍・関節炎・骨粗鬆症などの既往を調整) 神谷美恵子『生きがいについて』みすず書房、1966年(長島愛生園での臨床経験にもとづき、生きがいとは何かを論じた著作。日本語の「生きがい」を考えるうえでの古典とされる) García H, Miralles F. IKIGAI: The Japanese Secret to a Long and Happy Life. 2016.(スペインの著述家2名による書籍。世界的なベストセラーとなり、ikigaiという言葉を海外に広めた)

  7. Sep 15

    世界のスーパー老人に学ぶ元気に長生きする秘訣【第50回】

    前回は、健康寿命を延ばす大型コンペや、山中因子を使った若返り研究を紹介しました。今回は、その最先端科学の反対側にあるようで、実は同じところへつながる話です。 100歳を目前に、病気の友人を励ますため毎日馬に乗っていたニコヤの男性。90歳を超えても、みんなで食べて踊る村祭りに参加するイカリアの人々。男性の百寿者も多く、羊飼いとして山を歩き続けていたサルデーニャの人々。 彼らに共通していたのは、特別な健康法よりも、年を取っても人に会い、体を使い、頼られ、楽しむことが暮らしに含まれていたことでした。 一方、私たちは定年や再雇用、子どもの独立などをきっかけに、身体より先に「自分はもう年だ」と感じることがあります。 老化に対する自己認識は、本当に寿命や身体機能と関係するのか。人とのつながりは健康にどれほど影響するのか。ブルーゾーンの信頼性をめぐる議論にも触れながら、「最先端の若返り科学が進んでも、私たちがやることは変わらない」という結論まで考えます。 ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ YouTubeチャンネル開設! メインチャンネル(あやコーチ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠www.youtube.com/@wellhabits_aya⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ サブチャンネル(ガチ・アンチエイジングラジオ) ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠youtube.com/channel/UCtiIsCrc-5-enme4XHDm3nQ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠ ※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 📕 睡眠ログアプリと睡眠改善ブックをプレゼント中! LINE登録の上「すいみん」とメッセージください。 ⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠⁠https://lin.ee/Px2zEpN⁠⁠ 【主な参考文献】 ・ニコヤの百寿者と健康長寿研究https://www.ucr.ac.cr/noticias/2022/10/23/la-zona-azul-de-costa-rica-bienvenidos-a-la-peninsula-de-nicoya-donde-la-gente-vive-mas.html ・イカリア島の90歳以上の社会生活・身体活動https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC8296328/ ・サルデーニャの男性長寿と生活要因https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/22132327/ ・老化に対する自己認識と寿命https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/12150226/ ・主観年齢と死亡リスクhttps://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC6345273/ ・社会的つながりと死亡リスクのメタ解析https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/20668659/ #アンチエイジング #健康寿命 #ブルーゾーン #老化 #長寿 #ウェルハビッツ

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