オイサオイサで山車ラジオ

オイサオイサで山車ラジオ

細く長く続く総合カルチャーラジオ。類を見ない特殊ゲストを招いて面白い映画、音楽、サブカルチャー、事象を取り上げます。

  1. May 24

    第42回前編 映画EPiC観てきた!/小沢健二のライブで得られる独自の体験/中年男性は若者の音楽とどう向き合うべきか問題

    Apple PodcastはこちらSpotifyはこちら バズ・ラーマン「EPiC」 ついに公開された映画「EPiC」、IMAX版を鑑賞した2人で感想を語り合いました。 70’sエルヴィスが全身で発する「華」を大画面で感じられてよかった!隙あらばふざけようとするエルヴィスのチャーミングな人柄も最高(ずま) 今回の映像により、バズ・ラーマンはElvis以降~現代のロックとの接続をより意識的に試みたのでは?ということを感じました。(殿下) 小沢健二ツアー「月と街のAidade」 小沢健二のライブツアー「月と街のAidade」を観てきたずま。参加する心理的ハードルは高めですが、ほかのライブでは得られない独自すぎる体験ができました。 こちらがライブ参加者全員に配られるクロスタイとピン(タイの色は全部で8種類)。今回のラジオ収録時もこちらを着用して臨みました! ずまが偏愛する日本のギターソロ3選 日本で最高のギタリストはフリッパーズギターの2人だ!と豪語するずまが偏愛するギターソロ3選です。 第1位 小沢健二/天使たちのシーン ファーストアルバムの名曲より、10分ぐらいから始まるギターソロ。簡素な音ながら確かな熱を感じさせるこのフレージング!聴くたびに、バンドを解散させて独りで音楽を作り始めた当時の小沢健二の姿が思い浮かび、涙がこぼれそうになります。 第2位 コーネリアス/あなたがいるなら リズムの構築が極めて特殊なこの曲に合わせて、非常に独特なフレーズを重ねつつ、それでいてメロウさと盛り上がりも持ったギターソロ(4:10過ぎくらい)。こんなギターを弾けるのは小山田圭吾だけや! 第3位 小沢健二/流動体について 2017年のシングルより、「LIFE」期のエモーションを封じ込めたかのような熱いギターソロ。これがライブだとエモさ10倍増しになって更にヤバいです! 殿下の暫定1位 ギターソロ ローザ・ルクセンブルクはかなり最近になって聴いたのですが、自分が日本のロックに求めていたギターソロがここにあった、と感じました。ギターの玉城宏志氏による中間のギターソロは、TelevisionのVenusなどを彷彿させながらも曲のテーマや感情を増幅させるロングトーンのギターで始まります。これは異常に滾る! ベスト3はもうちょっと考えます。 中年男性は若者の音楽とどう向き合うべきか問題 ライブに行くようにしようと決意した殿下ですが、「パンと音楽とミュージック 2026春」というオシャレイベントに1人で参加してみて、若い人が集まるライブに行く「6 Music Dad」化に悩んでいるようです。 6 Music Dadとは最新のインディーズ音楽を中心にかけるBBC Radio 6を聴いている中年男性を指すイギリスのミームです。こちらを読んでいる音楽好きの皆様も是非以下のクイズに答えてみてください。 自己発見の旅のお役に立てるよう、簡単なクイズを用意しました。できるだけ正直に答えてください。すべて「はい」か「いいえ」で答えられる簡単な質問です。 あなたは1970年代、80年代、または90年代に青春時代を過ごした男性である。 かつて音楽にとても詳しく、バンドやライブ、アルバム、夜更かしが大好きだった。 家族ができた。 子どもたちは少し大きくなり、今でもあなたは音楽が大好きだ。 昔の音楽も好きだが、新しいアーティストも大好きだ。 今でもライブやフェス、インディー・ミュージック、そしてレコードが好きだ。 自分では今でもかなりおしゃれな服装をしていると思っている。かっこいいデニム、ブランド物のスニーカー、ちょっと通好みのTシャツを何枚か、という感じだ。 オルタナティブ・コメディが大好きだ。 ジェンダー・ポリティクスや、音楽業界で女性が直面している問題に対して、意識的に敬意を払っている。 面倒ごとは望んでいない。 Idles のコンサートで後ろの方にいる姿を見かけても、おかしくない。 Tom Dunne: Are you a 6Music Dad? Take the test and find out 最後の11のニュアンスは分からないけど、概ねドンピシャやないかい。(殿下) イギリスには「6 Music Dad(シックス・ミュージック・ダッド)」という言葉があるのですが、聞いたことはありますか? これは、インディー・ロックを愛聴している40代以上の男性、いわゆる “お父さん世代”のオーディエンスを指す言葉で。彼らは一人でライブにやって来て、最前列でデジカメを構えてライブを全編録画したりする層でもあります。 もちろん、それ自体は構いません。誰もが自分の好きなように音楽を楽しむ権利がある。でも、それを“最前列”でやられると、ステージに立つ一人の女性として、やはり複雑な気持ちになるんです。デジカメを構えた大人の男性たちが、最前列で微動だにせずズラリと並んでいる光景を見ると。だから私は、ライブの最前列は、私たちのライブに来てくれる、もっと若い女性たちのために空けておいてほしいと本気で思っています。 ウェット・レッグ(Wet Leg)が語る“自分らしさ”の更新 “クィアネス”と“二元論的構造の解体” – WWDJAPAN 日本人中年男性1人で参加したライブは全部よかったです!若い皆様の邪魔にならないようにこのあたりを控えめに見てきました(殿下)

    48 min
  2. 第41回 公開直前、映画「EPiC」の魅力とは!?そして日本におけるエルヴィスとは誰なのか!?

    May 10

    第41回 公開直前、映画「EPiC」の魅力とは!?そして日本におけるエルヴィスとは誰なのか!?

    70年代のエルヴィス・プレスリーのステージ映像を中心にバズ・ラーマンが監督した映画「EPiC」(5/15よりIMAX版、5/22より通常版公開)。今回は一足早く試写で観てきた片手袋研究家・石井さんに本作の魅力を語っていただきました!後半では「日本におけるエルヴィスとは誰か?」というテーマで語り合っております。石井さんから繰り出された全く予想外の回答にぶっ飛ばされました!ところで今回、殿下はどこに…? 本作を観る前から、石井さんの脳内にはすでに自己流の「EPiC」が何バージョンもあったそうです。 Walk A Mile In My Shoes 「他人の靴を履く=他人の立場に立って考えてみる」というメッセージを歌うこの曲は、ぜひ歌詞も込みで味わってほしいと語る石井さん。「他人の靴を履く」というのはブレイディみかこ「ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー」に出てきた「エンパシー」の概念とも繋がりますね。 日本におけるエルヴィス(その1:内田裕也) 後半は「日本におけるエルヴィスとは誰か?」というテーマでトーク。ずまからはまず内田裕也を提案しました。カリスマ性と人としての愛嬌、そして軍団を引き連れるところなどいろいろと共通点が。こちらは1973年のライブから。バックには若き日の近田春夫も! 日本におけるエルヴィス(その2:岡村靖幸) ずまが提案した2人目は岡村ちゃん!強烈なセックスアピールとダンス、そしてメンタルのバランスを崩しての体型変化など、エルヴィスとの共通点が見つけられます。 そして石井さんから提案された日本におけるエルヴィスは全く予想不可能な人物でした!答えはぜひ番組本編で!!

    1h 6m
  3. Mar 22

    第40回 後編 80年代の井上陽水がバキバキのニューウェーブに挑戦した異色曲とは!?/ポニーのヒサミツが新曲で聴かせたマニアックすぎるはっぴいえんどオマージュ

    ゴリラ祭ーズが星野源に紹介されたようです 前回取り上げたゴリラ祭ーズがNHKの星野源の番組で紹介された模様! 星野源には複雑な感情を持つ世代ですが、ただただ喜ばしいので、もっとほどほどに売れていただきたい(でんか) 新コーナー「日本のロックをちゃんと聴こう!」スタート 今回から、聴いているようでちゃんと聴いていない日本のロックを改めて聴いてみるコーナー「日本のロックをちゃんと聴こう」をスタートします。第1回は、83年の井上陽水がバキバキのニューウェーブに挑戦したこちらの曲。 井上陽水 「この頃、妙だ」  一聴して思わず「トーキングヘッズやないかい!」と叫んでしまいますが、すごいかっちょいい。プロデューサーのBANANAこと川島裕二氏のセンスがかなり反映されていると思われます。(ずま)きっとネタ元はTalking Headsの「Crosseyed and Painless」だと思いますが、音がそもそもめちゃくちゃカッコイイのでどうしても興奮してしまいますね。(でんか) 「最近よかった曲を紹介するコーナー」 こちらはおまけのコーナー。今のチャートとはあんまり関係ないシーンをディグっているでんかより、最近よかった曲をご紹介させていただきます。今回第1回目は、ポニーのヒサミツ 「宿世拙し」をご紹介します。 当時のはっぴいえんどのバンドとしての「ズレ」をきっと相当意識して表現をしている姿に、ただならぬはっぴいえんどフォロワーの覚悟を感じました。違ったらすみません。(でんか)歌いだしの最初の3音を聴いて「やっとるな~」と笑みがこぼれます。はっぴいえんどの演奏面をここまで解像度高くトレースしている人はなかなかいない!(ずま) はっぴいえんど「雨あがりのビル街」(1970中津川フォークジャンボリー) はっぴいえんどの演奏といえばこちら、今さらながら最近初めて聴いてカッコ良さにシビれました。特に鈴木茂のギター!(ずま) 鈴木茂の最後のギターリフの引用元ですが、思い切り間違ってましたSt.Stephenです。偉そうに言ってすみません。この場で訂正してお詫びします。(でんか)

    34 min
  4. Mar 16

    第40回 前編 マンガ家・つげ義春のいるところ展に行ってきた

    細く長く続くカルチャーラジオ、オイサオイサで山車ラジオ。今回は殿下とずまの2人で調布で開催されている「マンガ家・つげ義春のいるところ展」に行ってきました。 マンガ家・つげ義春のいるところ展 開催は2026年1月29日(木) 〜 2026年3月22日(日)まで!投稿時点(3月)で終了近いのでご注意を! 無料ですが、とにかく情報量が多く、大変充実した展示でした!(殿下)この街で実際につげ先生が暮らしているんだと実感できてとても良かった(ずま) 映画「旅と日々」について 2025年に三宅唱監督が「海辺の叙景」と「ほんやら洞のべんさん」を映画化した「旅と日々」、たいへん良い作品だったのですが、ここで「べんさんを実写で演じられる俳優は存在するのか?」という問いが我々に。これに対するずまの答えとは!? つげ作品ベストシーン(ずま) つげ作品を愛する2人が選んだベストシーン。ずまが選んだのは「ほんやら洞のべんさん」からこちら! 知らない人との初対面でいきなりこのセリフを畳みかけるスピード感。ほのぼのした絵柄の奥に潜む性急さに心をつかまれます(ずま) つげ作品ベストシーン(殿下) 殿下が選んだのは「コマツ岬の生活」からこちら! 一見コミカルに見えるのに、男の顔、背後のビルと階段の不穏さに圧倒的不安感を覚え、一生忘れられないシーンになっています。 ねじ式のモデルとなった漁村に行った話 ちなみにずまと殿下は10年ちょっと前にも、「ねじ式」のモデルとなった千葉県鴨川市の太海地区に行って来ました。あの名場面(このマンガはすべてのシーンが名場面なのですが)、機関車が飛び出してくるシーンの舞台となった場所があります。 つげ義春「ねじ式」の「アッ!ここはもとの村ではないか」の場所に行ってきた – Web冷え汁 いわゆる聖地巡礼旅でしたが、漁村の風景が想像以上によくてしみじみと滞在してしまいました。

    26 min
  5. Feb 14

    第39回番外編 お互いが好きそうな曲を薦めあってみる

    オイサオイサで山車ラジオ、今回はでんか(aka 四万十川)とずまが、お互いにきっとこれは好きに違いない!という曲を薦めあってみるという試みです。 1曲目:でんか→ずま  ゴリラ祭ーズ 今なら言える この曲を初めて聴いたときからビシビシと小沢健二ファースト感を感じまして、生粋の小沢健二ファンにぶつけてみようと画策いたしました。ラップも含め現代に鳴る音としてもキラキラしてます。ホーンも好きだし、サビの裏で4つで鳴ってるギターが大変効果的ですよね(でんか) バンド名と音楽のギャップ!小沢健二ファーストの2大名曲のエッセンスを感じてグッと来ました。(ずま) 2曲目 ずま→でんか 平山みき 電子レンジ(1982) 近田春夫プロデュースによるレゲエ曲で演奏はビブラトーンズ。近田春夫の歌詞がもうキレッキレで、これほど都会を感じさせる曲は他にないと断言したい。(ずま) 近田春夫ファンとして恥ずかしながら初聴でした。この歌詞は広島の片田舎出身の人間には一生書けないと思う。(でんか) (参考)田中真弓 忍豚レゲエ(さすがの猿飛ED) 私世代のレゲエと言えばこれになります。後々調べたら、割と70年代から少しずつレゲエ楽曲はポップソングに入ってきていたようです。そういえば、サザンのファースト(77年)にも「レゲエにくびったけ」って曲があったわ。(でんか) (参考)Spotifyプレイリスト 今回登場した曲をプレイリストにまとめましたので併せてお楽しみください。

    19 min
  6. Feb 11

    第39回後編 2025年にグッと来た曲(ずま編) 

    細く長く続くカルチャーラジオ オイサオイサで山車ラジオ。今回はでんか(aka 四万十川)、ずまが2025年に聴いたベストソング3曲ずつを発表しあいます。後編はずま編です。 ずま1曲目:星野源 Eureka 藤井風や小沢健二との対比をずまが語り、殿下は星野源に対する微妙な思いを語っております。 星野源とはいつか向き合わなくてはいけないような気はしているけど、逃げ続けています。なんか怖くて。(でんか) ずま2曲目:サザンオールスターズ 悲しみはブギの彼方に サザンのバンドとしての力をバキバキに感じる1曲!それにしても70年代の若者はなぜ渋いアメリカンロックをこんなにも血肉化できたのか?(ずま) 私も自分の2025年ベスト曲に選ばせていただきました。リトルフィートへのリスペクトを感じさせながら完全に自分の曲になっている時点でサザンのバンド力を感じる。ずまと同じこといってる!(でんか) (参考)桑田佳祐 Long Distance Love ローウェル・ジョージのトリビュートアルバムより。 圧倒的桑田佳祐だけど、Little Featへの愛をこれでもかと感じる1曲です。CDで持っているけど、サブスクに出てきてほしいな。(でんか) (参考)はちみつぱい 塀の上で 二十歳そこそこの若者がザ・バンドの泥臭いグルーヴをこんなに再現してるのすごすぎる。(ずま) ずま3曲目:The Groovers ロザリー 2005年の曲なんですが2025年に知ってよく聴いていたということで…。歯切れのよいギターのカッティングがめちゃくちゃカッコいい!もっと早く知っていればよかった。(ずま) 全くノーチェックでした。ギターの音が好きすぎる(でんか)

    37 min
  7. Feb 7

    第39回前編 2025年にグッと来た曲(でんか編) 

    細く長く続くカルチャーラジオ オイサオイサで山車ラジオのお時間がやってまいりました。第39回はでんか(aka 四万十川)、ずまが2025年に聴いたベストソング3曲ずつを発表しあいます。お互いのベストソングをどう感じたのか、(批評じゃなくて)感想をぶつけあってまいります! Apple PodcastはこちらSpotifyはこちら 前編ではでんかの3曲を発表します。この回の聴きどころは3曲目紹介時に披露されたずまの家庭内エピソード。ずまは「いびつな形の幸せの在り方」として語ったつもりが殿下には「性癖」と解釈されて…、是非最後までお聞きください! でんかの各曲の感想は詳しくはこちらで語っていますので、合わせて読んでいただければ幸いです。 でんか1曲目:北園みなみ 片足は石膏に包まれ 10年ぶりのアルバムを発表した北園みなみさんの曲。曲の構造、音のこだわりの巧みさもそうなんですが、主に私的なシーンを切り抜いた殺傷力の高い歌詞について熱く語っています。(でんか) ポップミュージックを作る人には人格がひねくれていて欲しい(ずま) でんか2曲目:挫・人間 はじけるべき人生 2分間の中で圧倒的に乱高下する感情をぶち込む姿に感動した曲です。聴くたびに高揚感と徒労感が残る名曲です(でんか) 曲から受ける「若いなッ!」という印象と実年齢のギャップが感慨を生みます(ずま) でんか3曲目:明日の私に幸あれ いろいろしゃべりたいことを持って行ったつもりだったんですが、結局言ってることは、曲としてめちゃくちゃ好き、に尽きてしまいました。「玉屋2060%、すばらしい才能です」(でんか) 日常の思いがけないシーンに溶け込む曲を作れる玉屋2060%の才能を感じます(ずま)

    41 min

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