必然の音楽 〜音楽を切り口に、社会や時代、カルチャーの解像度がグンっと上がるPodcast〜

安藤カズマサ / 加藤和 / 福の神

必然の音楽 あの音楽は、偶然じゃなかった。 その音楽が、なぜ、その時代に生まれなければならなかったのか。 音楽が生まれる交差点には、何があるのか。 音楽を切り口に、社会や時代、カルチャーの解像度がグンっと上がるPodcastです。 名前は聞いたことがある。 曲もなんとなく知っている。 でも、実はイマイチちゃんとは知らない。 昔は音楽をよく聴いていたけれど、 大人になって、いつの間にか少し離れてしまった。 そんな人たちと一緒に、 音楽をもう一度、面白がるための番組です。 「なぜ、こんな音楽が生まれたんだろう?」 その時代の社会、街、テクノロジー。 そして、人が何を恐れ、何に怒り、何を求めていたのか? 音楽を知るとちょっと前より人間がわかります。 そして、ときどき自分自身を知ることでもある。 「あの頃、なぜこの曲が好きだったんだろう」 「今の自分は、なぜこの音に惹かれるんだろう」 そんなことまで、ああでもない、こうでもないと考えていきます。 音楽に詳しくなくても大丈夫。 どこのエピソードから聞いても大丈夫です。 音楽に人生を狂わされた安藤と、 音楽をほとんど聴かずに生きてきた加藤、 そして二人をつなぐ福の神。 大人になってから、もう一度軽音サークルの部室に入る! そんな感じでやっています。 ▼ オフィシャルサイト https://hitsuzen-no-ongaku.com ▼ 番組へのご意見・感想 https://forms.gle/rw4qfXR32mTEEyvq5 ▼ Members 安藤カズマサ 音楽に人生を狂わされた人。 音楽やカルチャーを追い続け、このPodcastの言い出しっぺ兼進行役。 加藤 和 音楽をほとんど聴かずに生きてきた人。 だからこそ出てくる「それって何がすごいの?」を担当。 福の神 二人を笑顔でつなぎ、ときには鋭くツッコむ言葉の神様。

Episodes

  1. 6d ago

    S1-8 政府が“反復するビート”を禁止した?!—ハシエンダからAutechre、Massive Attackへ。レイヴと反骨精神が爆発した90年代〜 必然の音楽 〜音楽を切り口に、社会や時代、カルチャーの解像

    「反復するビートを鳴らしたら取り締まり対象!?」 1994年、イギリスで成立した法律には、野外レイヴを規制するために“反復するビート”を対象にした条文まで盛り込まれました。 だったら、同じビートを繰り返さなければいい。 そう考えたAutechreが作ったのが、ビートパターンを変化させ続ける『Flutter』。 しかもクラブには「これを取り締まるなら法律家を連れてこい」と掲示する。 音楽を規制する側もヤバい。対抗するミュージシャンもヤバい。 今回は、そんなエピソードに象徴される90年代音楽の“大混乱と百花繚乱”を、3人で喋り倒します。 マンチェスターの伝説的クラブ「ハシエンダ」から広がったレイヴ・カルチャー。Stone Roses、Primal Scream、Happy Mondaysらが、ロックとダンスミュージックの境界を壊していく。 そこで起きたのは、単なるジャンルの融合だけではありません。 それまでのライブが「ステージ上のスターを見る場所」だったとすれば、クラブでは観客自身が主役になる。 誰か一人を見るのではなく、同じ空間で、同じビートを浴びながら、一緒に踊る。 音楽を“見る”時代から、“自分たちで体験する”時代へ。 一方、ブリストルではダブ、ヒップホップ、クラブカルチャー、パンクの精神が混ざり合い、Massive Attack、Portishead、Trickyへとつながる新しい音楽が生まれていきます。 しかも同じブリストルから、後にBanksyまで登場。 「Banksyの正体はMassive Attackの3Dなんじゃないか?」 そんな説まで生まれるくらい、音楽、政治、ストリートアートが近い距離で混ざり合っていた街でした。 さらに90年代は、とにかく音楽が枝分かれしていきます。 酒を飲まない。ドラッグをやらない。好きでもない相手とはSEXしない。 荒くれ者のイメージとは真逆の、自分を徹底的に律する“修行系ハードコア”=Straight Edge。 Green DayやThe Offspringへ続くスケート/パンク。 ロックそのものを解体していくポストロック。 The Prodigy、Chemical Brothers、Fatboy Slimらダンスミュージック勢がロックフェスのトリを務めるようになる時代。 もはや「ロックとは何か」「クラブミュージックとは何か」という境界自体が、どんどん意味を失っていきます。 そして後半は、福の神の実体験へ。 1997年、第1回FUJI ROCK FESTIVAL。 台風直撃。雨宿りする場所もほとんどない。Tシャツ一枚で来てしまった観客たちは、唇を青くして震えている。 そんな地獄のような会場で、Rage Against the Machineが一音鳴らした瞬間。 寒さで震えていた何万人もの身体が一斉に動き出し、観客の熱気と汗が白い蒸気になって、ステージが見えなくなる。 福の神曰く、 「物理的にロックに救われた瞬間でしたね(笑)」 ヒップホップとハードロックを正面衝突させ、政治への怒りを鳴らし続けたRage Against the Machine。ギターをターンテーブルのように操るTom Morello。 90年代は、ただ新しいジャンルがたくさん生まれた時代ではありません。 パンクが撒いたDIYの種。クラブで生まれた共同体。インディーレーベルの台頭。ジャンル同士の衝突。政治と音楽。アートとファッション。そしてフェスという新しい音楽体験。 80年代まで地下に潜っていたものが、一斉に地上へ飛び出した。 そんな「何でもあり」になった90年代の熱狂を、今回も部室ノリ全開で掘っていきます。 ちなみに、やわらぎさんはこの時点ですでに情報量で溺れています。 「もう杏仁豆腐でしょ?」 いいえ。 まだエビチリです。 90年代、まだ終わりません。次回はいよいよ、90年代ヒップホップへ。

  2. Sep 27

    S1-7 1991年、ロックは“弱さ”を歌い始めた——Nirvana、カートコバーン、ジェネレーション X。「求められる自分」に苦しんだ男の話に、和(やわらぎ)の波形が初めて振り切れた90年代前

    1991年。世界の前提が、音を立てて崩れ始める。 ベルリンの壁が崩れ、冷戦が終わる。日本ではバブルが崩壊する。 それまで多くの人が信じていた、「ちゃんと勉強して、ちゃんと働けば、人生はだいたいうまくいく」という大きな物語が、少しずつ効かなくなっていく。 そして、その空気をまともに受けたのが“ジェネレーション X”と呼ばれた若者たちでした。 親世代は、社会は変えられると信じていた。努力すれば豊かになれると信じていた。良い学校に入り、良い会社に入り、家庭を持つ。そこには少なくとも「こう生きればいい」というひとつの答えがあった。 でも、その次の世代には、その答えがもう通用しない。 低成長。家庭環境の不安定化。離婚の増加。放課後をひとりで過ごす子どもたち。経済的には豊かになったはずなのに、「じゃあ何を目指せばいいの?」という感覚だけが残っていく。 戦うべき“敵”すら、前の世代ほど分かりやすくない。 そんな時代に出てきたのが、Nirvanaでした。 1991年には『Nevermind』だけでなく、My Bloody Valentine『Loveless』、Massive Attack『Blue Lines』、A Tribe Called Quest『The Low End Theory』など、後の音楽史を大きく変えていく作品が一気に登場します。 なぜこの年に、こんなにも音楽が噴き出したのか? そこには、80年代までの「派手で、強くて、成功している音楽」への違和感がありました。 豪華な衣装。巨大なステージ。俺について来い、と叫ぶロックスター。 それに対してカートコバーンは、ボロボロのネルシャツを着て、普段着のままステージに立ち、自分の中にある違和感や怒り、居場所のなさを歌った。 「世界を変えてやる」でもない。「俺は最強だ」でもない。 むしろ、 うまく生きられない。自分が何者か分からない。周囲から求められる自分と、本当の自分が一致しない。 そんな“弱さ”が、突然ポップミュージックの中心に出てきた。 そして『Nevermind』は、Michael Jackson『Dangerous』を抜いて全米1位へ。 それは単なるチャートの逆転ではなく、80年代的な成功の象徴から、90年代的な違和感の象徴へと主役が入れ替わった瞬間でもありました。 けれど、ここに大きな矛盾が生まれます。 「大衆に馴染めない」と歌っていた人間が、最も大衆に求められる人間になってしまった。 商業主義に違和感を持っていた人が、巨大な商業システムの中心へ押し上げられてしまった。 自分を守るために表現していた音楽が、いつの間にか“求められるカートコバーン像”を作り上げていく。 その苦しさの話を聞いていた和(やわらぎ)が、ここで突然止まります。 「これまでで一番刺さったかもしれない」 周囲から求められる自分。市場で評価される自分。社会の中で“商品としての自分”を最適化していくこと。 その一方で、本当の自分はどこにいるのか。 カートの話が、30年前のロックスターの話ではなく、2026年を生きる自分自身の問題として和さんに接続していきます。 普段は比較的冷静な和さんが、熱くなりすぎて言葉が追いつかなくなり、ついには安藤から 「初めて波形が振り切れてる」 と言われる事態に。 今回の『必然の音楽』は、1991年の“名盤ラッシュ”を入口に、Generation X、Grunge、Nirvana、カートコバーン、Guns N' Roses、シューゲーザー、Oasis/Blur、Radiohead『Creep』、Beck『Loser』まで。 強さや反抗を歌ってきたロックが、なぜ90年代に「弱さ」「内向性」「自分自身の居場所」を歌い始めたのか。 そして、なぜそれが今の僕らにもこんなに刺さるのか。 冒頭では、安藤がフジロック最前列で8時間待って観たMassive Attackの話からスタート。 福の神の「紅だぁ〜!」、恒例の和さん80年代復習クイズ、カート・コバーンを検索した瞬間に「なんで死んだ」が出てきてしまう事故まで、今回も部室感たっぷりでお送りします。 次回は、同じ90年代を別の入口から。 ロックを離れて、ハシエンダからクラブミュージックの世界へ向かいます。

  3. Sep 20

    「音楽で社会に叫んでも、意味なくね?」—和の素朴すぎる疑問から、Oasis、ゆず、キューバ、日本暗闇党まで3人で脱線した初の雑談会【必然の音楽】〜音楽を切り口に、社会や時代、カ

    今回は本編の収録の合間に、福の神・安藤・和の3人でゆるーく雑談! 「やわらぎの頭がパンクしそう」という理由で始まった雑談会ですが、気づけばGUから出るファクトリー・レコードTシャツの胸アツな展開から、ワールドカップで歌われるオアシス『Wonderwall』、そして「日本のオアシスは、ゆずの『栄光の架橋』説」へと大脱線! さらに、和が投げかけた「音楽で社会に叫んでも生活変わらなくね?」という鋭すぎる正論をきっかけに、海外のロック衝動と日本の部活文化の共通点を検証。 後半はキューバの停電生活で知った「おなら1つで大爆笑できる笑いの沸点の低さ」から、各家庭で月1回電気を消す『日本暗闇党(ダークネス党)』の結党、そして安藤さんの新あだ名「ファルコン安藤」の誕生まで、部室感全開でお届けします。 電気を消して、キャンドルの灯りとお酒をお供にお楽しみください! 今回登場する主な話題・固有名詞 ​GUからファクトリー・レコード(Factory Records)のTシャツが発売! ​安藤さんの経歴:プログレ愛とメタモルフォーゼでのアテンド体験 ​音楽の衝動=部活のアッパー感?(レッチリのフリー、セックス・ピストルズ) ​安藤さんがAIに「株で一発当てる銘柄」を聞いて怒られた話 ​ワールドカップの合唱:オアシス『Wonderwall』 vs ゆず『栄光の架橋』 ​キューバの停電体験談:笑いの沸点(閾値)が異常に低い幸せな世界 ​福の神が出馬表明!?「日本暗闇党(ダークネス党)」結党へ ​『Never Ending Story』から誕生した「ファルコン安藤」 お便り・感想はこちら!番組概要欄のフォームより、取り上げてほしい時代やアーティストのリクエスト、感想をお待ちしております。X(旧Twitter)では #必然の音楽 をつけて投稿してもらえると嬉しいです! 次回はいよいよ90年代本編です!

    「音楽で社会に叫んでも、意味なくね?」—和の素朴すぎる疑問から、Oasis、ゆず、キューバ、日本暗闇党まで3人で脱線した初の雑談会【必然の音楽】〜音楽を切り口に、社会や時代、カ
  4. Sep 13

    s1-6 ヒップホップは、踊る音楽から“現実を語る音楽”になった——Grandmaster Flash、Run-D.M.C.、Public Enemy、A Tribe Called Questを3人で掘った80年代最終回 【必然の音楽】

    ヒップホップは、最初から「社会を語る音楽」だったわけじゃない。 パーティーで人を踊らせるDJと、その場を盛り上げるMC。そこからラップは、街の現実を語り、怒りをぶつけ、政治を批判し、自分たちのルーツを探す表現へと変わっていきます。 80年代編、ついに最終回。 今回はまず、前回話し忘れた(笑)はっぴいえんどからスタート。日本語でロックを鳴らし、その後のYMO、歌謡曲、シティポップへとつながっていく日本の音楽史を寄り道したあと、いよいよヒップホップの80年代へ。 1977年のニューヨーク大停電、Grandmaster Flash『The Message』、Run-D.M.C.とAerosmithの『Walk This Way』、Beastie Boys、ギャングスタ・ラップ、Public Enemy、そしてA Tribe Called QuestやDe La SoulらNative Tonguesまで。 「悪いラップ、社会風刺ラップ、ちょっとインテリラップ」 いつもの3人で整理していくうちに見えてきたのは、ヒップホップがわずかな時間で、とんでもない速度で多様化していったことでした。 楽器が弾けなくてもいい。楽譜が読めなくてもいい。すでにある音をサンプリングして組み替え、自分の言葉を乗せれば音楽になる。 それは単なる新ジャンルの登場ではなく、「誰が音楽を作れるのか」という前提そのものを変えていく出来事だったのかもしれません。 そして話は、80年代そのものへ。 華やかな消費文化の裏側で広がっていた貧困、格差、失業、社会の分断。キラキラしているのに、同時にものすごくドロドロしている。 なぜ80年代には、こんなにも極端な音楽が次々と生まれたのか。 音楽をほとんど知らない和さんの「人間って難しいな」という一言から、なぜかサラリーマンの生き方、SNSの「いいね取り」、人間の幸福まで話が広がっていきます。 80年代を3回にわたって掘ってきた『必然の音楽』。最後まで脱線しながら、いよいよ次回、90年代へ。 福の神「こんなの一生続かねえよな」 そんな空気から始まる90年代の直前まで、一緒にどうぞ。

  5. Sep 6

    S1-5 「このバックボーン、クセが強すぎ!」——レーガン、サッチャー、Joy Division、New Order。80年代を掘ったら音楽の背景がとんでもなかった件

    80年代、世界は明るくなったのか。いや、むしろ結構めちゃくちゃでした。 アメリカではレーガン、イギリスではサッチャー。規制緩和と市場主義が進む一方で、工業都市では失業が増え、格差が広がり、コミュニティが崩れていく。 そんな時代に、音楽はどう変わったのか。 パンクが外側にぶつけていた怒りは、やがて内側へ向かい、Joy Divisionの暗く冷たいポストパンクへ。 1980年、イアン・カーティスの死。残されたメンバーはNew Orderとして再出発し、ギターだけではなくシンセサイザーやドラムマシンを鳴らし始める。 そして、その音楽から生まれた金は、マンチェスターの巨大クラブHaçienda(ハシエンダ)へ。 ところが、客は踊る。踊り続ける。でも酒を飲まない。水しか売れない。 パンクの絶望は、いつしかクラブのビートへ。工業都市の荒廃は、マッドチェスター、レイヴ、そしてその先のクラブカルチャーへつながっていきます。 一方、日本ではYMO、坂本龍一、THE BLUE HEARTS、バンドブーム。欧米との「約10年のタイムラグ」はなぜ生まれ、MTVや音楽雑誌などのメディアは、その距離をどう縮めていったのか。 そして今回も部室は脱線多め。 「池袋で売ってたのはクラック?」「それ偽造テレホンカードだろ!」90年代の“謎のしめじ”、炭鉱労働者を助けるために町へ“突っ込む”LGBTQの若者たち、そして水しか売れずに経営が苦しくなる伝説のクラブまで。 社会が壊れたとき、人は怒るだけじゃない。踊ることもある。 なぜ80年代に、ロックの外側から新しい音楽が一気に生まれ始めたのか。 今回も、音楽を知っている人も知らない人も一緒に考える、大人の軽音部です。 そして次回、いよいよ――ヒップホップが80年代に花開く。 あの音楽は、偶然じゃなかった。 ※シカゴハウスとデトロイトテクノは割愛しましたけど、きっとやります!!

  6. Aug 30

    S1-4 音楽は、聴くものから“見るもの”になった。― MTV、CD、そして80年代スターの誕生 【必然の音楽】

    「CDって、スキップできるのが革命だったんだ……!」 そんなところから始まる、今回の『必然の音楽』。 前回さらっと通り過ぎてしまった70年代をもう一度振り返りながら、ハードロック、プログレ、グラムロック、そしてパンクへ。ロックが枝分かれし、巨大なビジネスになり、そこから「俺たちの音楽」を取り戻そうとする動きが生まれていく流れを整理します。 そして舞台はいよいよ80年代へ。 CDの登場によって音楽は大量に生産・流通できるようになり、MTVの登場によって音楽は「聴くもの」から「見るもの」へ。 すると、ミュージシャンに求められるものまで変わっていきます。 マイケル・ジャクソンの『Thriller』、マドンナ、プリンス。 曲だけではなく、映像、ファッション、キャラクター、ストーリーまで含めて“スター”を作る時代が始まりました。 さらに、映画とポップミュージックが結びつき、『トップガン』や『ブルース・ブラザース』のように、音楽と映画が一緒になって巨大なエンターテインメントを作っていく80年代。 今回は、そんなキラキラした時代の入口を、いつものように台本を壊したり、記憶が混線したり、「プリンスはちっちゃいおじさん」問題に寄り道したりしながら辿ります。 音楽史に詳しくなくても大丈夫。 「なんでそうなったの?」を3人で考えていく、音楽部の放課後みたいな30分です。 そして次回は、その華やかな80年代の“反対側”へ。 なぜ、あれほど明るく派手な音楽が必要だったのか。 その裏側では、社会に何が起きていたのか。 陽があれば、陰もある。 80年代の本当の姿は、ここから見えてきます。 番組への感想や「この時代・このアーティストを取り上げてほしい!」というリクエストもお待ちしています。 Xでは #必然の音楽 をつけてぜひ感想を聞かせてください。 フォローや「いいね」も、部活を続ける力になります。

  7. Aug 23

    S1-3 ロックが死んで、ヒップホップとパンクが生まれた。【必然の音楽】

    1970年代編|壊して、踊って、作り直せ 「夢は終わった。」 ビートルズが解散し、60年代の“愛と平和”の理想が失速していった1970年代。 ベトナム戦争、オイルショック、政治不信。「音楽で世界を変えられる」という夢が揺らぐ一方で、世界のストリートではまったく新しい音楽が生まれ始めます。 ジャマイカでは、キング・タビーがミキサーそのものを楽器に変え、ダブを生み出す。 ニューヨーク・ブロンクスでは、DJクール・ハークがレコードの“ブレイク”だけを繰り返し、のちのヒップホップにつながる文化を育てていく。 そしてイギリスでは、巨大化・高度化していくロックに対して、 「そんな技術はいらない。コード3つでいい。」 と、セックス・ピストルズやザ・クラッシュらパンクが反乱を起こす。 共通していたのは、金も、高価な楽器も、高度な演奏技術も必要としないこと。 壊して、踊って、作り直す。 完成された音楽を一度バラバラにして、自分たちの手に取り戻す。1970年代は、そんなDIY精神が次の時代の音楽を準備した10年間だったのかもしれません。 今回も音楽史の話をしているはずが、ウォーターゲート事件からラブホの話になり、ロンドン・コーリングは「出雲コーリング」になり、最後はなぜかバンド結成の勧誘まで始まります。 真面目な音楽史と、部室みたいな脱線を一緒にどうぞ。 今回登場する主なキーワードJohn Lennon / Bob Marley / King Tubby / Dub / DJ Kool Herc / Hip Hop / Deep Purple / Sex Pistols / The Clash / Punk / Reggae 次回はいよいよ1980年代。スーパースターの時代へ。 必然の音楽。あの音楽は、偶然じゃなかった。

  8. Aug 16

    S1-2 ロックンロールは、なぜ生まれて、なぜ死んだのか?──エルヴィス、ディラン、ビートルズがつないだ1950〜60年代

    ロックンロールが生まれて、死んだ。 ……え、死ぬの? 今回の『必然の音楽』は、1950〜60年代へ。 黒人音楽と白人音楽が交わり、録音技術が変わり、新しい市場が生まれる。その交差点から現れたのが、エルヴィス・プレスリーとロックンロールでした。 でも、その熱狂は50年代末に一度失速します。 そこへ現れるボブ・ディランとビートルズ。 「踊るための音楽」だったロックンロールは、フォークの思想や言葉と出会い、やがて社会や自分自身を表現する「ロック」へと変わっていく。 そしてベトナム戦争、ジミ・ヘンドリックス、ウッドストックへ。 音楽が若者の反抗や思想と結びつき、単なる娯楽ではなくなっていく1950〜60年代を追いかけます。 ……と、真面目に音楽史を追っているはずなのですが、 「LPって何の略?」 「ラッキーピーマン!」 から始まり、リンカーンが聴いていた音楽、キル・ビル、エルヴィスのノーパン疑惑、マイケル・ジョーダン、バック・トゥ・ザ・フューチャー、そして収録中まさかの“本名暴露事件”まで。 今回もだいぶ脱線しています。 歴史を勉強するというより、3人で「あれ?」「なんで?」「それ面白くない?」と言いながら、音楽が生まれた時代を覗いていく部室トーク。 ロックンロールはなぜ生まれ、なぜ一度死に、そして「ロック」になったのか。 1950〜60年代、激動です。 「毎回、激動って言ってない?」 ……激動は、まだまだ続きます。

  9. Aug 9

    S1-1 ジャンルは誰が作った? ── ブルース、ジャズ、カントリー、R&Bが生まれるまで【必然の音楽】〜音楽を切り口に、社会や時代、カルチャーの解像度がグンっと上がるPodcast〜

    シーズン1「MAP」、いよいよスタート。 ……のはずが、1950年代から始めると思いきや、まさかの1800年代まで逆走します。 今回のテーマは、ブルース、ジャズ、カントリー、R&Bが生まれるまでの「音楽前史」。 そもそも音楽家って、昔どうやって食ってたの? ブルースってなんで「悪魔の音楽」って呼ばれたの? ジャズはどこで生まれた? なんで黒人向けの音楽と白人向けの音楽は、別々のジャンルとして売られるようになった? そんな話をしていたはずが、 福の神は10億50歳を名乗り、 ブルースとカントリーを突然歌い出し、 「クリオール」が全然覚えられず、 R&Bは「リズム&暴力」になり、 気づけばまだ1949年。 「全然1950年代に入らないじゃん。ONE PIECEか!」 そんな部室みたいなノリで脱線しながら、実はかなり大事なところまで掘っています。 音楽のジャンルは、音の違いだけで自然に生まれたわけじゃない。 人種、差別、宗教、商売、テクノロジー、そして人と人との混ざり合い。 いま当たり前に使っている「ブルース」「カントリー」「ジャズ」「R&B」という名前の裏側には、その時代の社会そのものがありました。 次回、ようやく1950年代へ。 たぶん。

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必然の音楽 あの音楽は、偶然じゃなかった。 その音楽が、なぜ、その時代に生まれなければならなかったのか。 音楽が生まれる交差点には、何があるのか。 音楽を切り口に、社会や時代、カルチャーの解像度がグンっと上がるPodcastです。 名前は聞いたことがある。 曲もなんとなく知っている。 でも、実はイマイチちゃんとは知らない。 昔は音楽をよく聴いていたけれど、 大人になって、いつの間にか少し離れてしまった。 そんな人たちと一緒に、 音楽をもう一度、面白がるための番組です。 「なぜ、こんな音楽が生まれたんだろう?」 その時代の社会、街、テクノロジー。 そして、人が何を恐れ、何に怒り、何を求めていたのか? 音楽を知るとちょっと前より人間がわかります。 そして、ときどき自分自身を知ることでもある。 「あの頃、なぜこの曲が好きだったんだろう」 「今の自分は、なぜこの音に惹かれるんだろう」 そんなことまで、ああでもない、こうでもないと考えていきます。 音楽に詳しくなくても大丈夫。 どこのエピソードから聞いても大丈夫です。 音楽に人生を狂わされた安藤と、 音楽をほとんど聴かずに生きてきた加藤、 そして二人をつなぐ福の神。 大人になってから、もう一度軽音サークルの部室に入る! そんな感じでやっています。 ▼ オフィシャルサイト https://hitsuzen-no-ongaku.com ▼ 番組へのご意見・感想 https://forms.gle/rw4qfXR32mTEEyvq5 ▼ Members 安藤カズマサ 音楽に人生を狂わされた人。 音楽やカルチャーを追い続け、このPodcastの言い出しっぺ兼進行役。 加藤 和 音楽をほとんど聴かずに生きてきた人。 だからこそ出てくる「それって何がすごいの?」を担当。 福の神 二人を笑顔でつなぎ、ときには鋭くツッコむ言葉の神様。

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