NEXT DECADE

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経済性と社会性のあいだにある、創造的な事業の可能性を探るPodcast。 事業は、利益を生み続けなければ続かない。 けれど、それだけでは人は動かず、心も社会も豊かにならない。 この番組では、そんな「経済性か、社会性か」という二項対立を超えて、 そのあいだに立ち上がる創造的な実践を見つめていきます。 ホストの但馬と山川が、 これからの時代に必要な事業や組織、リーダーシップのあり方を問いながら、 各地で挑戦を続ける実践者たちの声に耳を傾け、 その思考の背景や、まだ言葉になりきっていない感覚まで掘り下げます。 正しさを掲げるだけでもなく、 効率や拡大だけを追うのでもない。 個人の違和感や願いから始まり、 人を巻き込み、文化となり、 次の時代をつくっていく事業とは何か。 これは、 次の10年の入口を探すための、思考と実践の旅の記録です。

  1. -1 дн.

    #014 弱い私のままで、力を発揮していい──宝槻圭美さんと語り合った、自分を許すことから始まる変容【前編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。今回は軽井沢からの出張収録。探究学舎の立ち上げに携わり、現在は非暴力コミュニケーションを軸に保護者向けの講座やグリーフケアの活動を行う宝槻圭美さんをお迎えしました。 14歳のとき、ユニセフの映像に衝撃を受けて国際協力の道を志し、逆算して大学院まで進み、アジアやアフリカでの下積みを経てユネスコ関連の教育協力の仕事へ。誰かの役に立っていなければ自分の存在価値がない──そう信じて走り続けた末に、27歳のとき「一番困っている人は、14歳の自分だった」と気づいてしまいます。 そこから始まったのは、置き去りにしてきた自分と向き合う長い旅。弱い自分を認めることと力を発揮することは両立する。その気づきに辿り着くまでの道のりを、じっくり語り合いました。 ▼今回の内容軽井沢からの出張収録/ゲスト紹介・宝槻圭美さん/探究学舎での但馬・山川との出会い/健全な衝突が起こる組織とコンフリクトの扱い方/ぶつかり合いの奥には願いがあるという学び/縄文時代に憧れた変わった子ども時代/作り方がわからない食材は使わないというマイルール/中学で居場所を失い生きる意味を見失った時期/ユニセフの映像で人生が変わった14歳の瞬間/国連を目指して逆算した進路とアジア・アフリカでの下積み/必死だったけれど自分らしくはなかったという当時の実感/教育協力の現場のやりがいと、公の正しさを求められる苦しさ/27歳で気づいた「一番困っているのは14歳の自分だった」/作ってきた仮面が夫婦や親子の関係では通用しなくなる/プロセスワークと非暴力コミュニケーションとの出会い/全体性を取り戻すとはどういうことか/自分を許すことと頑張ることは両立するという発見/最も身近な関係にこそ深いトラウマの防衛反応が出る/セカンドウェディングの前に取り組んだ最後の課題/弱い私でいいと認めた先に力の発揮があったという順番/合気道におけるコントロールを手放すことと一致するという感覚 ▼ゲスト宝槻圭美さん国際協力の分野で教育に携わり、ユネスコ関連団体でアジア太平洋地域の学校外教育プロジェクトに従事。その後、夫とともに株式会社探究学舎を立ち上げ取締役を務める。NPO法人ミラツク役員などを経て、現在は個人事業主として保護者向けに非暴力コミュニケーションを活かす講座やパートナーシップ・親子関係の講座を提供。一般社団法人みんなのグリーフケア理事も務める。軽井沢在住、5人の子どもの母。 ▼出演者 但馬武  fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則   SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  2. 23 авг.

    #013 美しさには弱い光が必要だった──嘉村賢州さん・瀬戸川礼子さんと辿り着いた、コミュニケーションと組織のこれから【後編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。前編に引き続き、嘉村賢州さん・瀬戸川礼子さんをお迎えした後編です。 満天の星空が美しく見えるのは、弱い光が無数に広がっているから。強い光だけが輝く社会ではなく、弱い光が集まって美しさをつくる世界を、僕らは目指せるんじゃないか。沖縄・伊計島の夜空を見上げながら生まれたこの言葉を軸に、コミュニケーションの本質、フレンドシップから始まる組織、失敗を愛でる文化、そして三者それぞれの次の十年をじっくり語り合いました。 ▼今回の内容 この旅で生まれたキーワードの振り返り/自己犠牲ではなく自分を満たすことから分かち合いが生まれる/コミュニケーションの本質は感情の伝達である/共感にはシンパシー・エンパシー・コンパッションの三段階がある/フレンドシップから始まる組織という発想/仲間という概念とファミリーという概念の違い/ティール組織においてカルチャーはサプリメントだという話/ビュートゾルフ・管理職ゼロで1万5千人を支える組織の実例/弱い光が集まると満天の星空になるという比喩と社会観/オルタナティブな美しさをヒーローの物語の文脈で証明しようとすることへの問い/わかりにくいものをわかりにくいまま届ける努力の大切さ/星座は究極の妄想であるという発想と好奇心を解放することの大切さ/失敗をおっぱいのように愛そうというユーモアと失敗賞という提案/いい会社ほど失敗を嬉々として語る/ドリアンオンザテーブル・外部だからこそ言える言葉がある/瀬戸川礼子さんの次の十年・感情を扱うコミュニケーション講座への挑戦/嘉村賢州さんの次の十年・誰かの理論の紹介から自分のアートへ/但馬の次の十年・自転車の絵を出し切ることで次のコールを迎える準備/経営はアートであるという気づきと正しさの論争から抜け出すこと/目的があなたを見つけるというラルーの言葉/チャンスの神様の前髪を掴むより迎え入れる存在になる ▼ゲスト 嘉村賢州さん  NPO法人場とつながりラボhome's vi 代表理事/東京工業大学リーダーシップ教育院 特任准教授1981年兵庫県明石市生まれ。京都大学農学部卒業後、IT企業勤務を経て、まちづくりや組織づくりの研究・実践に従事。2015年に一年間仕事を休み世界を放浪する中でティール組織と出会い、日本における次世代組織の探求と普及に取り組む。『ティール組織』(英治出版)解説者。ファシリテーターとして年100回以上のワークショップを行い、組織開発やイノベーション支援を展開している。 瀬戸川礼子さん  経営ジャーナリスト/中小企業診断士1993年より『週刊ホテルレストラン』編集記者を経て、2000年に独立。30年間にわたり全国47都道府県、3000人以上の経営者と社員を取材してきた。「幸せに働き生きるヒントを届ける」を理念に、取材・執筆・講演・研修・コンサルティングを展開。ホワイト企業大賞企画委員、東証プライム市場企業社外取締役。著書に『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』など。YouTube「瀬戸川礼子の幸せに働き生きるヒント」も好評配信中。 ▼出演者 但馬武  fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則   SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  3. 16 авг.

    #012 問い続けることが生き方になった──嘉村賢州さん・瀬戸川礼子さんと沖縄で語り合った、それぞれの十年【前編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。今回は沖縄・伊計島での三日間の旅を経て収録した特別回。ゲストに一緒に旅をした次世代組織研究家の嘉村賢州さんと、経営ジャーナリスト・中小企業診断士の瀬戸川礼子さんとお届けします。 ずっとゆっくり話したかった三人が、やっと沖縄で揃った。旅しながら対話すると、会議室では出てこないものが生まれる。浜比嘉島を巡り、伊計島のノアの土に泊まりながら、それぞれがこの十年、何を問い続けてきたのかをじっくりたどります。 ▼今回の内容なぜ沖縄・伊計島に三人が集まったのか/旅しながら対話すると会議室では出てこないものが生まれるという話/嘉村賢州さんのこの十年・京都の街づくりからティール組織の探求へ/33歳で一年間世界を放浪し稲妻が走った出会い/次世代組織という言葉にまだ言い切れないもどかしさ/多元的な時代だからこそ一言では表現できないという話/瀬戸川礼子さんのこの十年・いい会社の五つの条件という定義/働く人のやりがいが抜け落ちていることへの違和感が独立の原点/コミュニケーションへのニーズがここ十年で急増している話/幸せという言葉が経営に使えるようになるまでの三十年/ホワイト企業大賞とは何か・真っ白はないという話/但馬のこの十年・個性を殺すことへの違和感が起業の原点に/愛される企業ラバブルカンパニーという探求テーマ/熱狂的なファンは熱狂的な事業から、熱狂的な事業は熱狂的な組織から生まれる/自転車に見立てた企業の概念図と潤滑油としてのコミュニケーション/マグマのようなエネルギーが見えて自分の変容にも向き合える経営者と伴走するという話/同じ講座に何度も通うことで探求が深まるという話/マネジメントの語源は馬を引くという動詞だったという話 ▼ゲスト 嘉村賢州さん NPO法人場とつながりラボhome's vi 代表理事/東京工業大学リーダーシップ教育院 特任准教授1981年兵庫県明石市生まれ。京都大学農学部卒業後、IT企業勤務を経て、まちづくりや組織づくりの研究・実践に従事。2015年に一年間仕事を休み世界を放浪する中でティール組織と出会い、日本における次世代組織の探求と普及に取り組む。『ティール組織』(英治出版)解説者。ファシリテーターとして年100回以上のワークショップを行い、組織開発やイノベーション支援を展開している。 瀬戸川礼子さん 経営ジャーナリスト/中小企業診断士1993年より『週刊ホテルレストラン』編集記者を経て、2000年に独立。30年間にわたり全国47都道府県、3000人以上の経営者と社員を取材してきた。「幸せに働き生きるヒントを届ける」を理念に、取材・執筆・講演・研修・コンサルティングを展開。ホワイト企業大賞企画委員、東証プライム市場企業社外取締役。著書に『「いい会社」のよきリーダーが大切にしている7つのこと』など。YouTube「瀬戸川礼子の幸せに働き生きるヒント」も好評配信中。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  4. 9 авг.

    #011 突っ張り棒が変える、オフィスと住環境の固定概念──平安伸銅工業・竹内一紘さんと探る、主体性と創造性が生まれる場のつくり方【後編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。前編に引き続き、平安伸銅工業の竹内一紘さんをお迎えした後編です。 「洗面台でメイクしなければならない」「社長席は壁側にある」「できた時が一番いい家」──私たちはいつの間にか、誰かが決めたフォーマットに自分の暮らしや働き方を合わせています。でも本当にそうでなければならないのか。平安伸銅工業が問い続けているのは、まさにその固定概念です。 キッチンに突っ張ってメイクスペースを作る妻の話、NLDKを超えろという大学時代の課題、台湾で見た勝手に増築する人々の気概、パタゴニアの65%対35%の黄金比率。そしてこれから挑む、オフィス空間の再発明。「作った時がスタートで、ライフステージに合わせて変えていける」という思想が、暮らしだけでなく組織と事業にどうつながるのかをじっくり語り合いました。 ▼今回の内容人の創造性を喚起する商品づくりというメタな視点/SNS時代とドローライン・ラブリコの誕生タイミングが重なる話/ユーザーが自分の暮らしを発信したくなる余白の設計/30代40代が中心ユーザーという現状と若い世代への広がり/NLDKを超えろという大学時代の課題と田の字型プランの話/キッチンでメイクする妻という実例に見る固定概念の解放/自分の暮らしを自分軸で確かめるために突っ張り棒を100本使う話/バズらせるための記事ではなく自分ごとになる発信への転換/オフィス事業に挑む背景と山川さんとのプロジェクトの話/選択肢を作ることが平安伸銅の価値という考え方/ヒエラルキーを否定するのではなく固定概念を疑うことが大事/安全性と可変性という相反する課題への挑戦/台湾で見た勝手に増築する人々の気概と主体性/パタゴニアのリペア文化とユーズドが当たり前になった時代の変化/大阪イズムと腕相撲大会に見える平安伸銅のカルチャー/コロナ特需後の事業環境と組織の安心を取り戻す話/安心・自信があってはじめて主体性が生まれるという順番/土壌を整えれば勝手に実がなるという組織観/平安という社名に込められた原点と創造性の関係 ▼ゲスト 竹内 一紘さん 平安伸銅工業株式会社 常務取締役 1980年滋賀県生まれ。一級建築士。2014年滋賀県庁を退職し、平安伸銅工業の常務取締役に就任。妻で三代目代表取締役の竹内香予子とともに、夫婦二人三脚で会社経営に携わる。主力商品である突っ張り棒のほか、その技術を活かした「LABRICO(ラブリコ)」「DRAW A LINE(ドローアライン)」「AIR SHELF(エアシェルフ)」などのブランドを展開。伝統と革新を併せ持つ「老舗ベンチャー」として、時代に合わせた商品開発を続けている。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  5. 1 авг.

    #010 オワコンだと思っていた突っ張り棒が、「私らしい暮らし」の相棒になるまで──平安伸銅工業・竹内一紘さんと考える、ものからことへの創造的な転換【前編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。記念すべき10回目は、突っ張り棒で国内シェア半分以上を誇る平安伸銅工業の竹内一紘さんをお迎えしました。 創業1952年、アルミサッシから突っ張り棒へ。時代ごとに文化を作ってきた会社が、三代目を継いだ妻とともに入社した時、目の前にあったのは「14人・黒字・でも未来がない」という現実でした。社内から「姫ご乱心」と言われながら、デザイナーと組み、展示会に試作品を持ち込み、ドローラインとラブリコという新しい市場を切り拓いていく。その道のりは、オワコンだと思っていた突っ張り棒が、実は一番の核だったという、予想外の原点回帰でもありました。 「ものではなく、シーンを作る」という思想がどのように生まれ、どう社内に浸透していったのか。コモディティ化した製品に創造性を宿らせるプロセスを、じっくりたどります。 ▼今回の内容10回目を迎えたNEXT DECADEの近況報告/ゲスト紹介・竹内一紘さん(平安伸銅工業)/滋賀県庁の公務員から家業に入るまでの経緯/妻・三代目が記者をやめて会社に入ったきっかけ/ファミリーとしての決断と公務員を辞める覚悟/創業1952年・アルミサッシから突っ張り棒への歴史/二代目が担ったものベースの事業性の時代/コモディティ化と価格競争の末に残ったもの/14人・黒字・でも未来がないというスタートライン/手当たり次第にチャレンジした時代とメディア事業の話/デザイナーという職能を初めて社内に入れた話/突っ張り棒以外を頼んだのに突っ張り棒が返ってきたドローラインの誕生秘話/姫ご乱心と言われながら展示会に試作品を出した話/ベストバイヤーズチョイス受賞で確信に変わった瞬間/オワコンだと思っていたものが一番の核だったという原点回帰/ラブリコとDIY市場という新しいカテゴリーの開拓/真似されることをネガティブに捉えない理由/ものの写真からシーンの写真への転換と社内のマインドセットの変化/パタゴニアの65%対35%という黄金比率の話/人の創造性を信じる商品づくりと余白の大切さ/次のオフィス事業への展開と今後の話 ▼ゲスト 竹内 一紘さん 平安伸銅工業株式会社 常務取締役 1980年滋賀県生まれ。一級建築士。2014年滋賀県庁を退職し、平安伸銅工業の常務取締役に就任。妻で三代目代表取締役の竹内香予子とともに、夫婦二人三脚で会社経営に携わる。主力商品である突っ張り棒のほか、その技術を活かした「LABRICO(ラブリコ)」「DRAW A LINE(ドローアライン)」「AIR SHELF(エアシェルフ)」などのブランドを展開。伝統と革新を併せ持つ「老舗ベンチャー」として、時代に合わせた商品開発を続けている。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  6. 23 июл.

    #009 正解を求めて緊張する国から、セカンドベストで軽やかに動く国へ──ニールセン北村朋子さんと探る日本の次の十年【後編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。前編に引き続き、デンマーク在住25年の文化翻訳家・ニールセン北村朋子さんをお迎えした後編です。 今回の軸となるのは、デンマーク発の「デモクラシーフィットネス」。民主主義を空気のように扱うのではなく、筋肉のように鍛え続けるという発想から生まれたこのプログラムが、日本でも静かに広がり始めています。正しい答えを一発で出さなければという緊張感を解きほぐし、セカンドベストで動いて更新し続けるという軽やかさを体感する場として、回を重ねるごとにリピーターが増えているのもその証拠です。 そして後半では、朋子さんが残りの人生をかけて取り組みたいと語る「子どもと若者の解放」へ。友達とパンケーキを食べる時間すら週に一コマしか開けられない子どもたち、トンチを知らない高校生たち。日本の未来を照らすために、いま何が必要なのかをじっくり語り合いました。 ▼今回の内容前編の振り返りとネクストディケイド後編へ/デモクラシーフィットネスとは何か/デモクラシーは空気ではなく筋肉という発想/デンマークのデモクラシーフェスティバルとその規模/十のデモクラシーマッスルと30分で鍛えるトレーニング/トレーナーからインストラクターへの昇格と日本展開の話/デモクラシーとつぶやくだけでいいねが減る日本のSNS事情/ファシリテーターの地位を上げることが次の十年の鍵という話/正しさより楽しさで伝えるデモクラシーフィットネスの広め方/道場という概念とセーフな場所でトライする大切さ/意思表明の筋力と日本人の照れ/正解を一発で出そうとする緊張感とセカンドベストという発想/とにかくトンチを日本に取り戻したいという朋子さんの思い/高校生がトンチを知らないという衝撃/一休さんと与太郎に学ぶ世界の切り取り力/子どもと若者の解放を残りの人生のライフワークにしたい/週に一コマしか友達と会えない子どもたちの話/子どもの権利条約と大人の都合に縛られた子ども時代/身近な人との縁を広げることが未来を変えるという確信/でもとは言わない朋子さんの肯定のスタンス/子育ての答え合わせと家族から学ぶこと/落語と寄席でトンチの真髄を学びたいという締め ▼ゲスト ニールセン北村朋子さん 文化翻訳家兵庫県生まれ。映像翻訳家として活動後、デンマーク人と結婚し2001年よりデンマークに移住。在住25年。日本とデンマークの文化的背景を相互に翻訳・通訳するカルチュラルトランスレーターとして活動。視察プログラムのガイドや講演、執筆などを通じて両国の理解を深める架け橋として活動。デモクラシーフィットネスの公式インストラクターとして、日本全国へのプログラム普及にも取り組んでいる。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  7. 15 июл.

    #008 ゴミ焼却炉がスキー場になる国──ニールセン北村朋子さんと探る、「面白くやる」が社会を変えるデンマークの力【前編】

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。今回のゲストは、デンマーク在住25年の文化翻訳家・ニールセン北村朋子さん。たまたまデンマーク人と結婚し、森の幼稚園に衝撃を受けて移住を決めたという偶然の連続が、いまの仕事につながっています。 週の労働時間は34時間なのに一人当たりGDPは日本の2倍。原発設置計画を対話で止めた唯一の国。ゴミ焼却炉がスキー場になり、農業省が「自然および動物福祉省」に変わる。そのどれもが、「どうせやるなら面白くやりたい」という感覚と、違和感をそのままにしない対話の文化から生まれています。 「面白くすることが真面目にやっていないことになる」という日本の呪縛を静かに照らしながら、デンマークという国が200年かけて育ててきた民主主義と対話の思想をじっくりたどります。今回は前編をお届けます。 ▼今回の内容NEXT DECADEとは何か/ゲスト紹介・ニールセン北村朋子さん(文化翻訳家)/たまたまデンマーク人と結婚して移住を決めた話/森の幼稚園との出会いと衝撃/時計も時間の約束もない暮らしへの戸惑いと惹かれ方/但馬とのコペンハーゲンでの出会い/週34時間労働でGDP日本の2倍という衝撃/原発設置計画を対話で止めた唯一の事例/対話の技術は1800年代から育まれてきた/民主主義を体感するためにフォルケホイスコーレが生まれた歴史/グロントビーという人物と「生きた言葉で学ぶ」という思想/靴の中の小石を取り除くという違和感との向き合い方/不法占拠のまま何十年も存在するクリスチャニア自治区の話/クリスチャニアが作った最初のリサイクルセンター/農業省が「自然および動物福祉省」に変わった話/郵便局がなくなったデジタル化の話/ゴミ焼却炉がスキー場になった創造的な事例/面白くすることが真面目にやっていないことになる日本の呪縛/永遠の五歳児がいっぱいいる社会という表現/得意なことを伸ばし苦手は組み合わせで補うという教育観/息子の親子面談に見たデンマークの学校の姿勢/デンマークが日本に教えてくれる「そんな手もあった」という救い ▼ゲスト ニールセン北村朋子さん 文化翻訳家兵庫県生まれ。映像翻訳家として活動後、デンマーク人と結婚し2001年よりデンマークに移住。在住25年。日本とデンマークの文化的背景を相互に翻訳・通訳するカルチュラルトランスレーターとして活動。視察プログラムのガイドや講演、執筆などを通じて両国の理解を深める架け橋として活動している。デモクラシーフィットネス(デンマーク発のNPO)の日本での展開にも関わる。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

  8. 7 июл.

    #007 社会を変えるより変わらない価値を残したい。瀬戸内ワークス原田 佳南子さんが三豊で見つけたこと - 欲しい日常は自分たちでつくれる

    経済性と社会性のあいだにある、次の10年をつくる創造的な事業の可能性を探求する「NEXT DECADE」。今回は、香川県三豊市で株式会社瀬戸内ワークスを立ち上げ、うどんハウス、浦島ビレッジ、瀬戸内暮らしの大学などに取り組んできた原田佳南子さんをお迎えしました。 楽天の旅行部門での営業経験から「PRだけで街は変わらない」という違和感を抱き、地元もなく、地方も知らなかった一人の女性が、なぜ三豊に飛び込んだのか。他人のアイデアに乗っかることを選び、葛藤しながら覚悟を決め、気がつけば街の仲間たちと共に走っていた。その物語は、「自分の人生に文句を言い続けるのをやめたかった」という切実な出発点から始まっています。 7年間で100を超えるプロジェクトが生まれた三豊という街。その一員として走り続けながら原田さんが気づいたのは、「社会を変えたいという欲があんまりない。社会は変わるもの。だから、変わらず残し続けたい価値に興味がある」ということでした。事業性と社会性のあいだで学んできたこと、佐賀での新たなチャレンジや次の構想まで次の10年をじっくり語り合いました。 ▼今回の内容NEXT DECADEとは何か/ゲスト紹介・原田佳南子さん(瀬戸内ワークス)/楽天入社から旅館コンサルで感じた違和感/地域振興とは何かという問い直し/地元のない自分が地方に魅了されていった話/消滅可能性都市という言葉が自分ごとになった瞬間/香川県三豊市にたどり着くまでの経緯/うどんハウスの誕生秘話と古田秘馬さんのアイデア/他人のアイデアに乗っかるという選択/自分で決断することへの葛藤と覚悟/三豊で100を超えるプロジェクトが生まれた街の話/地元の人が自分たちの手で街を変えていく連鎖/浦島ビレッジと瀬戸内暮らしの大学の立ち上げ/ソーシャルレピュテーションという言葉との出会い/社会性と事業性のあいだで学んできたこと/社会を変えるのではなく変わらない価値を残したいという気づき/佐賀への移住と新たなチャレンジ/エネルギーの源泉は掛け流し、という話/エネルギーが悪い方向に向かわないための工夫/夫婦の関係とチューニングされる感覚/地域ローカライズ版の健康保険組合という構想/モンドラゴン協同組合への関心と次の十年へ ▼ゲスト原田 佳南子さん 株式会社瀬戸内ワークス 代表取締役兵庫県生まれ、札幌育ち。楽天株式会社にて旅行部門・地域振興事業部を経験後、2018年に香川県三豊市に移住し瀬戸内ワークスを創業。うどんハウス、浦島ビレッジ、瀬戸内暮らしの大学など地域に根ざした事業に取り組みながら、自分たちの手で街をつくる仲間たちと共に走ってきた。2024年より佐賀県に拠点を移し、新たな展開に挑戦中。 ▼出演者 但馬武 fascinate株式会社 代表取締役社長 パタゴニア日本支社にてダイレクトマーケティング部門統括を中心に19年勤務。その傍ら、2014年より社会性と事業性を両立する企業の成長をサポートするコンサルティングを開始。2017年より地域活性化を展開するエーゼロ株式会社に役員として参画後に、2018年よりクリエイティブとビジネスの専門家が集まる一般社団法人RELEASE;に合流。企業や地方自治体にて未来が歓迎するビジネスを生み出していく各種プロジェクトに参画。2019年2月に熱狂的なファンを創り出していくfascinate株式会社を創業。愛される企業「Lovable company」の創出に伴走している。 山川知則  SUPERPOSITION STUDIO株式会社 代表取締役社長 / VUILD株式会社プロジェクトデザイナー 1981年生まれ。2003年文祥堂に入社。国産木材のオフィス家具シリーズKINOWAをプロデュース。杉やヒノキなどの国産木材を活用した空間を多く手がける。2021年よりVUILDに参画。建築の民主化をテーマに住宅事業の立ち上げを担当している。

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経済性と社会性のあいだにある、創造的な事業の可能性を探るPodcast。 事業は、利益を生み続けなければ続かない。 けれど、それだけでは人は動かず、心も社会も豊かにならない。 この番組では、そんな「経済性か、社会性か」という二項対立を超えて、 そのあいだに立ち上がる創造的な実践を見つめていきます。 ホストの但馬と山川が、 これからの時代に必要な事業や組織、リーダーシップのあり方を問いながら、 各地で挑戦を続ける実践者たちの声に耳を傾け、 その思考の背景や、まだ言葉になりきっていない感覚まで掘り下げます。 正しさを掲げるだけでもなく、 効率や拡大だけを追うのでもない。 個人の違和感や願いから始まり、 人を巻き込み、文化となり、 次の時代をつくっていく事業とは何か。 これは、 次の10年の入口を探すための、思考と実践の旅の記録です。

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