耳で味う、英語の世界

Procrastinating — この言葉を使えば、堂々とだらだらできちゃう?!

‘Procrastinating’. この言葉の意味を知らなかったとして、あなたはこの響きから、どんな意味を想像しますか? 例えば、友達に電話を貰って、 "I have to get back to work, but I’m procrastinating." と、言われたら。 その言葉だけ聞くと、ちょっとカッチリした、難しそうなことを想像しないでしょうか? 言葉の意味の答えは、「ぐずぐずしている」「やるべきことがあるのに、後回しにしてだらだらしている」。 ちょっと意外に感じませんか? "I have to get back to work but I’m procrastinating." 「まだ仕事をしなきゃいけないんだけど、ちょっとぐずぐずしているの。」 多くの人に、身に覚えのあるフレーズではないでしょうか。 そろそろクローゼットの衣替えをしなきゃいけないんだけど・・・ 庭の掃除をしなくては・・・ 明日のお弁当の支度を始めなくちゃ・・・ 日常に溢れる、ほんのり気怠い、もったりした時間。 学生の頃なんて、もっと procrastinating ばかり。 そろそろレポートやらなきゃいけないんだけど・・・ 就活始めなきゃ・・・ いろんなことを後回し。気にはなっているけれど、なかなか着手できない。 この言葉の何が素敵って、だらだらぐずぐずしているだけで、 形容できるようなことをしていないのに、 罪悪感や焦りを感じながらも、"I’m just procrastinating." なんだか、言葉の響きが大げさで、知的で難しそうなイメージを匂わせるところ。開き直ったかのような、その皮肉なギャップに面白さを感じてしまいます。 身近に使えて、なかなか面白い単語です。 さて。原稿も書けたし、そろそろパソコンに向かうのをやめて、お昼ご飯の準備をしなくてはいけないのですが・・・