CIO Leadership Live: Japan

Foundry

このシリーズでは、Foundry(CIO.com Japan)のホストである武内信政が、主要なCIOやCxOたちと対談し、リーダーシップ、イノベーション、ビジネス戦略、DX&AI、次世代の人材育成など、最新のテーマを掘り下げていきます。

  1. RidgelinezのCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    1 DE SET.

    RidgelinezのCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、Ridgelinez株式会社の執行役員 Partnerの鬼束孝則氏をお迎えし、現職のキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   鬼束氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   Ridgelinez株式会社の執行役員Partnerである鬼束孝則氏は、日本IBMで33年間にわたりハードウェアからプロジェクトマネジメント、ソリューション企画まで幅広い経験を積み、2020年に同社へ参画。   2024年4月よりCIOとして全社のIT戦略とデジタル変革をリードしています。   鬼束氏のキャリアの中で大きな転機となったのは、IBM時代に手がけた契約管理システムのグローバル標準化プロジェクトです。9か国にわたる多国籍メンバーを率いた4年越しの改革は、単なるシステム刷新にとどまらず、文化や慣習を超えて人と組織を動かす「チェンジマネジメント」の本質を体得する経験となりました。   現職では、CIOとして「挑戦」と「素直さ」を軸に据えています。   新しい領域に果敢に取り組む姿勢と、わからないことを認め学び続ける謙虚さが、リーダーシップの根幹だと話しています。 また、IT部門が日々の運用やトラブル対応で企業を支えている点を強調し、その努力を単なるコストでなく価値創出へと結びつけることを使命としています。   具体的には、現場社員に外部のセミナーやイベント参加の機会を提供し、新たな知見を社内に還元する仕組みづくりを推進。社員一人ひとりが安心して挑戦できる環境を整えることで、組織全体の成長につなげています。   さらに、自社を「実験場」と位置づけ、生成AIを含む最新技術の活用を進め、親会社や顧客への展開を目指しています。鬼束氏にとってCIOのやりがいとは、ITを裏方ではなく「未来をつくる力」として位置づけ、関わる人々が輝ける場を創出することにあります。

    22min
  2. 楽天グループのGroup CIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    18 DE AGO.

    楽天グループのGroup CIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、楽天グループ株式会社の専務執行役員 Group CIO(Chief Information Officer)兼CTO(Chief Technology Officer)の黒住昭仁氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   黒住氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   黒住氏は、日本最大の通信インフラ企業NTTでキャリアをスタートし、社会基盤を支える組織での経験を積みました。その後、インターネットの可能性をより直接的に形にしたいと考え、社員250人規模だった創業期の楽天へ転職。   プロダクトマネジメントを皮切りに、20年以上にわたり同社の成長とともに歩み、現在はGroup CIO兼CTOとして技術戦略と組織運営を牽引しています。   黒住氏が大切にしているのは、「変化を前提としたマインドセット」と「ビジョンとストラテジーの両輪」です。5年後・10年後の長期的なビジョンを描きながら、現場からの提案を取り入れて3年スパンの戦略を構築しています。   AIによる店舗運営効率化やパーソナライズ施策、ハイブリッド型のクラウド戦略など、短期的なプロジェクトを積み重ね、長期ビジョンの実現を目指しています。   最大の挑戦は「人」。   多国籍人材が半数を占める開発組織では、多様な背景を持つメンバーをまとめるために、教育制度や挑戦の機会を整備しています。   また、自らが先頭に立って背中を見せるリーダーシップを実践し、山本五十六の格言である 「やってみせて、言って聞かせて、やらせてみせて、褒めて人を伸ばす」の精神を軸に信頼関係を築いています。   楽天の文化である「スピード!! スピード!! スピード!!」は、完璧を求めずにまず行動し、ユーザーの反応をもとに改善を重ねる姿勢です。   黒住氏は、変化を恐れず、経営と技術をつなぎながら、AIとクラウドで世界を舞台に新しい価値を創出することにやりがいを感じています。

    19min
  3. ヤンマーのCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    4 DE AGO.

    ヤンマーのCDOが語る「CDOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、ヤンマーホールディングス株式会社の 取締役 CDO(Chief Digital Officer)、デジタル本部長の奥山博史氏をお迎えし、CDOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   奥山氏のCDOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   もともと化学者を志していた奥山氏は、研究よりもビジネス現場での価値創出に関心を持ち、総合商社からキャリアをスタート。   海外でMBAを取得後、CFOや戦略コンサルタントとして経験を重ねたのち、「長期的な社会貢献」を志してヤンマーに入社しました。   2022年よりCDOとして、デジタル・ITを統括しています。   IT未経験だった同氏がCDOに就いたのは、現場目線からのアプローチに価値を見出したから。   現場で独自に進んでいたRPAや機械学習の取り組みを可視化・支援することで、従業員の“隠れた才能”を引き出し、組織の生産性を高めました。   トップダウンとボトムアップの“サンドイッチ型DX”により、中間層の意識変革にも成功。 CDOとしてのやりがいは、テクノロジーを通じて全社の文化や働き方そのものを変革できる点にあります。   例えば、排水管理を自動化した現場社員の事例など、現実と理想をつなぐ「ぐるぐるモデル(仮説〜評価の高速循環)」を軸に、全社でのデジタル実装を推進。   自身は“苦手領域でも逃げずに挑戦する”ことを信条に、複眼的視点で組織を牽引しています。   奥山氏は、CDOの本質を「人と現実を動かす力」と語ります。   先端技術の知見に加え、現場への共感と巻き込み力をもって、ヤンマーの“進化する組織”づくりに日々挑み続けています。

    24min
  4. 28 DE JUL.

    アサヒグループのグローバルCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。   当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。   今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、アサヒグループホールディングス株式会社の執行役員 Global Head of IT and Transformationの近安理夫氏をお迎えし、グローバルでITを統括する仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。   近安氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。   近安氏は、もともと好奇心旺盛な性格と「飽きっぽさ」を見抜いた恩師の助言を受け、コンサルティングの道へ。   アクセンチュアで約20年間にわたり製造業を中心に業務改革やグローバル展開を支援したのち、自ら意思決定し変革を推進したいという思いから事業会社へと転身。   現在はアサヒグループのGlobal CIOとして、ITと経営の橋渡し役を担っている。   CIOのやりがいは、「人と組織を動かす力」にあるという。   論理や戦略だけではなく、文化や感情といった“人の要素”に着目し、才能ある人材を見極め活かすこと、変革の担い手として育てることにこそ、CIOの本質的な役割があると語る。また、自らも生成AIやPythonの活用などに取り組み、現場感覚を失わないよう心がけている。   「スティーブ・ジョブズのようなカリスマでなくても、普通のリーダーが組織を変えられる」と語る近安氏のスタイルは、「人を活かすリーダーシップ」。   個人の才能とテクノロジーを融合させ、全社に広がる変革の文化を根づかせる――その姿勢は、まさに「ITと未来の翻訳者」としてのCIO像を体現している。

    31min
  5. 13 DE JUL.

    ロート製薬のCIOが語る「CIOの役割や魅力」とは

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。 当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。 今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、ロート製薬株式会社の執行役員 CIO(Chief Information Officer)の樋口正也氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。 樋口氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。 ロート製薬 執行役員CIOの樋口正也氏は、IBM、LINE、カインズ・ワークマン(現ベイシアグループ)など多様な業界・職種を経て、事業会社におけるCIO/CDOの在り方を体現する希有な存在です。 「自分のキャリアは自分で作る」という信念を貫き、16の職種を経験。財務、ソフトウェア開発、AI、クラウド、復興支援など、すべての挑戦が自身の経営視点と実行力を育んできました。 CIOの仕事は「デジタルの力で経営を変えること」。 単なるIT導入ではなく、組織や人の動き方にまで踏み込んで全体最適を推進することにあると樋口氏は語ります。制度改革や人材育成にも注力し、「カルチャーそのものを変える」ことこそがCIOのミッションだとコメント。特にIT部門の役割は、今や“橋渡し”ではなく“変革の主役”へと進化しています。 ロート製薬で導入されている「ダブルジョブ制度」は、ITと現場部門が兼務を通じて相互理解を深める仕組み。これによりプロジェクトは“ワンチーム”で動き、現場起点のDXが加速しています。柔軟な働き方と裁量が尊重され、社員が「キャリアを自分で創る」文化が根づいている、と力強いコメント。 「技術だけではCxOにはなれない」と語る樋口氏は、ITリーダーに求められるのは“経営視点” x“伝える力” x “育てる力”の総合力であると強調します。未来を見据え、先端技術と経営をつなぐ想像力と行動力が、CIOに求められます。 最後に、樋口氏は若い世代にこう語ります。「こういう道もある」。キャリアの新しいロールモデルとなることで、次世代の可能性を拓きたい——それが、CIOとしての最大のやりがいであり、使命だと自分に言い聞かせ、日々の多忙な業務に精進しています。

    21min
  6. 29 DE JUN.

    荏原製作所のCIOが挑む「現場発のIT改革」

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。 当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。 今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、株式会社荏原製作所の執行役 CIO(情報通信担当)の小和瀬浩之氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。 小和瀬氏のCIOとしての仕事観、やりがい、そしてCIOへのメッセージは以下の通りです。 株式会社荏原製作所 執行役員CIOの小和瀬浩之氏は、花王・LIXILでの豊富なCIO経験を経て、現職に就任。長年ユーザー企業でITに携わってきた経験から、「ITは現場から変える」という信念を持ち、グローバル経営改革に向けたERP(SAP)導入を推進してきました。 小和瀬氏は、SAP導入の真の目的は単なるシステム化ではなく、業務の標準化と見える化による全体最適であり、それが業績改善と経営改革につながると語ります。 特に海外での導入では、現場の反発を乗り越えるために徹底的な「E&C(Education & Communication)」を重視。課題を押し付けるのではなく、「現場と共に解決する姿勢が成功の鍵になる」と語ります。 CIOとしてのやりがいは「デジタルを通じて経営に深く関与できること」。かつて経理部門が企業の中枢であったように、いまやIT部門が全社の構造改革を主導できる時代。グローバルでの競争力確保には、ボタン一つで全世界のデータを可視化できる仕組みが不可欠と警鐘を鳴らします。 成功するCIOに必要なのは、「パッション(熱意)」と「インテグリティ(誠意)」。この2つが組織を動かし、変革を実現する源泉となります。 小和瀬氏は「一人の熱意が会社を変える」と確信しており、ITリーダーを志す人材には、若いうちの海外経験や、自ら課題を見つけて提案する“攻めのIT”を奨励しています。 荏原製作所が掲げる長期ビジョン「eビジョン2030」の実現に向け、CIOとしてのデジタル戦略はますます重要性を増しています。

    24min
  7. 9 DE JUN.

    SUBARUのCIOが挑む全社変革──現場から始まるデジタルの力

    オンラインメディア「CIO」の由来であるCIOやCxOなどの経営層および、ビジネスとIT領域に関心の高いITリーダーズの読者層を対象にCIO.com Japanでは、動画インタビューシリーズの「Leadership Live Japan」を立ち上げました。 当サイトではCIOやCxO、ITリーダーとして活躍されている方々の「現在に至るまでのキャリア、仕事観、やりがい」などにクローズアップし、読者の皆様に「ITリーダーの役割」をお伝えたします。 今回、「Leadership Live Japan」に出演するゲスト、株式会社 SUBARU(スバル)執行役員CIO(最高情報責任者)、IT戦略本部長の辻裕里氏をお迎えし、CIOのキャリアや仕事観、やりがい、魅力などについて語ってもらいました。 辻氏のCIOとしての仕事観、やりがいとキャリアストーリーは以下の通りです。 SUBARUのCIOである辻裕里氏は、IBMのSEとしてキャリアを開始し、その後、週末起業によって女性の就労支援にも従事するという異色の経歴を持つ。地元群馬へのUターン後、サプライヤー企業で再びITキャリアを歩み、最終的にCIOに就任。そして、SUBARUに転職した直後、コロナ禍が始まり、情報システム部長として全社的なペーパーレス化とリモート環境の整備に奔走しました。 現場主導のDXを推進し、部門横断的な知見を広げながら、2024年4月に正式にSUBARUのCIOに就任。過去には“クラウド”が一般化する以前からクラウド型のグローバルシステムを構築し、TPM革新賞も受賞。こうした先進的かつ現場密着型のアプローチが、SUBARUでの変革を支えています。 辻氏のアプローチは、単に技術を導入するだけではなく、「人の働き方をどう変えるか」に焦点を当てた、まさに“人間中心のデジタル”。現場との対話を大切にし、泥臭く歩みを進めながらも、確実に組織を次のステージへ導いている姿勢が印象的です。辻氏のキャリアは、決して順風満帆ではありませんでした。しかし週末起業、家庭との両立、Uターン、転職、そしてコロナ下での組織改革など──そのすべての経験が、今の「人を起点にしたDX」へとつながっています。 「紙とハンコをやめたい」の一言から始まった社内改革も、現場との信頼関係と愚直な実行力で推進。自らもペーパーレスの旗振り役として、ひとつひとつの業務フローを洗い出し、社員に寄り添う形で仕組みを整えてきました。 また、女性のキャリアを広げ、後輩に活躍の場を与えるため、率先して業務横断的な仕事にも取組みました。コロナ禍にDXを推し進めることで、結果を出し、社長賞も獲得することで、社内の信頼を得ることができました。 そしてSUBARUでCIOとなり、その仕事は、時に孤独で、理解されにくいと言います。しかし、それを逆手に取り、「失敗してもリカバリーできる仕組みづくり」に挑戦する姿勢は、まさにリーダーの鑑と言えます。 CIOの皆さんに伝えたいのは、「肩の力を抜いて、現場の声を信じて進もう」ということ。失敗を恐れず、現場とともに成長する。それが、真のデジタル変革の第一歩になると辻氏は語ります。

    26min

Sobre

このシリーズでは、Foundry(CIO.com Japan)のホストである武内信政が、主要なCIOやCxOたちと対談し、リーダーシップ、イノベーション、ビジネス戦略、DX&AI、次世代の人材育成など、最新のテーマを掘り下げていきます。