見えない味 – The Art of Invisible Taste (Japanese Culinary Philosophy)

竹内寿幸 Hisayuki TAKEUCHI

「見えない味」は、「見える味」と「見えない味」の探求を通して、日本の文化、精神、そして芸術の本質を、ポッドキャストという声の媒体によって世界へ発信する番組です。 日本人は古来より、食べるときに「味を見る」と表現してきました。この言葉は、味が単に舌の感覚によってのみ存在するものではなく、目で見て、香りで感じ、空間を感じ、時間を感じ、そして心で受け取る、総合的で精神的な体験であることを示しています。料理は物質であると同時に、目に見えない世界を映し出す鏡でもあります。 「見える味」とは、形、色、光、器、盛り付け、そして余白によって表現される味です。一切の無駄を削ぎ落とした線、季節を映す色彩、静寂を宿す空間。料理は、目で見る前からすでに語り始めています。その姿は、自然の循環、時間の流れ、そして創造の意志を可視化した存在であり、見る者の感性に直接語りかけます。 一方で、「見えない味」とは、記憶、気配、温度、音、沈黙、そして料理人の精神によって生まれるものです。それは目に見える形を持たず、触れることもできません。しかし確かに存在し、人の心の奥深くに届きます。同じ食材、同じ技術であっても、そこに宿る意識と精神によって、味はまったく異なる存在となります。見えない味とは、生命と生命の対話であり、創造の瞬間にのみ現れる、儚くも永続的な存在です。 本番組では、シェフであり芸術家である竹内寿幸が、長年の創造と探求の中で見出してきた「味の本質」について語ります。食材との出会い、自然への敬意、季節の移ろい、時間の意味、そして創造の静寂。料理がどのようにして単なる技術を超え、精神の表現となり、芸術へと昇華されるのかを、静かな言葉によって紐解いていきます。 日本料理は、自然との調和を根本に持つ文化です。四季の変化を受け入れ、生命の循環を尊重し、存在の儚さの中に美を見出します。その精神は、形の中に形を超えたものを宿し、見えるものを通して見えないものを伝えます。料理は単なる消費される物ではなく、時間と空間、そして意識によって生まれる一つの現象であり、体験そのものです。 また、本番組は、料理と芸術の境界を越え、創造とは何か、人間の感性とは何かという根源的な問いにも向き合います。味とはどこに存在するのか。それは食材の中にあるのか、それとも人の意識の中にあるのか。見るとは何か、感じるとは何か、創造するとは何か。これらの問いを通して、料理を一つの普遍的な芸術として捉え直します。 ポッドキャストという、目に見えない声の媒体は、「見えない味」を伝えるための最も純粋な形式の一つです。音と言葉は、形を持たずに人の内面へ直接届きます。聞く者は、自らの記憶と感性を通して、それぞれの味の世界を心の中に描きます。この見えない共有の中で、新たな創造の体験が生まれます。 「見えない味」は、料理人のためだけの番組ではありません。芸術家、創造者、そして真の美を求めるすべての人々に向けて開かれています。料理という行為を通して、人間の意識、感性、そして存在の意味を見つめ直す機会を提供します。 この番組は、日本という一つの文化の紹介に留まらず、人類に共通する創造の精神を伝える試みでもあります

  1. 4d ago

    ソース・ガストリック なぜ、フランス料理は“酸味”で完成するのか?

    定期的なクレジットとリンク ガストリックとは、非常にシンプルです。 砂糖をキャラメル化し、そこに酢や果汁を加えて“デグラッセ”する。 つまり——甘味と酸味を衝突させる技術。 その結果、味は一気に立体化します。 実際、料理の現場ではこう言われます: 「脂肪には酸を、甘味には苦味を」 ガストリックは、そのバランスを一撃で整える“調律装置”なのです。 https://www.bimishido.fr/kenko_sushi 👈 健康寿司 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました! Hosted on Ausha. See ausha.co/privacy-policy for more information.

    ソース・ガストリック なぜ、フランス料理は“酸味”で完成するのか?
  2. 5d ago

    料理が上手くなるコツはありますか? ― エシャロットが教えてくれること

    エピソード:料理が上手くなるコツはありますか? ― エシャロットが教えてくれること 「料理が上手くなるコツはありますか?」 先日、リスナーの方からこのような質問をいただきました。 実は、とても本質的な質問です。 料理は、技術だけで上手になるものではありません。その前に必要なのは、「見る力」と「選ぶ力」なのです。 今日は、その答えの一つとして、とても地味だけれど、料理人にとっては欠かすことのできない食材、「エシャロット」についてお話ししたいと思います。 Podcast「見えない味」へようこそ。 近代料理アーティスト、シェフ竹内寿幸です。 この番組では、パリから料理・美食・健康をテーマに、「見えない味」の世界をお届けしています。 エシャロットは、玉ねぎの仲間です。 しかし、ただの小さな玉ねぎではありません。 香りは非常に繊細で、甘味と辛味のバランスが絶妙です。 そして火を入れることで、その香りは料理全体を包み込み、味に奥行きと一体感を生み出します。 私はよく、エシャロットは料理の「骨格」だと考えています。 骨格がしっかりしていれば、美しい料理になる。 逆に骨格が弱ければ、どんな高級食材を使っても、どこか物足りない料理になってしまいます。 フランス料理では、多くのソースがエシャロットから始まります。 みじん切りにし、バターでゆっくりと汗をかかせる。 焦がさない。 色も付けない。 静かに水分だけを飛ばしていく。 この「待つ」という時間が、とても重要なのです。 料理人は火を操る仕事ですが、本当は「時間」を料理しているのかもしれません。 急げば香りは壊れます。 丁寧に向き合えば、素材は必ず応えてくれます。 料理が上手になるということは、強い味を足すことではありません。 素材が本来持っている力を最大限に引き出すことです。 エシャロットは、そのことを静かに教えてくれる最高の先生なのです。 もし料理がもっと上手になりたいと思うなら、 まずは、こうした目立たない素材を大切にしてみてください。 エシャロットをどう切るのか。 どのくらいの火加減で炒めるのか。 どのタイミングで次の材料を加えるのか。 その一つひとつの積み重ねが、料理を大きく変えていきます。 派手なテクニックよりも、 静かな観察。 そして素材への敬意。そこにこそ、本当の上達があります。 今回も最後までお聴きいただき、本当にありがとうございました。 パリのキッチンから、皆さんの台所へ。 この番組では、食に少しでも関心を持っていただき、料理の楽しさや新しいインスピレーションを感じていただけるよう、お話ししています。 今日のお話が少しでも印象に残りましたら、ぜひ番組のフォロー、コメント、そして「いいね」をお願いいたします。 皆さんからいただく一つひとつの声が、次のエピソードをつくる大きな力になります。 そして、今日あなたが料理をするなら、ぜひ一つだけで構いません。 食べてもらう人のことを思い浮かべながら、一つ工夫を加えてみてください。 ほんの小さな工夫でも、実際にやってみることが大切です。 その積み重ねが、きっとあなたの料理の世界を大きく変えていくはずです。 料理とは、単にお腹を満たす技術ではありません。 命と向き合い、人と人をつなぎ、心を伝える表現なのです。 見えない味は、見えないからこそ、心に残る。 Podcast「見えない味」、近代料理アーティスト シェフ竹内寿幸、HISSAでした。 また次回、お会いしましょう。 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました!

    料理が上手くなるコツはありますか? ― エシャロットが教えてくれること
  3. Jul 16

    香りは、目には見えないけれど、人の心を動かす力がある ソース・ペリグー

    定期的なクレジットとリンク フランス料理の中でも特別な存在である「ソース・ペリグー」についてお話しします。 トリュフ、フォアグラ、マデラ酒、そして時間をかけて作られるフォンドヴォー。一つひとつを見ると、とても贅沢な食材です。しかし、料理の本当の価値というのは、単に高価なものを使うことではありません。 大切なのは、その素材が持っている「美しさ」を、料理人がどのように感じ取り、引き出していくかというこではないでしょうか。 Podcast見えない味、に、ようこそ。近代料理アーティストシェフ竹内寿幸です。 フランスでは、トリュフは「黒いダイヤモンド」と呼ばれていて、土の中で育ち、姿を見ることはできないけれど、ひと口食べた瞬間に記憶に残る強烈な香りを持っています。 私がフランスに来て初めて本物のトリュフに触れた時、その香りに大きな衝撃を受けました。それまで知っていた香りとはまったく違う、と感じました。 近年は、じゃがいもを育てるように比較的簡単に採れるようにもなりました。ただ、その畑は厳重に囲われています。一方で野生のトリュフは、森の湿った土や木々の生命力とともに育つことで、ほのかに甘く、複雑で奥深い香りを醸し出うことができます。 「香りとは、目には見えないけれど、人の心を動かす力がある」そう感じた瞬間でした。 しかし、こうした自然の香りへの感動は、決してフランスだけのものではありません。 日本にも、同じように山から生まれる特別な香りがあります。例えば松茸。 秋の山で育つ松茸の香りは、日本人にとって季節そのものです。土瓶蒸しの蓋を開けた瞬間に広がる香り、それは単なる「きのこの香り」ではなく、森、雨、土、そして日本の秋の記憶が、香りとともに私たちに語りかけてきます。 また、日本にも野生のトリュフが存在します。まだフランスのように広く料理文化として発展してはいませんが、日本の土地にも大地が生み出す神秘的な香りの世界があります。 考えてみれば、フランスのトリュフも、日本の松茸も、本質は同じなのかもしれません。人間が作ったものではなく、自然が長い時間をかけて育てたもの。そして料理人の役割は、その命を受け継ぎながら、最も美しい形で表現することです。 ソース・ペリグーも同じですね。フォンドヴォーの深い旨味、マデラ酒の豊かな香り、トリュフの力強い個性。そして時にはフォアグラの滑らかなコク。それらが一つになることで、初めて料理として完成します。 これは近代フランス・グラン・キュイジーヌの象徴であり、香りを主役にした料理が構造として完成した一皿であり、高級食材の組み合わせによる「完成された皿」と言えます。 「トゥルヌド・ロッシーニ」が200年経った今でも世界中で愛されている理由も、そこにあります。 料理とは、技術だけではありません。素材の背景を知ること。自然への感謝を持つこと。そして、その一皿を通して誰かの記憶を作ること。それが料理の本当の役割であってほしいと願っています。それでは、「ソース・ペリグー」、最後までお楽しみください。 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました!

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  4. Jul 11

    世界の料理は寿司化している

    定期的なクレジットとリンクポッドキャスト「見えない味、ようこそ。」 第1回 「寿司化」という現象について こんにちは、HISSAです。 「見えない味、ようこそ。」へようこそ。 今日は、私がここ数年ずっと考え続けているテーマについて、お話ししたいと思います。 それは、「寿司化(Sushification)」という現象です。 私がフランスで寿司を紹介し始めた頃、目指していたことは、とてもシンプルでした。 寿司を、特別な日に食べる高級料理ではなく、健康的で、家族みんなが気軽に楽しめる日常の食事として伝えたい。 そんな思いで、一皿一皿を作っていました。 それから数十年。寿司は世界中へ広がりました。 スーパーマーケットにもあります。 駅にもあります。空港にもあります。企業のパーティーでも見かけます。 これは、日本の食文化が世界に受け入れられたという意味では、本当に素晴らしいことです。 でも、その一方で、私は少し気になることもあります。 広がる途中で、寿司が大切にしてきた何かが、少しずつ見えなくなってしまったような気がするのです。 そこで私は、この現象を「寿司化」と呼んでいます。 もちろん、これは誰かを批判するための言葉ではありません。 私が言いたいのは、 本来、魚と米、季節、そして職人の手仕事との繊細な関係の中で生まれた料理が、 いつの間にか、見た目だけを真似した商品へと変わってしまうことがある、ということです。 クリームチーズが入る。揚げられる。甘いソースがたっぷりかかる。 もちろん、それを好きな人がいても構いません。 食文化は変化します。それは自然なことです。でも、その変化の中で、 素材への敬意。 季節との対話。 できるだけ手を加えず、素材そのものを引き出そうとする考え方。 そういう「見えない味」が失われてしまうとしたら、 私は少し寂しい気持ちになります。 私たちBimishidoが大切にしている言葉があります。 Bon, Beau, Bio。 つまり、美味しく。美しく。健やかに。すこやかに 私は、この三つは別々ではないと思っています。 本当に美味しいものは、美しい。 本当に美しいものは、身体にも無理をさせない。 そして、そのためには素材を大切にすることが必要です。 季節を知ること。生産者を知ること。無駄を出さないこと。 そうした積み重ねが、一貫の寿司の中に現れてくるのです。 時々、こんなことをお話しします。 もし、「たくさん売れているもの」が一番美味しいのだとしたら、 世界一美味しいラーメンは、カップラーメンということになります。 でも、私たちはそうは考えませんよね。 便利さと、本当の美味しさは、必ずしも同じではありません。 寿司も同じです。 人気があることと、本来の価値は、少し違う話なのです。 そして最後に、一つだけ。 「寿司化」という言葉は、私だけのものではありません。 言葉というものは、多くの人が使いながら育てていくものです。 だから私は、その言葉を所有したいとは思いません。 大切なのは、その言葉を通して、私たちが何を考えるかです。 私は、この言葉を、 失われつつある日本の食文化の価値を、もう一度見つめ直すための入口にしたいと思っています。 この番組では、「寿司化」を批判したいわけではありません。 むしろ、 本来の寿司とは何なのか。 本来の和食とは何なのか。 その魅力を、皆さんと一緒にゆっくり探していきたいと思っています。 次回は、この考え方が実際の料理の中でどう表現されるのか。 酢飯や魚の扱い、そして素材選びを例にしながら、お話ししたいと思います。 今日のお話が少しでもね印象に残りましたらチャンネル登録コメントそしてねイイネもねぜひよろしくお願いいたします。 皆さんの声が次のエピソードのための大きな励みになります。 それでは今日は、この辺で。 「ポッドキャスト見えない味」HISSAでした。 「見えない味は、見えないからこそ、心に残る。また次回、お会いしましょう。 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました!

    世界の料理は寿司化している
  5. Jul 10

    ソースマスタード

    定期的なクレジットとリンク 同じ「マスタード」という言葉が 人を幸せにすることも、 そして、破壊することもあるとしら どう感じられるでしょうか。 1917年、第一次世界大戦。 戦場では、マスタードガスが使われていました。 皮膚を焼き、視界を奪い、 呼吸を奪う。それは、“刺激”という言葉の 最も残酷な使い方でした。一方で 私たちの食卓にも、マスタードは存在します。 フランスでは、ソースの中に溶け込み、料理を構築する。 そして日本では おでんの横に、静かに添えられた「からし」 ほんの一瞬、味覚を目覚めさせ、 そして消えていく。同じ“刺激”でありながら、 その使い方は、ここまで違う。破壊のための刺激か。 それとも、私たちを幸せにするのための刺激か1.5本日のテーマは 「マスタードに見る、料理と人間の創造性」。 この小さな調味料の中に、 人間の本質が、見えてくるかもしれません。 Podcast見えない味、ようこそ。近代料理アーティストシェフ竹内寿幸です。 健康と美食、そして命と向き合う料理の世界を今日もね、一緒に旅していきましょう。 今回も最後まで聞いてくださって、本当にありがとうございました。 パリのキッチンから皆さんの台所まで届けたいと思ってます。 少しでも食に関心を寄せていただき、料理の楽しさや、インスピレーションを感じてもらうように心がけています。 今日のお話が少しでもね印象に残りましたらチャンネル登録コメントそしてねイイネもねぜひよろしくお願いいたします。 皆さんの声が次のエピソードのための大きな励みになります。 そして、今日あなたが料理をするなら、食べてもらう人のために、工夫を凝らしてみて下さい。やってみてください。実行してみてください。 いやー、料理って本当に命と向き合うことなんですね。それでは次回また子でお会いしましょう。Hisaでした。 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました! Hosted on Ausha. See ausha.co/privacy-policy for more information.

    ソースマスタード
  6. Jul 9

    カメチャブ

    定期的なクレジットとリンク 牛丼。今日の話はなぜ牛丼がカメチャブという風になったのかお話ししますね。明治時代、日本にね、大阪ですけど特に外人が多かったので、小さなレストランに外人がよく来て、犬と一緒にね。で、その犬をカモン、カムヒアって言って呼んでたらしいんですよね。その当時の日本人は英語を喋らないので、その犬の名前がカムヒアと勘違いしたらしいんですよ。それと日本人の耳にはカム、カメという風に聞こえたらしい。なのでこの犬の名前はカメと勘違いしたらしいんですよね。それで外国人が食べに来て、全部食べないんですよ。ご飯が多いので。残った牛丼をこのカメという犬に全部やってたらしいんですよ。だから犬はいつもそこにいた。毎日一緒に来てたらしいんですね。外人とね。それが習慣になって、この犬の名前を取ってあとチャブね、お盆のことをチャブって言うんですけど、それとこの犬の名前、カメをつけてカメチャブという風にして、その店の看板の料理になったという、そういうお話です。だからこの牛丼のカメチャブ、これを作る場合、我々料理人は、今、現代の牛丼っていうのは非常に上品で牛肉も和牛使ったりとかミンチを使ったりとかフルーツも入れたりして、非常に軽い牛丼を使ってるんですけど、本当の牛丼っていうのはご飯に牛肉の肉の味がしっかり染み込んで玉ねぎと一緒に、混ぜてねガツガツ食べるのが、本来牛丼の食べ方で味付けの仕方も結構ざっくりで、塩味を効かして、醤油味をしっかりと効かして食べるのが牛丼なんです。これが、本当の牛丼、カメチャブなんです。普通牛丼で注文してね、そういう上品な現代風にアレンジした、牛丼もいいんですけどでもどこかでね皆さんがカメチャブっていうそういう名前で牛丼を出していたらぜひ行ってみてください。味付け、料理の仕方が全然違う。なぜか、犬の食べ物だったということで、味付けもそういう風になっています。今日は牛丼のカメチャブの由来についてお話ししました。。またお会いしましょう。 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました! Hosted on Ausha. See ausha.co/privacy-policy for more information.

    カメチャブ
  7. Jun 18

    ブルゴーニュ地方のワイン

    ワインは飲むものだと思っていませんか?」実はフランス料理において、ワインは“食べるもの”でもあります。 その鍵を握るのが、« ソース・ブルギニョン »。 なぜ、ブルゴーニュのワインは皿の上で“消え”、そして“記憶に残る”のか。 なぜ、エスカルゴと合わせた瞬間、味はひとつの体験へと変わるのか。 そしてなぜガメという、かつて“カジュアル”だった葡萄が、今、世界の味覚を一変さしたのか。 この数分で、あなたの「ソースの見方」は変わります。 パリ、アカデミー美味し道、料理長、竹内寿幸です。最後のどうぞごゆっくりとお楽しみください。 皆さんこんにちは、おはようございます。パリの美味し道学校の料理長、竹内寿幸です。 このソースシリーズも最初はパリから始めたんですけど、やっぱりソースっていうのは郷土料理なんで、僕にとっては、最初はボルドーからで、今回はブルゴーニュから、時計の逆回りですよね、で回ってきたんですけど。 やっぱり地方には特産物、日本でもそう、お酒もそう、食品もそう、あるんで、そういうのを紹介しながら、その地方にある典型的なソースを紹介したいと思います。 今回はブルゴーニュ地方の、すごくリッチな地方です。まず、もうすぐ11月、11月には皆さん、多分フランスからボジョレ・ヌーボーが入ってくると思いますよね。それもブルゴーニュ地方のボジョレー地区にあるワインです。 それがガメイっていうセパージュのブドウなんですけど、このガメイっていうのは昔はあんまり高級なブドウじゃなかったんですよ。どちらかというとカジュアルなんですよ。テーブルに置いて、それをかじりながらチーズを食べるとか、ワインを飲むとか、そういう感じだったんですけど。 これが僕が東京にいた時、1970年、80年かな、その頃にすごく有名になり出したんですよ。なぜかというと、ボジョレ・ヌーボーのおかげなんです。ボジョレ・ヌーボーっていうのは、1週間、2週間で発酵させて飲むので、基本的にはブドウが持っているフレッシュさ、香り、新鮮さを醍醐味としているんですよ。 それがボジョレ・ヌーボーの作り方と非常にマッチして、ガメイが合っていて、それに安かったんで、他のセパージュに比べて知名度が低かったので、コストダウンで作られたんですよ。 もう一つは、2000年ぐらいかな、自然派ワインがすごく台頭してきたんですよ。その時にガメイで、熟成させないで絞ったブドウをすぐ発酵させて飲む、そういう自然派ワイン。それと、人工着色とか人間の手をあまり加えないというのは、基本的に福岡さんの自然農法と同じように、そういうことを基本にしている。 ガメイっていうこのフルーティーでフレッシュな新鮮さがそのままダイレクトに表現できるブドウだということが分かって、ガメイの知名度がどんどん上がっています。それがボジョレーで作っているボジョレ・ヌーボーであり、ブルゴーニュ地方の今、なくてはならないワインになってきました。 それでブルゴーニュのセパージュを少しだけ触れたいと思います。ブルゴーニュは大体5つぐらい覚えておけばいいんですけど、まずピノ・ノワール。このピノ・ノワールはロマネ・コンティとか、開高健の「最後の晩餐」に出てくるワインとかで有名です。 そしてコート・ド・ボーヌ、コート・ド・ニュイ、コルトン・シャルルマーニュ、モンラッシェとか、もうものすごいんですよ。世界に誇れるワインをたくさん作っています。 ガメイはさっき話した通りボジョレ・ヌーボー。それと白が2つあります。このブドウがないとワインができません。まず1つはシャルドネ。シャルドネといえばシャブリですね。魚介類、特に牡蠣なんか食べる時は、もう決まってシャブリです。シャープでストレートでスキッとしたワインで、一度飲むと忘れられません。 あとアリゴテですね。アリゴテは僕が東京にいた時に最初に覚えたカクテル、キールを作る時に使います。アリゴテとクレーム・ド・カシスとか木苺のリキュールで作るんですけど、非常に洗練されています。アリゴテというのはセパージュの名前なんですけど、そのままワインの名前にもなっているぐらい素晴らしいブドウです。 それとムロン、ムロン・ド・ブルゴーニュ。これも不思議とメロンを食べながら飲むと非常に合います。 それからシャルドネの話に戻ると、隣にシャンパーニュ地方がありますよね。シャンパンはシャルドネ100%で作るとブラン・ド・ブランになります。ピノ・ノワールなどを混ぜるとそうは言えません。シャルドネはボルドーでもロワールでもコート・デュ・ローヌでも使われていて、味にすっきりとした芯を入れる力があります。 やっぱりソースの話をする場合、その地方でどういうワインができて、どういう特産物があるかを知らないと味の理解が半減すると思います。 ブルゴーニュのワインは、最初香りと味がガッと広がるんだけど、スーッと消える。その後に例えばエスカルゴをニンニクとパセリで食べると、それが口の中で広がる。その時にワインを飲むと一体化して、素晴らしい味の記憶になります。 この醍醐味は一度体験すると忘れられません。 ブルゴーニュにはエスカルゴ、それから良い肉もありますし、マスタードもあります。なので今回のソースは、ソース・ブルギニョン、ソース・ムタール、エスカルゴのソースなどを紹介したいと思います。 エスカルゴを食べるとやっぱりブルゴーニュのワインが飲みたくなりますね。不思議です。 ただもう一つ、エスカルゴに合うお酒として僕は日本酒を選びます。日本でカタツムリを料理する時、日本酒で処理すると独特のクセが消えるんです。不思議です。 日本酒で調理して、ブルゴーニュのワインで飲む。もう最高です。ぜひやってみてください。 それからソース・モルゴット(※文脈的にポーチドエッグ系のソース)。卵をお湯で茹でて食べる、ブルゴーニュの典型的な古典ソースもありますので、それも紹介したいと思います。 今回は作り方というより、ブルゴーニュの概要の話になりましたが、次回は具体的なソースを紹介します。 今日も最後まで聞いてくれてどうもありがとうございました。チャンネル登録、高評価よろしくお願いします。料理って本当に楽しいですよね。それでは、どうもありがとうございました。バイバイ。 定期的なクレジットとリンク(各エピソードの説明文の最後に挿入) エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました!

    ブルゴーニュ地方のワイン
  8. May 29

    シンプルな美しさ”七郎次”

    定期的なクレジットとリンク(各エピソードの説明文の最後に挿入) あなたは、日本以外の国で寿司を食べたことがありますか? かなり寿司のイメージが違いますよね。 今回のテーマは、寿司についてよくある誤解からお話ししたいと思います。「酢飯のかたまりがあって、その上に生の魚をのせただけのもの」外国人が寿司に対して思っている、イメージはこんな感じですよね。 なぜでしょうか、その誤解はどこから来るんでしょうか?。確かに、日本の食文化というと「シンプル」というイメージがあります。これは間違いではありません。ただし、その「シンプルさ」が、少し表面的に、浅く理解されているのも事実です。 実際には、「簡単に見えるものほど、実は非常に高度である、奥が深い」これが日本料理の本質ですよね。いわゆる「引き算の美学」、そして「見えない技」「技術を超えた技術」つまり「技」と表現してますよね。日本では。技と技術は違います。これをどうやって世界に伝えていくか、非常に重要なテーマだと思います。アカデミー美味し道、料理長Takeuchi Hisayukiです。 エピソードクレジット: 制作・編集: Association BIMISHIDO© [竹内寿幸/美味し道] フォローはこちらから:新しい情報を見逃さないように、ぜひSNSでフォローし、私たちにメッセージを送ってください! Instagram : https://www.instagram.com/hissa_take_uchi/ X (Twitter) : https://x.com/artiste_hissa Linkedin : https://www.linkedin.com/in/hisayukitakeuchi/ Facebook : https://www.facebook.com/chef.hissa/ Blog : http://www.kaiseki.blog ポッドキャストをサポート: このエピソードが気に入ったら、ぜひApple PodcastsやSpotifyで星5つの評価とコメントを残してください。 これが私たちをサポートし、他の人に発見してもらうための最良の方法です。ご清聴ありがとうございました! Hosted on Ausha. See ausha.co/privacy-policy for more information.

    シンプルな美しさ”七郎次”

About

「見えない味」は、「見える味」と「見えない味」の探求を通して、日本の文化、精神、そして芸術の本質を、ポッドキャストという声の媒体によって世界へ発信する番組です。 日本人は古来より、食べるときに「味を見る」と表現してきました。この言葉は、味が単に舌の感覚によってのみ存在するものではなく、目で見て、香りで感じ、空間を感じ、時間を感じ、そして心で受け取る、総合的で精神的な体験であることを示しています。料理は物質であると同時に、目に見えない世界を映し出す鏡でもあります。 「見える味」とは、形、色、光、器、盛り付け、そして余白によって表現される味です。一切の無駄を削ぎ落とした線、季節を映す色彩、静寂を宿す空間。料理は、目で見る前からすでに語り始めています。その姿は、自然の循環、時間の流れ、そして創造の意志を可視化した存在であり、見る者の感性に直接語りかけます。 一方で、「見えない味」とは、記憶、気配、温度、音、沈黙、そして料理人の精神によって生まれるものです。それは目に見える形を持たず、触れることもできません。しかし確かに存在し、人の心の奥深くに届きます。同じ食材、同じ技術であっても、そこに宿る意識と精神によって、味はまったく異なる存在となります。見えない味とは、生命と生命の対話であり、創造の瞬間にのみ現れる、儚くも永続的な存在です。 本番組では、シェフであり芸術家である竹内寿幸が、長年の創造と探求の中で見出してきた「味の本質」について語ります。食材との出会い、自然への敬意、季節の移ろい、時間の意味、そして創造の静寂。料理がどのようにして単なる技術を超え、精神の表現となり、芸術へと昇華されるのかを、静かな言葉によって紐解いていきます。 日本料理は、自然との調和を根本に持つ文化です。四季の変化を受け入れ、生命の循環を尊重し、存在の儚さの中に美を見出します。その精神は、形の中に形を超えたものを宿し、見えるものを通して見えないものを伝えます。料理は単なる消費される物ではなく、時間と空間、そして意識によって生まれる一つの現象であり、体験そのものです。 また、本番組は、料理と芸術の境界を越え、創造とは何か、人間の感性とは何かという根源的な問いにも向き合います。味とはどこに存在するのか。それは食材の中にあるのか、それとも人の意識の中にあるのか。見るとは何か、感じるとは何か、創造するとは何か。これらの問いを通して、料理を一つの普遍的な芸術として捉え直します。 ポッドキャストという、目に見えない声の媒体は、「見えない味」を伝えるための最も純粋な形式の一つです。音と言葉は、形を持たずに人の内面へ直接届きます。聞く者は、自らの記憶と感性を通して、それぞれの味の世界を心の中に描きます。この見えない共有の中で、新たな創造の体験が生まれます。 「見えない味」は、料理人のためだけの番組ではありません。芸術家、創造者、そして真の美を求めるすべての人々に向けて開かれています。料理という行為を通して、人間の意識、感性、そして存在の意味を見つめ直す機会を提供します。 この番組は、日本という一つの文化の紹介に留まらず、人類に共通する創造の精神を伝える試みでもあります