知らなかった!中国ITを深く知るためのキーワード

vol.044:タオバオ村:貧困撲滅と営利事業の融合

この情報源は、ITジャーナリストである牧野武文氏によるメルマガの一部であり、アリババが進める「タオバオ村」プロジェクトを中心に、中国ITと社会課題解決のテーマを探ります。タオバオ村は、アリババが農村の貧困解決を目的として2009年に開始した営利事業で、ECプラットフォームとインフラを提供し、農産品などの販売を通じて農村の現金収入を増やそうとするものです。また、記事では創業者ジャック・マー氏の「慈善事業ではなく営利事業とすることで持続性を生む」という経営哲学を強調しており、タオバオ村の成功例としてトルコ石販売やライブコマースの活用、失敗例として品質競争に敗れたアパレル村の事例を紹介しています。さらに、関連事業として小口融資に特化した浙江網商銀行(ジャック・マー銀行)についても触れ、これらの事業が中国社会の課題を経済原則に基づいて解決しようとする試みであることを示しています。