今回と次回の2回にわたって、早稲田大学 文学学術院 の田中雅史准教授をゲストに、「鳥の歌から読み解く、文化の起源と行く末」をテーマにお届けします。
ご専門は鳥の歌を手がかりに文化が世代間で伝わる脳の仕組みを探る神経科学。その研究は、科学雑誌『Nature』に掲載されるなど、国際的にも高く評価されています。
実は、鳥の社会にも存在する、親から子へと歌い継がれる”方言”や、求愛のための”デュエット”。
前半では、こうした鳥たちのコミュニケーションを手がかりに、私たちの「学び」のメカニズムを紐解きます。憧れの相手の言葉が心に響くのも、鳥の歌の学習に隠されていました。鍵を握るのは「社会的な絆」と脳内物質「ドーパミン」。身近な鳥のさえずりから、人間社会の根源に迫ります。
書き起こしは
https://www.waseda.jp/top/other/111879
をご覧ください。
ゲスト:田中 雅史
2008年に東京大学文学部を卒業後、東京大学大学院人文社会系研究科で、網膜における側抑制の動作メカニズムについて研究し、2013年に博士(心理学)を取得。その後、アメリカのデューク大学医学部では、博士研究員として、鳥が歌を模倣するときに働く神経回路を探究した。2018年に帰国し、東北大学生命科学研究科の助教を経て、2020年に本学文学学術院へ専任講師として着任。現在は人を対象とした研究にも射程を広げ、音楽や鳥の歌がもつ不思議な魅力について研究しようとしている。
ホスト:城谷 和代研究戦略センター准教授。専門は研究推進、地球科学・環境科学。 2006年早稲田大学教育学部理学科地球科学専修卒業、2011年 東京大学大学院理学系研究科地球惑星科学専攻博士課程修了 博士(理学)、2011年 産業技術総合研究所地質調査総合センター研究員、2015年 神戸大学学術研究推進機構学術研究推進室(URA)特命講師、2023年4 月から現職。
Информация
- Подкаст
- Опубликовано13 ноября 2025 г. в 03:00 UTC
- Длительность24 мин.
- Сезон12
- Выпуск1
- ОграниченияБез ненормативной лексики
