PARAKEET CINEMA CLASS

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映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画をネタバレ上等で語り明かす、”真の映画批評に触れられるこの世でただ1つ”のポッドキャスト番組、「PARAKEET CINEMA CLASS」。記事はコチラ→https://popeyemagazine.jp/tag/parakeet-cinema-class/ ※「ネタバレ上等」がコンセプトなので、未見の方はくれぐれもご用心を! cover design: Katsuyoshi Mawatari jingle: Kensuke Ide host: Jun Hirose, Keisuke Kagiwada

  1. ٣٠ أبريل

    Vol.17『カニバイシュ』(監督:マノエル・ド・オリヴェイラ)

    「『カニバイシュ』は地味とディスられがちな前半も面白いのか?」 今回取り上げるのは、ポルトガルの巨匠マノエル・ド・オリヴェイラ監督による『カニバイシュ』(1988年)です。物語の舞台は厳粛な雰囲気に満ちた貴族たちの晩餐会。貴族の娘、マルガリーダとアヴェレダ子爵の婚礼の夜、厳かに進行する会。嫉妬に燃える貴族、ドン・ジョアンの登場や、子爵による“とある告白”によって驚愕の事態へと展開していく。奇想天外な監督のユーモアが炸裂するオペラ・ブッファ(喜劇的なオペラ)映画だ。現在、「オリヴェイラ 2025 没後10年マノエル・ド・オリヴェイラ特集」が「Bunkamura ル・シネマ渋谷宮下」ほかにて上映中。この貴重な機会を見逃すべからず。 「左右対称についての物語」と廣瀬さん。「見る人/見られる人」の切り返し、複数の人物が水平に並ぶことで「誰がどこにいるのかわからなくなる」点や、鏡、煙、音などの要素に注目しながら読み解きます。ついついクライマックスにかけての展開が着目されがちな本作だけれど、物語前半までに「おおよそ全ての基盤が提示されている」のだとか。これから鑑賞する人も、鑑賞済みの人も、ぜひポッドキャストを聴いて『カニバイシュ』を研究してみて! ちなみに、前回(レオス・カラックス監督『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』)の動画版もYouTubeにて配信中! チャンネル登録もぜひよろしくお願いいたします。

    ١ س ١٢ د
  2. ٢٤ مارس

    Vol.16『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』(監督:レオス・カラックス)

    今回取り上げるのは、『アネット』『ポンヌフの恋人』を手がけたレオス・カラックス監督新作、『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』。 カラックス監督に白紙委任するも「予算が膨らみすぎ実現不能」となったパリ・ポンピドゥーセンターの展覧会。その展覧会の代わりとして作られたのが『IT’S NOT ME イッツ・ノット・ミー』だ。ホームビデオから映画、音楽、写真とさまざまなジャンル、フォーマットの映像をコラージュしながら、自身の半生から映画そのものを追求する、謎めいた一作。カラックス監督が初めて自ら編集まで手がけたことも話題の本作に込められたメッセージとは。日本では「横浜フランス映画祭2025」にてプレミア上映され、4月26日からユーロスペース他全国ロードショーを予定している。 「“コラージュの繋ぎの論理”のような部分に面白さがあった」と廣瀬さん。赤や緑などの色や登場するモチーフ、映像の繋がりに着目しながら、カラックス監督の現在地を紐解きます。ぜひこれまでのカラックス作品を思い出しながら劇場へ足を運んでみてください。ちなみに、ポッドキャストの動画版もYouTubeにて近日アップ予定です。ぜひ登録&チェックを〜。

    ١ س ١٥ د
  3. ٢٥‏/١١‏/٢٠٢٤

    特別編『他なる映画と 1・2』(著:濱口竜介)

    「濱口竜介は神秘の人なのか?」   今月は大ボリュームの特別編です。映画批評家の廣瀬純さんとライターの鍵和田啓介さんが、公開中の映画……ではなく、発売中の“本”をネタバレ上等で語り明かしています。取り上げるのは、濱口竜介監督による映画論『他なる映画と』(1・2巻)。 『ハッピーアワー』『寝ても覚めても』『ドライブ・マイ・カー』『偶然と想像』そして当番組でも取り上げた『悪は存在しない』。カンヌ、ベルリン、ヴェネツィアの世界三大映画祭を制覇し、米国アカデミー賞国際長編映画賞にも輝いた、世界が注目する映画監督・濱口竜介による全2冊の映画論集成だ。1巻目の「映画講座」篇には、仙台・神戸・鎌倉・ソウルなどで開かれたレクチャーを初の活字化。2巻目の「映画批評」篇では、各所で発表してきた作品レビュー、映画をめぐる論考、エッセーにくわえ、日本語未発表原稿や書き下ろし2篇(7万字に及ぶブレッソン『シネマトグラフ覚書』論ほか)も収録された、充実の書。 1巻目のレクチャーでは「声」、2巻目の批評は「言葉」であるとし、濱口監督自身が声と言葉をもって映画に触れようとしている、と廣瀬さん。『他なる映画と』からみなぎる「有限性」の問題に焦点を当て、映画によって産出される「何か」の意味を、その文章を引用しつつ読み解いていきます。1時間50分と本書にも匹敵する大ボリュームでお送りします!

    ١ س ٥٠ د

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