聴くカルチャーストーリー by BEAMS ARCHIVES

【Vol.8 / 前編】「二人の男が仕掛けた粋なムーブメント」

ゲスト: 干場義雅(ほしば よしまさ) 無藤和彦(むとう かずひこ)

ビームスのドレスライン〈Brilla per il gusto(ブリッラ ペル イル グスト)〉のルーツに迫るVol8では、創設者である無藤和彦と、ブランドクリエイティブディレクターの干場義雅氏(元『LEON』編集者)が登場。

BEAMSでアルバイトをしていた干場氏が衝撃を受けた“無藤美学”とは?雨の日にスタンスミスをおろすなど、独自のこだわりが、いかにしてカルチャーを育んだのか。

“ちょい悪”ムーブメントを巻き起こした『LEON』との相互作用、そして“引き算の美学”に至った無藤の失敗談も告白。大人の遊び心と色気が詰まった誕生秘話は必聴です。

〜 今回の内容 〜

現場主義と人とのつながり  / 渋谷カルチャーの熱気 / クロージングサロンの特別感 / 失敗から生まれた美学 /  〈Brilla per il gusto〉の構想  / 象徴的なアイテム / 相互作用する関係性 / 『LEON』とのリンク


ゲストプロフィール

干場義雅(ほしば よしまさ)

編集者、ファッションディレクターとして多方面で活躍。テーラーの家系に生まれ、BEAMSでの販売職を経験後、編集者としてのキャリアをスタート。『LEON』や『OCEANS』など数々の人気ファッション誌の創刊に携わり、メンズファッションの世界に新たな価値観を提案。37歳で独立し、現在は自身のメディア『FORZA STYLE』の編集長を務めるなど、活動の場を広げている。

無藤和彦(むとう かずひこ)

21歳でビームスに入社後、カルチャーの発信地である渋谷の店舗からそのキャリアをスタート。現場での経験を積んだ後、1992年にはドレス部門のバイヤーに抜擢され、セレクトショップの根幹を支える役割を担う。2003年からは、遊び心のある大人に向けたレーベル〈Brilla per il gusto(ブリッラ ペル イル グスト)〉の立ち上げに携わり、ディレクターに就任。独自のスタイルを持つ大人たちに向けて、上質で洗練されたアイテムを提案。


MC

溝口加奈/クリエイティブディレクター

制作プロダクションでクリエイティブディレクターとしてヴィジュアルデジレクションに特化した広告制作や企業ブランディングに携わる。編著書には、太田和彦著『日本居酒屋遺産 東日本・西日本編』、『Tsugu Tsugu magazine』、BEAMSスタッフによるパーソナルブックシリーズ vol.6『I AM BEAMS / MOM & KIDS DIALOGUE 子どもと一緒に暮らしを楽しむためのヒント!』など。