それができたらすごいなノベーション(1635回)
ソニーのプレイステーション開発のエンジニアの1人だった鈴置雅一さんの、リアルタイム3Dゲーム機へ挑むエンジニアスピリッツに感動しました
曰く
"目標は高いと思ったんですけども。
なんかできたらすごいじゃないですか ?
ハードルの高さよりも、 それができたらすごいなって言う人参の方が大きくて。
結局エンジニアの人って、やっぱそういう人参が一番嬉しいですよね。偉くなるとか、お金もらえるとかっていうよりも"
"まあ、逆に 1回こういうの味わっちゃうと、もう。こういうことやると、ドーパミンが出たり、アドレナリングがパチパチ出るんだっていうのが。
躰が覚えてしまって、 なんか新しいことをやり続けないと、なんかつまんないなっていう 、なんか変な行動原理が出来てしまった。
まあそれはいんだか。悪いんだか。わからないんですけども"
ここから私は思いました
1、誰もやれてない事をやれるモチベーション
2、一度味わうと誰もがイノベーター
3、情熱の源に火がついたワクワク経験
1、誰もやれてない事をやれるモチベーション
プレイステーションが発売された時の熱狂は、今でも覚えていますが、こんなにもすごい挑戦をされていたのか!ということにめちゃくちゃ感動しました。
ここで思い出したのが、福沢諭吉さんの福翁自伝における、適塾で切磋琢磨されていた頃に記した、"西洋日進の善を読むことは、日本国中の人に出来ないことだ。"という言葉です。
今自分たちは、誰もができないことに挑戦できている、という思いが、内発的動機に火をつけることができる、一つなのだなあと改めて思いました
ピーターディールさんが、言われた、"賛成する人がほとんどいない大切な真実"を、自分たちは見つけてそれをできているのは自分たちしかいない。そんな思いがイノベーターのパッションに火をつけるとのだなあと思いました
2、一度味わうと誰もがイノベーター
以前、この番組でもお話ししましたが、保育の加用先生の"光る団子"のように、なんでも一生懸命自分でつくって、人とは違う価値を作ったという経験が、将来、挑戦できる人間を作るよなあと思いました
企業において、イノベーターや新規アイディアを出せる人材が少ないと言われることも多いのですが、一度、少なくとも本番環境に近い形で経験させてあげることが、その後の会社人生に大きく違いが出てくるなあということも、自分のWGでも実感してます
さらにその先には、チクセントミハイさんの言われるフローに入っていく人材が、挑戦軸と技術軸を両方追いかける人になることによって、育っていく、そんな好循環をもたらすことになるのだろうなあとも思いました
3、情熱の源に火がついたワクワク経験
そんな経験をした人は、情熱のポートフォリオでいうところの、大好き、利他、個性派、成長・脱出における、個性派パッションに火がついた人、とも言えるかなあと思いました
そして、樺沢紫苑さん言われるところの、人の幸せの三要素である、健康、仲間、成功のうち、成功体験というところのドーパミンがドバドバ出た経験があるとも言えるかなと
その結果、またその情熱の源に火が灯った経験や、成功体験が、さらなる次の挑戦心を掻き立てて、人生の至る場面でも、挑戦する方を選ぶような人になれるのではないかと思いました
子供の頃に泥団子のような経験でもいいし、大人になってからでも、新しい価値を創って、自らの情熱の源に火を灯す経験を
親や会社のマネージャーなどが、仕掛けていくことは、きっとその人の人生にとって、挑戦する人材になってもらえる、そんなことかと思いました
ということで
一言で言えば
それができたらすごいなノベーション
外発的要因ではなく内発的要因に火をつけて、やり遂げた経験、本当に大切と思いました
そんな話をしています^ ^
参考: 新プロジェクトX 異端児たちのゲーム機革命 2025/10/11(土)PM 8:00~PM 8:50 NHK総合・東京 https://www.web.nhk/tv/pl/series-tep-P1124VMJ6R/ep/92Z4W2PGMZ
動画で観たい方はこちら
https://youtu.be/pOUXV_xI2Vs
Informationen
- Sendung
- HäufigkeitTäglich
- Veröffentlicht13. Oktober 2025 um 07:33 UTC
- Länge16 Min.
- Staffel1
- Folge1635
- BewertungUnbedenklich