残間光太郎の"闘うものの歌が聞こえるか"

kotaro zamma

イノベーションで世界をよりよく変えていこう、という闘う人々を応援するチャネルです。スタートアップや大企業、音楽家やアーティストなど、様々なイノベーターのビジョン、考え方、パッションを是非是非、全身で感じてください!

  1. 心配の先のばしノベーション(1661回)

    4 HR AGO

    心配の先のばしノベーション(1661回)

    世界 150万部を突破し、39カ国語に翻訳され、世界中でベストセラーとなっている本書の著者ニック・トレントンさんの言葉に勇気を頂きました 曰く "ライデン大学の心理学者アンケ・ヴェルスルイスが主導した実験(無作為化試験)は、心配事を完全に打ち消す必要はなく、単に「すぐには心配しない」と自分に言い聞かせるだけでも大きな効果が見込まれることを示した" "この研究によれば、心配を先のばしにすると、自分と苦痛な思考との間に客観的な距離ができ、不安や考えすぎを減らす「メタ認知」の実践になる。" "心理学者のエイドリアン・ウェルズは、2010年の「エクスペリメンタル・サイコロジー誌」に掲載された論文で、「メタ心配」(心配について心配すること)が深刻な全般性不安障害につながる可能性があると述べている。" "「心配の先のばし」は「問題ない。好きなだけ心配していいし、禁止されているわけでもない。ただし、今は心配しないだけだ」と言い聞かせることで悪循環を避ける。 たったこれだけで、心配とメタ心配をやわらげる効果がある。" ここから私は思いました 1、メタ心配のメタ認知 2、心配を解決せずに先に伸ばす 3、時間を味方につける 1、メタ心配のメタ認知 ついつい心配性の私にとって、どうやって心配をしないことができるようにするのかは、とても勉強になるお話でした イノベーション活動においても、暗闇の中を一筋の光があると信じて進む道のりなので、とても参考になるなあと思いました 心配している自分を心配してしまう、メタ心配が、一つの要素となっているということに、目から鱗が落ちる思いでした。確かにそういうところ、多分にあるなあと思います まず第一歩として、メタ心配が始まっているということを自分が客観的に認知すること、つまりメタ認知がとても大切かもしれないと思いました 2、心配を解決せずに先に伸ばす 夏休みの宿題は先延ばしにすることはたくさん経験してきたくせに、心配についてあれこれ考えて先延ばしにはしてない私だったなあと思います 実は、心配というのは、夏休みの宿題でやってた通り、先延ばしていいのだ、むしろ、先伸ばした方がいいのだ、ということは、私の得意分野じゃんかという思いと共に、目から鱗が落ちる思いでした。 決して無理に解決しようとするでもなく、心配したってしょうがないと突き放すわけでもなく、とりあえず先延ばしにしとく、というのは、誰にでもできそうで、しかも効果が絶対というのは、イノベーションだなあと思いました 3、時間を味方につける 何か時間を味方につけるというのが、実は心配への対処としては良いということなのかなあと感じました 特にメタ心配に関しては、実際には、心配をしている自分を心配している状態なので、その先の心配事にぶち当たるまでは、ある程度の時間があるということなのかもしれないなあと思いました まずは、一旦、心配を先延ばしにしてみよう、と思うことで、少なくとも、メタ心配からは抜け出せる気がします。そしてほとんどがメタ心配が厄介ものなのだとすると、まずは、先延ばして、メタ心配を追いやってみる すごく簡単で画期的なソリューションなのかもしれないなあと、ぜひとも自分でやってみようと、何か勇気を頂けたような、そんなお話でした ということで、一言で言えば 心配の先のばしノベーション 先延ばし大王には、得意技じゃん、と思いました そんな話をしています^ ^ 参考:本: STOP OVERTHINKING   思考の無限ループを抜け出し、脳が冴える5つの習慣   著者 ニック・トレントン 訳 児島修 出版 ダイヤモンド社 2025年8月26日発行

    18 min
  2. 私のろうそくは両端から燃えるノベーション(1660回)

    1 DAY AGO

    私のろうそくは両端から燃えるノベーション(1660回)

    アメリカの詩人エドナ・セント・ヴィンセント・ミレーさんの詩「第一無題詩(First Fig)」に、感動しました  曰く 「私のろうそくは両端から燃える。 夜までは持たないだろう。 けれど、ああ敵よ、そして友よ、 それはなんと美しい光を放つことか!」 ここから私は思いました 1、強く型破りな情熱 2、敵と友という仲間とともにある 3、短く美しいという大義 1、強く型破りな情熱 この短い詩から迸るような燃えるパッションを感じてしまいました。両端から燃えるろうそくというのは、片方だけではとても抑えきれない情熱の炎が、ものすごい光を発しながら燃え尽きようとする思いの強さを感じました また、両端から燃えるというのは、普通は片方から燃えるものを、両側から燃えてもいいじゃないか、というような、バイアスを打ち砕くつよい意志を感じます さらには、両端から燃えることにより、尽きる時間を2倍に早めてまでも、燃え切りたいという、一瞬にかけるパッションも感じます 情熱の源の話をいつもしていますが、その情熱のあり方を問われるような、迫ってくるような迫力を頂きました 2、敵と友という仲間とともにある この詩の中には、敵と、友との、両方に語りかけているように感じます。それは、自分は決して1人ではなく、敵と友という仲間と共にあるのだ、ということを伝えてくれてるようなきがします そして、その敵と友の両方に同じように語りかけているのは、あたかも、もはやそれらは同一で出会って、区別すべきものではなくなっているよ、というメッセージのようにも感じます まるで、ヘーゲルのアウフヘーベンのように、敵対する二つのものを、第3の道を提示してくれているような、最後はみんな仲間なのだ、と言ってくれてるような気もしました 3、短く美しいという大義 敵も友も一つに結びつけてくれてるものは、そこに美しいという、大義があるから、ということなのかなと思いました 自らの命を短くしてまでも、迸るパッションに命をかけるその様のまえには、敵も味方もなく、ただ美しく燃える、その一点の大義に収斂していくようなそんな気がしました 内村鑑三さんの、後世に残すべき最大の遺物として、誰でも残せるものが、生き様である、といわれていとうり、その生き様を見せることこそが、全てを包み込む美しいという大義になる、そんなことを言われているような気がしました イノベーターズリップルモデルの、パッション、仲間、大義をまるで表したようなこの詩は、イノベーターの生き方そのものも表現している、そんな気がし致しました 一言で言えば 私のろうそくは両端から燃えるノベーション そんな話をしています 参考: wikipedia  https://ja.wikipedia.org/wiki/エドナ・ミレイ 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/li5YkVJMWMs

    10 min
  3. ノックは不要ノベーション(1659回)

    2 DAYS AGO

    ノックは不要ノベーション(1659回)

    「溶けるプラスチック」、「燃えないプラスチック」や自ら傷を直す「自己修復プラスチック」など、ノーベル賞候補とも言われる理化学研究所の相田卓三グループディレクターの言葉に震えました 曰く "1番楽しいことは、 国境を越えて、言語の壁を越えて、文化の壁を越えることなんですね。  私の部屋っていうのは、ノック不要というラボなんです。ノックするなと。つまりいつでも入ってこいっていう話なんですね。 大きな仕事ほど、最初の予定と違う形で見つかってるんですね。 つまり1プラス2が3になる研究ではなくて、1プラス2が10になる研究というのは、最初デザインできないんですよ。 なので僕ら提案するのは、1プラス2が3になりますよって提案するんですけど、学生さんそれをやってるうちにいろんな興味があるので、ちょっと余計なことをやるわけですね。 そうするとブワーッとこう上がってきたところが、面白いじゃんとつまむことになるんです。 なので、彼らはなんか、トントンとしないでそのまま入ってきて、先生こんなのありましたけど、ってくる" "いま世界で見えている仕事のほとんどは、そういう形で偶然見つかったものがほとんどで、 まあ情けない話ですけど、最初から考えてやったものってのは、ほとんどが失敗してるんですね。 パッションですね。情熱があるかどうか。" ここから私は思いました 1、発明はセレンディピティ 2、自分軸の余地を残す 3、情熱の源の灯火を増幅させる 1、発明はセレンディピティ 潰瘍や空気に溶け込むマイクロプラスチックによる人類への影響、さらにはカーボンニュートラルへの計り知れない貢献、一つのイノベーションは多数の社会課題を一気に解決すると言われていますが、まさに日本発のデープテックの雄だなあと思いました。 そんな相田さんの口から、”最初から考えてやったことは、ほとんどが失敗している”、つまりは、偶然や、セレンディピティが発明の鍵を握る、ということに、改めて気づかせていただきました。 それは、京都大学名誉教授の苧阪 直行さんの言われるデフォルトモードネットワークの効果のように、きっちり決められたこと以外の中に、アイディアの掛け合わせが起きる、そんな活動を推進する仕掛け作りが大切なのかもしれないなと思いました 2、自分軸の余地を残す そんなセレンディピティを生み出す仕掛け作りの一つとして、”ラボへのノックは不要”と言う言葉に象徴されるように、いつでもどこでも思いついたアイディアを話し合えるし むしろ、自分で思いついたことは、決められたことの範囲を超えて、どんどん進めてみて、なんかわかったら、また話に来い、と言うような超開かれた空間と関係性づくりをされていると言うことに感動しました。 組織の中にいると、自分軸だけでは、仕事はできなくて、むしろ、組織のミッションという他人軸が全部になってしまうということもよくありますが 相田さんは、自分軸の余地を残しておいて、むしろそこからこそ、新しいものが出てくるんだから、それで気づいたことは、すぐに教えてくれよな的な、オープンな仕掛けづくりで より、自分軸を意識した活動ができるようにしているということなのかと思いました 3、情熱の源の灯火を増幅させる この自分軸の考えも、奨励してどんどんやってみていい的な環境が、自らの内発的動機からのワクワク感を醸成することになり それはすなわち、パッションの源に灯火がともる確率を高めて、そしてその火がついたら、増幅するようなアクテビティを用意している それが、世界各国から会田さんのもとで研究をしたいという若者が集まり、さらに画期的な発明を次々を編み出している、そこにこそ秘訣があるんだろうなあと思いました その情熱が、研究室の相田さん含めた仲間と共に、世界の社会課題を大きく、一気に変えていく大義につながる そりゃ、優秀で志高い人が集まり、良い成果が出るわなと、仕組み自体もイノベーティブな研究室なんだなあと感動してしまいました また、是非とも、日本から世界を救う発明と、ノーベル賞受賞がでてきていただきたい、私もなんらかの形で応援できたらなあと思わせていただけるお話でした 一言で言うと ノックは不要ノベーション そんな話をしています 参考: テレビ東京 ブレイクスルー “魔術師”のプラスチック革命!? 不燃に自己修復…驚異の新素材を発明  2025/11/1(土)  https://txbiz.tv-tokyo.co.jp/breakthrough/vod/post_328350 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/OoZGLZaQOC4

    15 min
  4. どこまでシンプルにできるかノベーション(1658回)

    3 DAYS AGO

    どこまでシンプルにできるかノベーション(1658回)

    かのナポレオンが創設したフランスの国家勲章"レジオンドヌール"を獲得した、ただ1人の日本人シェフの三国清三さんの、新たな挑戦に震えました 曰く "これから70歳過ぎてね 何が欲しいって、名誉や地位とかお金とかもう、関係ないです 最後の最後は自分と向き合って、自分を超えることしかないんですよ、目標は シンプルにシンプルにシンプルに、どこまでシンプルにできるか まあ、頑張りますよ。まあとりあえず、75歳が一つの目標で その後考えますが、あと5年、80歳まで。" ここから私は思いました 1、デシ&ライアンの内発的動機 2、マズローの自己超越 3、パッションの源のシンプル化 1、デシ&ライアンの内発的動機 3年前に三國シェフは超有名なオテル・ドゥ・ミクニを取り壊して、80席あった店内をカウンター8席のオープンキッチンに変更し、同じ場所で新たな挑戦を始められるということに、震えました 地位や名誉やお金ではないといいきる三国さんは、デシ&ライアンさんの言われる、内発的動機に大きく突き動かされているのかもしれないなあと思いました お金や名誉などの外発的動機は、短期的な欲求としては、満足されますが、継続的な、まさにパッションの源から出てくる、やりたくて仕方がない、理由もなくワクワクすることというのは、内発的動機に該当すると思います これまで数々の栄光を勝ち取られた三國さんですが、最終的には、パッションの源に戻られるのかと感動させて頂きました 2、マズローの自己実現  欲求の5段階はマズローの有名なピラミッドですが、5段階は下の層が満たされることで上の層への欲求が出てくるのではなく、実は、各々の層がその人の個性として強さが変わる、というお話を以前もさせて頂きましたが 1番上の層には、自己実現というのがあります。そして、さらにその上には、6段階目として、自己超越があると言われています。 三国さんは、これまで様々な自己実現をされてきたと思いますが、最終的に目指されるのは、もしかしたら、実現されてきたものを一切捨てて、自己超越の段階に入られてるのもしれないなあと思いました 自らのパッションの源のみに従い、そして、本当の仲間と共に、少ないけれども、本当に喜んでくれる人たちのために、尽くす、そういう選択をされてるのかなあとも感じさせて頂きました 3、パッションの源のシンプル化 パッションの源は、大きく分けて、ポジティブネガティヴ、オープンクローズで、分類すると、大好き、利他、個性、成長と、あるといつもお話ししていますが 三国さんは、とにかくシンプルにシンプルにと言われているのは、自らのパッションの源も、相当シンプルに絞り込まれている、あるいは、1番実現したいパッションの源を大事にしようと、そんなことを思われているのかなあと思いました それは、もしかすると、大好きパッションなのかもしれないなあと、これは本当に勝手ながら想像してしまいました その上で、イノベーターズリップルを回して、少数精鋭の仲間と共に、大義としての8名のお客様に喜んでもらい、そしてそこからのフィードバックを直接頂く、そんなことを心からやりたいと、大好きパッションに基づいてされるのかなあと思いました ということで、一言で言えば どこまでシンプルにできるかノベーション そんな生き方ができたら素敵だなと思いました そんな話をしています^ ^ 参考:情熱大陸 2025年11月02日(日) 放送 三國清三 シェフVol.1375 フレンチの巨匠 71歳の再出発!全て捨てて自分を超える…信念の一皿 https://www.mbs.jp/jounetsu/2025/11_02.shtml 動画で見たい方はこちら https://youtu.be/RqzB8fzvrDE

    16 min
  5. 書をもって、世を耕すノベーション(1657回)

    4 DAYS AGO

    書をもって、世を耕すノベーション(1657回)

    NHK大河ドラマ"べらぼう"から、絶版食らった海国兵談を書いた林子平さんの三国通覧図説を出版して、身上半減された須原屋市兵衛(里見浩太朗)さんの、言葉に震えました 曰く "なあ、蔦重 知らねぇって事はな、怖え事なんだよ 物事知らねえとな、知ってるやつに、良いようにされちまうんだ 本屋ってのはな、正しいの世の中のために、良いことを知らせてやるっていう、努めがあるんだよ 平賀源内風に言えばな 「書をもって、世を耕す」 これなんだよ" ここから私は思いました 1、知ることの大切さ  2、本屋の大義  3、読者の大義  1、知ることの大切さ "べらぼう"は、毎週めちゃくちゃ楽しみにしているドラマですが、今回の里見浩太朗さんの言葉は、このドラマの大きなテーマをお話し頂いてるのかもしれないなと思って、感動してしまいました このお話から思い出したのは、マララ・ユスフザイさんが紛争地域から国連総会でお話しされた"一人の子ども、一人の先生、一本のペン、そして一冊の本が世界を変えることができます。"という言葉です 今の日本で暮らしていたら普通に手に入る、本、という、下手したら数百円のモノが、どれだけのインパクトをもたらすモノなのかということを、改めて教えてもらった言葉でした "はじめに言葉ありき"という聖書の言葉もありますが、我々が知るという意味では、最もプリミティブで、人類の進化と共にある、最強のモノが本だなあと改めて思いました 2、本屋の大義 そして、我々が知るという意味において、最強のモノである本を、我々に届けてくれる、実は人類にとっての大きな大義を実験してくれてるのが、街角の本屋さんということにも、感動しました 普段何気なく通り過ぎていますが、実はとても大きなミッションを背負われている、そんなことにも気づかせてもらえました ユヴァルノアハラリさんが言われていた、自己修正メカニズムを思い出しました "強権的な指導者が民主制を切り崩すのに使う最もありふれた方法は、自己修正メカニズムを一つ、また一つと攻撃するというものであり、手始めに標的とされるのは、裁判所とメディアであることが多い。" そのメディアの最もプリミティブでかつ、自分と対話しながらじっくり向き合いながら、知ることができる、モノを、時には大きな力と闘いながら、生き延びてきている、そんな大義を持った存在が、本屋さんなのだなあと、感動してしまいました 3、読者の大義 そんな本や、本屋さんの大義を、知ることで、自分も、より、知ることへの、大切さを意識しなければならないなと思いました 出口治明さんの、人・本・旅のお話がとても好きなのですが、特に、本は、過去の人たち、過去の偉人や知の巨人たちと出会えるという意味では、本当にたくさんの知る機会を教えてもらえると思います しかも、本屋さんでは、自分で全く興味のない本も、つらつら読めて、SNSの素敵なレコメンデーションに左右されることなく、たくさんのセレンディピティを期待しながら、いろんな過去の人との出会いがあるという意味でも、とても大切な機能であり場所だなあと改めて思いました せっかくそんな素敵な環境にいるのだから、たくさんのいろんなことを知ることで、そこから、たくさんの気づきを得て、そして、いつしかパッションに火がついて、仲間とともに、自分なりの大義を実現していく、そんな生きがいにもつながる、そんな読者としての大義にも繋げていければなと思いました さらにその先には、自分自身も、何らかの気づきをわみんなに届けられるような、そんな人にもなれたらなあと ということで、一言で言えば 書をもって、世を耕すノベーション そんなお話をしています^ ^ 参考: 大河ドラマ べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜(41) 歌筆美人大首絵2025/11/1(土)PM 1:05~PM 1:50 NHK総合・東京 https://www.nhk.jp/g/ts/42QY57MX24/ 動画で見たい場合はこちら https://youtu.be/Zb2H5bPTmfg

    18 min
  6. 支えてもらったことが原動力になるノベーション(1656回)

    5 DAYS AGO

    支えてもらったことが原動力になるノベーション(1656回)

    元大関 貴景勝の湊川親方の、怪我にも負けず、あそこまで大活躍された秘密を教えて頂き、感動しました 曰く "なんか自分が本当にきつかった時とか、 こう踏ん張りどきの時に、支えてもらったことって多分 僕だけじゃなくて、多分人間のあれだと思うんですけど、 一種こう胸に刻まれているというか 山田先生のために頑張ろうっていう気持ちが、一番高校時代は、強くしてくれたのかもわからないですね。  なんか自分が こう、強くなりたいっていうだけだったら、 まあ、今日はこれぐらいでいいかっていうふうに、思っちゃってたところもあると思うんですけど あと腕立て伏せ10回とか、トレーニング夜今日行くとかランニング行くとか、まあそういう原動力になってましたね" ここから私は思いました 1、信じてくれるから信じられる 2、コンフォートゾーンを抜けられる 3、贈与が利他パッションに火をつける 1、信じてくれるから信じられる 元貴景勝の湊川親方が、ものすごく痩せられているのに衝撃だったのですが、それは、実は元々体がそんなに大きくなくて、食もそんなに太くなかったところを、勝つために無理やり体を大きくされていたためということを聞いて、まずは衝撃と感動でした さらに何度も怪我をされていて、苦しみながらも土俵で勝ち続けていた姿を、いつも私も応援していたのですが、その不屈を支えられていたのは、実は恩師の埼玉栄高校の山田監督にあったということを初めて知りました 高校時代の住み込みから、なんと大関陥落の際にも先生のところに学生と泊まり込んで指導を受けに行っていたということを聞くと、その絆の深さに驚くと共に、それだけの信頼関係があられたのだなあと思いました 私の大好きな本に、アンダーソンさんの「超一流になるためには、努力か才能か」という本があるのですが、超一流になるためには、1、最高の先生、2、コンフォートゾーンを抜ける、3、自分を信じる、とあるのですが 最後の自分を信じるというのが、いつも難しいなと感じてしまいます。今回の湊川親方のお話は、そこに一つの答えをくれるお話かと思いました つまり、山田監督が貴景勝さんを信じてくれたからこそ、貴景勝さんは自分を信じることができて、あれだけの成績を残すことができたのだろうなあと、思いました 2、コンフォートゾーンを抜けられる そして同時に、それがあったからこそ、夜のランニングや、あと10回の腕立て伏せができたとのことを聞いて、実は 1、最高の先生、2、コンフォートゾーンを抜ける、3、自分を信じる、の三項目は実は繋がっているのかもしれないということを思いました 山田先生という1、最高の先生がいて、その先生が信じてくれているからこそ、3、自分に自信を持てるようになり、そのパワーで2、コンフォートゾーンを抜け出すことができる、そんな風に実は、超一流になるための3つの法則は繋がっているのだと思いました さらに、もしかすると.1、最高の先生、という存在は、信頼関係という絆を産んでくれる存在であることも大切で、ある意味、必ずしも先生である必要はなくて、仲間の存在でも、いいのかもそれないなと思いました 3、贈与が利他パッションに火をつける そして、先生でも仲間でも、信頼関係を築いた人からの応援が、その人のために頑張りたいという、利他パッションに火をつけるということなのかもしれないと思いました そう考えると、子育てや、組織でのマネジメントや、人を育てる立場にある人は、きっと贈与の気持ちで、信じている想いを伝えるか、または、行為で伝えることによって きっといつの日が、自分に自信を持つきっかけになり、そして、コンフォートゾーンを抜け出して、思いもよらない人物に育っていってくれる そんな関係性にあるのかもしれないなあと思いました 一言で言えば 支えてもらったことが原動力になるノベーション そんな話をしています^ ^ 参考: インタビュー ここから 元大関 貴景勝 湊川親方 2025/11/3(月)NHK総合https://www.nhk.jp/g/ts/M29X69KZ1G/

    11 min
  7. かけらは失われないノベーション(1655回)

    6 DAYS AGO

    かけらは失われないノベーション(1655回)

    新海誠さんの伝説的アニメーションを、新たに実写版として映画化された、奥山由之監督の言葉に痺れました 曰く "『秒速5センチメートル』を作って感じたのは、大人になるということは、失うものがどんどん増えていく。若さを失うし、残されている時間もなくなるし、大切にしていたはずのものも忘れていくし。 そういう中でも、過去への未練に縋り続けるわけにはいかないから、それを糧にして前に進んでいく。 自分の中で失うということと、どうポジティブに付き合っていくか 一歩前に踏み出して進んでいけるかどうかが、大人になるうえでは大事なことなのではないかと、作品を通して思えるようになりました。" ここから私は思いました 1、かけらは失われない 2、かけらは前を向いている 3、かけらノベーション 1、かけらは失われない おそらく5回は泣いたんじゃないかと思われる、『秒速5センチメートル』実写映画版ですが、沢山と気づきを勇気を頂くことができた、最高の映画体験でした 自分が思ったのは、失われた人や会えなくなった人は、沢山いるだけれども、その人たちが残してくれた言葉や気持ちは、かけら、として、自分の体の中に生きてるよね、ということでした 自分の父がよく、「あせらず、怒らず、諦めずだぞ、光太郎」と言ってた言葉は、自分がピンチになった時に、必ず心の中で響きます。 あとは、会社の先輩が、「あなたは、何かを成し遂げる人よ」と言ってくれた一言も、自分の中でめちゃくちゃ残っていて、時折、勇気をもらってます。 他にもたくさんの、もう二度と会えない人たちが、何かあった時に、なんか微笑んでみてくれている、そんなふうに考えることが、自分としての、失ったものや人がいる中での、乗り越え方だなあと、改めて思わせて頂きました 2、かけらは前を向いている 後悔のない人生はないし、後悔のない選択もないと思ってますが、たまに夢の中で、その時の場面が出てきたりなんかして、「ああ、あの時、ああしておけば、、ごめん」みたいなことも、あります 今回、映画を観させていただいて思ったのは、きっと、かけらの皆様は、自分が前を向くことを信じている、または、祈っているんじゃないかと、そんなことを思わせてもらいました それこそ、ニーチェの解釈論ではないですが、「真実はない、あるのは解釈」なんだとすると、自分で、心にある、かけらを、前向きの方向に、突き刺し直して、そして共に生きていくことを楽しむ、そんなことができたらいいなあと思いました 3、かけらノベーション かけら、は、これまで出会った人や物やコト、ですが、それらが実は、自分の大半を作ってくれている、ジグソーパズルのようなものなのかもしれないなと思います イノベーション的に考えると、沢山のかけら、が、シュンペーターさんよろしく、掛け合わさることによって、新しい、かけら、が誕生したり、もっと大きな、かけら、に成長する、そんなことが起きてるんじゃないかと思いました 人・本・旅は、出口治明さんが教えてくれたことですが、私はをセレンディピティの本質だと思っていて、人と出会うことで、かけら、をもらえる。本は昔の人との出会いで、かけら、をもらえる。旅は、異世界の人と出会うことで、かけら、をもらえる それらが知らない間に、掛け合わさることによって、新しい自分を生んでくれる、自分内イノベーションを促進してくれる、そんなことなのかと思ってます たくさんの、かけら、それは、もちろん、すぐそばにあるモノや人でもあり、二度と会えない人やモノデアもある。そしてそれは、自分の内に、もっと言えば、パッションの源を形作る要素にもなってくれている そう考えると、出会う、または、出会ったことが、とても素敵なことで、別れる、失うことは、表面上のことだけで、大した問題ではないのかもしれないなあと そんな勇気を頂ける、本当に素敵なお話でした 一言で言うと かけらは失われないノベーション そんなことを思いました^ ^ 参考:映画 秒速五センチメートル 原作 新海誠 監督 奥山由之 主演 松村北斗、高畑充希、森七菜など 脚本 鈴木史子 プロデューサー 玉井宏昌 制作 フジテレビジョン コミックス・ウェーブ・フィルム 東宝 制作プロダクション スプーン 配給 東宝 https://5cm-movie.jp 動画で観たい方はこちら https://youtu.be/0abUXNq40Xc

    20 min
  8. 自分の意思で脱ぐノベーション(1654回)

    1 NOV

    自分の意思で脱ぐノベーション(1654回)

    三谷幸喜さん脚本のドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるんだろう」を毎週楽しみに観ていますが、その中のセリフに、めちゃくちゃ感動しました 江頭樹里(浜辺美波)さん曰く "私にはどうしても理解できないんです。 お金のために人前で裸になる。どうしてそんなことができるんですか ?" うる爺(井上順)さん曰く "僕ら芸人はね、人が喜んでくれるならできることは何でもやっちゃうところがあってね。 彼女達も、それと同じじゃないかな。結局は楽しませるのが好きなんだね。それでお金になるなら、こんなにいい仕事はないよ。" 江頭樹里(浜辺美波)さん "楽しませるというと聞こえいいですけど、要は体を売ってるのと同じではないんですか ? うる爺(井上順)さん "誤解しちゃいけないな。彼女たちは、人前で裸にはなるが、脱がされてるわけじゃない。自分の意思で脱ぐんだよ。一緒にしてはいけないね。" ここから私は思いました 1、自分で選択しているか 2、楽しませるのが大好きパッション、利他パッション 3、たくさんの人に喜んでもらう大義 1、自分で選択しているか 神戸大学の西村さんと同志社大学の八木さんが、日本全国の20歳以上70歳未満の男女2万人を対象に行った調査によると、幸福感に与える影響力は、 健康 → 人間関係 → 自己決定 → 所得 → 学歴  の順だったというお話を思い出しました 人の幸せの三要素は、健康→セレトニン、仲間→オキシトシン、成功・富→ドーパミンというお話は、樺沢紫苑さんと、シリコンバレーの思想家ナヴァルさん関連のお話ですが 実は、(もしかすると日本固有の話かもしれませんが、)自らが選択しているという気持ちの自己決定できているという感覚が、もう一つとして、とても大切なのではと思ってます。 ともすると、組織に属する場合は、組織の方向性や権力構造などにより、組織に属してなくとも、世間的なバイアスにより、他人軸に依存度が高くなることとあるかもしれない それによって、本来の自分軸のありか、パッションの源がわからなくなってしまう、わかっていても行動がしばられてしまう、そんなことがある中で 世間的なバイアスに負けずに、自らの自己決定した人生を歩んでいる人は、実は沢山身の回りにいるし、それに気づいていないということも、ままあるなあと思いました 2、楽しませるのが大好きパッション、利他パッション 自己決定をしたいという気持ちがあっても、自己決定するためには、自分で決定するためのメジャメントが必要になるので、それがないために自己決定できずに流されてしまう、そんなこともあると思いました そのメジャメントの一つとして、私はパッションのポートフォリオをお話ししています。縦軸にポジティブネガティヴ、横軸にオープンクローズを取る四象限で、大好き、利他、個性、成長がでてくるのですが 人生の時々でその強さや内容が変わるので、悩んだ時や思いついた時に自分のパッションのポートフォリオを、ティッシュにでも書き出してみて、確認しておくと、今自分軸に自分はいられてるのかとか、 または、他人軸のことをいかに自分軸に入れ込むか、みたいなことをやってみるのも刺突の手かなと思います 3、たくさんの人に喜んでもらう大義 もう一つ、うる爺さんからのお話で思ったのは、自分1人の自己満足ではなく、大義として、たくさんの人が喜んでくれる、そこを目指しているってことが、とても素敵だななあと思いました それは、わたしがいつもいっている、イノベーターリップルモデルと同様に、自らが舞台で誰かに喜んでもらいたい、大好き"パッション"利他"パッション"から始まり "仲間"としての箱、照明、演出家、振付師、音楽などと共に、自分だけでなく、たくさんの人たちが喜んでもらいたいという"大義"を実現しようとする それは、もはや、イノベーターの生き方そのものと言っていいなあと思いました 自ら、他人軸で実は記載きてんじゃないのか?という、鋭い剣を喉元に突きつけられたような、気づかないだけで自分軸で生きている人たちが沢山いるんだなあと思わせて頂いたような、そんな気がしました 一言で言えば 自分の意思で脱ぐノベーション そんな話をしています^ ^ 参考:ドラマ もしもこの世が舞台なら楽屋はどこにあるんだろう 脚本 三谷幸喜 演出 西浦正記 出演 菅田将暉 二階堂ふみ 神木隆之介 浜辺美波 井上順など 制作著作 フジテレビ https://www.fujitv.co.jp/moshi_gaku/cast-staff/index.html

    14 min

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