『すべて名もなき未来』樋口恭介|音読ブラックスワン#4

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『すべて名もなき未来』樋口恭介
晶文社|2020年5月27日刊行 

朗読箇所:「亡霊の場所ー大垣駅と失われた未来」P.143-152

新世代の作家・批評家の誕生。ありうべき未来をめぐる評論集 

令和。二〇一〇年代の終わり、二〇二〇年代の始まり。インターネット・ミームに覆われ、フィリップ・K・ディックが描いた悪夢にも似た、出来の悪いフィクションのように戯画化された現実を生きるわたしたち。だが、本を読むこと、物語を生きることは、未来を創ることと今も同義である。未来は無数にあり、認識可能な選択肢はつねに複数存在する。だからこそ、わたしたちは書物を読み、物語を生き、未来を創造せねばならない。ディストピア/ポストアポカリプス世代の先鋭的SF作家・批評家が、無数の失われた未来の可能性を探索する評論集。社会もまた夢を見る。

https://www.shobunsha.co.jp/?p=5747 

企画・朗読:若林恵 

録音・編集:山口宜大(Magic Mill Sounds) 

制作協力:宮野川真(Song X Jazz) 

音楽:yasuhiro morinaga + maiko ishii 

黒鳥福祉センターにて収録

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