聴き湯! - 浴場的文化混淆トークラジオ

【#06】地域の物語──地理的構造から見えるもの|ゲスト:勝正光さん×富川岳さん[後編]

大分県別府市で画家・現代美術家として活動されている勝正光さんと、岩手県遠野市を拠点にローカルプロデューサーとして活動されている富川岳さんをゲストに迎えた後編。「受け入れる」別府市と「耐える」遠野市、違う性質をもつ二つの地域ですが、そこには物語が蓄積されていく要因となる地理的構造に共通する点がありました。移住する人にとってその地域は「先生」であり、新たな「教え」に出会える場所。移住先で積み重なっていく物語をどのように継承していくのか? これからの地域との向き合い方についてお聞きしました。 

・地域が「先生」となり、気付かぬうちに「教え」が飛んでくる 

・温泉に名前はいらない 

・土地から物語ができ、物語から土地を知ることができる! 

・物語を継承するためのやり方とは? 

ゲスト| 

勝正光さん 

かつ・まさみつ/大阪府生まれ。東京の大学を卒業後、別府市に移住。アーティストやクリエイターの制作・移住スペースである「清島アパート」に移り住み、画家・現代美術家として活動中。また、別府市の共同温泉「末広温泉」の組合長を務めている。 

富川岳さん 

とみかわ・がく /新潟県生まれ。東京の広告代理店で勤務後、柳田國男が書いた『遠野物語』に魅了され、岩手県遠野市に移住。地方文化を発信するローカルプロデューサーとして活動中。