Bespokemaker presents 屋根裏談義に腕が鳴るっ!

S2 #76 副資材だョ!全員集合 【 ドレスシューズ編 】

Step 76針 - 今週はリスナー様からのお便りご返答回です。

靴問わず、プロダクトは様々なパーツ・部品が組み合わさり製品は出来上がりますが、こういった副資材について深掘りをお届けします。

ドレスシューズ編の前半では、①接着剤 ②シャンク ③カウンター について解説と、靴職人・小林氏の素材選びについてフォーカスします。

注文靴や既製靴など、プロダクトの目的やブランド思想ごとに、素材の選定は大きく異なり、職人ごとの考え方の違いは、正にモノづくりの面白さと言えます。

今週もぜひ職人2人の笑いを交えた掛け合いも併せてお楽しみ下さい。

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🎙️この番組は、ビスポークメーカーの2人が、製造業の背景を紐解きながら、職人の葛藤や技術とファッション、時に笑いを追求するトークコンテンツです。

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【 お便りフォーム 】

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【 番組パーソナリティ 】

🪡TAILOR SECOND HOUSE

中野 俊

https://second-house.tokyo

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🔨Shoedesign & Shoemaking When

小林 晃太

https://www.s-when.com

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【 専門用語集 】

◾ BESPOKE:ビスポーク

→ 和製英語のフルオーダーと同義語。英語圏での標準語。

お客様の体型や足型、ご要望を踏まえた型紙や木型の設計からワンオフ(一点物)で製作する注文紳士服、または注文靴。

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◾ MTM(Made To Measure) 

→ イージーオーダー・パターンオーダーと同義語。英語圏での標準語。

既存の型紙をモデファイして製作する注文紳士服。縫製工場を活用し、あらかじめ決められたルールに乗っ取り生産するオーダー領域。

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◼ MTO(Meade To Order):エム・ティ・オー

→ 主に靴業界で使用する言葉で、和製英語のパターンオーダーと同義語。英語圏での標準語。

既存の木型を使用し、あらかじめ用意された選択肢を組み合わせて製作するプロダクト。

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◼①接着剤

→ 製靴用接着剤として売られている接着剤。

ゴムのり、グラフト系、ウレタン系などがある。貼り合わせる素材、工程などによって使い分ける。

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◼②シャンク

→ 土踏まず部分に使用される棒状の芯材。

鉄、木、プラスチックなどの素材がある。

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◼③カウンター

→ かかと部分に使用される芯材。

アッパーの表革と裏革の間に差し込まれる。素材は主に革。

靴の形を保ち、履き心地にも影響する。