This is 令和スタートアップ

Yusuke Asakura

この番組では令和新時代を切り拓く日本のスタートアップの話題を中心に、朝倉祐介と森敦子がゆるくお話します。 森 敦子 国内大手金融機関で法人RMを経験後、青山ビジネススクールにてMBAを取得。2016年にユーザベースへ参画。国内のスタートアップ資金調達動向を網羅的にまとめた「Japan Startup Finance」を担当し、講演や取材実績多数。 朝倉 祐介 氏 アニマルスピリッツ 代表パートナー 大学在学中に設立したスタートアップの売却によりミクシィ入社後、代表取締役社長兼CEO。スタンフォード大学客員研究員、グロースキャピタル「THE FUND」GP等を経て、「未来世代のための社会変革」をテーマにするVC・アニマルスピリッツを設立。 オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 「This is 令和スタートアップ」では取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください。 https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

  1. 4D AGO

    ベン・ホロウィッツが見てきた偉大なファウンダーCEOの共通点

    偉大なファウンダーCEOには、共通の「型」があるのでしょうか。マーク・ザッカーバーグ、イーロン・マスク、DatabricksのAli Ghodsi──三者三様で、見た目も性格もまったく異なります。ところがA16Z共同創業者のベン・ホロウィッツは、数百社への投資経験から「型はないが、共通点はある」と言い切ります。 今回は、Sequoia Capitalが運営するポッドキャスト「Long Strange Trip」のベン・ホロウィッツ回をもとに、偉大なファウンダーCEOに共通する二つの素質、突出した知性は創業者に必須かという問い、ベンが今最も優れていると評するCEOの存在、そしてCEOが組織を壊す二つの失敗パターンを取り上げています。具体的な経営者の名前と挿話を交えながら語られる、経験豊富な投資家ならではのエピソードが参考になります。 ▼ 今回のトピック 偉大なファウンダーCEOに「型」はない──ベン・ホロウィッツの観察 共通点その一:自分の頭で考えること──ピッチの場で相手の顔色を読んで答えを変えない 共通点その二:人を引きつける力──コリン・パウエルのリーダーシップの定義 数学オリンピックや将棋チャンピオンのような突出した知性は創業者に必須か──Sequoia社内の議論 市場と事業の性質によって、求められる知性は異なる(HubSpot vs Google・NVIDIA) 「最高の企業は例外なく、例外的に頭のいい人間が創業している」 ベンが「今、最も優れている」と評するDatabricks CEO Ali Ghodsi イラン革命で全てを失った経験が、異常な危機感(パラノイア)の源泉に ファウンダーCEOが陥る失敗パターン一:過度な権限委譲が生む社内政治 ファウンダーCEOが陥る失敗パターン二:決断の先送りこそ最も危険な不作為 「旗を掲げる」「率直さ(Candid)」──朝倉の補助線 空気を読めない、ではなく、空気を読んだ上で読まないという決断力 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital ポッドキャスト「Long Strange Trip」 Ben Horowitz On What Makes a Great Founder https://sequoiacap.com/podcast/ben-horowitz-on-what-makes-a-great-founder/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    24 min
  2. MAY 11

    フィジカルAI、防衛、ロボティクス——工業国ドイツの選択と日本の可能性

    ドイツの2026年Q1のVC投資額は41億ユーロ(約7650億円)。これは日本の2025年通年のスタートアップ投資とほぼ同規模です。人口は日本の約68%、GDPは1.2倍。とんでもなく桁が違うわけではないが、確実に先を行っている——。 今回は、PitchBookの「Germany Market Snapshot」をベースに、ドイツのVC市場を掘り下げています。AI関連が投資額の85%を占め、わずか2社で全体の6割という極端な集中構造。産業ロボティクス、エネルギー転換、防衛といったセクターの顔ぶれは日本に重なるところが多く、「フィジカルAI」の可能性も共通しています。一方で、公的・準公的資金の層の厚さ、ミュンヘン工科大学の領域別ベンチャーラボのきめ細かさには差がある。そして防衛予算の増額とVCのサイドレター制約の間にある溝——朝倉は「LPの姿勢と時代の変化に歪が生じている」と指摘しています。 ▼ 今回のトピック ドイツQ1のVC投資額41億ユーロ、日本の通年投資額とほぼ同規模という現実 AI関連が35億ユーロ(85%)、Neura Robotics(15億ユーロ)とClover(10.4億ユーロ)の2社で6割 産業ロボティクス・エネルギー転換・業務ソフトウェア——ドイツと日本のセクターの重なり 「フィジカルAI」という共通の勝ち筋:工業国ドイツの選択と日本の可能性 防衛費増額が追い風に:防衛・ロボティクス・宇宙・AIで大型ラウンドが続出 公的・準公的資金の層の厚さ:KfW WIN Initiative(26.4億ユーロ)、EIF German Equity(16億ユーロ)、High-Tech Gründerfonds、DeepTech & Climate Fundsなど JICや中小機構との類似点と、ドイツの方が種類・規模ともに充実している現実 政府調達という「売上」:防衛・宇宙領域で政府がスタートアップの顧客になる構造 ミュンヘン工科大学のTUM Venture Labs:ロボティクス、AI、航空宇宙防衛、量子半導体など領域別のインキュベーション 敗戦国としての共通の制約と、「アメリカの傘」が閉じつつある現実 ESG・サイドレターと防衛投資の矛盾:次のラウンドがフォローできないリスク パランティアの宣言に見る時代の転換点 ▼ 参考情報 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Q1 2026Germany Market Snapshot https://pitchbook.com/news/reports/q1-2026-germany-market-snapshot オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    29 min
  3. APR 29

    ヘルスケアからAIへ——欧州トップセクターが1年で入れ替わった2026Q1

    1年前、ヨーロッパで最もお金が集まっていたセクターはヘルスケアとバイオでした。AIは3番手で、投資額は27億ドル。それが2026年Q1には92億ドル——3倍以上になり、トップセクターが完全に入れ替わっています。 今回は、前回の北米に続いて、Crunchbase NewsとPitchBookのデータをベースにヨーロッパのQ1投資動向を見ています。金額は伸びているのに件数は40%減という「選択と集中」の深まり、AI×クリーンテックやAI×先端製造といった既存産業との掛け合わせで資金が流れている構造、そして調達ではAIが主役なのに出口ではまだAIの比率が下がっているという時差。朝倉の「バブルが弾けるタイミングとエグジットのタイミング、どっちが先に来るのか」という問いかけも。 ▼ 今回のトピック 欧州Q1投資総額176億ドル(約2兆6400億円)、前年同期比で堅調な伸び 件数は前年同期比40%減——金額増・件数減の「選択と集中」が鮮明に レイターステージ92億ドル(前年同期比91%増)、アーリーは20%減 シード31億ドルの内訳:フランスのAdvanced Machine Intelligenceの10億ドル級調達が牽引 1年でトップセクターがヘルスケアからAIに完全交代:27億ドル→92億ドル AI×クリーンテック(82.4%増)、AI×先端製造(271.8%増)——AIが他セクターに波及 フィンテックは前年比10%減の見通し:AIに「押し出されている」構図 地域別:イギリス74億ドルが圧倒、フランス29億ドル、ドイツ19億ドル IPOウィンドウは開きつつあるが全面回復ではない、出口の半分がM&A 調達はAI主役だが、出口でのAI比率は42.1%→22.6%に低下——この時差の意味 VCファンドレイズは記録的低水準から若干持ち直し(35億ユーロ) 90年代のインターネット、2010年代のスマホと同じ構造:AI波は時差で日本にも来る バブルと未上場期間の長期化を掛け合わせたとき、レイターは「ハラハラする展開」になる ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ AI Drives Europe’s Second Straight Quarter Of Funding Gain As Deal Volume Falls Sharply https://news.crunchbase.com/venture/funding-picked-up-ai-led-europe-q1-2026/ European Venture Report https://pitchbook.com/news/reports/q1-2026-european-venture-report オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    29 min
  4. APR 27

    北米Q1、投資額40兆円——OpenAI1社で過去最高記録を超えた四半期

    北米のスタートアップ投資額が、2026年Q1だけで約40兆円に達しました。前四半期比277%増、過去最高記録です。ただし、その88%はレイターステージが占めており、OpenAI単体の1220億ドル(約19.4兆円)だけで過去の四半期最高額を上回っています。 今回は、Crunchbase NewsとPitchBookのデータをベースに、この「Surges(サージ)」の中身を分解しています。件数は減っているのに金額だけが爆発する構造、AI関連が金額の87%・件数の42.5%を占める偏り、シードのバリュエーションがトップ5%で1年前の3倍に跳ね上がっている現実。そしてOpenAIが日本人の個人投資家にまでミニマム1ミリオンで声をかけているという話も。 ▼ 今回のトピック 北米Q1投資額約40兆円、前四半期比277%増の内訳 レイターステージが88%を占める構造:OpenAI・Anthropic・xAI・Waymoの巨額調達 OpenAI 1220億ドル、1社だけで過去四半期最高記録を超えている異常値 アーリーステージも前年同期比56%増、件数減でも1件あたりが大型化 シードは横ばいだがバリュエーションが急騰:トップ5%は173ミリオン(約250億円) AI関連が金額の87%、件数の42.5%——AI企業は非AIより半年短い間隔で次のラウンドへ AI以外で関心が残る領域:防衛テックとサイバーセキュリティ IPOは回復基調だが「待ち行列」解消には程遠い、上場企業の4割がバイオテック M&Aの主戦場はAI戦略:Google×Wiz 320億ドル、SpaceX×Cursor買収の動き VCファンドレイズも極端な偏り:6社で全体の76.2%を占める集中構造 OpenAIが日本人個人にもミニマム1ミリオンで出資を打診——「民主化しすぎやろ」問題 ▼ 参考情報 『ヒューマンインザループ 未来企業サクラス』サメ係 https://amzn.to/42rBtti スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ North America Q1 Funding Surges Across Stages To Record Level https://news.crunchbase.com/venture/funding-surges-all-stages-ai-north-america-q1-2026/ PitchBook-NVCA Venture Monitor https://nvca.org/pitchbook-nvca-venture-monitor/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    37 min
  5. APR 21

    AIトレンドは、アンビエント・音声化へ——a16zレポートが描く「次の数ヶ月」

    GPT、Claude、Gemini。3つのAIプラットフォームのアプリストアが重複しているのは、わずか11%。残りの89%は完全に分岐している——。 今回は、Andreessen Horowitzが発表した「Top 100 Gen AI Consumer Apps」第6版をベースに、AIの競争が「モデルの性能比較」から「プラットフォームの覇権争い」へと移行しつつある構造、エージェントの台頭、そして音声とデスクトップによる「アンビエント化」が数ヶ月単位で迫っているという話をしています。朝倉の「会食のお礼メールAI活用法」や、2023年にはまだ議事録係のインターンを採用しようとしていた話など、実感ベースのAI浸透度も。 ▼ 今回のトピック GPT週間アクティブユーザー9億人、世界人口の10%超が毎週使っている現実 Claude成長率200%超、Gemini258%——追う側の速度が示すもの GPTは全方位型、Claudeはプロシューマー型、Geminiは既存ユーザー浸透型:3社の棲み分け 記憶の蓄積が乗り換えコストを跳ね上げる——「Sign in with ChatGPT」構想の意味 検索戦争ではなくモバイルOS戦争:iOSとAndroidのような並立へ OpenCrew(→OpenAI買収)とManus(→Meta約20億ドル買収)に見るエージェントの進化 コーディングという垂直領域から汎用タスクへ:エージェントの水平展開 デスクトップネイティブAIとアンビエント化——ブラウザを開かずにAIがそこにいる世界 音声が「今後6〜9ヶ月で最大のトレンド」になるという断言 AI普及率1位はシンガポール、アメリカは20位——文化的楽観性が普及速度を左右する 日本の普及はアーリーアダプターとマスで大きな差がある可能性 「数年後ではなく数ヶ月単位」で変わるという予測、答え合わせはいつか ▼ 参考情報 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ The Top 100 Gen AI Consumer Apps — 6th Edition https://a16z.com/100-gen-ai-apps-6/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    37 min
  6. APR 14

    スピードを「意図的に」設計せよ——ロビンフッドCEOの組織論

    「余裕がある状態とは、重要なことに人が割り当てられていない状態だ」——ロビンフッドのCEO、ブラッド・テネフはそう語ります。1万5000人規模の上場企業になってもなお、競合が動いた数週間後には新サービスを開始し、計画サイクルを数日に圧縮し続ける。そのスピードは偶然でも気合いでもなく、意図的に設計された仕組みの産物です。 今回は、セコイア・キャピタルのポッドキャストシリーズ「Long Strange Trip」から、前回に引き続きロビンフッドCEOのインタビューを取り上げます。テーマは「組織が大きくなっても経営スピードを維持するには」。計画プロセスの圧縮、外部締め切りの活用、速さと品質の両立、そして現場感覚を失わないCEOの実践まで、スケール後の組織運営に直結する論点を見ていきます。 ▼ 今回のトピック 競合が許可を取得した数週間後にサービス開始——事前インフラ投資がスピードを生む構造 「スラックゼロ」の哲学:余裕があるとは人員配分が最適化されていない 計画サイクルを数日に圧縮する——大企業病の温床「プロセス肥大化」との戦い プロダクト発表イベントを計画の骨格にする——外部締め切りが品質と速度を同時に担保する 速さと品質はトレードオフではない——優れたエンジニアは最速かつバグが最少 「判断が不確かな段階は情報収集に、やるべきことが明確になったら最大速度で」の使い分け 何かを確実にやり遂げたければ、最も忙しい人に頼め——優秀さと多忙が連動する現実 10年ビジョンの典型的失敗パターン:解像度の高い1年目に集中し、遠い未来は積み上がるだけ 「3つのアーク」戦略——短期・中期・10年のゴールを先に定め逆算する構造化思考 Metaの事例:2018年のAI・VR投資が約8年後に現実のものになりつつある長期アーク 長期投資を株式市場にも説明し続ける——上場企業ならではの経営コミュニケーション課題 CEOが現場感覚を失わない方法:カスタマーサポート対応とUXリサーチへの積極的参加 ブローカーライセンスを取得して現場対応の幅を広げるCEOの徹底ぶり 「誰が言ったか」vs「何を言ったか」——SNS・メディア不信時代の情報判断軸 ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital「Long Strange Trip」EP.07 「The Wartime CEO:Vlad Tenev of Robinhood」 https://sequoiacap.com/podcast/the-wartime-ceo-vlad-tenev-of-robinhood/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    28 min
  7. APR 7

    「常に戦時」という経営思想──ロビンフッドCEOの危機哲学

    急性の危機は、最悪の瞬間さえ乗り越えれば終息に向かう。だが、毎日少しずつ悪くなる「スロー・バーン」の消耗戦は、終わりが見えないぶん、精神的に遥かにきつい——ロビンフッドのCEO、ブラッド・テネフはそう振り返ります。 今回は、セコイア・キャピタルのポッドキャストシリーズ「Long Strange Trip」に出演したロビンフッドCEOのインタビューをもとに、同社が経験した4つの大型危機(2020年のシステム障害、2021年のゲームストップ騒動と議会証言、2022年の株価90%超下落、2023年のSVB破綻の余波)と、そこでCEOがどう考え、どう動いたかを見ていきます。危機のただ中でメンタルを崩さないための思考法にも踏み込んでいます。 ▼ 今回のトピック Robinhood:2013年創業、手数料ゼロの株式投資アプリ 4つの危機の全体像:2020〜2023年、毎年何かが起きた4年間 ゲームストップ騒動の構造:個人投資家 vs ヘッジファンド、その震源地にいたロビンフッド 買い注文を停止した夜:証拠金規制と批判の嵐、一夜で数十億ドルの調達を迫られた局面 最もきつかった危機は「急性」ではなく「慢性」——400日以上続いた株価の下落 株価総額が現金保有額を下回っても動じられた理由:「まだ打てる手がある」という確信 危機時のCEOの思考順序:ベストな人材の確認 → 自分にしかできないことへの絞り込み 「常に戦時」という根本思想:危機感のなさ自体が経営リスクになる 信頼回復に魔法の手段は存在しない——謝罪ブログより、プロダクト改善の積み重ね NPS急落と信頼回復の非対称性:落ちるのは一夜、戻るには年単位 ナイキ・アップルも同じ過程を経た——プロダクトの地道な改善、長期的な一貫性 朝倉が語る経営者のメンタル管理術:不安を「紙に書く」ことで客観視する効果 ▼ 参考情報 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital「Long Strange Trip」EP.07 「The Wartime CEO:Vlad Tenev of Robinhood」 https://sequoiacap.com/podcast/the-wartime-ceo-vlad-tenev-of-robinhood/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    26 min
  8. APR 2

    ピッチは削ぎ落とせ——投資家の記憶に残る30%だけを語る技法

    「人生で最悪の3時間だった」——あるシリアル・アントレプレナーが、自社の取締役会をそう振り返ります。資料作成だけで100時間以上を費やし、当日はスマートフォンで読めないPDFを棒読みするだけ。会議の大半が無駄だったというペインが、今回紹介するプロダクト「ZEC」の原点です。 今回は、ウォルマートへの売却やGoFundMeへの売却を経た連続起業家ジェフリー・ウォルフ氏の記事をもとに、初めて外部資金調達に挑んだ創業者の実体験と、そこから導き出された資金調達の3原則を見ていきます。朝倉のVCとしての実務的な視点も交えながら、投資家との向き合い方の本質に迫ります。 ▼ 今回のトピック ZEC誕生の原点:取締役会での「人生最悪の3時間」が解決すべき課題を定めた 過去2社はブートストラップ、今回あえて外部資金を選んだ理由 資金調達の第1原則:ピッチデックの1枚目に「なぜ魅力的なのか」を置け 100件中1件——冒頭に結論を置けている会社がいかに少ないか ペインを語り続けて、自社事業にたどり着かないピッチの構造的問題 「削ぎ落とし」ではなく「選択」——120%語りたいのを30%に絞る覚悟 5分ピッチはフラストレーションが残るくらい絞り込んで初めて伝わる 資金調達の第2原則:速さは知性を超える——レスポンスの速度が信頼を作る 資金調達の第3原則:数のゲームと割り切る——成約率1〜5%の現実と打席数の論理 うまくいくときは拍子抜けするほど簡単——「タイミングと相性」が支配する資金調達 自責志向は大切だが、噛み合わない相手への労力は無駄である 投資家・取締役会との関係構築:事業で使うデータをそのまま共有する透明性 日本のVC市場は投資家の数で見るとかつてと比べ大きく変化している ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ How a stressful board meeting—and a little luck—led to a large seed round https://carta.com/blog/fundraising-files-zeck/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    32 min

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