This is 令和スタートアップ

Yusuke Asakura

この番組では令和新時代を切り拓く日本のスタートアップの話題を中心に、朝倉祐介と森敦子がゆるくお話します。 森 敦子 国内大手金融機関で法人RMを経験後、青山ビジネススクールにてMBAを取得。2016年にユーザベースへ参画。国内のスタートアップ資金調達動向を網羅的にまとめた「Japan Startup Finance」を担当し、講演や取材実績多数。 朝倉 祐介 氏 アニマルスピリッツ 代表パートナー 大学在学中に設立したスタートアップの売却によりミクシィ入社後、代表取締役社長兼CEO。スタンフォード大学客員研究員、グロースキャピタル「THE FUND」GP等を経て、「未来世代のための社会変革」をテーマにするVC・アニマルスピリッツを設立。 オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 「This is 令和スタートアップ」では取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください。 https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

  1. 2D AGO

    ピッチは削ぎ落とせ——投資家の記憶に残る30%だけを語る技法

    「人生で最悪の3時間だった」——あるシリアル・アントレプレナーが、自社の取締役会をそう振り返ります。資料作成だけで100時間以上を費やし、当日はスマートフォンで読めないPDFを棒読みするだけ。会議の大半が無駄だったというペインが、今回紹介するプロダクト「ZEC」の原点です。 今回は、ウォルマートへの売却やGoFundMeへの売却を経た連続起業家ジェフリー・ウォルフ氏の記事をもとに、初めて外部資金調達に挑んだ創業者の実体験と、そこから導き出された資金調達の3原則を見ていきます。朝倉のVCとしての実務的な視点も交えながら、投資家との向き合い方の本質に迫ります。 ▼ 今回のトピック ZEC誕生の原点:取締役会での「人生最悪の3時間」が解決すべき課題を定めた 過去2社はブートストラップ、今回あえて外部資金を選んだ理由 資金調達の第1原則:ピッチデックの1枚目に「なぜ魅力的なのか」を置け 100件中1件——冒頭に結論を置けている会社がいかに少ないか ペインを語り続けて、自社事業にたどり着かないピッチの構造的問題 「削ぎ落とし」ではなく「選択」——120%語りたいのを30%に絞る覚悟 5分ピッチはフラストレーションが残るくらい絞り込んで初めて伝わる 資金調達の第2原則:速さは知性を超える——レスポンスの速度が信頼を作る 資金調達の第3原則:数のゲームと割り切る——成約率1〜5%の現実と打席数の論理 うまくいくときは拍子抜けするほど簡単——「タイミングと相性」が支配する資金調達 自責志向は大切だが、噛み合わない相手への労力は無駄である 投資家・取締役会との関係構築:事業で使うデータをそのまま共有する透明性 日本のVC市場は投資家の数で見るとかつてと比べ大きく変化している ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ How a stressful board meeting—and a little luck—led to a large seed round https://carta.com/blog/fundraising-files-zeck/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    32 min
  2. 4D AGO

    VCにとって「いい事業」と「いい投資」は違う

    VC業界には、奇妙なパラドックスが潜んでいます。ポートフォリオ企業には「明確な意思決定者を置け」と指導しながら、自分たちは全員一致の合議制で動いている。「スケールせよ」と説きながら、自らのファンドは上場させない。「価格規律を守れ」と言いながら、バリュエーションが吊り上がる入札競争に参加し続けている——。 今回は、シリコンバレーのシード投資家でVillage Globalの共同創業者、ベン・カズノーシャ(Ben Casnocha)が7年間のファンド運用を経て書き下ろした長編ブログを題材に、VCファームの「裏側」を読み解きます。エントリー価格の規律、ガバナンスの構造的欠陥、そして「ファンド1号の大成功は長期的には必ずしも吉ではない」という逆説的な成功の罠について、朝倉の実体験も交えながら議論しています。 ▼ 今回のトピック 「いい事業」と「いい投資」はなぜ別物なのか 発見か逆張りか——競争入札を避ける2つのアプローチ Village Globalの戦略:ポストマネー評価1,000万ドル前後で投資する意味 大当たりへの信仰が「生存者バイアス」にすぎない理由 VCファームのガバナンス不全:合議制が招く責任の空洞化 影の権力構造——フラットな組織図の裏に生まれる非公式ヒエラルキー 投資に集中したいならファームを作るな——LP対応とバックオフィスの見えないコスト VCの収益構造の本音:管理報酬(Management Fee)とキャリードの非対称性 成功の罠:ファンド1号が大当たりするほど長期的に危うくなる構造 ファンドサイズが2倍になると「全く別のビジネス」になる理由 遅行指標の罠——GPの実力と評判のズレがLPに見えにくい問題 最適な成功は最大ではない——4倍リターンが7倍リターンより健全な場合とは ▼ どうでもいい話 Chanpan https://open.spotify.com/track/0xsACxtkQkj3tCkmg0ZPUX?si=dmsZM74rQhmirNKGNhyn7g ▼ 参考情報 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Ben Casnocha「30,000 Hours with Village Global: Lessons & Field Notes from Building a New Venture Capital Firm」 https://casnocha.com/30k-hours-with-villageglobal-lessons-vc-platform オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    34 min
  3. 6D AGO

    オフ会公開収録:スタートアップを取り巻く資本市場の変化

    2025年の東証グロース上場維持基準の変更を機に、スタートアップを取り巻く資本市場の環境は大きく変わった。「とりあえず上場」を前提にした会社づくりや、ストックオプションに頼るインセンティブ設計は、果たして今も有効なのか。本回は渋谷で開催したオフ会での公開収録として、リスナーとともに議論しています。 ▼ 今回のトピック - 東証グロース上場維持基準の変更とバリュエーションの現実 - 「とりあえず上場」から「M&Aも視野に」へ——出口戦略の価値観転換 - 自己資金起業の増加とリテラシーの変化 - ストックオプションはインセンティブとして機能しているか - VCが再び会いたいと思う起業家の条件——誠実性と「旗を掲げる力」 - 失敗における許される失敗と許されない失敗の違い - リファレンスチェックをめぐる現場の実話 - 未上場と上場企業の経営の違い——ステークホルダー管理の複雑性 - 「論語とそろばん」から考える経営のジレンマ - 日本のスタートアップに最も足りないもの:アニマルスピリッツ - ポッドキャストを長く続ける秘訣——期待しすぎず、嫌なことはっきり言う ▼ 参考キーワード 東証グロース上場維持基準/PSR・ARRとバリュエーション/M&Aエグジット/ストック・オプション(SO)/リファレンスチェック/アニマルスピリッツ/論語と算盤(渋沢栄一)/心理的安全性とガバナンス オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default This is 令和スタートアップでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    45 min
  4. MAR 24

    魅力的な創業者に「その事業はやめた方がいい」と言えるか——VCと起業家の関係論

    創業者は素晴らしい。でも、アイデアがいまいち。ベンチャーキャピタリストにとって、悩ましい問題の1つだと言います。 今回は、シリコンバレーのシード・アーリー投資家ベン・カスノチャ(Village Global共同創業者)が7年半の投資経験を振り返って書いた「投資家の頭の中」をベースに、確信度の神話、チーム内バイアスの罠、ピボットの現実、そして「本音を言うべきか、黙るべきか」という投資家の葛藤について話しています。朝倉自身が「言いすぎて事業をたたませてしまった」実体験と、その後の意外な展開も。 ▼ 気になるニュース 人間の脳細胞をデータセンターに配備?——オーストラリアのCortical Labsが生物学的コンピューター「CL1」をメルボルンとシンガポールで稼働開始。LLMが脳を「真似る」のに対し、神経細胞そのものを計算資源として使うアプローチとは何か ▼ 今回のトピック 「完全にイエスでなければノー」は本当か——確信度にまつわる2つの誤解 シード期の現実:7割の確信度でも大成功する案件は存在する 楽観主義者と懐疑主義者が同じ結論に至る時、チームの判断を歪めるもの 素晴らしい創業者×ダメなアイデア問題:ピボット前提の投資は成立するか ピボットが機能する3条件:単独創業者・少額調達・低バリュエーション 「オーラがある」で片づける危うさ——創業者評価における厳密さの欠如 朝倉の実体験:当たり障りのないフィードバックが才能あるチームの時間を奪った話 「あなたの貴重な20代を、これに費やすのか」——本音を伝えた結果、起きたこと 投資前のピボットと投資後のピボット、決定的な違い はっきり言ってくれるVCは大切にした方がいい——レピュテーション商売の難しさ 2010年代の力関係と今の力関係:起業家とVCの関係はどう変わったか ▼ 参考情報 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Human Brain Cells Run New Data Centers in Singapore, Melbourne https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-03-09/human-brain-cells-run-new-data-centers-in-singapore-melbourne Ben Casnocha「30,000 Hours with Village Global: Lessons & Field Notes from Building a New Venture Capital Firm」 https://casnocha.com/30k-hours-with-villageglobal-lessons-vc-platform オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    42 min
  5. MAR 17

    「過去10年の答え合わせ」が始まった——資金調達の変化とその先とその先

    2025年2月17日のスピーダ主催セミナー「スタートアップ資金調達動向を解説」に寄せられた質問への回答、後半戦をお届けします。 グロース市場の上場維持基準が時価総額100億円に引き上げられる中、伸び悩む企業はどう動くのか。ディープテックや研究開発型の投資が増えている背景には何があるのか。事業会社のCVC投資はなぜ「手法に振り回される」構造に陥るのか。そして、唯一アンダーパフォームしている資産クラスとしてのVCのリアル——。 資金の巡りという構造的な視点と、「一生懸命やったけどダメでした」で終わらせてはいけない規律の話。経営者の視点と投資家の視点は本来統合できるはずだという信念について話しています。 ▼ 今回のトピック セカンダリー市場の整備 グロース上場後の伸び悩み企業はどう動くか:M&A・未上場化・スタンダードへの移行 ディフェンステック投資の現状:日本では投資しづらい構造的要因、ESGとの矛盾 B2G領域の拡大と「資金調達なのか売上なのか」の曖昧さ セクター別のマネタイズ議論:AI・研究開発型・エンタメは本当に収益化が遅いのか IPOの道が閉じられた先にあるM&A前提の世界——「誰か一人に刺さればいい」という発想転換 CVC投資への問い:「投資会社なんでしたっけ」、ベンチャークライアントという王道 VCのリターン問題:個人資産で唯一負けているアセットクラスとしてのVC イージーマネーからは良い事業は生まれない——資本コストへの意識と規律 アニマルスピリッツとインセンティブ設計:教育・人材流動性・雇用慣行という本質論 ウォーレン・バフェットの言葉に見る、経営者と投資家の視点の統合 ■参照先: スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ 3/23 This is令和スタートアップ公開収録&オフ会への申し込みはこちらから https://connexy.ai/events/e88uutdk79uw?guest_token=2akcYIzoyWE4nTODXLbMzV1bQ5Ng30IK_TDn7amUF3I オフ会イベント登録の際に困ったことがあれば↓からお問い合わせください。 https://connexy-inc.com/contact.html オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    43 min
  6. MAR 12

    スタートアップは「金融商品」なのか?──起業家の魂と資本の論理

    ■トピック ・ 起業家にとって会社は「血の通った存在」である ・ 投資家がリターンで対象を評価せざるを得ない金融的リアリティ ・ 投資・寄付・消費の違い ・ スタートアップだけでなく、VC自身もLPから投資対象として評価されている ・ 資金の循環を遡ると年金基金、そして国民一人一人に行き着く ・ 「必要な冷静さ」と「不要な冷笑」は違う ・ ミクロ(人間・物語)とマクロ(資本・構造)の二重の視点を持つ ・ 起業家・投資家双方に求められる自己客観視と資本の言語で語り切る力 ■キーワード 血の通った存在, 投資対象, VCのバイアス, リターン, 寄付と消費と投資, LP, 資本主義, 資金の循環, 年金基金, 冷静さと冷笑, ミクロとマクロ, 二重の視点, 自己客観視, バフェット, 起業家と投資家, 経営者視点, スタートアップファイナンス 3/23 This is令和スタートアップ公開収録&オフ会への申し込みはこちらから https://connexy.ai/events/e88uutdk79uw?guest_token=2akcYIzoyWE4nTODXLbMzV1bQ5Ng30IK_TDn7amUF3I オフ会イベント登録の際に困ったことがあれば↓からお問い合わせください。 https://connexy-inc.com/contact.html オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    27 min
  7. MAR 1

    なぜ優秀なベンチャーキャピタリストほど大手ファームを辞めていくのか?ー米国VCの現在

    VC業界の地殻変動と「脱・権威主義」〜なぜ優秀な投資家ほど、大手ファームを辞めていくのか?〜/Ben Casnocha/『The Start-Up of You』や『The Alliance』共著者/アーリーステージのベンチャーキャピタル「Village Global」共同創業者/従来のVCモデルが機能しなくなった/①市場環境の変化:VCの「商品価値」が変わった/本物のネットワーク/②組織の構造的な限界:成功が「退屈」を生む/ファンドが巨大化すると仕事の質が変化/③個人の力が組織を超える ■参照先: スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ 3/23 This is令和スタートアップ公開収録&オフ会への申し込みはこちらから https://connexy.ai/events/e88uutdk79uw?guest_token=2akcYIzoyWE4nTODXLbMzV1bQ5Ng30IK_TDn7amUF3I オフ会イベント登録の際に困ったことがあれば↓からお問い合わせください。 https://connexy-inc.com/contact.html Ben Casnocha「30,000 Hours with Village Global: Lessons & Field Notes from Building a New Venture Capital Firm」 https://casnocha.com/30k-hours-with-villageglobal-lessons-vc-platform オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    18 min

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