This is 令和スタートアップ

Yusuke Asakura

この番組では令和新時代を切り拓く日本のスタートアップの話題を中心に、朝倉祐介と森敦子がゆるくお話します。 森 敦子 国内大手金融機関で法人RMを経験後、青山ビジネススクールにてMBAを取得。2016年にユーザベースへ参画。国内のスタートアップ資金調達動向を網羅的にまとめた「Japan Startup Finance」を担当し、講演や取材実績多数。 朝倉 祐介 氏 アニマルスピリッツ 代表パートナー 大学在学中に設立したスタートアップの売却によりミクシィ入社後、代表取締役社長兼CEO。スタンフォード大学客員研究員、グロースキャピタル「THE FUND」GP等を経て、「未来世代のための社会変革」をテーマにするVC・アニマルスピリッツを設立。 オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 「This is 令和スタートアップ」では取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください。 https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

  1. 8h ago

    大企業病は「外から来るウイルス」ではない──バイエルCEOの逆説

    大企業病や官僚主義は、健康な組織に外から入り込む「ウイルス」のようなもの──そう考えて、ルールを減らし、複雑さを取り除こうとしてきた。けれど20年戦っても、状況はむしろ悪化していく。その経験からたどり着いた結論は、官僚主義は外から来るのではなく、組織の構造そのものが生み出している、というものでした。 今回は、米国の著名VC Sequoia Capital のポッドキャスト『Long Strange Trip』から、ドイツの製薬・ライフサイエンス大手バイエルの現CEO、ビル・アンダーソンの回を取り上げます。アスピリンを生んだ160年以上の歴史を持つ、従業員10万人超の巨大企業を、いかにスタートアップのように速く動かすか。アンダーソンが進めるのは、11〜12あった階層を約6層へ半減させ、1人のマネージャーが見る部下を平均6.5人から14人(最大90人)へ広げ、年次予算を廃止して全社を「90日サイクル」で回すという、徹底した組織の再設計です。命令と統制を成り立たなくし、現場が事業のオーナーにならざるを得ない構造へ。その仕組みを、朝倉自身がミクシィで取り組んだ経験や、上場(IPO)がこうした自由をどう制約するのか、という論点とともに議論しています。 ▼ 今回のトピック (オープニング)タクシーアプリ「GO」、6月16日に東証グロース上場へ──2026年最大級のIPO 官僚主義は「外から来るウイルス」ではなく、組織の構造そのものが生み出すもの 20年戦って気づいた、「戦い方そのものが間違っていた」という発想の転換 官僚主義の正体:何層もの階層、機能別の縦割り、現場から遠い意思決定、無数のサインオフ バイエルの改革:階層を約半分に、部下数を最大90人に、年次予算を廃止 全社を「90日サイクル」で回す──投資家との約束(Tier1)と四半期ごとの再配分(Tier2) マネージャーの役割が「指示」から「詰まりを取り除く潤滑油」へ 朝倉の視点①:官僚主義は自己免疫疾患──真面目に組織を守ろうとするほど、新しい挑戦を異物として排除する 朝倉の視点②:上場(IPO)が求める規律と、機動的な組織運営の緊張関係 朝倉の視点③:組織を「うまく管理する」より、「管理しなくて済む」環境をつくる 率直な留保:アンダーソンの改革はまだ「これから」。再成長に乗せた成功物語ではない ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ タクシー配車GOのIPOに海外勢から20倍の需要、日本株に関心-関係者https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-06-10/TGE2EAKJH6V400#gsc.tab=0 新規上場会社情報 https://www.jpx.co.jp/listing/stocks/new/index.html Sequoia Capital『Long Strange Trip: CEO to CEO with Brian Halligan』(ビル・アンダーソン回) https://sequoiacap.com/podcast/bayers-bill-anderson-turning-a-168-year-old-tanker-like-a-speedboat/ Sports 「Sports wear」 https://open.spotify.com/track/4jLzHTwpTYVHzGhg8IQi9v?si=7Cco8TjZSq20LDWkAqMOIg オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    34 min
  2. 4d ago

    【ピッチ講座③】削るが9割——6分間のピッチを仕上げる引き算の実装術

    思想が固まり、中身が決まった。あとはそれをどう実装するか——全3回シリーズの最終回「実装編」では、ピッチの仕上げに直結する具体的な技術を解説します。6分間に収まらないのは練習不足ではなく、多くの場合は構成の問題です。削る勇気を持つことが、実は最も重要な実装作業です。 ▼ 今回のトピック 削るが9割——テーブルの上に出した情報を、譲れないものだけになるまで落とし続ける作業 ピッチ資料は「投影資料」であり手元資料ではない——紙芝居として語り口を主役にする設計 ワンスライド・ワンメッセージ——フォント18pt以上、文字詰め込み禁止の視認性の原則 早口は情報過多のサイン——話すスピードではなく情報量でコントロールする 話した量ではなく、伝わった量で評価する発想への転換 ステージ別の訴求ポイント——シード期はビジョン・チーム・ワイノウ、シリーズA以降はトラクションと数字 6分間の時間配分の目安——ワンライナー30秒からVCマネーの使途まで、区間ごとの設計 ピボット・事業転換をポジティブに語る——「逃げのピボット」に見せない既存アセットの活かし方 資金調達の表現と金融商品取引法——調達予定額・クローズ時期を公開の場で言ってはいけない理由 全3回の総括——ピッチは説明ではなく聞き手目線への翻訳であり、次につなげることが唯一のゴール ▼ 参考キーワード ピッチ資料、投影資料、ワンスライドワンメッセージ、シードラウンド、シリーズA、ファウンダーマーケットフィット、金融商品取引法、資金調達、ピボット ▼ 参考 オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    14 min
  3. 5d ago

    【ピッチ講座②】投資家が本当に知りたいことは何か——儲かる・伸びる・勝てるを伝える中身の設計

    「この会社は儲かるのか、伸びるのか、勝てるのか」——投資家がピッチを聞きながら頭の中で問い続けているのは、突き詰めればこの問いです。しかしピッチする側がやってしまいがちなのは、会社がたどってきた社内の歴史やジャーニーを時系列で説明することです。投資家が知りたいのは過去ではなく、現在の事業の構造と、これからの姿です。 全3回シリーズの第2回「中身編」では、投資家が実際に知りたいポイントに即した5つの原則を解説します。 ▼ 今回のトピック 投資家が聞きたいのは社内事情ではなく事業の構造——儲かる・伸びる・誰が使う・なぜ勝てるか 過去のジャーニーを語らない——現在のスナップショットと未来の変遷に絞る理由 ビジネスモデルは既知の型で示す——SaaS・マーケットプレイス・トランザクション課金で理解コストを下げる VCマネーが入ることで何が加速するか——良い事業とVC投資に向く事業は違う FI表記禁止——自社年度基準ではなくカレンダーイヤーと絶対値で語る ARR・MRR・導入社数は明確に——成長率だけでなく実数値を出すことで次の対話が生まれる 顧客名・プロダクト画面・ビフォアフターで記憶に残す——数字と具体事例はセットで使え 競合は先手で触れる——「競合いません」が最もガッカリされる理由 自社内の新旧比較表は投資家向けには機能しない——初めて会う相手への翻訳を徹底する ▼ 参考キーワード ビジネスモデル、ARR、MRR、ユニットエコノミクス、トラクション、ネットワーク効果、競合分析、SaaS、資金調達 ▼ 参考 KIMONOS https://open.spotify.com/intl-ja/album/2Qfnw0ETnTo3Oy6lqFqqaR?si=g6EOghJHQ7eXecMGC7cw7Q オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    21 min
  4. 6d ago

    【ピッチ講座①】ピッチは説明ではない——オーディエンスの3つの前提から始めるピッチ設計

    投資家の前で話す機会を得たとき、多くの起業家は「いかに詳しく説明するか」に集中してしまいます。しかしピッチの本質は説明ではなく、聞き手目線への翻訳です。 今回は、Animal Spirits主催「Selected Startup Pitch」で78社のピッチを聞き、33社に直接フィードバックを行った経験をもとに、全3回シリーズの第1回「思想編」をお届けします。そもそも投資家とはどういう状態でピッチを聞いているのか——この出発点を押さえないまま準備をしても、伝わるピッチは作れません。 ▼ 今回のトピック Selected Startup Pitchの開催背景——78社・208名の投資家が集まったイベントで見えたこと ピッチのTPO——1対1の会議室と数十名のイベント登壇では、あるべき形が根本から違う オーディエンスの3つの前提——何も知らない・興味ゼロ・情報疲労 6分間のピッチに投資判断を期待しない——ゴールは「個別に話を聞いてみたい」と思わせること 冒頭30秒のワンライナー——最初の一文で何の会社かを言い切ることの絶対的重要性 チーム紹介は経歴の羅列ではなく「なぜこのチームか」の根拠として機能させる 余白の戦略——意図的に語り切らず、聞き手に質問させる上級者の設計 「Uber for ○○」に学ぶ記憶のタグ作り——投資家の頭の棚に収まる説明の力 ▼ 参考キーワード ファウンダーマーケットフィット、ワンライナー、ピッチイベント、YCombinator Demo Day、資金調達、エレベーターピッチ ▼ 参考 瞬きの音 押見修造 https://amzn.to/4eudK2o オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    39 min
  5. Jun 14

    a16z が説く「灯台戦略」──製品が作れる時代の、人の集め方

    AIのおかげで、製品やプロトタイプを「作る」コストは限りなくゼロに近づいています。一方で、優秀な人材を採用し、顧客に信頼され、人が集まりたくなる文化をつくる──この「人を惹きつける」コストは、まったく下がっていません。誰もがそこそこ良いものを作れる時代だからこそ、最高の人と顧客に「自分を選んでもらえるか」が勝敗を分けます。 今回は、著名VCの Andreessen Horowitz(a16z)が公開した記事『The Lighthouse Playbook(灯台のプレイブック)』を取り上げます。著者は同社でエコシステムづくりを担うデイビッド・ブース。彼が提案するのは、「自分を照らすのをやめ、自分の周りにいる信頼できる人を照らす」という逆説的な戦略です。その人が業界で目立ち、尊敬される存在になるよう、見返りを求めずに手を貸す。すると灯台が船を導くように、その人自身の言葉を通じて、次の優秀な人材や顧客が自然とこちらへ集まってくる──という発想です。最有力の「灯台」は社外のスターではなく、表に出ていない自社の凄腕社員だといいます。インフルエンサー・マーケティングとはむしろ正反対のこのアプローチを、実践の5ステップと、朝倉の視点から見た論点(初期の会社が「旗を掲げる」ことの重要性、社員を押し出すことの引き抜きリスク、「AI時代に実績の価値は本当に下がるのか」という問い)とともに議論しています。 ▼ 今回のトピック 灯台戦略とは何か──自分を照らすのをやめ、周囲の人を照らすという発想 AI時代に逆転する「信頼の伝わり方」:実績の誇示より、信頼する人の一言 最良の灯台は、社外の有名人ではなく自社の「無名の凄腕」社員 インフルエンサー・マーケティングとの決定的な違い:見返りを求めないこと 実践の5ステップ:世界観を掲げる/灯台候補を見つける/その人のブランドを育てる/人が集まる場をつくる/繰り返す Databricks に見る、技術リーダーを「業界で尊敬される発信者」に育てる投資 Googleの教訓:信頼は「自分のサイトから早く送り出す」ことで生まれる 朝倉の視点①:何もない初期の会社こそ、まず「旗を掲げる」ことが最重要 朝倉の視点②:凄腕社員を表に出すことで生じる「人材引き抜き」のリスク 下がらない「人を惹きつけるコスト」を、今後の戦略でどう捉えるか ▼ 参考 StrayCats Elvis on Velvet https://open.spotify.com/intl-ja/track/5hw0jbw8p8vcPmtE1Uktsq?si=8311bb3da49a445a スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ The Lighthouse Playbook https://a16z.com/the-lighthouse-playbook/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    24 min
  6. Jun 11

    「一番の悩みは?」はもう効かない──AI時代の顧客発見の新常識

    「あなたが今、一番困っていることは何ですか?」── 顧客発見の定番だったこの質問が、もう通用しなくなっています。優秀なIT担当者は、自覚している課題のほとんどを自分で解決してしまうからです。では、本当のニーズはどうやって引き出すのか。 今回は、IT部門の業務をAIで自動化する Serval(サーバル)が、2024年4月の創業からわずか2年弱でユニコーンに到達するまでの軌跡を、First Round Review の記事をもとに読み解きます。創業者ジェイク・ストーチが前職の物理セキュリティ企業 Verkada(ヴァーカダ)で得た3つの教訓──すでに予算が動く市場に「10倍良いもの」を持ち込む、法人顧客も家に帰れば一人の消費者である、一番難しいところを最初に作る──を軸に、桁違いの規模を誇る既存大手 ServiceNow にどう挑むのか、そしてAI時代に「業務を知り尽くした者」がなぜ強くなるのかを議論しています。 ▼ 今回のトピック 「一番の悩みは?」が効かない理由と、それに代わる新しい顧客発見の問い Serval 創業の経緯:Duke 中退、NeuroPlus、そして Verkada での5年間 教訓①:すでにお金が動く市場に「10倍良いもの」を持ち込む 教訓②:法人顧客も、家では消費者──仕事場に「家の体験」を持ち込む 教訓③:一番難しいところを最初に作り、模倣されない壁にする 自然言語で業務自動化が組み上がる「ワークフロービルダー」と、デモが商談を決める瞬間 巨大な既存大手 ServiceNow への挑み方:「狭く絞る」定石を捨てた両取り戦略 イネーブラーかディスラプターか──朝倉が語る、AI時代に取るべき立ち位置 AI×ドメイン知識:業務を熟知した人材が、なぜこれからより強くなるのか 2026年のテーマ:いかに業務ワークフローに入り込み、UXを獲るか ▼ 参考 ととのいエール https://amzn.to/4dUEARd スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Serval's Path to Product-Market Fit — Win Enterprise Buyers by Treating Them Like Consumers https://review.firstround.com/servals-path-to-product-market-fit/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    23 min
  7. Jun 4

    AIはどこで本当に使われているのか──法人導入の現在地

    企業のAI導入は、本当に本番利用まで進んでいるのでしょうか。個人ではChatGPTやClaudeを日常的に使う人が増えていますが、企業の業務プロセスに組み込むとなると、話は一気に難しくなります。 今回は、a16zが公開した “Where Enterprises Are Actually Adopting AI” をもとに、企業がどの業務で人工知能にお金を払い、本番利用を進めているのかを整理します。コーディング、顧客サポート、社内検索、法務、医療といった領域では、成果が測りやすく、人間の確認も組み込みやすいため、導入が進み始めています。 一方で、日本企業では、個人レベルの業務利用は広がっているものの、業務プロセスへの組み込みはまだ限定的です。この差は単なる技術理解の問題ではなく、組織の意思決定、リスク回避、企業文化の問題でもあります。 朝倉はこの状況を、日本のAIスタートアップにとっての機会であると同時に、危うさでもあると指摘します。導入の遅い顧客に合わせてツールを売るだけでは、海外で実績を積んだプロダクトに後から市場を奪われる可能性がある。むしろ、AIを使って既存業務そのものを塗り替える事業に挑むべきではないか。今回は、企業のAI導入の現在地と、日本のスタートアップが取るべき戦い方を考えます。 ▼ 今回のトピック 企業の人工知能導入は、実証実験を超えて本番利用に進んでいるのか Fortune 500、Global 2000で進む主要企業向け人工知能スタートアップの有料導入 コーディング支援が、人工知能導入の本命領域になりやすい理由 顧客サポートで導入が進む背景──件数、解決率、対応コストを測りやすい業務 社内検索、ナレッジ検索が企業の深い課題になっている構造 法務・医療領域で人工知能が入りやすい理由──文書業務と人間の確認 日本企業は、個人利用は進むが業務プロセスへの組み込みが遅い 組織になった瞬間に導入が遅くなる日本企業の構造(朝倉の視点) 人工知能ツールを売るのか、業務そのものを塗り替えるのか 日本のスタートアップは、導入の遅い顧客に合わせるべきか、真正面から既存産業を変えに行くべきか ▼ 参考情報 MOON CHILD -- Blue suede shooting star https://open.spotify.com/track/2COHLG24ios5fXwEQqyFgO?si=0QwCRojHSUianZ0ZEF4jqg スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Sequoia Capital ポッドキャスト「Long Strange Trip」 Ben Horowitz On What Makes a Great Founder https://sequoiacap.com/podcast/ben-horowitz-on-what-makes-a-great-founder/ オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

    22 min
  8. Jun 2

    AIは「無料ユーザー」から「法人課金」へ──OpenAIが狙う次の収益源

    AIの競争は、モデル性能の優劣だけではなく、企業の業務にどれだけ深く入り込めるかという段階に移りつつあります。OpenAIは、個人利用で広がったChatGPTを足がかりに、法人向け市場への展開を本格化させようとしています。一方でAnthropicは、Claudeを軸に、開発、金融、コンサルティング、専門職業務といった高付加価値領域で存在感を強めています。 今回は、OpenAIの法人向け展開に関するニュースを起点に、なぜAI企業が法人市場に向かうのか、企業導入では何が障壁になるのか、そしてMicrosoftやGoogleのような既存の業務基盤を持つ巨大企業に対して、OpenAIやAnthropicはどこに勝ち筋を見出しているのかを整理します。 重要なのは、単に「どのAIが賢いか」ではありません。企業導入では、社内データの整備、既存システムとの接続、権限管理、情報漏洩対策、利用定着といった現実的な課題があります。OpenAIはトップダウンで法人市場を攻め、Claudeは現場の開発者や専門職から広がる。この対比から、法人向けAI市場の現在地を考えます。 ▼ 今回のトピック OpenAIはなぜ法人向け市場に本格的に向かうのか 個人向けChatGPTの普及が、法人導入の追い風になる構造 AI企業にとって、なぜ法人市場が重要な収益源になるのか 企業導入で問われるのは、モデル性能だけではない 社内データ、既存システム、権限管理、情報漏洩対策、利用定着という導入の壁 Forward Deployed Engineer──顧客現場に入り、AI導入を本番展開まで進める人材の意味 OpenAIの法人戦略と、AnthropicのClaudeが狙う専門職・高付加価値業務 PwC(PricewaterhouseCoopers)との提携に見る、Claudeの法人展開 Microsoft CopilotとGoogle Geminiが持つ、既存業務基盤という強み OpenAIとClaudeは、既存の業務ツールを置き換えるのか、それとも仕事の入口を握るのか トップダウンで攻めるOpenAI、現場から広がるClaudeという対比 AI市場は、MicrosoftとGoogleの代理戦争として見ることもできるのか 日本企業がAIを導入するときに起こりそうな現実的なボトルネック ▼ 参考文献 スピーダスタートアップ情報リサーチ https://jp.ub-speeda.com/solutions/startup/ Where Enterprises are Actually Adopting AI https://a16z.com/where-enterprises-are-actually-adopting-ai/ DX動向2025https://www.ipa.go.jp/digital/chousa/dx-trend/tbl5kb0000001mn2-att/dx-trend-2025.pdf オープンチャット「This is令和スタートアップOC」 https://line.me/ti/g2/hQ6dJIGjMHwD7gGYruUYQBgUj8uxWgiDGFHYCA?utm_source=invitation&utm_medium=link_copy&utm_campaign=default 令スタでは取り上げて欲しいテーマやご質問を募集しています。↓のフォームから是非ご記入ください(匿名です) https://forms.gle/mkoihcHgTJUu4UVp8

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