生命科学の冒険者

あき、とみー

生命科学に魅了され、最先端の知識を探求する研究者たちがどういった人生をたどり、どんな発見に辿り着いたのか不思議に思いませんか? 大発見をした科学者の人生と関わりながら細胞の不思議やバイオテクノロジーの未来まで、「生命とは何か」「人類の未来」「科学と社会の関わり」を解き明かす知的エンタメ満載のキュレーション番組です! https://listen.style/p/lifesciquest?NkKBn2oY

  1. 5d ago

    088.【求婚状】”私には財産が一切ありません”――貧乏研究者が学長の娘を射止めるまで『ルイ・パスツール04』

    前回、酒石酸の光学異性体という化学史に残る大発見を成し遂げたルイ・パスツール。しかし今回は少し時計の針を巻き戻し、その発見の裏側で何が起きていたのかをお届けします。 実はあの大発見のわずか3ヶ月前、フランスは「二月革命」の真っ只中にありました。市民蜂起の熱狂に飲まれた25歳のパスツールは、なけなしの全財産150フランを新政府の寄付金箱へ投げ入れ、「銃をとって街を守る!」と義勇軍にまで志願します。しかし元軍人の父からの一言でハッと我に返り実験室へ戻ると、その3ヶ月後にはあの歴史的発見を成し遂げるという、振れ幅の大きすぎる青春時代でした。 しかし大発見の”ご褒美”として言い渡されたのは、まさかの地方高校教師の辞令。地方に飛ばされて教育者になるより、研究を続ける化学者でありたかったパスツールは師匠たちに泣きつき、なんとかストラスブール大学で得たのが「補佐教授」という不安定な立場でした。そんな極貧生活のさなか、パスツールは大学総長の娘マリーに一目惚れし、出会ってわずか1ヶ月後に求婚状を送ります。 「私には財産というものが一切ありません」 自分の貧しさを包み隠さず告白したこの手紙が、なぜか学長とマリーの心を動かしました。結婚後も貧しい新婚生活は続きますが、パスツールの実験中毒はむしろ加速。前回発見した”右手と左手を持つ分子”の知識を武器に、当時”神の領域”とされていた超難問へ挑みます。それは、天然の酒石酸(右利きの分子)を人工的に”裏返し”、右手と左手が半分ずつ混ざったラセミ酸を作り出すという前代未聞の挑戦でした。170度の高熱で薬品を密閉加熱するという爆発の危険と隣り合わせの実験の末、1853年、ついに分子の右手を左手にひっくり返すことに成功します! 【今回のハイライト】 ・大発見のわずか3ヶ月前、革命の熱狂に全財産を投げ込んだ25歳パスツール ・研究者であり続けたい一心で師匠に泣きついた”教師人事回避劇” ・”財産ゼロ”を正直に告白した伝説の求婚状 ・貧乏研究者を支えた妻マリーの無償の献身 ・170度、爆発覚悟の命がけの実験 ・賞金1,500フランと父と同じ勲章を勝ち取った瞬間   — 読む「生命科学の冒険者」 — 放送内容のまとめや文字起こしなど。メンバーシップ準備中です! https://note.com/lifesciquest — 各種SNS — X : @LifeSciQuest https://x.com/LifeSciQuest https://www.instagram.com/aki_life_sci_quest/ YouTube : あそぶかがく https://www.youtube.com/@%E3%81%82%E3%81%9D%E3%81%B6%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%8F/videos

  2. Aug 9

    087.【光学異性体】”右手と左手”を持つ分子を人類で初めて見つけた男『ルイ・パスツール03』

    パリで実験助手としてキャリアをスタートさせた24歳のルイ・パスツール。鋭い観察眼を持つ彼を待っていたのは、当時の化学界の常識を揺るがすある謎でした。 「化学式も結晶の形も完全に同じはずなのに、なぜか片方だけ光をねじ曲げる」。最先端の分析法・偏光分析によって浮かび上がった、科学者たちを悩ませた”ミッチェルリヒの謎”に、まだ無名だった若きパスツールが挑みます。武器は顕微鏡と自作のピンセットだけ。砂粒ほどの結晶を、まるで左手と右手を見分けるように一粒ずつより分けていく地道な作業の先に見えたものとは? そして導き出された発見はあまりに常識はずれで、学会は懐疑的な反応を見せます。そんな重鎮たちを黙らせたのは、”偏光の神様”と呼ばれた70歳の物理学者ビオ立会いのもとで行われた、たった一つの再現実験でした。感動のあまり涙を浮かべて若きパスツールの手を握ったという伝説のシーンまで、分子の世界に「右手と左手」を発見した歴史的な瞬間に迫ります! 【今回のハイライト】 ・5000リットルの尿から新元素発見!?錬金術師たちのぶっ飛びエピソード ・ニュートンも水銀中毒に…天才科学者たちの知られざる裏の顔 ・24歳、無名の研究者が挑んだ”ミッチェルリヒの謎” ・顕微鏡とピンセットだけで見つけた”分子の右手と左手” ・学会の重鎮を涙させた伝説の再現実験 — 読む「生命科学の冒険者」 — 放送内容のまとめや文字起こしなど。メンバーシップ準備中です! https://note.com/lifesciquest — 各種SNS — X : @LifeSciQuest https://x.com/LifeSciQuest https://www.instagram.com/aki_life_sci_quest/ YouTube : あそぶかがく https://www.youtube.com/@%E3%81%82%E3%81%9D%E3%81%B6%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%8F/videos

  3. Aug 2

    086.水深25mたった一息でイソマグロと命のやり取り 映画『MISSION100』とは

    8月の #科学系ポッドキャストの日 (ホスト: 目からウロコの理科ラジオ/共通テーマ:「水」)
今回は『生命科学の冒険者』に水にまつわるゲストをお招きしました。ゲストは、ドキュメンタリー映画プロジェクト『MISSION100(ミッション・ワン・ハンドレッド)』のプロデューサー、大崎さん!プロスピアフィッシャー(素潜り魚突き師)の小坂薫平が、手モリ一本・素潜りだけで100kg級の怪物「イソマグロ」に挑む5年間の密着取材。 水深20〜30mの過光酷な海に生身で潜り、サメのリスクやイソマグロに海深くに引きずり込まれる危険と隣り合わせで戦う「狂気とも言える情熱」の裏側をたっぷりと伺いました。 5年目の最後の最後に起きた奇跡のドラマ、撮影チームの葛藤、アメリカ・フロリダにいるスピアフィッシング界のレジェンドとの胸熱な継承エピソードまで、海のロマンが詰まった必聴回です! 【今回のハイライト】 * 8月の科学系ポッドキャストの日!テーマ「水」に挑むビッグゲスト * 映画『MISSION100』とは?100kgの巨大イソマグロに素潜り手盛りで挑む男 * ビル10階相当の水深へ。命懸けのハンティングとサメの恐怖 * 「ただ獲れればいいわけじゃない」ハンターとしての流儀と美学 * 5年間の密着、諦めかけた最後の最後で訪れた奇跡の瞬間 * アメリカのレジェンド「キャメロン」を訪ねて〜時代と国境を超えた継承〜 * 現在挑戦中のクラウドファンディングと今後の展望 【ゲスト情報&関連リンク】 Misson 100 クラファンのお願い
https://camp-fire.jp/projects/938468/view
 Misson 100とは
https://mission100film.com/ Missyon100 の監督が作る手銛 Aukzeal https://aukzeal.com/ — 読む「生命科学の冒険者」 — 放送内容のまとめや文字起こしなど。メンバーシップ準備中です! https://note.com/lifesciquest — 各種SNS — X : @LifeSciQuest https://x.com/LifeSciQuest https://www.instagram.com/aki_life_sci_quest/ YouTube : あそぶかがく https://www.youtube.com/@%E3%81%82%E3%81%9D%E3%81%B6%E3%81%8B%E3%81%8C%E3%81%8F/videos

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