Cobe.fm 本好きコンサル2人の読後感想戦

ショーペンハウアー『孤独と人生』#2

もしショーペンハウアーが友だちだったら、きっと最初から「二軒目」の深さで語り合える人かもしれない。

みきは『孤独と人生』に出てくる「楽しみの三分類(再生力/刺激/感受性)」の切れ味に驚き、のぞみは「誤りは結果から原因を推すところに生ずる」という一節を、直前の会議の出来事と重ねて実感します。

さらに話題は、ショーペンハウアーが語る“愚行を招く三つの種(野心・虚栄心・自負)”から、“安売りされた自負=愛国心”という挑発的なフレーズへ。時代を超えて響く辛口の指摘に、二人は笑い混じりに“スナック・ショーペンハウアー”を妄想します。

終盤では、ひとりで働く心地よさと人を雇う迷いをきっかけに、孤独を「寂しいもの」ではなく「向き合い方しだいの状態」として捉え直す視点へ。