ショーペンハウアーの肝は、「人と一緒にいる時でさえ、内側に孤独を持ち込む」こと。――言うは易く、どうやって?
みきは、年齢とともに外部の“ガソリン”に頼りがちな自分を見つめつつ、その実践の難しさを素直に語ります。のぞみは、岩波茂雄・山下太郎・南方熊楠の伝記を手がかりに、人が動き続けるためのエネルギー源のちがいを比較。さらに二人は、「会議で話が通じない瞬間」「機内で自分だけ読書灯を点けたとき」など、それぞれの“孤独が立ち上がる場面”を持ち寄って、孤独をネガではなく“状態”として捉え直していきます。
寄り道は『暇と退屈の倫理学』や『死に至る病』まで。最後は「選んだ孤独は良い孤独」というフレーズで、日常に持ち帰れる一行をポケットに。重たさは置いて、手触りだけを残すPart3。
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- FrequencyUpdated Weekly
- PublishedOctober 6, 2025 at 9:21 PM UTC
- Length26 min
- RatingClean