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リバプールで日本代表の遠藤航が適応できる役割がない、クラブは本格的に代替選手の…

「リバプールで日本代表の遠藤航が適応できる役割がない、クラブは本格的に代替選手の…」  プレミアリーグのリバプールの中盤では、昨2024/25シーズンにアルネ・スロット監督就任によるフォーメーションの変化が選手の役割に影響を与えているようだ。構造が変わったことで、守備に集中するタイプの選手が力を出しにくい状況が続いているのかもしれない。 イギリスメディア『Anfield Watch』は、リバプールに所属する日本代表MF遠藤航が必要な役割を確保できていないと伝え、クラブが代替選手獲得の検討を進めていると報じた。 同メディアは、ユルゲン・クロップ前監督が採用した1アンカーの形と違い、スロット監督が攻撃的MFを加える中盤を組んでいるため、守備的MFの役割が存在しなくなったと説明した。 遠藤は守備に集中できる1アンカーを得意としているが、現在の中盤では求められていない。このため遠藤の出場は、リバプールがリードしている試合終盤の短い時間に限られている。 同メディアはさらに、リバプールが遠藤の代わりとなる19歳のスター選手を獲得かと報じ、クラブが中盤の強化候補として、オランダ1部エールディビジのアルクマールに所属するMFキース・スミットを検討していると伝えた。 スミットはタックルで安定した数字を出し、1試合平均約2.5回の成功数が示されている。またボール運びで相手守備を破る回数が多く、遠藤の約4倍の頻度で前方へ運ぶ能力があると紹介された。スミットはU-19欧州選手権でゴールを重ねており、攻撃面でも評価が高まっている。 リバプールは今2025/26シーズン以降を見据えて中盤の再構築を求めており、スミットがその候補として浮上しているようだ。遠藤が構造的に力を出しにくい状況が続く中で、クラブが新たな選択肢を探す動きが明確になっている。