FNNプライムオンライン|フジテレビ系FNN28局のニュース

“都市部での養蜂”盛んに…博物館の屋上や公園で ミツバチが植物の受粉促し緑化にも貢献 フランス

「“都市部での養蜂”盛んに…博物館の屋上や公園で ミツバチが植物の受粉促し緑化にも貢献 フランス」 「Live News days」では今週、「for the NEXT」を共通テーマに、未来に向けたSDGs関連のニュースをお伝えします。16日は、気候変動の中で広がるフランスの都市のハチミツです。フランスのスイーツなどに欠かせない食材、ハチミツ。お菓子や料理に広く使われています。取材班が訪れたのは、南フランスのアビニョンです。養蜂家のマルセール・アンリさん(37)は、10年以上にわたりミツバチを育ててきました。ところがここ数年、異変が起きています。養蜂家のマルセール・アンリさん:大規模な熱波で女王蜂の産卵が減り、蜜を集める働き蜂がどんどん少なくなっている。猛暑などの影響で女王蜂が産卵しなくなり、ミツバチの数が減少。さらに、ハチミツの原料となるラベンダーも枯れ、2024年は1トン以上採れていたハチミツが、2025年はわずか200kgにまで減ってしまいました。こうした中、ある取り組みが広がっています。その一つが「都市の養蜂」です。ミツバチの数を増やそうと、都市部の公園やビルの屋上などでの養蜂が盛んになっています。都市で養蜂を行うコリーヌ・カステルさん:花粉を運ぶミツバチなどの生物の数は、都市部だけで全体の3割にもなる。ミツバチは植物の受粉を促し、都市の緑化にもつながります。ミツバチの保護が環境を守るための重要な一歩となっています。