(スペース・ルーム) スキマを言葉にしてみるラジオ

KINOミーティング

まちを歩いてつくる“海外に(も)ルーツをもつ人たち”の映像制作プロジェクト【KINOミーティング】がお送りするpodcastです。 これまでKINOミーティングでは、映像制作ワークショップを通じて個人が持つ「ルーツ」に着目した作品をつくってきました。文化の違う土地に来てはじめて自分のルーツに気がついた話、名前や見た目によって自分の背景について話さないといけなくなってしまう気まずさ、自分の言語にはルーツの直訳がないという発見。映像制作やその過程の議論のなかで、そういった「これ」と断言できない、たくさんの(スキマ)が社会に存在することに気づきました。 このラジオでは、KINOミーティングのワークショップ参加者であり、海外に(も)ルーツをもつパーソナリティ「十二(じゅうに)」と、ゲストのゆるやかな会話を通して、ルーツについて考えることで見えてきたそれらの(スキマ)を少しずつ言葉にしていきます。 *KINOミーティングとは https://www.kino-meeting.com/ *「KINOミーティング」は東京都、アーツカウンシル東京と地域社会を担うNPOが協働し、アートプロジェクトの実践を通じて、社会に新たな価値観や創造的な活動を生み出すことを目指す「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。 https://www.artscouncil-tokyo.jp

エピソード

  1. 2024/01/09

    EP.4 属性という概念がなければ、どのように自己紹介をしますか?

    EP.4のゲストはホリデーさんです。今回の議題は、ホリデーさんが提案してくれました。ホリデーさんの常日頃からの関心は、何かに所属しているという帰属感だそうです。 これまでのエピソードではあまり明言してきませんでしたが、パーソナリティの十二(じゅうに)は、「海外に(も)ルーツをもつ人々」の1人です。そして、ゲストのホリデーさんもそのような自覚を持つ方です。 このような共通点から、私とホリデーさんそれぞれが抱えるもやもやには似ている部分があります。今回は、そのもやもやを言葉にして、私たちが求める「答え」(らしきもの)に辿り着こうと試みています。 〈パーソナリティのコメント〉 エピソードを編集しながら、「属性」と「帰属感」には密接な関係がありながらも決定的に違う部分があるな、と気づきました。それは、背景にある視点です。「属性」とは本人の意思とは関係なく割り振られているもので、「帰属感」は本人が自主的に感じるものです。 あまり居心地の良さを感じない「属性」を問い直すために、今回は履歴書の項目に着目しています。この「属性」への問い直しは最終的にどこに辿り着くのでしょうか。

    58分
  2. 2023/12/13

    EP3. 学校の休み時間に何をしていましたか?

    EP.3のゲストはハチさんです。 今回は、自分のことを振り返る上で「時間」という視点を取り入れました。 さまざまな時間を過ごす中で、特に「学校の休み時間」にフォーカスしながら、電波やお金を使わない「スキマ時間」の過ごし方を振り返ります。 〈パーソナリティのコメント〉 ハチさんは小中高と中東で生活をしてきたそうです。今のハチさんにとってそこで過ごした時間はどれだけ大切なものだったのでしょうか。 今は昔のように過ごすことが難しくても、自分や周りの変化に合わせて、大切にしたい時間の過ごし方というのがあるような気がします。 今回、ハチさんのエピソードをもとにトークをする中で、過ぎた時間への懐古から、今ここにいる自分自身について考えることができたと思います。 日々の時間の過ごし方とそこから見えてくる大切にしたいこと。 「スキマ時間」を考えることは、自分の「今・ここ」を知ることになるかもしれません。 *この番組は、まちを歩いてつくる “海外に(も)ルーツをもつ人たち”の 映像制作プロジェクト〈KINOミーティング〉が運営しています。 ⁠⁠https://www.kino-meeting.com⁠⁠ 主催:東京都、公益財団法人東京都歴史文化財団 アーツカウンシル東京、一般社団法人パンタナル ご感想、ご意見はこちら:kino.meeting.tokyo@gmail.com

    58分

番組について

まちを歩いてつくる“海外に(も)ルーツをもつ人たち”の映像制作プロジェクト【KINOミーティング】がお送りするpodcastです。 これまでKINOミーティングでは、映像制作ワークショップを通じて個人が持つ「ルーツ」に着目した作品をつくってきました。文化の違う土地に来てはじめて自分のルーツに気がついた話、名前や見た目によって自分の背景について話さないといけなくなってしまう気まずさ、自分の言語にはルーツの直訳がないという発見。映像制作やその過程の議論のなかで、そういった「これ」と断言できない、たくさんの(スキマ)が社会に存在することに気づきました。 このラジオでは、KINOミーティングのワークショップ参加者であり、海外に(も)ルーツをもつパーソナリティ「十二(じゅうに)」と、ゲストのゆるやかな会話を通して、ルーツについて考えることで見えてきたそれらの(スキマ)を少しずつ言葉にしていきます。 *KINOミーティングとは https://www.kino-meeting.com/ *「KINOミーティング」は東京都、アーツカウンシル東京と地域社会を担うNPOが協働し、アートプロジェクトの実践を通じて、社会に新たな価値観や創造的な活動を生み出すことを目指す「東京アートポイント計画」の一環として実施しています。 https://www.artscouncil-tokyo.jp