英語発音専門ドクターDイングリッシュ

ドクターDイングリッシュ

発音ディレクターDr. D率いる累計受講生1万人超の老舗英語発音スクール🏛️慶應義塾大学ロースクールでも発音講義を担当中。英語がもっと聞き取れたり、通じやすくなるコツを発信しています🤭 ★英語発音専門オンラインスクール ドクターDイングリッシュ【公式】 https://dr-d.jp/ 国内最大級の英語発音専門オンラインスクール。5000人以上の発音を根本から変えた、「発声」と「リズム」のトレーニングでリスニングとスピーキングを飛躍させる。 ★発音コース【プライベートレッスン】 https://dr-d.jp/courses/pronunciation/ ★動画コース【自習用の動画教材】 https://dr-d.jp/membership-join/

  1. 13時間前

    もうブツ切れ英語に悩まない!ネイティブのようにスラスラ話せる2つの秘訣

    言葉に詰まる問題を解決 発音ディレクターDr. Dです。 英語を話す時に、言葉がすぐに出てこないから 途中で音が詰まってしまう。 音読する時なんかは滑らかに発音できる様になったけれど、 結局話したら元のぶつ切れの発音になってしまう。 わかります!言葉に詰まると結局ブツ切れの発音に戻っちゃいがちです。 話のペースが比較的遅いノンネイティブと話す時は大丈夫かも知れない。 TOEIC900レベルとかだと、むしろあなたがリードして話せるくらいかも知れない。 でも、問題は相手がアメリカ人の場合です。 あなたが英語をある程度話せるということがわかった途端、 水を得た魚の様に、だ〜!っと話し始める日本在住、または日本を旅行中のアメリカ人の勢いは止まりません。 普段押し殺していた言葉が一気に溢れ出した時の話の展開スピードは恐ろしいです(笑) 私自身も全然ネイティブじゃないので、「ちょ、まってまって!」ってなります。 ちなみにこの状況、私はしょっちゅう経験します。 ドクターDイングリッシュ以外に、インバウンド向けの遊漁船業もやっているので、 それがアメリカ人だった時に、というか釣り客の9割はアメリカ人なんですが、 How can you speak like that?ってしょっちゅう言われます。 そしてストレスの吐口にされます(笑) なので相手の話のペースが早すぎた時に、言葉に詰まって発音が戻ってしまう気持ち、よーくわかります。 今回はこれに関して、私なりの2つの解決方法を提案しようと思います。 1つめは「単語を組み立てながら話すな」ということ 2つめは「相手のペースに飲まれない様に冷静さを失わない」ということです。 まず英語を話す時の大前提として、「単語を組み立てながら話すな」 ということなんです。 日本人の英語上級者は文法にうるさい人が多いです。 そこに並々ならぬこだわりやプライドがあるんですね。自分がそこが得意だから。 まぁ別にいいんですよ。無いよりあったほうがいいですから。 ただ会話レベルでは、その知識の高さが仇となることが多々あります。 文法にこだわりの強い人は、無意識に「いかに言葉を綺麗に並べるか」ということに こだわってしまいます。 文法に沿って単語を並べて話すことをしていると、 とにかく文章が長くなりがちで、会話レベルでは相手にダイレクトに意味が伝わりにくい。 会話は読書とは違いますからね。 こういう話し方をしていると、どこまでいってもブツ切れの発音はなおりません。 文を組み立てるのにエネルギーを使いすぎて、全く余裕がなくなりますしね。 そうすると変なところで音に詰まり、言葉の切れ目も非常にわかりづらくなります。 この「言葉の切れ目」は英語を話す上でものすごく大事な要素で、 これは、2つ前の「チャンク」に関しての動画でも詳しく話しましたが、 英語は単語を組み立てて話すのではなく、「チャンク」を積み上げて話すのだということです。 チャンクというのはその一言で意味が成り立つ単語の集まりみたいなものです。 ちょっと例文を用意しました。 普段私がやっている釣り客に釣行内容を説明しているシーンです。 狙うメインターゲットはハマチとカンパチで もうすぐ下げ潮が走り出すから、そこから11時の潮止まりまでの 4時間半ほどがチャンスです。って話をします。 What I’m thinking today getting out on the water catching yellowtail and amberjack and it’s coming pretty soon the best current conditions for them best to get those fish to bite is out going tide until the slack tide at 11 am we still got 4 and a half hours so let’s launch the boat 「チャンク」単位で話すと、それ一つ一つで意味がちゃんと成り立つので、 文法なんてまったく考えなくても話せる様になります。 そして普段の会話レベルでは、ただこいつらをテキトーに思いついた順に出すだけです。 これは多分ネイティブが普段英語を話す時の感覚だと思います。 そうなるためには普段から「チャンク単位での発音」に慣れておく必要がありますし、 言葉を覚える時も「チャンク単位」でインプットしておかなければ、それを出してくることはできません。 この様に英語を普段からインプットし、話すことが出来ると発音が崩れることは少なくなります。 次はマインド的な話になります。 あなたはネイティブでは無いのだから「ネイティブのペース」で話せなくて当然です。 私も無理です。てか日本語でもあのペースでは言葉が出てきませんわ。 極力相手のペースに飲まれない様に「冷静さを失わないこと」 相手のマシンガントークが始まったら、話の流れを把握することに務め、 自分が言えることだけをしっかり伝えていきましょう。 無理にネイティブぶるのが一番良くない。(と、過去の私に伝えたい) だって無理なもんは無理ですから(笑) ただ話が早いペースで進みすぎて、要点が掴み切れなくなる前にまったをかけられる様にしましょう。 そこで一度、You mean … といって、一度話の流れを相手と確認するようにもっていく。 こういう切り返しができる様になると、非常に便利です。 冷静になって、自分がよく知っているチャンクで話す。 文法なんて考えない。内容を伝えることが最優先。 この方向で日頃から練習していると、かなり英語の運用能力はアップすると思います。 今日はひたすら文法は必要ないなどと話してきましたが、 それはあくまで「会話する場面において文法を持ち出すな」ということです。 もちろん基礎知識としては最低でも英検2級レベルの文法知識は必要でしょう。 ボキャブラリーに関しても3000語くらいはないとそもそもスピーキングの練習すら成り立たないかも知れない。 なので今日の内容はある意味、「英語はある程度知っているけど、実践でうまく話せない」という人に向けたものであります。 これを前提とした、効果的な日頃の練習方法を紹介します。これは私がずっと今でもやっている方法で、またドクターDイングリッシュとしても伝えていることです。 それが「コピーイング」です。 練習方法はいたって単純です。動画をフレーズごとに停止させながら真似るだけです。 しかしこれがやってみるとそう簡単にはいきません。 まず、間違いなく言葉に詰まります。 2、3回やっても普通はまだ詰まるでしょう。 これを一息でさらっと言える様になるまで練習しなくてはなりません。 じゃないと自分がいざという時に使えるレベルでは体にインプットされません。 ネタは自分が好きな海外のYouTubeを使えば良いと思います。 実際に私がどの様にやっているかをお見せしますね。どうぞ。 ーー この様に一言一言、何も見なくてもスムーズに言える様になるまで繰り返します。 その時に大切なのは「意味もしっかりと噛み締めながら」発音を真似ることです。 そうすることで、自然と気持ちが入り、イントネーションも自然と体に入ってきます。 そして余裕があれば、少し言い換えたりして遊んだりもします。 これを自分が習得したいと思ったシーンで行っていけばいいわけです。 この練習はシャドーイングみたいに流しっぱなしで練習するわけではないので、 とにかく時間がかかります。 ワンシーンがスムーズに言える様になるまでに1時間くらいかかるかも知れません。 でもこういうのが大事なんです。 どれだけ「深く体得するか」がものすごく大切です。 シャドーイングでさらさらーっと練習しても体になにも残りません。 リスニングに慣れるためには良いかも知れませんが、それで話せる様にはなりません。 自分自身で気持ちを込めてスムーズに言える言葉をどれだけ増やせるか! これに尽きます。 これ以上の効果的な練習方法はありません。頑張ってください。 このチャンネルでは、ほとんどの動画でこのコピーイングを練習するセクションを設けています。過去動画をさかのぼって、いっぱい練習してくださいね。 一人で練習していても、発音がどうしてもスムーズにできない、また自分でやっていても合っているのかどうか不安になるという方は、私が運営する発音スクールでトレーナーをつけて3ヶ月くらい発音の基本を学ぶことをおすすめします。それが一番手っ取り早く習得できる方法だと思います。 また、英語が早く普通に話せる様になりたい、ネイティブ発音が聞き取れる様になりたいという方は、ぜひ

    18分
  2. 9月2日

    【リスニング力UP】ネイティブが普段使う「句動詞10選」リンキングを徹底解説

    ネイティブが普段よく使う、句動詞のつながった発音が分かると聞き取れる範囲がかなり広がります! こんにちは、発音ディレクター Dr. Dです! 海外の番組やYouTubeを観ていて、「簡単な表現ほど聞き取れないな」と 感じたことはありませんか? 例えば、「We should get it done before we run out of time」 “done” や “time” など、部分的には聞き取れるけど、 その前後のつながった言葉が全然聞き取れない。 字幕を見てみたら、こんな簡単なことを言っていたのかと驚愕する。 こういう経験をされた方はきっと大勢いらっしゃると思います。 独立して発音される単語は聞き取れても、Phrasal verbs と呼ばれる 英語では使用頻度の高い「句動詞」(動詞と副詞の組み合わせて、単語2、3個で一つの意味になるもの)が、つながって発音されるせいで 聞き取れないことが多いんじゃないかなと思います。 そこで今回は、ネイティブが普段よく使い回す「句動詞」を取り上げて 発音練習を行い、リンキングのパターンをつかんでいきましょう。 またこれらのフレーズは日常でそのまま使うこともできるので、 ぜひ体に覚えさせておきましょう! フレーズ発音を練習する前に、英語を発音する時の大事なことをお伝えします! 英語を発音する時は喉奥を開きます。 そうすることで英語らしい響きを持った発音になります。 日本語を発音する時の声で英語を発音しても、伝わりにくい発音になってしまうので要注意です。 ① あくびをする  まずは、思いっきりあくびをしてみてください。喉の奥がグッと開く感覚、わかりますか?これが「喉を開いた」状態の基本です。 ② 軟口蓋(ソフトパレット)に息を当てる  口の上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)に息を当てるように、「Hah, Hah, Hah」と発音してみましょう。息が抜けるような、深い声質に変わるはずです。 ③ 喉を脱力させ、音程を下げる  ②の状態のまま、喉の力を抜き、音程を少しずつ下げるように「Hah↘︎, Hah↘︎, Hah↘︎」と言ってみましょう。 ④ この状態で声を止めずにフレーズを発音します。 We should x3 get it done  x3 before  x3 we run out of time x3 We should get it done before we run out of time このフォームが英語の基本です。この声でこれから 「ネイティブがよく使う句動詞」の発音練習を行います。 1. Break it down (要約する) /brei kih daun/ Can you break it down for me? (もっと端的に言ってください) /kan yoo brei kih daun for mee/ ・breakの /k/ はitと同化する ・itの /t/ はdownの /d/ と同化する 2. Bring it up (持ち出す) /bring-ih dup/ I didn't want to bring it up,  (言いたくないけど) /ai di dun wa na bring-ih dup/ ・didn’tが /din/ の様に省略されることも多い ・want toは当然 /wa na/ ・bringの /ng/ は it と同化する ・it の /t/ はフラッピングする but we need to talk about it. (話さなきゃ) /but wee nee tu tah ka bau dih/ ・butの /t/ は発音されないことも多い ・needの /d/ と to が同化する ・talkの /k/ はaboutと同化する ・aboutの /t/ はフラッピング 3. Call off (中止にする) /kah lahf/ We got to call off our trip. (今回の釣行はキャンセルです) /wi ga da kah lahf aur trip/ ・gotの /t/ は to と同化する ・callの /l/ は off と同化する ・offの /f/ は our と同化する ・ourの母音は曖昧化して /er/ Because of rough sea conditions. /bi kah zuv ruf see kun di shunz/ (海が荒れています) ・becauseの /z/ は of と同化する ・sea と con はつなげる 4. Carry out (実行する) /ka ree aut/ We are still going to carry out our plan. (それでもプランは実行します) /wer stil go na ka ri aut aur plan/ ・we are がくっついて /wer/ と発音される ・going to は当然 /go na/ ・carry out は /y/ でつながる ・out の /t/ はフラッピング 5. Come up with (思いつく) /kum up with/ I can't come up with anything. (何も思いつかない) /ai kant kum up with e ni thing/ ・can’t の /t/ は止める ・come の /m/ はupと同化する ・up の /p/ は withと同化する ・with の /th/ は anyと同化する 6. Get along with (うまくやる) /geh da lahng/ You should get along with your co-workers. (同僚とうまくやってね) /yoo shud ge da lahng with yor kou wer kerz/ ・shouldの /d/ は発音しない ・get の /t/ はフラッピング ・alongの /ng/ は舌で弾かない ・withの /th/ はyourと同化する 7. Make up (でっちあげる) /mei kup/ I made up an excuse for being late. (遅刻した理由をでっちあげた) /ai mei dup an-eks kyooz for beeing leit/ ・medeの /d/ はupと同化する ・anの /n/ は exと同化する ・beingの /ng/ は舌で弾かない ・lateの /t/ は舌で弾かない 8. Put up with (耐える) /pu dup with/ I can’t put up with his snoring. (彼のイビキには耐えられない) /ai kyant pu dup with hiz snor ing/ ・can’tの /t/ は舌で弾かない ・putの /t/ はupと同化する ・upの /p/ はwithと同化する ・with his のhが濁って /wi thiz/ 9. Use up (使い果たす) /yooz up/ He used up all the milk. (彼は牛乳を全部使い果たした) /hi yooz dup ahl tha milk/ ・usedの /d/ はupと同化する ・upの /p/ はallと同化する ・allは舌を弾かずに /ao/の様に発音する 10. Work out (うまくいく) /werk aut/ I hope everything works out for you. (全てうまくいくことを願っています) /ai houp ev ri thing werks saut for yoo/ ・hopeの /p/ は evと同化する ・thingの /ng/ は舌で弾かない ・worksの /s/ はoutと同化する ・out の /t/ は舌で弾かない どうですか?今日取り上げた10個の句動詞とその例文ですが、 全て滑らかに発音することが出来ましたか? こういう練習を繰り返すことで、つながった状態の発音に慣れていきます。 そして一つでもスムーズに発音できるフレーズを日々増やすことで、 徐々にネイティブの話す、早くつながった英語が聞き取れる様になります。 私も毎週この様な発音練習できる動画を更新しますし、 また過去動画も500くらいありますので、それだけでもたっぷり練習できます。 そして自分だけで練習してても合っているかどうかわからずに不安という人は ぜひ発音コースでトレーナーをつけて3ヶ月間くらいかけて発音の基礎を学んでみてください。 そうすると今後の練習がものすごく捗ります。 発音がよくなると一気に成長できる理由を前回の動画でお話ししましたが、 要するに、発音がよくなるとネイティブが話した言葉をそのまますぐに再現できるので、 一瞬で言葉を体得することができる様になるわけです。 それと同時に聞き取れる範囲もどんどん広がります。 そういう状態を目指して頑張ってみてください!

    23分
  3. 8月26日

    【スタートラインに立て!】発音は英語習得の「基礎中の基礎」である理由

    英語は話せないのに、発音のせいでネイティブに絡まれて困ってます… 「大して英語を話せるわけじゃないのに、発音だけはちょっと上手い。そのせいで、ネイティブスピーカーにマシンガンのように話しかけられて、いつも困っています…。」 こんにちは!発音ディレクターのDr. Dです。 突然ですが、あなたにはこんな経験ありませんか?…って、普通はありませんよね(笑)。 でも、意外と同じような経験をされている方がいらっしゃるようで、YouTubeのコメント欄などでたまに見かけることがあります。僕からすると、「なんて贅沢な悩みなんだ!」と、思わずにはいられません。 なぜ、こんなことが起こるのでしょうか? おそらく、これは日本での出来事でしょう。日本に住んでいるネイティブスピーカーが普段接するのは、いわゆる「日本語訛り」の英語がほとんど。だから、コミュニケーションがギクシャクしてしまい、フラストレーションが溜まっていることが多いんです。 そんな中に、あなたのような発音が綺麗な人が現れたら…? 彼らは「お!この人は英語が話せる人だ!」と、水を得た魚のように、堰を切ったように話し始めるのです。 だって、挨拶でいきなり “Hey, how’re you doing, man!” なんて、めちゃくちゃ滑らかに言われたら、誰だって「この人、デキる…!」って思いますよね。もう、全身からそんなオーラが出ちゃってるんです。 でも、実際はボキャブラリーが追いつかず、相手が何を言っているのかさっぱり…。仕方なく “Oh yeah…” なんて適当に相槌を打ちながら、そーっとフェードアウトする…。 きっと、こんな感じではないでしょうか? その悩み、実は「最強のアドバンテージ」です でも、諦めないでください!そんなあなたは、普通の人の何倍ものポテンシャルを秘めているんです。 なぜなら、それだけ発音が上手になったということは、あなたがきっと英語が好きで、無意識のうちにたくさん英語の音に触れてきた証拠だから。 好きな洋楽を口ずさんだり、海外ドラマのセリフを真似したりしているうちに、理屈じゃなく「ノリ」で発音できるようになったんですよね? だとしたら、あとはボキャブラリーを増やすだけ。 すでに発音の基礎ができているので、聞いた英語をどんどん真似して、スポンジのように言葉を吸収していけるんです。 普通の学習者が1時間かけて習得するフレーズを、あなたならわずか10分で自分のものにできるかもしれません。 通常、新しいフレーズを覚えるときは、意味を理解してから、スムーズに言えるようになるまで何度も音読練習が必要です。でも、あなたはこの「スムーズに発音する」という一番時間がかかる部分を、一瞬でクリアできてしまう。 これは、英語習得においてとてつもないアドバンテージなんです。 だから、必要に迫られれば、あなたの英語力は一気に開花します。 仕事の面接で英語が必要? → 面接関連の動画を観まくって真似すればOK! プレゼンで使いたい? → 自分の分野のプレゼン動画をコピーしまくればOK! 日常会話を楽しみたい? → 海外ドラマ『フレンズ』を毎日2時間、数ヶ月も真似すれば、かなり流暢になっていますよ。 発音力は、そのまま英語力に直結する 逆に言えば、多くの人が英語学習に苦労するのは、この**「発音」でつまずいている**からです。 発音がスムーズにできないから、お手本の音声を真似できない。 真似できないから、シャドーイングなどの練習が成り立たない。 結果、いつまで経っても「話せる」ようにならない。 言語の習得は、どの言語であれ**「発音」が基礎中の基礎**。まず音を理解し、真似できるようになってから、単語やフレーズを覚えていくのが自然な流れです。 それを無視して、ローマ字読みのような感覚で単語を覚えても、残念ながら「使える英語」にはなりません。 だから皆さん、まずは発音をしっかりやりましょう! 英語の「声」を作る!喉を開く基本フォーム せっかくなので今日は、英語を発音するための「フォーム作り」をやってみましょう。 英語と日本語では、そもそも声の出し方が違います。英語は口の中の空間を広く保ち、喉の奥から声を出すイメージです。 さらに、英語のリズムは**ストレス(強弱)**によって生まれます。この2つを意識するだけで、あなたの英語は一気にネイティブらしくなります。 喉を開く!3ステップ・エクササイズ ① あくびをする まずは、思いっきりあくびをしてみてください。喉の奥がグッと開く感覚、わかりますか?これが「喉を開いた」状態の基本です。 ② 軟口蓋(ソフトパレット)に息を当てる 次に、口の上あごの奥の柔らかい部分(軟口蓋)に息を当てるように、「Hah, Hah, Hah」と発音してみましょう。息が抜けるような、深い声質に変わるはずです。 ③ 喉を脱力させ、音程を下げる ②の状態のまま、喉の力を抜き、音程を少しずつ下げるように「Hah↘︎, Hah↘︎, Hah↘︎」と言ってみましょう。 このフォームが英語の基本です。この声で、アクセントをつけてみましょう。 Hah ha↘︎, Hah ha↘︎, Hah ha↘︎ Mah ma↘︎, Mah ma↘︎, Mah ma↘︎ Higher, Higher, Higher It's higher than the mountains. 息をたっぷり吐きながら発音するのがポイントです! 【実践】海外ドラマ『フレンズ』で応用練習 このフォームを使って、実際のセリフを練習してみましょう!発音のコツもカタカナで書いておくので、参考にしてください。 Hey Monica, the knob was broken, so I just turn it off from underneath. I hope that’s all right. Hey Monica, /hei mah ni ka/ the knob was broken, /the nahb wuz brou kun/ so I just turn it off /so-ai jus(t) tern di dahf/ (tとd、tとoが繋がって「ターニドッフ」のように聞こえます) from underneath. /frum-un der neeth/ I hope that’s all right. /ai houp thats-ahl rai(t)/ (ここに動画の切り抜きなどを埋め込み、細切れに再生しながら読者が練習できるようにすると、さらに効果的です) さいごに いかがでしたか? このチャンネルでは、ほとんどの動画で今日のような**コピーイング(お手本の音声をそっくり真似する練習)**を取り入れています。ぜひ、過去の動画もさかのぼって、たくさん練習してみてくださいね。 もし、「一人での練習は難しい…」「自分の発音が合っているか不安…」という方は、僕が運営する発音スクールでトレーナーと一緒に学ぶのが一番の近道です。3ヶ月で発音の基礎を固めることができます。 ネイティブのような発音を手に入れたい!英語をスムーズに聞き取り、話せるようになりたい! そう思う方は、ぜひチャンネル登録をして、このチャンネルの動画をとことん活用してください。 それでは、また来週お会いしましょう!

    13分
  4. 8月19日

    発音記号通りでも通じない?英語はチャンクで発音するともっと通じる

    Dr. D Englishの発音ディレクター、Dr. Dです。 英語は単語を一つ一つ、発音記号通り丁寧に発音すれば通じると思っている人。それだといつまで経っても上手に発音することは出来ません。 例えば次の文章の場合、 President Trump is issuing an ominous warning ahead of a ruling that will determine whether he overstepped his authority and imposing tariffs. みたいな感じで、単語をただ並べただけでは全く相手に伝わりません。単語を一つ一つちゃんと発音記号通りに丁寧に発音していくのは「日本語を話す時の丁寧さ」です。それは英語の発音ではありません。 英語の丁寧さとは、音が滑らかにつながっていて、強弱がはっきりしていることが大切です。 ちょっとCNNの話し方を聞いてみましょう。 President Trump is issuing an ominous warning ahead of a ruling that will determine whether he overstepped his authority and imposing tariffs. この様に、単語同士がつながっていたり、強弱の波があったり、こういう感じが英語の発音です。この音がつながった状態が、日本人にとってなかなか聞き取りにくい要素となっています。 そこで今回は、「なぜ英語はつなげて発音したほうが伝わるのか」その理由をお伝えしたいと思います。そして自分でも発音できるように、エクササイズも行います。 先ほどのニュースが聞き取れる様になり、また自分でも伝わるレベルで発音できる様になりたい人は、最後まで一緒に練習していきましょう。 英語はチャンクで発音する つなげるといっても、英語はセンテンス全体をつなげて発音するわけではありません。英語は単語がいくつか集まって初めて具体的な意味が成り立ちます。その単語の集まりをチャンクと呼ぶのですが、これをつなげて発音します。 先ほどの文章をチャンクで分けると次の様になります。 President Trump  トランプ大統領は is issuing an ominous warning 不穏な警告をしている ahead of a ruling 判決を前にして that will determine 判断する whether he overstepped his authority 権限を乱用したかどうか and imposing tariffs. 関税を課す これがチャンクで、最低限の意味が成り立つ単語の集まりです。今回は練習しやすい様にかなり細かく区切っています。 もっと英語に慣れてくると、この区切りはもう少し広くなりますが、基本的に英語を話す時は、このチャンクを積み重ねながら話す感覚です。 なので、変なところで音が途切れたりすると、文章を変なところで区切ったのと同じで意味が分かりにくくなったり、それによって全然違った意味に聞こえることもあるので注意が必要です。 チャンクはリンキングする チャンクを発音する時は、出来るだけ一息で一気につなげて発音します。なので当然リンキングが起こってくるわけです。 どの様に単語同士がリンクしているのかを確認して一緒に発音練習しましょう。 President Trump ・dentの /t/ は止める /’pre zi den ‘trump/ is issuing an ominous warning ・is issue => /i zi shoo/ ・an ominous => /a ‘nah ma nus/ /i ‘zi shoo ing a ‘nah ma nas ‘wor ning/ ahead of a ruling ・ahead of => /a ’he da/ ・of a => /a va/ /a ‘he da va ‘roo ling/ that will determine ・that will => /’tha wul/ /’tha wul di ‘ter min/ whether he overstepped his authority ・stepped his => /’ste(p) diz/ ・his authority => /hi za ‘thah ri di/ /‘we ther hi ou ver ‘ste(p) di za ‘thah ri ti/ and imposing tariffs. ・and im => /a im/ /a nim ‘pou zing ‘ta rifs/ コピーイング ではこの範囲の映像をチャンクごとに流すので、コピーしてみてください。その時に守って頂きたいルールがあります。 コピーイングのルール ・チャンクは必ず一息で発音 ・チャンクごとの意味をしっかりイメージ ・文字を見ずにスラスラ言える様になるまで練習 President Trump  トランプ大統領は is issuing an ominous warning 不穏な警告をしている ahead of a ruling 判決を前にして that will determine 判断する whether he overstepped his authority 権限を乱用したかどうか and imposing tariffs. 関税を課す リスニング では最後にもう一度、全体を流します。きっと楽に聞き取れる様になっているはずです。 まとめ いかがでしたか?こういう風に自分で発音できる様になることで、聞き取りが随分楽になることを感じていただけましたか? 今回は意味の区切りである、チャンクを大切にして発音する練習をしました。変なところで音に詰まったりしてしまうと、この区切りが乱れるのでそれだけ通じにくくなってしまうわけです。 英語は基本このチャンクを積み重ねながら話す感覚で、英語を覚えたり、練習したりする時は、このチャンク単位でなければなかなかスムーズに話せる様にはなりません。 ですので、フレーズを細切れに発音練習するコピーイングが、ダイレクトにスピーキングを伸ばす良い練習になるわけです。話せる様になりたければシャドーイングよりも遥かにおすすめできます。 このチャンネルでは、ほとんどの動画でこのコピーイングを練習するセクションを設けています。過去動画をさかのぼって、いっぱい練習してくださいね。 一人で練習していても、発音がどうしてもスムーズにできない、また自分でやっていても合っているのかどうか不安になるという方は、私が運営する発音スクールでトレーナーをつけて3ヶ月くらい発音の基本を学ぶことをおすすめします。それが一番手っ取り早く習得できる方法だと思います。 また、英語が早く普通に話せる様になりたい、ネイティブ発音が聞き取れる様になりたいという方は、ぜひチャンネル登録して、このチャンネルの動画を利用して練習しまくってください。 それではまた来週お会いしましょう!

    14分
  5. 8月12日

    【驚愕】ネイティブ英語はシラブルで聞け!早口英語がゆっくり聞こえる魔法のワーク

    皆さんこんにちは、発音ディレクターDr. Dです。 ちなみに先ほどの英語はこれでした。Sorry. I don’t know what to say. ネイティブ英語が早くて全然聞き取れない。きっとほとんどの人がそう感じていると思います。ネイティブが普段話す英語は、多くの単語が音がつながった状態で発音されているので、単語を聞き取ろうと思っても、音が変化していて、なかなか聞き取れなかったりします。 そこで今回は一つ魔法のワークを紹介したいと思います。とは言いましてもこのチャンネルでは、昔からお馴染みの「シラブル読み」です。あの英語をお経みたいに1音づつ読んでいくやつです。 I don’t know what to say. /ai doun nou wa tu sei/ 今回は普段使いの英語表現が満載のドラマ、フレンズを使って、セリフをシラブル読みしていきたいと思います。そしてセリフがゆっくり聞こえるようになる感覚をぜひ体験してみてください。 ではさっそく今回練習するシーンを聞いてください。 ** 動画挿入 ** いかがですか?このChandlerって役は普段から結構このくらい早口なんですね。なので簡単な言葉でも聞き取りにくかったりすると思います。 では練習の前にセリフの確認をしていきたいと思います。 Is that supposed to be funny? I was really worried over here. You know, sometimes that fake out thing is just mean. Okay man, I’m sorry. I did not mean to make you feel bad. Well, that’s good, because you didn’t. I’m incredibly happy for you. That’s mean! ではここからシラブル読みを始めていきます! このシラブルというのは、英語の「1音」として捉えられる発音単位のことです。もっと正確に言うと、「母音1つを含む音のかたまり」のことなのですが、ピンと来なければそれでも構わないです。進めていくうちに「こういうことかな〜」って感じでなんとなくわかってくると思います。 例えば次の文章をシラブルで分けるとこうなります。 What a beautiful summer day. what-a-beau-ti-ful-su-mer-day そしてこれをネイティブが発音する様につなげて発音するとこういう発音になります。 what-a-beau-ti-ful-su-mer-day /wuh da bu di fol dei tu dei/ これがシラブル読みです。それぞれのフレーズを5回ずつ練習します。 音の数だけは間違えない様に発音を真似してください。準備はいいですか? Is that supposed to be funny? /iz tha suh pouz tu bi fuh ni/ I was worried over here. /ai wuz wah rih dou ver heer/ You know, sometimes  /yu nou sum taimz/ that fake out thing is just mean. /tha fei kau thing iz jus meen/ Okay man, I’m sorry. /ou kei man, aim sah ri/ I did not mean to make you feel bad. /ai dih nah meen tu mei kyu feel bad/ Well, that’s good,  /wul thats good/ because you didn’t. /bi kaaz yu di dun/ I’m incredibly happy for you. /uh min kre dub li ha pee for yu/ That’s mean! /thats meen/ はい、練習お疲れ様でした!それでは同じシーンをまとめてもう一度聞いてみましょう。 ** 動画挿入 ** どうでしょう?かなりはっきりと発音が認識できる様になりませんでしたか? ではせっかく発音練習したので、ついでにコピーイングにも挑戦してみましょう。聞き取りさえ出来る様になったら効果的にスピーキングを伸ばせる練習方法です。 コピーイングとは単純に音真似する練習です。シャドーイングが動画を流しっぱなしで後から着いていくのに対して、コピーイングは頻繁に一時停止して発音を繰り返す練習です。 コピーイングを効果的にするコツ ・声のトーンやリズムも真似る ・意味を噛み締めながらやる ・スムーズに発音できないフレーズは出来るまで繰り返す ** コピーイング動画挿入 ** はい、皆さん、今回はしっかり練習できましたか? こういった発音練習を続けることで、どんどん聞き取れるようになって、新しいボキャブラリーもどんどん増えて、話せることが増えていきます。 英語を真剣に話せる様になりたいのであれば、最低でも3年くらいは地道に練習を積み重ねていきましょう。たまにしか練習しなかった3年と、毎日練習を積み重ねた3年では全く違った未来が待っています。 私も毎週こういった発音練習ができる動画を更新し続けますので、皆さんも頑張ってください。 0:00 Introduction 0:29 トピック紹介 1:22 FRIENDS 今回の練習シーン 1:59 セリフの意味 2:54 シラブル読みとは 4:17 FRIENDSのシラブル読み 9:42 FRIENDSの聞き取り 10:15 コピーイングとは 11:26 FRIENDSのコピーイング 12:17 まとめ #マシンガン英語 #リスニング #フレンズ

    14分
  6. 8月5日

    ネイティブ英語が聞き取れない理由はリズムだった!

    「曖昧母音が分からない、音声変化や脱落が聞き取れない」 これらは全て「英語のリズム」を理解することで解決できます! トピック紹介 皆さんこんにちは、発音ディレクターDr. Dです。 英語の発音には日本語には存在しない様々な要素が含まれます。例えば、短く曖昧に発音される母音(曖昧母音)、音がつながるときに起こる音声変化、また音が脱落するリダクションなど。 これらが原因でネイティブの発音が聞き取れないことが多いわけです。今回はこれらを全て「英語のリズム」を理解することによって解決していきたいと思います。 発音記号通りに発音しない英語 英語はスペルや、また発音記号通りに発音されないことが多々あります。これはフレーズ全体を滑らかにつないで発音するために、音を変化させているからです。例えば次の様なケースがあります。 ・母音の曖昧化(曖昧母音) He is at school /heez ut skool/ Classify /kla suh fai/ ・単語同士をつなぐ(リンキング) Take away /tei kuh wei/ Take that /tei(k) tha(t)/ ・Tの変化(音声変化) Get it on /ge di daan/ I want to do /uh wah nuh doo/ ・音が脱落する(リダクション) One of those people is… /wuh nuh thouz/ Probably /Praab li/ こういった音の変化が起こり、しかも速く発音されると日本人にとってはなかなか簡単に聞き取ることはできません。 なので、あらかじめこういった発音の変化を知って、自分でも発音できる様にしておくことで徐々にパターンが読める様になり、聞き取れる様になってきます。 そのためにはまず、英語のリズムを先に理解しておくことで、これら音の変化のパターンを全て包括的に理解することができます。 英語はリズムで話す言語 まず第一に知っておかなければならないこと。英語は “Stress-Timed Language”と呼ばれており、これは「ストレスで拍をとる言語」だということです。拍というのはリズムの単位のことです。 簡単にいうと、「タン・タン・タン」とリズムをとると、それは3拍ということになります。「I’m coming right away」と発音すると、3拍で発音したことになります。これが拍です。手拍子は手で拍を取る動作です。 英語はストレスと呼ばれる強調する音節を、この「拍」で捉えます。「I’m coming right away」というフレーズだと「com, right, way」の部分がストレスとなります。ストレスは意味が強い言葉に置かれ、単語の中のストレスの位置は決まっています。 例えば、awayは /uh wei/ と2音節で発音されますが、/wei/ の音節がストレスです。 このようにストレスでリズムをとるように発音すると、強い音と弱い音が交互に発音される感じになり、フレーズで発音した時に「リズミカルな発音」が生まれるわけです。 Where are you? /wer AR yuh/ I’m coming right away. /um KUH min RAI da WEI/ I’ll be there in a minute. /ul BEE ther na MI nut/ 母音の曖昧化 英語を発音する時は、ストレスで声を張ったら脱力して、声を張ったら脱力しての繰り返しです。 HAH ha HAH ha HAH この「ha」の弱い音が曖昧母音になります。 I’m coming right away. /um KUH min RAI da WEI/ ストレスが置かれない音節が曖昧化する感じです。 この母音は特定の母音の音とかではなく、ただの脱力した声です。 曖昧母音のエクササイズ この曖昧母音を出す感覚を、リズムで発音することで感じとってみましょう。 同じ母音を強弱で発音して「はっきりした母音」と「曖昧な母音」を交互に発音します。 ルール1、全体を一息で発音 ルール2、脱力しながら弱音へ向かう (1) TAH ka TAH ka TAH ka Talk about it I’d like to talk about it. (2) BAH ta BAH ta BAH ta I bought it I bought a lot of bottles. どうですか?母音が曖昧化するネイティブの発音感覚が少し分かりましたか? 単語同士をつなぐリンキング リンキングに関しても英語のリズムが深く関わっています。 例えば「Take it out」と発音する時も、全体を一息で「Take(強) it(弱) out(強)」のように強弱のリズムで発音します。このように発音すると自然と音がリンクしませんか? Take it out /TEI kih DAU(t)/ これをカタカナ発音で発音すると「Take(強) it(強) out(強)」となってしまい抑揚がなくなってしまいます。 Tの変化(音声変化) そして滑らかな抑揚を描くために、引っかかりやすい音を軽く濁らせて発音することがあります。これの代表的なのがFlap Tと呼ばれる「Tの変化」です。 「Take it out」と発音する時、it の /t/ が弱い /d/ の音に変化しています。そうすることで滑らかに音をつないでいるわけです。この時に舌の位置は /t/ のままですが、少し弱く濁らせて発音しています。 リンキングのエクササイズ この音声変化には色んなパターンがありますが、感覚は全て同じで、流れを出来るだけ止めないように、弱く濁らせて発音した結果、少し音が変化しています。 (1) Get it /GE dih/ Get it out of your mind /GE di DAU duv yer MAIND/ (2) Wanted /WAH neh/ I wanted to do that /uh WAH ne duh DOO thut/ 音が脱落する(リダクション) さらに英語は音が変化するだけでなく、そもそも脱落してしまう発音もあります。これがリダクションと呼ばれる現象です。 One of those people /WUH na thouz/ ** of の /f/ が脱落している ** Probably /PRAAB li/ ** 連続する /b/ が1つになっている ** 結局、これも英語のリズムなんです。ストレスが置かれる音節で拍をとり、それ以外の部分はスムーズに流れるように、少し省略されているに過ぎません。 リダクションのエクササイズ ストレス音節に挟まれた、弱い発音が省略される感覚を感じてみましょう。 (1) How’s it going? /HAU zi GOU in/ ** it の /t/, または it そのものが省略されている ** (2) I’m going to go grab some food before we get going. /uh ma na gou/ ** going の /g/ が直前の m に吸収されている ** (3) Where did you get that? /WER ju GEH/ ** did you が同化して /ju/ になっている ** (4) I want to catch them right away. /uh wa na KYAch em/ ** them の /th/ が脱落している ** まとめ というわけで今回は日本人にとって英語の聞き取りにくい要素となる、母音の曖昧化、リンキングや音声変化、音の脱落などの例を取り上げました。 これらは結局ストレスを置いてリズミカルに発音した場合、自然とそのようになるといった感覚なんですね。どれだけ省略しても、ストレスがしっかりとリズムの軸となり発音されているから通じ合えているわけです。 日本語は全ての音節を平坦に発音する言語なので、このストレスを置いてリズミカルに発音する感覚を得ることはそう簡単ではないかも知れません。 しかし、こういった仕組みを理解して発音練習を2、3ヶ月も繰り返していけば、きっと感覚が掴めてくるはずです。そしてこの感覚が分かるとネイティブ発音がより鮮明に聞こえる様になります。そうすると動画を真似るコピーイングやシャドーイングの練習がちゃんとできる様になります。 もし、自分ではどうしようもなければ、ドクターDイングリッシュでトレーナーをつけて少しの間やってみてください。きっとブレイクスルーできるはずです。応援していますので頑張って! それではまた来週お会いしましょう!

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  7. 7月29日

    【100回練習】絶対英語が流暢になる!当たり前すぎる英語習得の正攻法

    「同じフレーズを100回練習して、定期的に使う。これを3年続ければ、あなたも英語が話せるようになります。」 こんなシンプルな方法で本当に?と思うかもしれません。しかし、これは既に英語を流暢に話す人の99%が「当然やった」と口を揃える、ごく当たり前の正攻法なのです。 こんにちは!Dr. D Englishで発音ディレクターを務めるDr. Dです。 今回は、難しい理論は一切抜きにして、「英語が流暢になるための、当たり前すぎるけど最も効果的な方法」についてお話しします。 ### 結論:やるべきことは、たったの3つ 回りくどい話はなしにして、結論からお伝えします。英語を流暢に話すためにやるべきことは、以下の3つだけです。 1. **フレーズを100回練習して「音」で覚える** 2. **覚えたフレーズを定期的に使って定着させる** 3. **最低3年間、ほぼ毎日継続する** これができれば、誰だって流暢になれます。では、具体的な方法を見ていきましょう。 ### インプットの極意は「コピーイング」 インプット、つまり練習のネタ集めには、**動画の「コピーイング」**が最適です。 コピーイングとは、動画のセリフの意味を一つひとつ把握した上で、話し方をそっくり真似ること。これを、口が完全に覚えてしまうまで何度も繰り返します。 #### どんな動画を選べばいい? 流暢な会話を目指すなら、**日常的でフランクな会話**が多く含まれるコンテンツがおすすめです。海外のドラマやYouTuberの動画など、あなたの趣味に合うものを選んでみてください。 > **コピーイングのポイント** > > * **完璧じゃなくてOK:** 最初から100回やる必要はありません。自分がスラスラ言えるフレーズは数回で十分。初めて知る表現や、言いにくいフレーズを重点的に100回練習しましょう。 > * **発音を忠実に真似る:** 自己流の発音で練習しては意味がありません。聞こえた通りに、音のつながりやリズムを完全にコピーするのが重要です。 > > **【ダメな例】** > "I will make it up to you" を「アイ・ウィル・メイク・イット・アップ・トゥ・ユー」と単語を一つずつ発音する。 > > **【良い例】** > 音をつなげて「アウィルメイキ**ラッ**プトゥーユー」のように、ストレスを置く場所も意識して発音する。 > > * **意味を噛み締めながら:** フレーズをただ唱えるのではなく、気持ちを込めることが大切です。「I will (やるよ) make it up (埋め合わせを) to you (君に)」のように、意味を心で感じながら練習することで、記憶に定着しやすくなります。 ### アウトプットの最適解は「独り言」 覚えたフレーズを定着させるアウトプットには、**「独り言」**が一番手軽で効果的です。 練習した動画の内容を思い出しながら、登場人物になりきって話してみましょう。これなら、運転中や料理中など、いつでもどこでもできますよね。 最近では、AIを相手に話す練習もできますし、もし一人が寂しければオンライン英会話で練習相手を見つけるのも良いでしょう。 (ちなみに私自身は、いわゆる「英会話レッスン」はほとんど受けたことがありません。大切なのはスクールに通うことではなく、**「音で覚えたことを、実際に使う」というインプットとアウトプットのバランス**を自分で作り出すことです。) ### 恵まれた時代に感謝!スマホ一つで英語は学べる 今でこそ、スマホでYouTubeやNetflixを開けば、いつでも練習素材にアクセスできます。 しかし、50年前は書物と発音記号だけが頼りでした。私の世代(現在45歳)でも、レンタルビデオ店に通って海外ドラマを借り、テープが擦り切れるほど練習したものです。 そう考えると、現代はどれだけ学習環境に恵まれていることか。このアドバンテージを活かさない手はありません。 ### 練習効率を爆上げする「3つの基礎スキル」 ただ、いきなり闇雲にコピーイングを始めても、少し非効率かもしれません。練習効果を最大限に高めるために、以下の3つの基礎スキルを先に身につけておくことを強くおすすめします。 #### ① 発音の知識 `add` と `odd` のような日本語にはない母音、単語のどこにストレス(強勢)を置くか、単語同士の音が繋がる「リンキング」など、英語特有の音声ルールを知っているだけで、聞き取りやすさも、コピーのしやすさも劇的に変わります。 #### ② 中学〜高校レベルの文法知識 フレーズは単語の組み合わせです。文法の基礎がなければ、意味を正しく理解できません。目安としては**英検2級程度**の文法力があれば十分です。市販の文法書(例えば『English Grammar in Use』など)を1冊しっかりやり込むと、フレーズの構造がよく見えるようになります。 #### ③ 基礎的なボキャブラリー(3000語) 簡単な日常会話で使われる単語は、およそ3000語と言われています。これは、日本の高校で習う単語数とほぼ同じです。もし単語力に自信がなければ、学習者向けの簡単な読み物などを**声に出して**読み、語彙力を補強しましょう。 ### なぜ「発音」を最初に学ぶべきなのか? これら3つの土台の中でも、特に**「発音」は独学が非常に困難**です。 なぜなら、自分の発音が正しいかどうかを客観的に判断するのは、ほぼ不可能だからです。間違った発音のまま練習を続けると、それが癖になってしまい、後から修正するのが大変になります。 だからこそ、発音だけは最初にプロのトレーナーに見てもらうことをおすすめします。私たちのような日本人のトレーナーであれば、日本語と英語の根本的な違いや、日本人がつまずきやすいポイントを熟知しているため、効率的に指導できます。 正しい発音の基礎が身につけば、その後のコピーイングや音読の効果が飛躍的に高まります。 ### まとめ:英語習得のロードマップ いかがでしたか?最後に、英語が流暢になるまでの道のりをまとめます。 1. **【土台作り】** まずは**発音**の基礎を学ぶ。必要であれば、**基礎文法**と**ボキャブラリー(~3000語)**を音読で復習する。 2. **【インプット】** 好きな動画で**コピーイング**を実践。言いにくいフレーズは100回練習して「音」で体に染み込ませる。 3. **【アウトプット】** 覚えたフレーズを使って**独り言**で話してみる。AIやオンライン英会話の活用も有効。 4. **【継続】** このサイクルを、**毎日3年間**続ける。 学習法は、その段階によってやるべきことが変わります。「文法が大事」と聞けば文法だけ、「シャドーイングがいい」と聞けばシャドーイングだけ、という偏った学習では、なかなか話せるようになりません。 今日お話しした方法は、魔法のような裏技ではありません。しかし、最も確実で、誰もがたどり着ける王道です。 あとは、自分を信じて「やるか、やらないか」だけ。 あなたの挑戦を、心から応援しています!

    18分
  8. 7月22日

    喉を開いて発音するとなぜ英語は通じやすくなるのか?海外在住の日本人の悩みを解決します

    喉を開くと英語が通じる!Dr. Dが語る発音の秘訣 「あれ?今回は一発で通じた!?」 Dr. D Englishの発音ディレクター、Dr. Dです。今回は、私が14年間、延べ1万人以上の生徒さんに発音を教えてきて最も効果があったと断言できるメソッド、**「喉を開く発音」**についてお話しします。 なぜ「喉を開く」と英語が通じるのか? 「本当に?」と思うかもしれませんが、この方法は即効性があり、中には1日で発音が劇的に変わる人もいます。では、なぜ喉を開くと英語が通じやすくなるのでしょうか?その具体的な仕組みは以下の2点です。 ① 喉を開くと声がよく響く → 母音がはっきりする 日本語ではあまり意識しませんが、英語では声が豊かに響くことで母音がクリアになります。例えば、「Is it going to rain?」というフレーズも、響きが変わるだけで全く違う印象になります。 ② 喉を開くと息が漏れる → 子音に沢山の息が絡む 英語の発音は、日本語よりも多くの息を使います。喉を開くことで自然と息が放出され、子音にしっかりと息が絡むため、よりネイティブに近い発音になるのです。 日本語を話す時の声と、英語を話す時の声は、全く違うと思いませんか? 日本語と英語の「発声」の違い 海外在住の日本人の方々が抱える切実な悩みが「発音が通じない」「聞き取れない」です。特にアメリカでは「英語が話せないやつは知らん!」という厳しい現実もあります。だからこそ、まずは相手に聞く耳を持ってもらえるよう、短期間で劇的に変わる発音レッスンが求められてきました。 私たちは日本語を話す時、口の中の空間を狭く保っています。そのため、響きが浅く、息の量も少ない、いわば「省エネ」な話し方です。 一方、英語は口の中の空間を広く保った状態で発音します。この状態だと声も豊かに響き、より多くの息が放出されます。ネイティブの「Is it going to rain? I guess it seems fine.」や「We talked about this right? Barging into my office. I’m not leaving till you hear me out.」といったフレーズを聞くと、私たちが普段使う声のタイプとは明らかに違うと感じるはずです。 英語声で話す4ステップ それでは、この「英語の声」を習得するための4つのステップをご紹介します。 ① あくびをする: あくびをすると、喉の奥が開かれた感じがしませんか?これが、喉を開く感覚の基本です。 ② ソフトパレットに息を当てて話す(hah hah hah): 息を意識的に上顎の奥(軟口蓋:ソフトパレット)に当てるように「hah hah hah」と言ってみてください。声質が変わるのがわかるはずです。 ③ 喉を脱力させる(hah↘︎hah↘︎hah↘︎): ②の状態で、喉の力を抜きながら音程を下げるように「hah hah hah」と言ってみましょう。 ④ アクセントをつける(ha hah↘︎ha hah↘︎ha hah↘︎): 最後に、英語のリズムに合わせてアクセントをつけます。「Is it going to rain? It seems fine though.」のように、特定の単語を強調する感覚を掴んでください。 英語声で話すエクササイズ この状態で英語を発音する練習を始めます。次の3つのことを守ってエクササイズに取り組んでください。 ① 口内は広げたまま ② 息を途中で止めない ③ 喉を脱力させる 「m〜m〜m〜」→「mah mah mah」→「Your mom」→「Your mom is sweet」 「h〜h〜h〜」→「hah hah hah」→「Get higher」→「It’s getting higher and higher」 ここまでできたら、先ほどのフレーズを使って発音練習を行います。 SUITSのセリフで発音練習 We talked about this right? we talked about this right? Barging into my office. Barging into my office. I’m not leaving till you hear me out. I’m not leaving till you hear me out. このエクササイズを初めて行った方は、これまでと明らかに違った発音感覚が得られたのではないでしょうか。 コピーイングでさらに上達 エクササイズができたら、次は「コピーイング」に挑戦です。細切れに流れるフレーズを、自分が発音できるスピードで音真似する感覚で真似てみてください。無理に同じスピードで話す必要はありません。 まとめ:発音できると聞き取れる! 今回の内容をまとめると、喉を開いて発音することで、英語の本来の音に近づき、発音しやすくなります。そして、多くの受講生がレッスンを始めてすぐに実感するのが、**「発音ができるようになると、聞き取り力がつく」**ということです。 なにより、発音ができるようになると、もっと英語が楽しくなるはずです!皆さんの英語学習がより実り多いものになることを願っています。 それではまた!

    17分
4.4
5段階評価中
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番組について

発音ディレクターDr. D率いる累計受講生1万人超の老舗英語発音スクール🏛️慶應義塾大学ロースクールでも発音講義を担当中。英語がもっと聞き取れたり、通じやすくなるコツを発信しています🤭 ★英語発音専門オンラインスクール ドクターDイングリッシュ【公式】 https://dr-d.jp/ 国内最大級の英語発音専門オンラインスクール。5000人以上の発音を根本から変えた、「発声」と「リズム」のトレーニングでリスニングとスピーキングを飛躍させる。 ★発音コース【プライベートレッスン】 https://dr-d.jp/courses/pronunciation/ ★動画コース【自習用の動画教材】 https://dr-d.jp/membership-join/

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