会計事務所の休憩室

柏葉幸徳

税理士の柏葉と、税理士を目指す中川による、税金や会社経営にまつわる疑問・話題を、ちょっと偏った会計事務所目線で語るトーク番組です。「休憩室での雑談が、たまたま聞こえてきた」——そんな感覚で聞き流してください。 ご意見・ご感想はこちら https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8 【出演】 柏葉 幸徳(柏葉幸徳税理士事務所 代表税理士)      中川    (同事務所 所員)

エピソード

  1. 4日前

    #11 流行った節税ほど、数年後に消える。──税制改正に必ずある「伏線」の話

    「ネットで話題のあの節税、うちもやった方がいいのかな?」——そう思ったとき、ちょっと立ち止まってほしい話を今回はします。 まず押さえておきたいのが、制度に沿って正しく税負担を抑える「節税」、法律の文言は守りつつ趣旨をかいくぐって税を逃れる「租税回避」、そして単純に違法な「脱税」の三層にわかれるということ。世間で「最強の節税スキーム」と煽られているものの多くは、実は真ん中の「租税回避」に片足を突っ込んでいます。 そして税制のルールは、ある日突然変わるわけではありません。たいてい2〜3年前から「ここを塞ぎたい」という伏線が打たれています。その代表格が、国の無駄遣いや税の抜け穴をチェックする「会計検査院」の指摘。ここで「一部の人が得しすぎて不公平だ」と名指しされた租税回避ほど、高い確率で数年後の改正で封じられます。 今回は、かつて富裕層を魅了した「海外不動産スキーム」がなぜあっけなく崩壊したのかを実例に、「みんなやってる最強の節税」ほど危ない理由を休憩室目線でお話しします。 そのうえで本題、「経営者は税制改正をどこまでチェックするのか」。結論、社長が何百ページの大綱を全部読む必要はありません。自社に関係するのはごく一部。年に一度、税理士に電話一本で「うちに関係ある?」と聞くべき3点だけ押さえれば十分です。 ■ 今回のトピック ・節税・租税回避・脱税の違い:煽られている「節税」は、実は租税回避かもしれない ・ルールが変わる「伏線」:会計検査院の指摘が、数年後の改正につながる ・海外不動産スキーム崩壊の実例:木造4年償却の抜け穴が、なぜ塞がれたか ・流行りの節税(と言われる)スキームは要注意:ドローン、生命保険……煽られたものほど伏線が立っている ・税制改正のスケジュール:「発表(12月)→改正(3月)→施行(4月〜)」の3ステップ ・大綱は全部読まなくていい:自社に関係するのはごく一部だけ ・経営者が押さえる3点:①国からの応援の波(賃上げ・投資の優遇)②強制されるルール変更(インボイス・電子帳簿)③怒りのサイン(グレーな対策の生存確認) 【お便り・ご質問はこちら】 番組では、皆さんからの「素朴な疑問」を募集しています。以下のフォームからお気軽にお寄せください! https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8 【出演者プロフィール】 ・柏葉(税理士):会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。 ・中川(税理士志望):現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけます。

    25分
  2. 5月30日

    #10 利益計画書は売上から作るな? 必要なお金から逆算する「会社の地図」の描き方

    5月は3月決算の申告が怒涛のように押し寄せる、会計事務所のリアルな繁忙期 。いつも進行を務める中川くんも絶賛業務に追われているため、今回は柏葉がふたたび一人寂しく休憩室からお届けします 。 今回のテーマは、経営の道標となる「利益計画書」の作り方 。 「今期は売上〇〇%アップを目指そう!」と、なんとなく売上の目標から計画を作っていませんか? 実はそれ、経営を迷子にする大きな罠かもしれません 。 柏葉所長が「会社の地図」と定義する利益計画書を、教科書通りの建前ではなく実務で使える「管理会計」の視点から解説 。 売上と連動する「変動費」と変わらない「固定費」の分け方や、経費にならない「借入金返済」を基準にした逆算思考をお伝えします 。 10%の値上げ・値下げが会社に与える恐ろしいほどのインパクトなど、経営者なら知っておきたい数字の裏側が満載です 。 後半では、繁忙期の合間にこっそり見に行ったという、我が子の体育祭での甘酸っぱくもシュールな(?)おじさん税理士の独り言エピソードも 。 ■ 今回のトピック 中川くんふたたび不在: 5月が会計事務所の「鬼の繁忙期」になる裏事情 利益計画書は「会社の地図」: 現在地と目的地を数字で確かめるツール 経費の正しい仕分け: おにぎりでわかる「変動費」と「固定費」 売上から考えるな: 「必要なお金(借入返済+税金)」からの逆算思考 値上げの魔法と値下げの恐怖: わずか数パーセントの改善がもたらす劇的な利益の変化 おじさん税理士の放課後: 中学生の体育祭で気配を殺していた学生時代を思い出す 【お便り・ご質問はこちら】 番組では、皆さんからの「素朴な疑問」を募集しています。リスナーの皆様からのメッセージを心よりお待ちしております!以下のフォームからお気軽にお寄せください! [https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8] 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士): 会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手 。今回は中川くんが馬車馬のように働いてくれているため 、一人で喋り倒します 。 中川(税理士志望): 現場で修行中 。5月の山の波に飲まれ、今回は事務所の奥で絶賛業務中のためお休み(やめてはいません) 。

    25分
  3. 5月17日

    #09 資金繰り表は「天気予報」。傘を持つか、濡れて帰るか。──なぜか資金繰りはいつも厳しい

    「売上は順調に伸びているのに、なぜか毎月末の通帳残高を見るとハラハラする……」そんな、多くの中小企業が一度は頭を抱える「資金繰りのミステリー」に、休憩室から本音で切り込みます 。 今回は、売上が伸びるイケイケの時期ほど陥りやすい「運転資金の罠」や、税金を減らしたくて手元の現金をゴリゴリ減らしてしまっている「過度な節税」の矛盾など、お金が残らない4つの原因を分析 。それに対する柏葉所長の答えは、「資金繰り表は天気予報」 。 100%の正確さを求めて挫折するくらいなら、エクセル1枚、降水確率60%のざっくりした感覚で十分だとぶっちゃけます 。事前に雨(資金ショートの危機)が降るとわかってさえいれば、傘を持てる(=対策が打てる)からです 。 後半は、入金の早期化といったドロ臭い対策から、銀行交渉や資金繰りを劇的に安定させる「据え置き借入」の話しまで、教科書には載っていない実務のリアルを語り尽くします 。 オープニングでは、自転車通勤中に後ろから煽られて意地を張った結果、ゴールデンウィークに40度の熱を出して肺炎になったという柏葉先生の災難トークからゆるっとスタート。「会社の体力も自分の体力も、無理な負荷をかけると急にガタがくる」という、身をもって知った(?)教訓とは……? コーヒー片手に、ぜひ聞き流してみてください。 今回のキーポイント 資金が足りなくなる4つの要因分析:売上増の裏に潜む「運転資金の罠」や、在庫・借入返済・本末転倒な節税のカラクリを大解剖 。 天気予報としての資金繰り表:100%の精度を目指して挫折するよりも、60〜70%の精度で資金不足のタイミングに「気づける」ことの重要性 。 経営者の3つのNGパターン:資金繰り表に対する「見ない、信じない、無対策」という姿勢へのチクリとしたツッコミ 。 実践的な「ざっくり資金繰り表」の作り方:縦軸7項目、横軸半年のエクセル1枚から始める、明日から真似できる超シンプル構成 。 危機を乗り切る実務対策と銀行交渉:入金早期化・支払い後ろ倒しの交渉術から、会計事務所を「味方」として銀行へ連れていくメリット 。 究極の安定化「据え置き借入」:金利を安心の「保険料」と割り切り、元本を返済せずに手元に現金を厚く持っておく生存戦略 。 お便り募集中! 番組では、皆さんからの「素朴な疑問」や経営のお悩み、質問をお待ちしています。番組概要欄のフォームからお気軽にお寄せください! https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士):会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。これからは自転車も経営も安全運転でスルーパス 。 中川(税理士志望):現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけます。所長の体調を密かに心配していたしっかり者 。

    24分
  4. 5月4日

    #08申告書を作るのは「仕事の半分」?経営者と同じ船に乗る、会計事務所の本当の役割

    「税理士さんって、申告書を作って税金の相談に乗ってくれる人でしょ?」もしあなたがそう思っているなら、それは会計事務所の役割の「半分」しか使えていないかもしれません。 今回のテーマは「会計事務所の役割」。 一般的には「過去の集計」をするイメージが強いこの仕事ですが、柏葉事務所が目指しているのは、経営者の今と未来に寄り添う「経営の伴走者」です。 銀行や保険会社とは決定的に違う、会計事務所だけの「経営者と利害が一致する」という珍しい立ち位置の秘密とは? そして、柏葉が掲げるミッション「社長の眠れない夜をゼロに」に込められた、実務現場での泥臭いサポートの裏側を語ります。 「もっと税理士を使い倒したい」と考えている経営者必見の20分です。 【今回のトーク内容】 5月の繁忙期あるある: 経営者の90%は「祝日なんてなくなればいい」と思っている!? アウトプットの誤解: 申告書作成は、仕事の「最後」でしかない。 同じ船に乗る味方: なぜ会計事務所は、銀行よりも「経営者と利害が一致」しているのか。 ミッションの真意: 資金繰り、人の問題……「眠れない夜」の原因を先回りして潰す技術。 これからの伴走: AIを活用して「沈黙のお客さん」を作らない、新しいサービスの形。 お便り募集中! 素朴な疑問、経営の悩み、柏葉へのツッコミなど、番組概要欄のフォームからお気軽にお寄せください ![https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8] 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士): 会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。 中川(税理士志望): 現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけます。

    24分
  5. 4月21日

    #07「何でもやります」は信じるな? 専門性と“相性”で決める、後悔しない税理士の選び方

    「税理士なんて、誰に頼んでも同じでしょ?」と思っていませんか? 第7回となる今回は、意外と知られていない**「税理士選びの落とし穴」**について、柏葉さんと中川さんが休憩室で本音トークを繰り広げます。 実は、税理士にもお医者さんと同じように「内科」や「外科」といった専門分野があります 。お酒の税金に詳しい人、相続に特化している人など、その中身は千差万別 。 「何でもやります」と言う税理士が一番危ない理由: かつての実体験に基づいた、サービス範囲の「常識」という名のズレ 。 フェーズ別・選び方のコツ: 創業期なら「ITへの強さとレスポンス」 、規模が大きくなったら「マンパワーと専門性」を重視すべき 。 1時間10万円の税理士も!?: ニッチな専門特化型の価格事情 。 最後はやっぱり「相性」: どんなに能力が高くても、結局は「この人のために頑張りたい」と思えるかどうかが全て 。 「今の税理士さんで本当にいいのかな?」と迷っている経営者の方も、これから税理士を探す起業家の方も必聴です。 「とりあえず近くの事務所へ」と駆け込む前に、ぜひこの休憩室の雑談を覗いてみてください。 【今回のキーポイント】 専門性の違い: 税理士試験の科目は幅広く、全科目を完璧にこなせる人はほぼいない 。 紹介サービスの裏側: 税理士会や弥生、マネーフォワードなどの紹介システムを賢く使う方法 。 サービス範囲の明確化: 料金表の有無や「やらないこと」を明言する誠実さが信頼に繋がる 。 相性の重要性: 相性さえ良ければ、専門外の分野でも税理士同士のネットワークでカバーできる 。 お便り募集中! 素朴な疑問、経営の悩み、柏葉へのツッコミなど、番組概要欄のフォームからお気軽にお寄せください ![https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8] 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士): 会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。 中川(税理士志望): 現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけます。

    28分
  6. 4月4日

    #06 借入金は「時間のショートカット」? 成長を加速させる借金との正しい付き合い方

    「借金=怖い、悪いもの」というイメージを持っていませんか? 今回の休憩室トークは、法人経営には切り離せない「借入金」がテーマです。 確定申告を終え、3月決算の繁忙期(通称:5月の山)を前に少しお疲れ気味の二人 。そんな中、柏葉所長が語る借入金の本質は、教科書的な説明とは一味違います。 借金は「利益の前借り」であり「時間の短縮」である 1000万円の返済には、税引き前で1500万円の利益が必要なワケ 銀行員は「困った時」ではなく「調子が良い時」に口説け? 中川、車を買う。~残価設定ローンの甘い罠~ 無借金経営が美徳とされる風潮に疑問を投げかけつつ、事業をブーストさせるための「前向きな借入」について深掘りします。 後半の、中川さんの実体験を交えた「車のローン」にまつわる世知辛い裏話も必聴です。 今回のキーポイント 「良い借入」と「悪い借入」の境界線: 赤字を埋めるための運転資金は要注意 。 銀行との密なコミュニケーション: 年に1回の決算書提出だけでは足りない理由 。 決算書説明書の魔力: 会計事務所が銀行に「丁寧な仕事」を伝えるテクニック 。 お便り募集中!素朴な疑問、経営の悩み、柏葉へのツッコミなど、番組概要欄のフォームからお気軽にお寄せください ![https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8] 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士): 会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。 中川(税理士志望): 現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけます。

    25分
  7. 3月21日

    #05 「お便り0件」の悲劇をAIで突破!捏造された相談に税理士が本気で答えてみた

    3月の会計事務所は、1年で最も殺気立つ「確定申告」の真っ只中 。いつも進行役を務める中川くんも、事務所の奥で終わらない仕事に頭を抱えており、今回は所長の柏葉が一人寂しく休憩室からお届けします 。 「リスナーからのお便りに答える回」を企画したものの、届いたお便りはなんと0件 。窮地に立たされた柏葉が頼ったのは、今をときめく3つのAI(Claude、ChatGPT、Gemini)でした 。 AIがひねり出した「いかにもありそう(?)なお悩み」に対し、実務家としての本音と偏った視点でガチ回答していきます。 【今回のトーク内容】 中川くん不在の裏事情:3月15日までの会計事務所のリアルな空気感 。 Claude発:役員報酬の正解は?:なんとなく決めている社長へ贈る「将来の目標からの逆算思考」 。 ChatGPT発:AIで税理士は不要になる?:柏葉が下した「ざっくり言うと不要になる」という衝撃の結論とその真意 。 Gemini発:フェラーリを社用車にする理論武装:30年前の伝説の判例「フェラーリvsクルーザー」から学ぶ、経費認定の分かれ道 。 一人収録の限界:話し相手がいないと、税理士の思考はまとまらない? 。 「AIに仕事が奪われる」と怯える前に、AIを「お便り捏造ツール」として使いこなす税理士のシュールな独り言をお楽しみください。 お便り募集中!次回こそは「生身の人間」の皆様からのお便りをお待ちしております。素朴な疑問、経営の悩み、柏葉へのツッコミなど、番組概要欄のフォームからお気軽にお寄せください ![https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8] 【出演者プロフィール】 柏葉(税理士): 会計のプロとして、経営者に寄り添う壁打ち相手。 中川(税理士志望): 現場で修行中。リスナーに近い目線で疑問をぶつけますが今回は不在

    20分

番組について

税理士の柏葉と、税理士を目指す中川による、税金や会社経営にまつわる疑問・話題を、ちょっと偏った会計事務所目線で語るトーク番組です。「休憩室での雑談が、たまたま聞こえてきた」——そんな感覚で聞き流してください。 ご意見・ご感想はこちら https://forms.gle/rrdzgi4Y1KW9gcwx8 【出演】 柏葉 幸徳(柏葉幸徳税理士事務所 代表税理士)      中川    (同事務所 所員)

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