デジタルと教育の庭

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デジタル技術が教育をどのように変えていくのか。新しい学びの形とは何か。 この番組では、そんな問いに対して、研究者、教育者、アーティストといった多様なバックグラウンドを持つゲストを迎え、丁寧に対話を重ねていきます。デジタルと教育にまつわる時勢や出来事について、手入れをしながら考察を深めていく。そんな知的探索の場を、リスナーの皆さんと共に育てていきます。 ・月2回、水曜日に新しいエピソードをお届けします。 ▼出演者一覧: #1-小川さやか(人類学者/立命館大学副学長) #2-安野貴博(AIエンジニア/起業家) #3-菅沼聖(YCAMエディケーター/東京藝術大学特任准教授) #4-苫野一徳(哲学者/熊本大学准教授) and more ▼モデレーター: ・石川琢也(コモンズ研究者/エクスペリエンスデザイナ) ・浅田優月(京都芸術大学デジタルキャンパス局/ArtistCafeFukuoka) ▼ 企画運営/収録/編集: ・大竹真心(京都芸術大学デジタルキャンパス局) ▼ 音声編集: ・冨田夢凜(京都芸術大学 学生) ▼クレジット: ・運営:ArtistCafeFukuoka ・監修:京都芸術大学デジタルキャンパス局 ・ジングル:Tamaki Roy ・カバーアート:浦川大志 ・協力:FGN awabar studio

Episodes

  1. 5D AGO

    veig(前半) - 造園と生態学が織りなす、新しい庭のかたち

    ▼6-1「造園と生態学が織りなす、新しい庭のかたち」:庭から探る、鑑賞性と探索性の両立 🌱 造園家・西尾耀輔さんと研究者・片野晃輔さんによるユニット「veig」が、伝統的な庭づくりに生態系の視点を融合させ、体験の設計と自然環境の接点を探る実践について語ります。 👤 ゲスト: 西尾耀輔(造園家/veigメンバー) 越路ガーデンに所属し、住宅・商業施設など様々なフィールドで造園空間の設計・施工・監修・コンサルティングを行う片野晃輔(研究者/veigメンバー) MITメディアラボやSony CSLでの研究経験を活かし、環境負荷低減型プロダクト開発やグリーンファイナンス分野など多岐にわたるプロジェクトに取り組む💬 このエピソードのキーワード:#庭 #生態系 #鑑賞性と探索性 #造園 #ランドスケープデザイン 📚 このエピソードで学べること:・庭における鑑賞性と探索性の両立・伝統的造園と生態学の融合手法・策定者の意図を読み解く庭の継承・都市における緑地の新しい捉え方 🔎 関連キーワード:・策定者の意図 ・原風景 ・市民科学 ・シネコカルチャー 🔍 関連リンク: ・veig zine Vol.2 ・日本科学未来館「ビジョナリーラボ」 ・富士フィルム クレイスタジオ 🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:冨田夢凜 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    40 min
  2. SEP 9

    Scott Allen (前半) - AI時代のジェネラティブアートの技能と学び

    ▼5-1 AI時代のジェネラティブアートの技能と学び:技術教育の変容と共創実践 🌱 像楽家として活動するScott Allenさんが、生成AI普及によって変化する表現教育の現場を語ります。VJから発展した「像楽」という独自の表現手法、AIを用いた「見立て」作品の制作実践、そして「共に学ぶ」教育者としての姿勢について、技術と表現と研究の三位一体を重視する教育哲学を通じて議論します。 👤 ゲスト:Scott Allen(京都精華大学メディア表現学部専任講師/像楽家) 投影装置や日用品を物理的に改変し、AIとの共創による新しい視覚表現を探求している💬 このエピソードのキーワード: #見立て #像楽 #パレイドリア #ジェネラティブアート #共創 📚 このエピソードで学べること: 生成AI時代の技術教育の課題プログラミング思考の意義と変化教育における共学実践の重要性表現教育と批判的思考の統合🔎 関連キーワード: ・VJ ・深層学習 ・ライブコーディング ・メディアインスタレーション 🔍 関連リンク: Scott Allen "Unreal Pareidolia -laser caustics-"MUTEKAi.step京都精華大学メディア表現学部🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:冨田夢凜 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    39 min
  3. AUG 26

    苫野一徳 (後半) - AIの進歩は『良い教育』を創れるのか

    ▼4-2「AIの進歩は『良い教育』を創れるのか」:本質観取と相互承認が導く教育の未来 🌱 哲学者・苫野一徳氏とエクスペリエンスデザイナー・石川琢也氏が、LLM時代における「良い教育」の本質を探求。本質観取の哲学的対話、体を通した合意形成、相互承認による民主的学習について深く議論し、LLMでは代替できない教育の本質的価値を明らかにする。 👤 ゲスト:苫野一徳(哲学者/熊本大学教育学部准教授) 教育哲学の研究を通じて「自由の相互承認」理論を提唱し、公教育改革に取り組む💬 このエピソードのキーワード:#本質観取 #相互承認 #良い教育 #LLM時代 #民主的学習 📚 このエピソードで学べること: LLMでは代替不可能な本質観取の価値相互承認による民主的教育の実践方法観察とファシリテーションの教育的意義体験的対話が生み出す「腑に落ちる感覚」🔎 関連キーワード: ・本質直観 ・腑に落ちる感覚 ・一般意志 ・エクスペリエンスデザイン 🔍 関連リンク: ⁠どのような教育が「よい」教育か/講談社選書メチエ/[著]苫野一徳きのくに子どもの村学園voicy 苫野一徳 『万物の黎明』を読む🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:大竹真心 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    49 min
  4. AUG 12

    苫野一徳 (前半) - 自由と教育の哲学

    ▼4-1「自由と教育の哲学」:テクノロジー時代に問う学校の本質 🌱 デジタル技術が教育を変えていく中で、学校という場の本質的価値とは何か。哲学の視点から「自由の相互承認」と「民主主義の土台」としての教育を探ります。 👤 ゲスト:苫野一徳(哲学者・教育学者/熊本大学大学院教育学研究科准教授) 「良い教育」「自由はいかに可能か」など著書多数。教育の本質を哲学的に問いながら、実践的な学校づくりにも携わる💬 このエピソードのキーワード: #自由の相互承認 #ごちゃまぜのラーニングセンター #民主主義の土台 #インクルーシブ教育 #体験ベースの学び 📚 このエピソードで学べること: ・ルソーやヘーゲルの哲学から見る「自由」と教育の関係性 ・AI時代に際立つ「体験」と「対話」の価値 ・日本の学校教育が抱える「分断」の課題と可能性 ・先進的な学校事例(伊那小学校・学び舎ゆめの森)に見る新しい学びの形 🔎 関連キーワード: ・後追い型カリキュラム ・一般意思 ・スポーツハッカソン ・インクルーシブデザイン 🔍 関連リンク: ・どのような教育が「よい」教育か/講談社選書メチエ/[著]苫野一徳 ・「自由」はいかに可能か 社会構想のための哲学/NHKブックス/[著]苫野一徳 ・伊那市立伊那小学校 ・福島県大熊町「学び舎ゆめの森」 🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:大竹真心 📨感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    47 min
  5. JUN 24

    安野貴博 - デジタル・デモクラシーの教育学

    ▼2-1 デジタル・デモクラシーの教育学:テクノロジーが市民性を再構築する未来 🌱 AIエンジニア・政治家・作家として多面的に活動する安野貴博氏が、ブロードリスニングや大規模熟議システムなど、デジタル技術を活用した新しい民主主義の形について語る。政治の透明性向上から教育の変革まで、テクノロジーと社会の接点を探る対話。 👤 ゲスト:安野貴博(AIエンジニア/起業家/SF作家/元東京都知事選候補) デジタル技術を活用した社会システム変革に取り組み、民主主義のアップデートを目指すプロジェクト「デジタル民主主義2030」を推進💬 このエピソードのキーワード:#デジタル民主主義 #ブロードリスニング #大規模熟議 #政治の透明性 #AI教育 📚 このエピソードで学べること: 民主主義をアップデートする具体的手法AIが教育現場に与える影響と可能性政治の透明性を高める技術的アプローチテクノロジーと人間の創造性の関係性🔎 関連キーワード:・vTaiwan ・台湾のジョイン ・ファクトフルネス ・ChatGPT 🔍 関連リンク: サーキットスイッチャー松岡まどかは起業します。AIスタートアップ戦記一般財団法人GovTech東京🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:大竹真心 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    56 min
  6. JUN 10

    小川さやか (後半) - ゲーミフィケーションとエスノグラフィー

    ▼1-2「ゲーミフィケーションとエスノグラフィー」:マルチモーダルな学びとゲームの可能性 🌱 文化人類学者・小川さやか氏が語る、シリアスゲームを通じた異文化理解の新たな方法論。フィールドワークの体験をゲーム化し、異なる価値観や論理を体感的に学ぶ可能性について探る対話。 👤 ゲスト:小川さやか(立命館大学大学院先端総合学術研究科教授/文化人類学者) マルチモーダルな民族誌研究や、シリアスゲームを通して「ずる賢い知恵」や異文化の論理を体験的に伝える試みを実践💬 このエピソードのキーワード: #シリアスゲーム #マルチモーダル民族誌 #体験的学習 #デジタル人類学 #異文化理解 📚 このエピソードで学べること: 民族誌をゲーム化する試みとその可能性デジタル時代における異文化理解の新手法便利さと不便さが持つ社会的意味貨幣と価値観の文化的多様性🔎 関連キーワード:・マルチモーダル民族誌 ・シリアスゲーム ・デジタルエスノグラフィ ・体験的学習 🔍 関連リンク: ⁠都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌⁠⁠チョンキンマンションのボスは知っている─アングラ経済の人類学⁠⁠負債と信用の人類学 人間経済の現在⁠Artist Cafe Fukuoka🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:大竹真心 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    38 min
  7. MAY 27

    小川さやか (前半) - 都市を生きぬく狡知は、デジタルと教育をどう歩くのか

    ▼1-1都市を生きぬく狡知は、デジタルと教育をどう歩くのか:アングラ経済に学ぶ信頼と生存の技法 🌱 タンザニアの零細商人や裏経済を研究する文化人類学者・小川さやか氏が、狡知(ずる賢い知恵)という視点からアフリカやアジアの商人たちの生存戦略と人間関係の構築術について語る。 👤 ゲスト:小川さやか(学校法人立命館副総長/文化人類学者) アフリカの零細商人や裏経済を研究し、SNSを活用した国際取引ネットワークや「ずる賢い知恵」の民族誌を執筆💬 このエピソードのキーワード:#文化人類学 #インフォーマル経済 #ウジャンジャ #ずる賢い知恵 #フィールドワーク #信頼と贈与 📚 このエピソードで学べること: フィールドワークによる文化理解の方法SNSを介した国際的な信頼構築の形「ずる賢さ」が持つ社会的知性の側面贈与が人間関係に与える微妙な影響力🔎 関連キーワード: ・インフォーマル経済 ・ソーシャルコマース ・フィールドワーク 🔍 関連リンク: 都市を生きぬくための狡知―タンザニアの零細商人マチンガの民族誌チョンキンマンションのボスは知っている─アングラ経済の人類学負債と信用の人類学 人間経済の現在Aritist Cafe Fukuoka🎙️ 進行:石川琢也/浅田優月 🎛️ 編集:大竹真心 📨 感想:Spotifyのコメント欄にてお願いします

    43 min

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デジタル技術が教育をどのように変えていくのか。新しい学びの形とは何か。 この番組では、そんな問いに対して、研究者、教育者、アーティストといった多様なバックグラウンドを持つゲストを迎え、丁寧に対話を重ねていきます。デジタルと教育にまつわる時勢や出来事について、手入れをしながら考察を深めていく。そんな知的探索の場を、リスナーの皆さんと共に育てていきます。 ・月2回、水曜日に新しいエピソードをお届けします。 ▼出演者一覧: #1-小川さやか(人類学者/立命館大学副学長) #2-安野貴博(AIエンジニア/起業家) #3-菅沼聖(YCAMエディケーター/東京藝術大学特任准教授) #4-苫野一徳(哲学者/熊本大学准教授) and more ▼モデレーター: ・石川琢也(コモンズ研究者/エクスペリエンスデザイナ) ・浅田優月(京都芸術大学デジタルキャンパス局/ArtistCafeFukuoka) ▼ 企画運営/収録/編集: ・大竹真心(京都芸術大学デジタルキャンパス局) ▼ 音声編集: ・冨田夢凜(京都芸術大学 学生) ▼クレジット: ・運営:ArtistCafeFukuoka ・監修:京都芸術大学デジタルキャンパス局 ・ジングル:Tamaki Roy ・カバーアート:浦川大志 ・協力:FGN awabar studio