NeuroRadio

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米国シアトル・ボストン在住の神経科学者2人によるポッドキャスト。 最新の研究論文紹介や基礎科学・医学研究に関する(あるいは全く関係しない)雑談、留学情報など。 感想やコメント、質問などはtwitterハッシュタグ #NeuroRadio あるいはinfoあっとneuroradio.tokyoまで。

  1. 3D AGO

    #101 Taco Chronicles

    SfN2025反省会。メキシコ旅行、学会での社交、ポスター発表でのコミュニケーション方法など雑談。 (2025/12/06 収録) Show Notes (番組HP): 突発性難聴のガイドラインるずべ・きあにSDで一緒にいったタコス屋の1件目: Tacos El GordoニューヨークにあるLos Tacos No.1ルイス・バラガンが創った個人邸宅-Casa Gilardiと自邸兼スタジオどでかい図書館VasconcelosArracheraが美味しいTacos屋 in MexicoCity (コヨアカン市場内) タコスのすべて(予告編)最強に美味しいフィッシュシュリンプタコ in Guadalajala Taco Fish La PazTaco Stand (SDでEl Gordoの次にハシゴした2件目)MCCOSフェルナンデスルイズ・オリバラボアンドリューグレッグルーカスの論文(preprint)あれっくす・ぷじぇのコサインでのトークYouTube番組千歳さん回Allen Next Generation Leaders いぷしたエディーチャン五十嵐さん 五十嵐さん過去回 1 2,3 4 5奥山さん奥山さん過去回 1, 2トムブレンダンのPhDの仕事 1, 2なふむ・うらのふすきーラボサイカートの仕事モーザーラボじょーじどらごい水関先生あーこのラボジョン・オキーフジョシュマイブリットの昔の仕事 head-directionでした(萩)フラビオナンシア・スザナビル・スキャッグスのgrid cell発見への貢献がメンションされているコメンタリー 1, 2: (引用)We particularly appreciate a breakfast meeting with Bill  Skaggs at the Society for Neuroscience in 2004, where Bill drew our attention to the apparent hexagonal structure of the grids in the Fyhn article. Whether a periodic pattern was present could not be determined from the existing data; larger environments were needed” (Moser and Moser, 2008). Bill politely refused authorship on the manuscript, but inevitably utilized his training with Art Winfree to leave an indelible mark on the field.アート・ウィンフリースティーヴン・ストロガッツ 日本に帰って唯一missするのはメキシカンだろうな。原宿の3Hermanosというのが割と美味いらしい。(萩) 3 chamber試験でレゴの部屋に引き寄せられる個体に親近感を覚えます(脇) 怒涛の数カ月でしたが、体調を壊さぬよう意識的にゆっくり休みたいです。(藤)

    3h 30m
  2. OCT 31

    #100 Everything In Its Right Place

    自然科学研究機構・生理学研究所にて独立する萩原賢太さんゲスト回。アメリカの現状と脱出に至る過程、立ち上げるラボでのプロジェクト、五十嵐ラボ@東北大、など。 (9/16 収録) Show Notes (番組HP): Position inquiry用連絡先: kenta.m.hagihara+recruit@gmail.com着任を待たずに准教授・助教公募を出せることになりました。学振PD、大学院進学を希望する方も是非早めに声かけてください。萩原ラボHP (beta) (新規ドメインとかいってハネられた場合こちらから)Allen Institute for Neural Dynamics生理研五十嵐さん五十嵐さん過去回 1 2,3 4 5藤島さんカレル北西さん回神経科学学会所長招聘セミナー直で教授になった萩原さんの先生生理研現所長・伊佐先生前所長・鍋倉先生生理研技術課自然科学研究機構の事務局NIPSリサーチフェローという独自フェローシップがある生理研大学院総研大大学院に興味のある方は体験入学制度もあるので是非FMIAllen/FMIでつかってるIVC(テクニプラスト社)奥山さん奥山さん回 1 2北村ラボ東大医学部教育研究棟GiocomoラボLeutgebラボMoserラボ部屋を11個作った研究Albert Leeの48mのでかい迷路デルタとかイプシロンとかiGluSnFR4Mini2pニューロモジュレーターを全脳で見るPerforated patch (pdf)レコーディングしてpost hocに染め物をするような研究RPEじぇれまいあIllana WittenのVTA深部イメージング論文スイスの元ボスAmygdalaのGRCGRC Basal GangliaVijay内田さんAMED五十嵐さんポスターさきがけ-生命力帰国発展研究Takaki Komiyama生理研トレーニングコースぶさきらぼSvobodaラボに行った五十嵐さん弟子の論文Buzsakiラボに行った五十嵐さん弟子の論文LongラボThomas McHughラボ金子先生くねりうむラボ: 正確には、新ラボメンバーにはまずジムがインプラントの手本を見せる。タイムリミットがあったプロジェクトでは結果的にジムが全部インプラントしたこともあった。とのことでした。ろーら・こるぎんpayline:上から何パーセントの申請書に予算が付くか年6回までしかNIH予算出せない河西先生R21R35東北大・国際卓越研究大学認定五十嵐ラボ@東北大中川達貴さん大隅先生東北大学NeuroGlobal筒井先生松井先生佐々木先生坂野先生安田さんモーザーラボと東北大の合同セミナーMenno Witterアスコナギャツビー財団ピコカローニ狩野先生高橋先生インタビュー(pdf)横溝さん国家公務員の給料は国会議員を上回れないStanfordから東大経済が引き抜いた森郁恵先生Josh Johansen最近アナウンスした これにTomがBooってコメントつけてるのがウケる(萩)佐々木さん これまでの過去ゲストがさんざん”参考になる”ジョブハント記録をシェアしてくれていたのに対して、あまり参考にならない体験談になってしまいました。ただ、日本の学会に顔出すとか人と会うとか、いらねーと思っていたMDが結果的に生きてくるとか「いい研究をすること」に加えて有効であったファクターのエッセンスは滲み出ているのではと思います。(1)給料水準 (2)給料着任までわからない文化 (3)着任まで異動を公表しづらい文化等、変わっていけばいいなと思います。大学医学部及び研究所の面接で何を聞かれたとか、スタートアップの額とかはシェアできるのでこっそり声かけてください。そしてラボ参加に興味ある方は是非お声がけください! (萩)本当におめでとうございます!ラボの小部屋一つ収録スタジオにしましょう!(脇)記念すべき第100回エピソードが素晴らしいニュースで嬉しいです。第200回では何が起きるでしょうか。改めておめでとうございます!(藤)萩原君、あらためておめでとうございます!NRというコミュニティが研究者育成道場の役割を果たしているのだと思います。これから日本の神経科学を盛り立てて行ってください。日本の大学の給料や定年のメカニズムがよくならないのは、かつて教員は国家公務員であり、当時は国家公務員関連の法律に縛られていたのをいまだに引きずっているのが原因でしょうね。でも研究者獲得は世界レベルでの待ったなしの競争なので、世界水準の条件にどんどん変えていく必要があると思うのです。日本の国会議員は海外からオファーはもらえないけど、僕たち研究者は世界中からオファーがもらえますからね!日本の研究システムが少しでもよくなるよう、みんなで環境を良くしていきましょう!(五十嵐)

    2h 56m
  3. OCT 23

    #99 Generalization

    FSUの吉良信一郎さん(@ShinichiroKira)ゲスト回。UW Shadlen研への留学、サル電気生理からマウス(HMS Harvey研)へ、新たなラボでの研究の方向性など (10/5 収録) Show Notes (番組HP): Florida State University吉良ラボHPFlorida State University (FSU)で新たに研究室を立ち上げました。脳が過去の経験をもとに、新しい環境でどのように適切な意思決定を行うか (Generalization) にフォーカスして研究を進めていく予定です。熱意あるポスドク・大学院生を募集しています。ご興味のある方は、ぜひお気軽にご連絡ください!NRジャーナルクラブ回Lake ConferencesFlorida Panhandleタラハシー市シアトルのあるワシントン州の州都はオリンピア。タコマは軍基地がある。Florida State University フロリダ州立大学服部さん (Scripps, The University of Florida フロリダ大学)Seminoles (FSU) vs Gators (UF)奥山 輝大さん (東大 定量研)北沢 茂先生 (現・阪大)宇賀 貴紀先生(現・山梨大)三谷 明範さん(Komiyama研PhD->Google->-Artera>Apple)の宇賀研での仕事Saltzman/Newsome1992 最近の2光子Stim論文とかでこれを引いてないのはモグリだと思ってる(萩)Shadlen Newsome 1998 2001 一番刺さったShadlen et al 1996 (吉良)Goldman-Rakicのobituary in Nature. Funahashi/Goldman-Rakic1989が特によい(萩) Logothetis いまは中国にいるチュービンゲンのゴタゴタ Natureの記事、Scienceの記事Richard AxelDoris Tsaoのマウス、Tree shrewの仕事Davide ZoccolanJim DicarloMichael ShadlenPaul GlimcherRichard AndersenMichel GoldbergJacqueline GottliebBill NewsomeMante, Sussilo, Shenoy, NewsomeDaeyeol Lee このGameTheory/Social Decision-Makingの総説の印象が強い(萩)Xiao Jing WangそういえばLIPあんまり重要でなさそうというAlexHuk論文を議論してもよかったなと思いました。その後の展開をちゃんと追ってないので、LIP詳しい人のコメントを聞いてみたかったのでもしよかったらここで。(萩)Zhou & Freedman は抑制したLIPの応答視覚領域(Response Field)の中に視覚刺激(ランダムドット)がある場合とターゲットがある場合を比較して、前者の方が後者より正答率が顕著に低下することを示しました。LIP抑制ではないですが、Fetsch et al はMTが抑制されても残存領域の代替により、意思決定機能は速やかに回復することを示しました。同様の現象は齧歯類でも報告があります(Kawai et al, Mizes et al, Hong et al, Quintana et al)。私自身も実験を通じて経験しており、今後の研究テーマ(脳の機能回復メカニズム)として掲げています。(吉良)Eb Fetz (UW)Roozbeh Kiani (NYU)Tim Hanks (UC Davis)Anne Churchland (UCLA)Mehrdad Jazayeri (MIT)Josh Gold (U Penn)Tianming Yang (ION 中国科学院 )Probabilistic reasoning by neuronsNeural Implementation of Wald’s Sequential Probability Ratioランダムドットタスク今年出したヒトのPsychophysics論文NIH RexPsychoPyリアルタイムOSMixed Selectivity 論文Tirin MooreFEF:Frontal eye field,眼球運動に対応する運動野だがselective attentionもやっているNHP NeuropixelSteppingとRampingの議論Neuropixel記録論文: Drift-Diffusion Modelの実証Elizabeth BaffaloMemory-Guided Saccade TaskStefano FusiRigotti et al (Mixed selectivity)Barnerdi et al (CCGP: Cross Condition Generalization Performance)Schemaを使ったCategorizationの簡潔な総説を五十嵐さんが書いているSaltzman & FusiCourellis et al (ヒトの神経活動をCCGPで解析)Attila Losonczy  (現在はUniversity of Texas South Western)Larry AbbottKen MillerLiam PaninskiAllen D3Laura DriscollNathaniel DawPeter DayanThalamusのU-19 GrantShaul Druckmann大久保 達夫さん NR出演回加藤 郁佳さん NR出演回Chris HarveyHarveyTank 2012 2012年3月なのでまさにSalk滞在中に出版されて読んでた(萩)HattoriさんのRSCの論文 (Hattori 2019)JeremiahのmPFCの論文 (Bari 2019)Default mode networkDelay (non) match to sample taskShadlenのOdorの論文JerryChenのS1/S2の論文, S1しか見てない論文Voitov & Mrsic-Flogel論文 ちなみに前述のLosonczy研にいてNYに残った知り合いというのはこのIvan(萩)a href

    2h 31m
  4. OCT 15

    #98 On glittering star-shaped piece of sh*t — Part2

    理研CBSの長井淳さん(@JunNagaiLab)ゲスト回(後編)。アストロサイトが日をまたいだエピソード記憶の安定化に寄与するという新作論文の解説、人の採用、PIとしていかに研究に時間を使うかなど (9/19 収録) Show Notes (番組HP): 論文リンクTissueCyte (2p-tomography)Ai14 cre-dependentなCAG-tdTom reporterマウスラインLaura DeNardoTom McHughJosh JohansenHitoshi OkamotoRoy et al. 2022 DeNardo et al. 2019 TRAP2のキャラクタライズ論文北沢さんとのmGluR->Fosの議論をしたNR回柳下さんも参加してたFosのジャーナルクラブのNR回当論文のPeer Review File (pdf)内藤コンファレンス(第50回グリア細胞が先導する脳機能)シャトレーゼキングダム(昔はサッポロ・テルメだった)Benjamin Deneen がastrocyte Fos taggingをしてそうだなと思ったイントロの論文Williamson et al. 2025 Nature初期のRAM論文 はFosのミニマルプロモータの上流にNpas4の活動依存エンハンサーを複数タンデムという謎デザイン (なので発現はエンドのFosともNpas4ともズレそう)Yingxi Linの本丸F-RAM/N-RAM論文 ここで使われたF-RAMはFosのミニマルプロモータにFosのエンハンサーを複数タンデム(なのでエンドのFosとのオーバーラップが高いだろうという主張)ニューロンは異なるserotypeを混ぜた方が取り込みがよい?九大・増田さんSuhdofの統計やばかったNature論文統計のFalse Posiであるという疑義Matters Arisingと、それに対するSudhofの反駁(定期ゲスト)北沢さんSteve Ramirezの2023 J Neurosci論文安田涼平さん 過去NR登場回 因みに、収録後, copyeditで文字数制限のため”eligibility”はタイトルから除かれました (長井)Karim Naderreconsolidation 総説1, 2recallとretrievalに関してはこのFrankland,Josselyn,Köhlerの総説がかなり意識的に使い分けているAtomic Force Microscopyなぜか安田さんが一時期AFMやってた一人で没頭できる環境を大切に by Bal Khakh Editorial Notes: 「足首に巻いていたミサンガ(友達の子供がくれた)が切れて、ほどなくして論文アクセプトされました。ミサンガってすごいなあ」とプレスリリースの著者コメント欄に書いたら、真面目にコメントくださいと理研に消されたのでここに書いておきます。(長井)最近のあるある「ゲストのほうがNR過去回の内容をよく覚えている」。 (萩)1個のアストロサイトは何個ものシナプスを包んでいるイメージですが、Fos発現アストロはFos発現ニューロンのシナプスや細胞体に接しているのか、受容体発現変化にsubcellularな局所性はあるのか…など気になりました。あと、人工的なニューラルネットワークによる脳のモデリングを行う際、アストロサイト要素を組み込むとしたらどういう実装になるのかなぁ、など妄想が膨らみました。面白かったです!(脇)

    2h 1m
  5. OCT 9

    #97 On glittering star-shaped piece of sh*t — Part1

    理研CBSの長井淳さん(@JunNagaiLab)ゲスト回(前編)。どうしてグリア研究に至ったか。大学院時代の”思い出”、再現性問題、バル・カークとのポスドク生活など (9/19 収録) Show Notes (番組HP): 理研CBSグリア-神経回路動態研究チーム (長井ラボ)やたらうまいてんぷらを食べる我々柳下さんまこっちゃん (長井と早稲田大学生命医科学科の同級生) 過去NR登場回:1,2,3音楽で溢れる家庭で盲目のピアニスト辻井伸行さん 安田涼平さん 過去NR登場回誤:慶應医学部の先生が引退して 正:慶應医学部卒の早稲田大学名誉教授竜田邦明先生が理工学研究科長(当時)として(長井)TWIns大島登志男先生御子柴克彦先生花嶋先生坂内さん早稲田って人をバカにさせる大学 例2コ上の先輩と会社やってるCdk5とReelinシグナリングの仕事Tom CarmichaelDC1の締切に向けてcultureの系に切り替えてまとめた仕事Bal Khakh役人から見ていろんな研究やってるなっていう (そうなっているのだろうか…) (長井)Michael Sofroniewアストロ”スカー”/ボーダーの見方を大きく変えたNature2016論文InscopixInscopix miniaturized scopeの元になった原著(Ghosh2011 Nat.Methods) 原価1-10USDでした(萩)UCLA miniscopeEppendorfのmicroloader  個人的には火でシリンジ引いたことはないです(萩)お世話になった元同僚 Xinzhu Yu (現UT Houston)の”CalEx” 2018Neuron論文Yi ZuoNIH Directors Pioneer Award (DP1)CEPsh glia 線虫のアストロサイト様細胞 参考: worm, fly, fish, mouse, humanのアストロサイトアストロサイトはextracellular compartmentalizationECM: ExtraCellular Matrix 水分子チャネル アクアポリングルタミン酸トランスポーターGLT1 on 神経 GLT1がシナプスの周りにあるCHDI FoundationアストロのAldh1l1-CreERT2ライン等を作った論文(2016年Neuron)2019年の線状体アストロサイトに関するCell論文GABAB受容体とGIRKアストロのRNA-seqデータベースKCNQがD1の下流で動くGq primingでGi-mediated カルシウムATPアストロをprimingしておくとGABAでCaが上がるアストロ反応がgateされる最近のScience論文GfaABC1Dプロモータ by Michael BrennermicroRNA targeting sequenceでアストロ特異性を担保したCre AAVスロンボスポンジンはシナプトジェネシスシグナルBen BarresNicola AllenによるPreviewNature 2018でHailan Huが参考にした Nature Neuro 2014 by Khakh labHailan HuによるNature News&ViewsMasmanidis発生期にD1/D2特異的アストロサイトが存在する(かも)、でも成体期では形態的特異性なし(Fig. 5)。Michael FanselowJosh JohansenAndrew HolmesラジバンダリOlena BukaloHolmesのtouchscreenプロトコル論文Maiken NedergaardHajime HiraseがYusteのところでCaとった (実験自体はむしろブザキ研時代?)  でしたね。すみません(長井)iβARKOptoXR by DeisserothEme KatoさんMelanopsinParapinopsinOPN3 の応用tool by Oferchicken OPN5 GPCR系Opsinは共役しているG-proteinが生物種や細胞によって異なるらしく複雑ですね(長井)RCaMP3 by 坂本さんSERCA inhibitor (CPA)でアストロCaが上がる (Fig. 4D-E)Editorial Notes: 自分で基準と期間(締切意識)を設けるようになったのは、早稲田でお祭りモードが長かった反省からかも(長井)Upでバーンは嫌だな...昔ガラスでひどく手を切ったことがあるので(萩)院時代アストロ研究を横目で見ていましたが、当時からすると、自由行動下vivoイメージングの技術が進んで生理的条件での機能の理解が進んでますね(神経にも当てはまるが、アストロでは電気生理的手法が使えないので、よりジャンプが大きい印象)。血管との関連ももっと解像度高くなりそう(脇)

    2h 17m
  6. SEP 16

    #96 Crash Landing on U

    韓国Ulsan National Institute of Science and Technology (UNIST)で来年2月に独立するJHUの長濱さん(@k_hammer_1001 )再登場回。前回登場時からのアップデート。 (9/11 収録) Show Notes (番組HP): 連絡先:https://bsky.app/profile/k-hammer.bsky.social ; https://x.com/k_hammer_1001 ; email: knagahama1001@gmail.com長濱さんNR初回登場回井上(昌俊)さんJung Hoや井上(昌)さんとの日本神経科学会でのシンポジウムシーズンオフ、ホットシーズン:アメリカのjob marketは大体8月後半-9月から翌年2-3月がjob openingの盛んなシーズンはんべー(Hyungbae Kwon)アポスティーユ公証人¬ary: 1 や 2犯罪歴証明書Kanghoon JungSynapShot論文:Son, Nagahama et al., Nat. Methods 2024; Dimerization-dependent fluorescent protein (ddFP)とsynapse organizer (Nlgn1とNrxn1β)を用いることで、可逆性がある蛍光シグナルをベースにシナプスの構造学的な変動を追跡していくツール。 Chuljung KwakGuo, Svoboda et al. マウス行動プロトコル論文シャンデリアセル+テクスチャ―の論文iTango2の論文GRASP, mGRASP, eGRASPGFP reconstitution across synaptic partners (GRASP): Feinberg et al., Neuron 2008 https://www.cell.com/AJHG/fulltext/S0896-6273(07)01020-3mGRASP: Kim, J. et al, Nat. Methods 2012 (Jeffrey C. Magee lab)eGRASP: 明るくしてvivoへの応用※同様のシナプス形成の可視化ツールとして、Sudhof labからのSynView: Tsetsenis et al., J. Neurosci. 2014 (https://www.jneurosci.org/content/34/45/15083.short)があります(長濱)Split-GFP: beta-barrel structure of GFP (1-10 & 11th 16残基, 215-230 amino acids)とsynapse organizerを組み合わせて、シナプス形成を可視化するツール。論文:https://www.nature.com/articles/nmeth932dimerization-dependent fluorescent protein (ddFP): 二つのモノマー(copy A & copy B)がヘテロダイマーを形成することで、蛍光を発色するタンパク質。Robert Campbell研で開発。論文1 (ddRFP): Alford et al., Cell Chemical Biology 2012  論文2 (ddGFP & ddYFP): Alford et al., ACS Synthetic Biology 2012 Won Do Heo※SynapShotの論文上では、IBS (Institute for Basic Science)で独立している Sangkyu Lee もco-corresponding authorになっています(長濱)OptoTrkBの論文: SynapShot論文でもFig. 3のdual-colorのimagingで使用。Small GTPaseの論文(optogenetic manipulation toolではなく、ddFPベースのbiosensorでした(長濱)):https://www.nature.com/articles/s41467-018-08217-3KAIST (Korea Advanced Institute of Science and Technology)Tobias MeyerMeyer研からBDRで独立した方:調べたら小長谷 有美さんでした。井上(Takanori Inoue)さんかんふんのescape behaviorの論文じょんほーのセロトニンの論文牧野さんの回小川さん; NR登場回ジョブハントでお世話になった方々: UTSWの藤田(Hirofumi Fujita)さん , OHIO-State の二本垣(Yuta Nihongaki)さん, 3人目は当然Jung Ho Hyun Future PI Slackかりごうさん回Referenceをお願いした方々: Paul Worley 狩野方伸先生 かりごう (Tomomi Karigo) さん 上阪さんNelson SprustonMax Planck: Max Planck Florida Institute for Neuroscience(MPFI)H-1BやJ1: アメリカのビザの種類。ポスドクは概ねJ1(交流訪問者ビザ)で渡米し、5年満期に達したところでH-1B(非移民就労ビザ)にビザ変更を行う。みんひゃお(Minhyeok Chang) すしアカデミーは70万円かかる4つあるIST (Institute of Science and Technology): UNIST, KAISTの他に、DGIST, GIST基本的には、USと似た方式でjob openingがある: 各大学・研究所がシーズン毎にtenure-track assistant professorのpositionを募集する。Soul National University(ソウル大学)Yonsei UniversityKorea University酒に頼りがち、ボルチモアクラフトビールKajikenDaikaya新潟大学脳研のシンポ三國さん藤島さんERC (European Research Council) starting grantK: アメリカのキャリアグラントのひとつであるK99のことScienceのcommentary: We started our Ph.D.s during COVID-19. Now, we’re graduating into political chaosHigh BrainBong-Kiun KaangHee-Sup ShinEunjoon Kim IBS: Institute for Basic ScienceSebastien RoyerKIST (Korea Institute of Science and Technology) 韓国のGrant: National Research Foundation in Korea (NRF) がメイン。異なる時期にグラント締め切りあり。Korea Health Industry Development Institute (KHIDI) のようなAMEDに類似した団体もある。長濱ラボのバイオロジー:Biological commonalities across diverse psychiatric and neurological disordersSetd1aの論文Joshua A. GordonBipolar disorderとSchizophreniaがgeneticに似ている 1 2 3プレコックス感Nlgn3 KOマウスのケージメイトの行動異常論文長濱ラボ宣伝 2026年2月から開設予定@Ulsan National Institute of Science and Technology (UNIST)Graduate School of Health Science and Technology (HST) 大学院生は熱烈歓迎:https://admg-intl.unist.ac.kr/admissions/guidelines/2026 Spring 2nd 10/13/2025-10/22/20252026 Fall 4/6/2026-4/15/2026 ポスドク:随時募集(予算次第ですが、興味がある方はお気軽にご連絡ください by長濱)Lab HP Editorial Notes: 熱意のある大学院生・ポスドクの方々絶賛募集中です。ラボメンが皆それぞれにhappyでいられるような環境作りに向けて努力していく所存です。”日本に帰るつもりだったなら、医師免許使えよ”というツッコミは、自身に臨床医としての自覚が欠如しているため、お控えください(長濱)。韓国はインチョン空港にしか行ったことがないので、遊びに行くよい口実ができました(萩)独立おめでとうございます!日本が参考にすべきなのは、アメリカより欧州・アジアのやり方だとよく思うので、韓国アカデミアがどうやっているのかは非常に参考になりました。今後も色々伺うのが楽しみです!(脇)

    2h 59m
  7. AUG 18

    #94 Timestamping academic life events onto podcast sequels – Part 4

    定期ゲスト北沢太郎さん(@kitazawa_taro) 回。直近に公開した自身のHisTrac-seqプレプリントと(と競合LagTagプレプリントの)解説回 (8/17 収録) Show Notes (番組HP): HiTrac-seqプレプリント LagTagプレプリント 北沢ラボ  Elowitz lab DANDRITE Yodai Takei et al. DNA FISH with Long Cai (Caltech) DNA Typewriter first author (Choi) Dam 元論文とかReviewとか 1 2 3 4 Dam m6A は DNA replicationまで数時間は残る 1 2 Jay Schendure やちえさんNozomu Yachie DNA Typewriter (CRISPR) ENGRAM (Enhancer-driven genomic recording of transcriptional activity in multiplex) DCM-TM (DNA cytosine methyltranferase time machine) Vas ban Steensel Jop Kind ban Steensel & Kind DamID paper dTAG degron Dam-Intein protein level translation PEST sequence Andrea Brand Dam protein level regulation with translation reinitiation in vivo VVF (AAV) Dam single cell paper (plate-based) 1 2  10x ATAC-seq single-cell CUT&Tag (10x platform) 1 2 m6A-tracer live imaging nanoCT (nanobody single cell CUT&Tag) 1 2 Gonçalo Castelo-Branco (Karolinska Institute) Plate scDamID (できる人が来た) DANDRITE Symposium Chao Sun (元Erin Schuman lab) Michael Greenberg Alex Schier Fiona Mullner Sadegh (Sadegh Nabavi) FMIはERC 75%! Thomas Kim Seth Blackshaw Editorial Notes: 今年は帰国せず北欧の快適な夏を過ごしてしまいましたが、来年はNeuro (神戸?) 行こうと思っているのでよろしくお願いします! (北沢) 論文が出るから公開タイミングを合わせる、というのはやってきたけど、競合プレプリントが出たから急いで収録・公開というのは初パターン (萩) 3年でこんなに進むもんなんですね…ってコメントしようとしたら、去年のエピソードの時点で「2年でこんなに進むもんなんですね」とびっくりしていた。来年はいくら進んでいても驚きません!(脇)

    1h 44m

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