「立ち止まれる社会」プロジェクト

cultural transition

成果や成長を追い求める「走り続ける社会」から、心の豊かさを取り戻す「立ち止まれる社会」へ——。このPodcastは、そのトランジション(移行)を探究するプロジェクトの音声番組です。フィールドワークの振り返り、ゲストとの対話、リサーチから生まれた問いを共有し、これからの時代に必要な「Cultural Breakthrough(文化的変容)」のヒントを探ります。D-LAB、Butterfly Lab、inquireの共同で運営。プロジェクトへのお問い合わせは以下のフォームからどうぞ。 https://inquire.notion.site/3025def0039780f384cfdda2ca3f441e?pvs=105

  1. May 29

    水・サウナ・路上など身体感覚で立ち止まる。岐阜・大垣・養老を巡る旅部の記録

    立ち止まれる社会プロジェクトの番外編。今回は5月に開催した「オフライン部 第2回」と、初の試みとなる「旅部 第1回」を、ホストの松村大貴と竹内雄哉、そして部活リードの森下彰大の3人で振り返ります。 大阪・家具ショールームでの読書会では、スマホを手放した2時間のなかで、職人がつくった家具の手触りや、漢方茶を介した会話の温度に注意が向きなおる体験を共有。そこから、岐阜県大垣・養老町を巡る2日間のフィールドワークへ。 街なかから自噴水が湧き出る大垣の朝、地下水を活かした老舗「大垣サウナ」での自他の境界が溶ける時間、駅前の路上ジャム「フライデーナイトミーティング」で生まれる緩やかな共在感覚、そして荒川修作《養老天命反転地》での平衡感覚の混乱。複数のフィールドで重ねた身体経験が、「立ち止まる」ということの輪郭をひそやかに浮かび上がらせます。 「ファストな世界で楽しめなくなったものを取り戻す」「同期行動が刻む癒し」「身体感覚と思考のリンク」など、次の部活動・旅企画へのヒントもたっぷり。聞き手のあなたの「立ち止まれる場所」も、ぜひ教えてください。

    39 min
  2. May 11

    問いも利益も開いてみる──立ち止まれる社会プロジェクトが試みる「オープンクエスト」

    「立ち止まれる社会」プロジェクトのPodcast、今回はシーズン2と次シーズンの間に置く番外編をお届けします。ホストの松村大貴(Butterfly Lab代表/システミックデザイナー)と竹内雄哉(JT D-LAB/新規事業開発)の2人で、なぜこのプロジェクトを「開いた形」で進めているのかを言語化していきます。 ドラゴンクエストのクエストのような「大きな冒険」としての探究を、誰でも参加できる形で開く、「オープンクエスト」という呼び名。19世紀から20世紀に成り立っていたクローズドで直線的な問題解決は、Wicked Problem(厄介な問題)が表出する現代では太刀打ちできない。一社単独では解けず、調整コストが高く、フリーライダーが生まれてしまう構造のなかで、それでも前に進むために何を開くのか。問いをオープンにすること、そして利益をオープンにすること。 去年10月、ビジョンブックを作ろうとしていたチームが、クエスチョンブック作りに転換した瞬間。Peatixでイベントを公開した翌日に届く申し込み通知。Butterfly Labで関わる他のプロジェクトも、いつのまにか協創型に切り替わっていく感触。探究の半年間が、内側からどう見えていたかを語り合いました。 また、5月25日には池尻大橋HOMEWORK VILLAGEで「リサーチ&デザイン部」の第1回を開きます。本編の最後では、その告知も含めて、参加ハードルを下げながら体験の輪を広げていく構想にも触れています。

    43 min
  3. Apr 27

    SXSW 2026の会場での「あなたの人生は早すぎるか?」という問いに集まった声から見えてきた仮説

    2026年3月、テキサス州オースティンで開催されたSXSW(サウス・バイ・サウス・ウエスト)に、「立ち止まれる社会」プロジェクトとして初めて出向いてきました。 今回は、ホストの松村大貴(Butterfly Lab代表/システミックデザイナー)と竹内雄哉(JT D-LAB/新規事業開発)が、コーヒーブレイク企画で約50人に投げかけた「今、世界は早すぎないか?」「あなたの人生は早すぎると感じるか?」という問いへの反応を振り返る番外編。現地に入り、パネル1枚とコーヒーで、未来志向の極みであるSXSWの参加者たちに、普段と違うモードを促す問いを差し出してきました。 SXSWでも約8割が「今は速い」と感じています。ただし、日本のリサーチで見られた「立ち止まりたいけれど立ち止まれない」という受動的な切実さとは、手触りが違いました。聞こえてきたのは、「ファストもいい、でも自分でペースを選べるようになりたい」という、もっと能動的な声です。 ここから見えてきたのは、「スローダウン」を上位概念の「自分でペースをコントロールできる」へと言い換えていく、メッセージの調整仮説。そして、日本では「ファストのよさ」というメッセージそのものが共感されにくい、という世代的な背景。最後に、加速と立ち止まりは対比できてもコンフリクトではなく、いかに調和させていくか——というプロジェクト初期仮説への回帰です。 非連続な機会がくれたリフレクションを、テキサスのバーベキューの思い出とともにお届けします。

    34 min
  4. Apr 14

    「欠乏×不安」の時代 ── 成長条件の崩壊|シーズン2 第5回

    歴史編もいよいよ終着点、高度成長期から現在までを一気に辿ります。今回は、6つの構成要素の最後「成長条件の崩壊と希望の喪失」を扱います。 戦後の高度成長期、欠乏は「希望」とセットでした。賃金は毎年上がり、三種の神器が届き、未来はもっと良くなる気がする——努力がちゃんとリターンになっていた時代です。ところがバブル崩壊で、それを支えていた条件が崩れてしまいます。人口ボーナスの終焉、実質賃金の停滞、広がる格差。欠乏は残ったまま、「希望」ではなく「不安」とくっつくようになりました。 もう一つの変化がアテンションエコノミーです。地理的・物質的なフロンティアを開拓し尽くした先に残ったのは「人の脳、人の時間、人の注意」。テクノロジーがこの認知空間を奪い合い、不安を煽ることがいちばん手っ取り早く注意を引ける以上、欠乏×不安の構造はどんどん強まっていきます。 ただし、これはSNS批判でも誰かを悪者にしたい話でもなくて。成長前提のシステムが変わらないまま条件だけが崩れ、みんなが合理的に動いた結果として今があります。6つ目の構成要素は1〜5と並列ではなく、土台ごと崩れた「ねじれ」です。次回は5回分の歴史をまるっと振り返ります。

    25 min

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成果や成長を追い求める「走り続ける社会」から、心の豊かさを取り戻す「立ち止まれる社会」へ——。このPodcastは、そのトランジション(移行)を探究するプロジェクトの音声番組です。フィールドワークの振り返り、ゲストとの対話、リサーチから生まれた問いを共有し、これからの時代に必要な「Cultural Breakthrough(文化的変容)」のヒントを探ります。D-LAB、Butterfly Lab、inquireの共同で運営。プロジェクトへのお問い合わせは以下のフォームからどうぞ。 https://inquire.notion.site/3025def0039780f384cfdda2ca3f441e?pvs=105

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