鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!~AIを使って世界征服じゃ!~

FROGMANがAIエキスパートや、クリエイター、アーティストなどをゲストに迎え、エンターテインメントにおけるAIの面白さや可能性を掘り下げていきます。

  1. 4D AGO

    12月4日(木)Podcast「AI×映像制作の現在地 ― 阿部なつきさん×仁同正明さん、キューティーハニー制作の深層」

    今回のPodcastでは、DMMショートドラマ『キューティーハニー』の主演 阿部なつきさん と、プロデューサー 仁同正明さん を迎え、作品制作の裏側と映像業界におけるAIとの向き合い方を、ざっくばらんに語っていただきました。 仁同さんとフロッグマンは実は「30年来の知り合い」という関係性からトークがスタート。泥水をすすっていた下積み時代を経て、それぞれが監督・プロデューサーとして独自の道を切り拓いてきたという背景が、今回の掛け合いにもにじみます。 阿部さんが演じるキューティーハニーは、原作の魅力を残しつつ、縦型ショートドラマとして現代仕様にアップデート。テンポの良さ、衣装の華やかさ、現代的なテーマ(パワハラ・セクハラなどのオフィスあるある)を織り交ぜながら、ショート動画としても “映える作品” に挑戦したとのこと。阿部さん自身が「女性目線で“かっこいい”と思えるビジュアル」を強く意識し、衣装・髪型・メイクまで細やかに提案したことも印象的でした。 一方、演技面では大きな挑戦が。 阿部さんにとって「主演・アクションともに初」。体づくりや剣術の稽古、食事管理まで徹底し、ハニーらしいプロポーションと動きを再現する努力が語られました。 さらに、今回のドラマではアクション表現にAIを大胆に導入。 AIとCG、吹替アクションの組み合わせを 「ABテスト」 のように比較し、最も自然に見えるものを採用したという制作手法は、今の映像業界がまさに変革期にあることを象徴しています。 仁同さんいわく、 「アクションの7〜8割はAI活用が入っている」 とのことですが、完成版を見た阿部さん本人ですら「どこがAIか分からなかった」というほど自然な仕上がり。監督の秋田氏が相当な研究と検証を重ねた結果でもあります。 また、SNSで「AI動画が急成長している」現状についてのトークでは、フロッグマンが「映画をなめるなと言いたくなる瞬間はある」と語る一方、仁同さんは「AIでまずテスト映像を作り、実写に落とし込む」という未来の制作フローにも前向き。 著作権ルールをクリアしながらAIを取り入れることで、 ・説明資料のビジュアル化 ・アクションの補強 ・演者の身体的負担の軽減 など、クリエイティブの新たな選択肢が広がっていることも示されました。 阿部さん自身はAIを“恐れる対象”ではなく、 「むしろ人間の不完全さや失敗がより魅力として際立つ時代」 と前向きに捉えているのが印象的で、まさに若い世代の象徴のような姿勢でした。 作品内容にも触れつつ「見所は衣装11着!」「オフィスあるあるが刺さる」「片山陽加さんほか共演者も豪華」など、裏話もたっぷり。短時間ながら深く、そして“今の映像制作のリアル”が詰まったPodcastとなりました。

    22 min
  2. 12月4日(木)ラジオ本編「AI時代のアクションはどう変わる?俳優・阿部なつきさんと仁同正明Pが語るキューティーハニー制作の舞台裏」

    4D AGO

    12月4日(木)ラジオ本編「AI時代のアクションはどう変わる?俳優・阿部なつきさんと仁同正明Pが語るキューティーハニー制作の舞台裏」

    DMMショートドラマ『キューティーハニー』を題材に、俳優の 阿部なつきさん、そしてプロデューサーの 仁同正明さんを迎えて、AIと映像制作の新しい関係を深掘りした今回の本編。まず番組では、阿部さんの“令和の不二子”と呼ばれる華やかな活動や、ショートドラマ版キューティーハニーの魅力について話が広がった。原作の持つ世界観を生かしながら、現代の視聴スタイルに合わせてテンポよく仕上げたという作品づくりの姿勢が語られ、縦型ショートに挑む新鮮さも印象的だった。 アクション要素の多い今作では、役者が挑戦した“実際の動き”と、AIによる映像補完が絶妙に組み合わされているという。阿部さん自身が剣技の稽古をみっちり行った上で、どうしても人間だけでは難しい動きやカットをAIで補強する。その「100点を110点にするために使うAI」という考え方が、本作の大きな特徴だと語られた。 一方でプロデューサーの仁同さんは、映像業界のAI導入について「便利さの裏にある“寂しさ”」にも触れる。映像づくりには本来、無駄とも思える試行錯誤や現場の空気があり、それが作品に“熱”を生む。しかしAIはその工程を大きく効率化してしまうため、クリエイターとして複雑な感情もあるという。それでも、制約に縛られてきた脚本や演出の“可能性を広げる道具”として、前向きにAIを受け止めている姿勢が印象的だった。 また、AI動画のクオリティがSNSで話題になっていることについて、フロッグマンは「映画をなめるなと言いたくなる瞬間もある」と語りつつ、一方でAI技術がもたらす業界構造の変化にも敏感。今後、俳優の姿をデジタル化し“出演料モデル”が変わる可能性、監督は「指示の精度」が問われる時代になることなど、未来の働き方にも話題が広がった。 阿部さんは、自身のグラビアや表現にもAI時代が影響することを前向きに捉えており、「人間の不完全さが、むしろより魅力になる」と語る。その姿勢は、技術進化のただ中にいる若い表現者ならではの軽やかさを感じさせた。 作品の裏話から、クリエイターの価値観、AIがもたらす希望と葛藤まで── 『キューティーハニー』の現場を通して、AI時代における“人が作る意味”を改めて考えさせられる濃い対話となった。

    26 min
  3. NOV 27

    11月27日(木)Podcast「テレビ演出×AIの最前線――藪木健太郎さんが語る“映像づくりのこれから”」

    今回のPodcastでは、テレビ演出家として長年第一線を走り続ける Sunny Pictures の藪木健太郎さん を迎え、映像制作現場における AI 活用の最前線を深掘りした。藪木さんは、爆笑レッドカーペット、エンゲイグランドスラム、ザ・ベストワン、マスクドシンガーなど、数々の大型エンタメ番組を手掛けてきた人物。フジテレビ時代には照明部として『北の国から』にも参加し、フロッグマンとも“現場仲間”として旧知の仲だ。 現在は独立し、テレビ局横断で地上波・配信・イベントまで幅広く制作を担う藪木さん。近年、彼の仕事に大きく影響しているのが「生成AI」。特に、企画書づくりの初期段階では、スマホにメモしてきたアイデアをプロンプトとして AI に渡し、「まとめ」「整理」「論点化」させることで、ブレスト前の“下ごしらえ”が圧倒的に楽になったという。ただし、AI側に企画の主導権を渡さず、「自分が何を作りたいか」の芯を明確に持つことが必要だと語った。 番組では、実際に AI映像を地上波バラエティで使用した裏話 にも言及。テーマパークの“つけ耳”や“Tシャツ”といった架空のグッズを扱う再現VTRは、美術発注やセット制作を行うと時間も予算もかかる。そこでフロッグマンのAI映像を導入したところ、スピード・コスト・クオリティのバランスが良く、「この領域はAIがハマる」と手応えを感じたと語る。 一方で、テレビ局がAI導入に慎重な理由として「権利処理・著作権リスク」を指摘。どの素材を元にAIが学習・生成したのかが曖昧なケースもあり、後から炎上するリスクを避けるため、まだ“未知の技術”として慎重姿勢が続いているという。放送業界はもともと慎重で、チェック体制も厳格なため、通信・配信のほうが先にAI映像が浸透しつつある現状を説明した。 ただし、音楽・BGM制作については、すでに“実質AI時代”に入っていると分析。番組BGMや簡易の歌モノなどはAIとの相性が良く、生成精度も違和感が少ないため「知らないうちにAIが入り込んでいる領域」と指摘した。 最後に、AIと笑いの未来について質問されると、藪木さんは「面白ければ何でもいい」と笑顔で即答。芸人のネタ作りをAIで補助する未来や、AIコント大会のような企画まで構想しており、「ネタの民主化」が起こる可能性にワクワクしていると語った。 AIは脅威ではなく、“面白いを一緒に作る相棒”。 そんな視点が、現場を知り尽くした演出家ならではの言葉として印象に残る回となった。

    21 min
  4. NOV 27

    11月27日(木)ラジオ本編「テレビ×AIの現在地──演出家・藪木健太郎さんが語る“現場のリアル”」

    今回の放送では、バラエティ演出家として数々のヒットを生み出し、現在は『Sunny Pictures』代表として活躍する藪木健太郎さんを迎え、テレビとAIの関係、そして現場で起きているリアルな変化を深掘りした。 トークはまず、フロッグマンさんと藪木さんが「北の国から」の現場で同期のように働いていたという昔話からスタート。照明部と制作部という立場を越えて“同じ釜の飯を食った仲間”という関係性が、番組の空気を一気に温めた。 藪木さんは、フジテレビの関連会社への出向を経て、TBS『SASUKE』やテレビ朝日のネタ番組、日本テレビの大型特番、Amazon『マスクドシンガー』まで多彩な作品を手掛けてきたヒットメーカー。その経験を土台に「何でも笑顔にする会社」というコンセプトで Sunny Pictures を設立したという。 本編の焦点となったのは “テレビ現場のAI導入”。 藪木さんは「興味はあるけれど、テレビは権利処理に慎重な業界。炎上リスクも大きいので、最初の一歩が踏みにくい」と率直に語る。一方で、すでに海外向け翻訳や企画段階ではAIが実用段階に入りつつあり、「表現の補助線としては非常に優秀。特に多言語化はレベルが高い」と手応えも共有した。 映像生成については、フロッグマンさんのOBETA AIスタジオが最近手掛けた“地上波のバラエティ再現VTRをAIで制作した事例”に触れ、「地上波のAI映像はこれが最速では?」という裏話も飛び出した。今後、類似の事例が広まればテレビ界の流れは一気に変わる可能性があるという。 AI活用の難しさについては、藪木さんが「直し(リテイク)が苦手」という現実的な課題を指摘。映像の微調整をAIが苦手とするため、「出す前の準備と、明確なコンセプトを持つことがますます重要になる」と語った。 番組終盤では、恒例の“島根自虐カレンダー”の告知とともに、来週の本編に向け、花奈澪さんとフロッグマンさんが「負けた方が作品を作る」ガチの“じゃんけん勝負”を展開。結果は花奈澪さんの負け。来週、どんな作品が届くのか期待が高まる締めとなった。

    26 min
  5. NOV 21

    11月20日(木)Podcast「AI×農業の最前線―“畑とテクノロジー”をつなぐアグリコミュニケーター藤井さん」

    今回のPodcastは、「農業×AI」という異色のテーマ。ゲストにお迎えしたのは、inaho株式会社のアグリコミュニケーター 藤井智大さん。 “畑とテクノロジーの通訳者”として、農家とエンジニアの間をつなぎ、現場に本当に役立つAIロボットを開発している方だ。 inahoは、畑で働く収穫ロボットや、作業を効率化する代車ロボットを自社開発するスタートアップ。大きな農機メーカーでは手が届かなかった“選んで収穫する野菜”にフォーカスし、トマトやアスパラのように「これは採る/これはまだ採らない」の判断が必要な収穫作業をAIで支える。藤井さんは、エンジニアと農家の感覚のズレを埋め、どちらの言語も話す“橋渡し役”として開発の根幹を担っている。 彼らの哲学は“完璧な自動化”ではなく、“人とAIの最適な共存”。AIには不得意な人間の繊細な判断は任せない。一方、重労働や高所作業はロボットが引き受ける。すべてを置き換えるのではなく、人の負担を減らし作物を守るためにAIを導入するという発想だ。 アスパラの収穫ロボットの話は特に興味深い。夏は1日に10cm以上伸びることもあるアスパラは、収穫タイミングを逃すと出荷できない。農家は朝と夕方の2回畑へ行く必要があるが、ロボットが24時間見回って“ちょうどいい長さ”を見つけて収穫することで作業頻度は半分に。結果、農場を拡大でき、生産量を増やせる可能性が広がっている。 さらに印象的だったのが、国レベルでスマート農業への投資が加速しているという話。来年に向け、スマート農業関連予算は16億円から54億円規模に増加。少子高齢化で農家が85%減ると予測される中、食の持続性を守るため、国の“本気度”が高まっているという。 藤井さんは、「AIは農家の敵ではなく、現場を支えるパートナー。正しく使えば、生産性だけでなく、働く人の人生の選択肢も広げられる」と語る。 テクノロジーが畑に入ることで、農業の常識そのものがアップデートされようとしている。そんな“未来の香り”がたっぷり詰まったPodcast回だった。

    19 min
  6. NOV 20

    11月20日(木)ラジオ本編「AIと畑をつなぐアグリコミュニケーター・藤井智大さん」

    今夜のゲストは、inaho株式会社で“アグリコミュニケーター”として活躍する藤井智大さん。農家さんとエンジニアの間に立ち、「本当に現場で役立つAIロボット」を作るために奔走している人物です。番組は“魂とAI”という哲学的なトークから始まり、そこから自然な流れで“AIと畑のリアル”へ。 藤井さんが所属する inaho は、農作業の省力化・自動化を目的としたロボット開発企業。特徴は、ロボットを「必要な性能だけを満たす合理的な設計」にすること。農業現場は土・湿気・埃・日射など過酷な環境のため、産業用ロボットのような数百万円のアームを持ち込んでも、壊れてしまえば修理費が現場の負担になる。だからこそ inaho は、市販パーツを組み合わせた“壊れても直しやすい”ロボットをつくり、「農家さんが本当に使えるもの」を最優先にしているのです。 たとえば“収穫ロボット”。 アスパラガスは「長さ」で成熟度を判断し、トマトは「赤色の度合い」+「茎の形状」で“今が収穫すべきか”を判断。AIは万能ではなく、むしろ「使う場所を見極めて活かす」ことで初めて現場で機能する──その思想が inaho の開発哲学。 導入事例では、背伸びしながら行う“葉かき作業”を、座ったまま行える移動式代車の導入により「6人がかり → 3人でOK」に減った例も。足腰に不安がある人でも作業しやすくなり、「働く人の選択肢」を広げる技術としても期待されているそうです。 藤井さんが語った“最終形”は、農場そのものを ロボット前提で設計する“ターンキー型農場”。 従来の大型ハウスでは100人規模の従業員が必要とされる一方、周辺地域に労働人口が足りないケースが多い。もしロボットを軸に設計すれば、必要人数が大幅に減り、余ったスペースを生産面積に回せる。結果として「同じ土地で収量が大きく増える」未来が見えるといいます。 そして話題は“日本の農業のこれから”へ。 2050年には農業経営体が約85%減るという衝撃的な予測。気候変動も重なり、放っておけば“食料が足りない国”になる可能性もある。その危機感の中で、藤井さんは国の支援制度にも携わりながら、「現場の人が導入しやすいAI」をどう普及させるかを考えているとのこと。 藤井さんの語る姿勢は、“夢の技術”よりも“今日の現場が助かる仕組み”。農業の未来が少し重く感じられるテーマでありながら、話しぶりはとても軽やかで、希望を感じさせる時間となりました。

    26 min
  7. NOV 13

    11月13日 Podcast「AIと教育のこれから」

    今回のPodcastのテーマは「AI時代の教育」。ゲストは京都芸術大学附属高等学校・じぶんみらい科で教員を務める 野中孝利先生。小学校教諭として7年間子どもたちを教え、現在は「AIとテクノロジーをどう学びに取り入れるか」を高校現場で探究し続ける実践者だ。 まず、ユニークな名前の「じぶんみらい科」について説明。京都芸術大学附属高等学校には通学型の「進学コース」と、全国どこからでも学べる単位制・通信制の「じぶんみらい科」がある。理念は“想像力(クリエイティビティ)×創造力(イマジネーション)”。美術高校ではなく、芸術大学付属ならではの「美意識や創造性を育てる学び」を軸に、自分のペースで学び、自己効力感(自分はできるという感覚)を育てるスタイルが特徴だ。 授業はオンライン中心。スクーリングは年2回だけで、京都の本校だけでなく東京キャンパスでも実施される。全国から生徒が在籍し、カフェで授業動画を見るなど“場所も時間も選べる高校”として注目を集めている。通信制高校が増える中、「選択肢の少ない地域でも、自分に合った学びが得られる」新しいかたちだ。 番組の核心は「AIをどう授業に取り入れているか」。じぶんみらい科の教職員は総じて前向きで、AI活用を“まずはやってみる”姿勢で推進。事務作業の効率化として、議事録を音声から生成し蓄積するなど、既にノートブックLMなどを導入。さらに野中先生の情報科の授業では Gemini を使った入門編のワークを実施。キャンバス機能でコードを生成したり、資料を作ったり、簡単なゲームまで生徒が作ってみせるなど、驚きと興奮を伴う“AIで作る体験”が生まれている。 一方で先生が強調したのは「AIとの付き合い方」。AIが出力したものをそのまま受け入れるのではなく、▪ それは本当に正しい情報か? ▪ 情報源(一時情報)はどこか? ▪ その表現は本当に“自分の言葉”か? と確かめる姿勢を育てることが不可欠だという。判断力や表現力は機械任せにできず、人間側が常に“操縦桿を握る”ことが重要だと語る。 これからの教育で求められるのは、従来の暗記型学習ではなく、AIが作った結果を踏まえ“自分は何をしたいのか”“どう判断するか”を考える力。そして、AIと組み合わせて自分の“好き”を表現していく創造性だと野中先生は言う。 最後に、野中先生自身もプログラミングやアプリ制作を楽しむ一人であり、「怖がらず、とにかく試してみること。失敗してもいい。その楽しさを生徒にも広げたい」と前向きなメッセージを残した。 AIが学びの可能性を広げ、全国どこにいても自分のペースで未来に向かえる—— 「じぶんみらい科」はまさに新しい教育の実験場であり、AI時代の“学ぶ意味”そのものをアップデートしようとしている。

    18 min
  8. NOV 13

    11月13日ラジオ本編「AIと教育:未来の学びの形」

    今週のテーマは「AI時代の教育」。 ゲストは、京都芸術大学附属高等学校「じぶんみらい科」で教鞭をとる野中孝利先生。 小学校で7年間子どもたちを指導した後、現在は高校の現場で、AIやテクノロジーをどう学びに活かすかを探求している教育者です。 「じぶんみらい科」は2024年度に開設された新しい学科。 “想像力(イマジネーション)と創造力(クリエイティビティ)”を教育理念に掲げ、 全国どこからでもオンラインで学べる単位制通信制高校です。 生徒が自分のペースで学び、自分の未来を自分で描くことを大切にしており、 「無理に登校を強いられず、安心して学べる」「先生との距離感がちょうどいい」といった声も届いているとのこと。 年2回のスクーリングでは京都のキャンパスに集まり、旅のように楽しみながら対面授業を行います。 番組では、野中先生がAI音楽生成ツール「Suno」を活用したオンライン行事を実施したエピソードも紹介。 生徒が各自のプロンプトで楽曲を生成し、作品を共有し合うという試みは、 「音楽経験がなくても創作できる楽しさ」を実感させるきっかけとなり、 教員たちも「AIを通じて新しい表現に出会う喜びを感じた」と語ります。 フロッグマンも「我々も毎週Sunoで盛り上がってる!」と共感を寄せました。 話題は、リスナーから届いた「AIで考える力が弱くならないか?」という質問にも。 野中先生は「考える力は失われていない。むしろ方向がシフトしている」と強調。 計算機が“計算”を代替したように、AIが“作業”を担う時代では、 人間はその結果をもとに「何を問題と捉え、どう解決するか」を考える力が求められると説明しました。 フロッグマンも「記憶力を競う時代は終わった」と共感し、 花奈澪も「AIを使うにも頭を使う」と、AIと共存する“新しい学びの形”を実感していました。 また、野中先生は「AIを使いこなす上で大切なのは、操縦桿を握るのが自分だという意識」と語り、 情報の出どころを見極め、自分の考えで判断できる力を育むことの重要性を強調。 「教師も生徒と一緒に学び、試行錯誤しながら進化していく教育を」と語りました。 フロッグマンは最後に、 「AIを敵と見るのではなく、美しいものを正しいと感じる感性を育てる教育が大切」と締めくくり、 野中先生も「AIを使って、生徒とともに自分の可能性を広げていきたい」と語りました。 📡 AI時代の教育のリアルと、学びの新しいかたち。 番組では話しきれなかった“よりディープな内容”をPodcastで配信中。 Spotify/Apple Podcast/TOKYO FM Podcastで「鷹の爪団の人工知能ちょっと来い!」をチェック! 👉 https://www.tfm.co.jp/podcast/ai/

    25 min

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